2006年08月31日

ピーター対トニー ヘビー級次期挑戦者決定戦

これは、下手な最近のヘビー級世界戦よりも、よほどレベルの高い試合になると思う。現在、主要4団体のヘビー級王者は、全て旧ソ連勢で占められている。米国ヘビー級の代表としてミドル、スーパーミドル、クルーザーの元3階級王者ジェームズ・トニーが、「ナイジェリアの悪夢」ことサミュエル・ピーターとの次期挑戦者決定戦に臨む。

このトニーという選手は、常識外の選手と言える。もともとは、ミドル級(72.58kg)のチャンピオン。レナードの後継者と言われ、スーパースター街道を歩んでいたマイケル・ナンを番狂わせのKOで破り、一躍世界のトップ戦線に躍り出てきた。当時から、ナチュラルな才能を見せており、自然体で相手のパンチを見切り、避ける。パンチも鋭く、当てるのも天才的なボクサー。

しかし、体重調整に難があり、ミドル級時代の防衛戦でも、調整に失敗したまま試合を行う有り様だった。スーパーミドルに上げ、安定した活躍を見せていたが、世紀の大一番、ロイ・ジョーンズとの試合で、またもや体重調整の失敗。なんとか減量をしたものの、試合はジョーンズの完勝。この一戦以降、ロイは輝かしいキャリアを積み上げていき、一方のトニーは、次戦のグリフィン戦まで落し、完全に裏街道をまっしぐら。体重も成り行きにまかせ、風船のように膨らみ続け、いつのまにかヘビー級で戦うロートル・ファイターと化していた。しかし、トニーの復活劇が始まった。2003年4月、クルーザー級の強豪ワシリー・ジロフにダウンを奪っての完勝。ロイ・ジョーンズに世界タイトルを奪われて以来、約9年ぶりのタイトル奪回であった。

このジロフ戦で、表の世界(?)に復帰したトニーは、今までの鬱憤を晴らすかのように、見事なパフォーマンスを続け、元王者ホリフィールドにTKO勝ち、WBAヘビー級王者のジョン・ルイーズにも明白な判定勝ちを収め、ロイ・ジョーンズに継いで史上3人目のミドル級からヘビー級を獲った選手となり、4階級制覇を達成したはずだった。ところが、後日、トニーから禁止薬物である筋肉増強剤の陽性反応があったため、試合はノーコンテスト。トニーのヘビー級王座も当然剥奪された。

どこまでもヒールで、普通の人では考えられない選手、それがトニー。毎日節制してトレーニングしているトニーの姿が思い浮かばない。(毎日、朝早く起きて、ロードワークなどを行っているのだろうか?)食べたいだけ食べて、体重を気にしない。それでも、トニーがいまだに生き残っているのは、あのナチュラルなディフェンス勘のお陰だろう。私は、このボクシング・センスは、石の拳ロベルト・デュランにも通ずるものがあると信じている。(トニーが落ちぶれていた頃、初期の2ちゃんねるで、私はトニーとデュランの類似点を述べていたことがあった。)この二人は、ボクサーらしからぬ体型になっても、そのナチュラル・ディフェンスを武器に、上の階級でも活躍できた。やはり、階級を上げても打たせなければ、十分に通用できるのだな、と思う。

そんな天才肌のトニーだが、年齢は38にもなった。しかも、今回の相手は、25歳のパワー溢れるファイター、ピーターである。私の予想では、ずばりトニーのKO負け。今までKO負けのない、ディフェンスの天才をもってしても、大型ヘビー級のパワーの前には、屈するのではないか?というのが、率直な印象だ。前回のWBCヘビー級戦では、王者ラクマンの消極ファイトも手伝って、なんとかドローにはなったが、トニーは明らかにパワーで押されていたし、スタミナもなかった。さらに問題だったのが、パンチのスピード。過去最重量だったためか、年齢からくる衰えなのか、やる気が不足していたのかは、分からない。パンチにいつもの切れを欠いていた。これでは、いくら相手のパンチをかわしていても、ダメージを与えるようなパンチを打てないために、ポイントを取ることができなかった。

はっきり言って、今回も、トニーの本気度で、試合内容が見えてくる。トニーが、せめてホリフィールドと戦った時の100kg弱の体重で仕上げてきたなら、トニーの技巧がピーターの攻撃を空転させることも十分考えられる。逆に、前回のように107kgくらいとなると、ピーターの猛攻にさらされて、中盤から後半にかけて倒されてしまう可能性がある。

それにしても、よくこんな試合をトニーは承諾したもんだ。トニーのことだから、パワーはあるがまだ荒削りなピーターの弱点を十分把握しているのかもしれない。今から、試合が楽しみだ。(WOWOWでは、タイムリー・オンエアーはない。いつ見られるのだろう?)

管理人の予想(本当はトニーの計量時の体を見てから予想したいが):ピーターの中盤までのKO勝ち。


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2006年08月30日

10/18有明、亀田vsランダエタ再戦

一般ファン、マスコミを巻き込み大騒動となった、第一戦の疑惑判定から、僅か2ヵ月半での再戦が決定した。10月18日に有明で、アンチファンを含め、また世間の注目を集めそうな、亀田-ランダエタ戦が、挙行されるそうだ。

この日時が、非常に微妙ではあります。前回の試合8月2日から、77日。そして、この10月18日から12月31日の大晦日まで、74日という間隔。もしかして、TBSは、ランダエタとの再戦に勝利したら、大晦日に亀田の世界戦を持ってこようと本気で考えているのではないか?試合内容にもよるが、ダメージがさほどなければ、74日後の大晦日に試合が行える可能性はある。

亀田は、まだ若いし、打たれ脆さのお陰で、ダメージを深刻に蓄積するタイプではなさそうなので、比較的回復は早いのかもしれない。しかし、一般常識からすると、試合のペースが早すぎるように思う。具志堅も、年間4度の防衛を果たすなど、かなりハイペースで試合をこなしていたが、これは協栄ジムの方針なのだろうか?稼げるときに、一気に稼ぐ。稼ぎ時を逃さないかのような、勢いを感じる。(同じ協栄のユーリやナザロフにも、同じだけのチャンスを与えて欲しかった。つまり、試合数、ファイトマネーが、少なすぎた。彼らが外人ということで、日本での興行が難しいのなら、積極的にアメリカを主戦場として戦うことも出来たと思う。いつも、この2人のボクサーを思うとき、協栄の戦略のまずさを感じざる得ない。)

亀田にしろ、ランダエタにしろ、再戦まで残された時間は、賞味1ヶ月強(試合直前は、完全な調整にあてられるので)だけ。この短い間に、スタイルを変えることはできるのだろうか?特に、穴だらけのディフェンスや攻撃パターンの少なさを露呈した亀田が、どのような対策を練ってくるのか?

常識的に考えて、両者とも急激なスタイルの変化は考えられない。ただ考えられるのは、ランダエタが、KO狙いで前半から積極的に飛ばしてくるということ。前半のランダエタの積極性で、試合の流れが決まる。ランダエタ自身、ペース配分に気を使っているのか、スタミナを無視した猛ラッシュをしないタイプ。しかし、判定では勝てないことを、新井田戦、亀田初戦で十分に理解しているだろうから、今回はKO狙いで飛ばしてくる可能性が十分ある。

考えられるパターン
1.ランダエタの初回からの猛攻が冴えて、亀田を序盤でKOする。
2.ランダエタの序盤の猛攻を、何とか凌ぎきった亀田が、ランダエタのスタミナ切れに乗じて、泥臭い試合をしながら、判定まで持ち込む。(つまり亀田の判定勝ち)

再戦は、どういったドラマが用意されているのだろうか?亀田には、前回の疑惑を払拭するために重要な試合だが、多くのボクシング・ファンにとっても、重要な試合となる。あの疑惑判定でボクシング自体が汚されたのだから。今度こそは、素晴らしい内容、結果で、ボクシングという素晴らしいスポーツを世間に見せてほしい。



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2006年08月29日

徳山対大毅????

日刊スポーツのニュースによると、来年4月に徳山の引退試合として、亀田三兄弟の次男、大毅との試合を望んでいるらしい。

徳山自身、もうすっかり燃え尽きているようで、前回のナバーロ戦では、試合後、引退宣言(らしきもの)もしていた。初めて世界王座に就いたのが、2000年の8月27日。ちょうど6年前のことである。その間、一度川嶋にKOで破れ陥落したことはあったが、世界戦通算11勝1敗という見事な戦績を残している。普通なら、やり残した事もないし、年齢的な衰えも考え、引退を考えてもおかしくない。しかし、徳山の所属する金沢ジム会長にとっては、世界王者のまま引退というのは、あらゆる点からも惜しいと思っているのだろう。試合さえ組めば、ある程度の金が入ってくるのだから、経営者の立場から見ると、このまま引退させたくはないのだろう。

ところで、大毅との世界戦なんて、本当のボクシング・ファンなら、誰も喜ばない。何故、まだ日本ランクにも入れていないような選手と、世界戦の話をするのか?亀田興毅との試合なら、まだ理解できる。何故、大毅なのか?これは、単に、金目当てのマッチメークとしか、考えられない。もし徳山の気力、体力、技術がさほど衰えていなければ、試合としては一方的になるのは目に見えている。楽な試合で、大金を稼ごうという魂胆がみえみえだ。

ボクシングの素晴らしさは、やはり真剣勝負にあると思う。何も、徳山と大毅の試合が、真剣でないと言うわけではないが、あまりに技量が離れた者同士だと、見ている者に感動を与えるものが、少なくなってしまう。徳山のテクニックを堪能するだけのショーになってしまうかもしれない。ボクシング・ファンなら、あまり見たい試合ではないだろう。

前回、徳山が、興毅に対戦オファーを出した際に、亀田サイドは、「俺とやりたいなら、フライ級におりてこんかい。」と体重を理由に逃げた経緯がある。今回、亀田サイドは、どのような対応をするのだろうか?徳山が、燃え尽きて、練習をしていない、体重苦という状況から、対戦に興味を持つのか?対戦し負けたとしても、徳山の消極的なアウトボクシングのせいにできるから、対戦を呑むのだろうか?

試合よりも、亀田サイドの反応のほうが、興味深い一戦になりそうだ。


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2006年08月27日

ボクシングと減量

ボクシングと言えば、「減量」というくらいにイメージ的に密接に繫がっている。「あしたのジョー」の影響なのか、ファイティング原田ら大先輩の影響なのかは定かではないが、日本のボクシング界は、伝統的に無理な減量を課す傾向がある。

私自身、ボクシングは、健康目的でやっていただけなので、試合に向けた減量経験はない。陸上競技の選手だった頃、毎日のハードな練習だけで、自然と減量していたようなものだった。陸上の練習と言うのは、コーチにもよるが、基本的にほぼ全てがフィジカル・トレーニングにあてられる。どんなスポーツでも、走り込みを含めた各種フィジカル・トレーニングは含まれるが、陸上の場合(私の場合)技術的な練習などほとんどしたことがない。勿論、自分なりに雑誌や書籍などを読み漁り、研究はしたが、それは練習時間外だけ。毎日98%フィジカルの練習なので、余分な肉が付くほど太れるはずもなかった。反吐をはくまで走るので、練習後に飯を食う気力も残っていなかった。(一言で言えば、ただのオーバーワークなのだが)

人それぞれ体質も違うだろし、練習方法も違うので、一概には言えないのだが、毎日十分な練習をしていたら、それほど太れるはずがないというのが、私の持論。練習後の落ちた体重程度で試合をするのが、ちょうどいいと思う。試合前に何日も絶食して、顔色の悪いまま、フラフラの状態でリングに上がって、何の得になるのか?自分が一番元気よく動ける体重で、試合をしたほうが「強い」のではないか?無理な減量をしても、思っているほど、体格面、パワー面で、相手を上回ることは出来ない。

あと、日本人ボクサーは、階級を上げることをあまりしない。外国では、成長にあわせて、階級も上げていく。特に、高校生から20代前半までは、自然と体が大きくなる時期なので、ここで成長に逆らうような体重調整は、ボクサーとしての能力を落すだけでなく、選手寿命を縮め、健康面でも問題が大きそうだ。日本人選手の選手寿命が低いのには、この減量問題も大きく、関わっていると思う。日本の場合、アマチュア経験者が少ないので、プロで経験を積む必要がある。しかし、現状では、せっかくの技量が開花する前に、プロを引退する選手が多いように思う。もっともっと三十路ボクサーが誕生しないと、日本ボクシング界全体のレベルアップも、なかなか進まない。

亀田にしても、もし体が大きくなるのなら、もっと階級を上げていけばいい。パッキャオ、ハメド、バレラなどは、フライ級前後から、成長に合わせ、階級を上げて成功した。軽量級のテンポの早い、スピードを持ち合わせたまま、パワーも付けていったのだから、これは強いはずだ。米国の重・中量級選手が強いのも、子供の頃の軽量級ボクシングが、体に染み付いているからだと思う。ロイ・ジョーンズは、15歳で、ジュニア・オリンピックのバンタム級で優勝しているらしい。(階級の話は、(http://www.hoshinoshin.com/~sakon/column/juniorolympic.html)むえ左近をお読み下さい。非常に興味深いです。)

1.無理な減量は止めよう。
2.成長に合わせ、階級をどんどん上げよう。

この2点を特に強調したい。

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2006年08月26日

亀田人気はもう下火?

この記事(http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid2368634/detail)は、ゲンダイネットが元だが、さすがに芸能ニュースとあって煽りのレベルが低い。興毅のゴールデンタイムでの世界戦と、大毅の深夜でのノンタイトル戦とは、さすがに比較できないでしょう。

よく知られていますが、日本人ほど熱しやすく冷めやすい国民も珍しい。単一民族で、島国だから、ニュースが均等に満遍なく流れやすいのでしょうか?多くの人が、同じニュースを聞き、同じように反応する。また、農耕民族のためか、積極的に自分の意見を発する人も、狩猟民族の欧米などに比べて、かなり少ない。これらがブームに乗りやすい国民性を作っているように思う。

それはさておき、このような国民性から、亀田ブームはそろそろ下火になってもおかしくはない。もともと、TBSが中心に、無理矢理作り上げたブームだから、あの疑惑の判定以降、勢いがなくなって当たり前。

前回の判定疑惑で、日本のボクシングの伝統が汚された。ボクシング自体が、見せ物、ショーとしか思われないような風潮ができてしまった。ボクシングとは、人生を賭けた魂のぶつかり合いが表現される場所。そういう神聖な場所が、今崩壊の危機に立たされている。

亀田ブームが早く去り、もっと純粋に崇高なスポーツとして、ボクシングを報道するような環境が戻ってくることを切に願う。先日の大毅の試合、試合開始まで時間を引っ張り、試合後の歌謡ショーまでたっぷり放送するあたり、TBSは相変わらずボクシングをショーとして扱う姿勢は変えていない。

私は、80年代のテレビ東京の海外ボクシングような、悲壮感のない明るい、そしてカッコいい放送が好きだ。ボクシングの興行も、放送も、正しいショーアップは絶対に必要。説明は難しいが、言葉で煽らずに、過去の対戦相手、試合内容などを映像と共に紹介するほうが、一般視聴者には選手の実力がある程度分かり親切だと思う。ランダエタを「カリブの剛拳」と偽る必要はない(実際、剛拳と呼ばれていないのだから)。

歌謡ショーでは、軽すぎる。しかし、ボクサーの生い立ちなどの暗い話も、試合前の紹介としては、個人的にはちょっと重いような気がする。他のスポーツ中継では、選手の生い立ちを紹介することは、あまりない。競技に関する話が中心だと思う。書いているうちにまとまりがなくなってきたが、要は純粋にスポーツとしてのボクシングに焦点を当てて、放送してもらえれば問題ないということ。10月のランダエタとの再戦、試合だけでなく、TBSがどのように反省しているのかも、注目したい。(まさか、また2時間半の放送をするのでしょうか???)


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2006年08月25日

タイソン対吉田??

あの鉄人タイソンが、日本の総合格闘技PRIDEとファイト契約を結んだと今朝報じられていた。

ボクシング・ファンから見れば、タイソンは、既に過去の人。膝に爆弾を抱えているため、蹴りあり、関節技ありのPRIDEでは、なおさら試合にならないと思ってしまう。

今現在、本当にタイソンが、PRIDEのリングに上がってファイトするのかは分からないし、もしリングに上がっても、ボクシング・ルールを強行するかもしれない(以前K1のリングに上がる話もあったが、その時もボクシング・ルールで、マクブライト戦を行おうとした前科がある。)。

タイソンが、幼い頃からプロレス好きだったという話はよく聞くし、タイソンがボクシング以外のリングに上がることも不思議ではない。特にスタミナ難のタイソンにとっては、PRIDEのような3ラウンド制(1ラウンド10分間、2・3ラウンドを5分間)というのも都合がいい。

いづれにせよ、まともな試合になるとは思えないし、タイソンもお小遣い稼ぎ程度にしか考えないだろうから、ボクシング時代のような興奮なんて味わえるはずもない。

ある事情により地上波での放送が無くなったPRIDEにとっては、タイソンというのは、PRの面では、非常に大きいのだろう。いまだに影響力の強いタイソン。そしてK1やPRIDEなどの格闘技界も、ボクシングという真のスポーツに一目置いているのだろう。

(試合自体に興味は無いが、それでもタイソン見たさはあります。)

最後に、昨日の日記で、マクレランと書きましたが、マクラレンと呼ぶのが一般的のようです。(日記を書く前に、英語のスペルMcCLELANから、マクレランだったかな?と思い、書いてしまいました。)

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2006年08月24日

ハードパンチャー

KOは、ボクシングの醍醐味であり、最もファンを惹きつけるパフォーマンスであることは間違いない。

私が今まで見てきた中で、最高のKOパンチャーを一人挙げよと言われたならば、(http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=000565)ジュリアン・ジャクソンを選ぶだろう。

動画
1.http://www.youtube.com/watch?v=OhVi7cH-LaQ 対 グラハム (KOシーン)
2.http://www.youtube.com/watch?v=BC6ActjJrvQ 対 ノリス
3.http://www.youtube.com/watch?v=M_Id6-oOY1U 対 ノリス (KOシーン)
4.http://www.youtube.com/watch?v=gJ6KBfafCRQ 対 カルダモーネ
5.http://www.youtube.com/watch?v=_Ex7NR79NLc 対 ネグロン

一発一発が重い!防御勘が悪く、上手い相手とやると序盤にペースを握られる場面があったが、たったの一発で試合を引っ繰り返してしまうパンチを、このジャクソンは持っていた。コンビネーションを打つこともほとんどないし、一発一発に力を込めて、打ち込むというシンプルな戦法。世界チャンピオンにもなる選手は、ディフェンスも含め、全てのファクターにおいて、優れているのが普通です。ところが、このジャクソンは、ディフェンスの技術はあまりないし、スピードが特別あるわけでもない。あるのは、一発のパンチ力だけ。しかし、その威力は半端じゃない。しかも、一発当たりさえすれば、形勢逆転してしまうのだから、対戦相手も怖いですね。

しかし、何故、あれほどまでも強いパンチなのか?素人なりに考えてみた。
1.テニスのラケットを振る時のように、強いパンチを振る前に、小さなテイクバックを行って、パワーを溜めている。
2.次に、これもテニスや野球のピッチャーとも似ていて、腰から回転し、次に上体、そして上腕部が連動して回転していき、肘から先の前腕、手首のスナップと、加速度的に回転運動のスピードが増していく打ち方になっている。

これが、まともに相手に当たると、当然衝撃度は凄まじいものがある。左も右も強烈なパンチを持っている上、プレッシャーのかけ方も上手く、対戦相手は生きた心地はしないでしょうね。フィニッシュブローなどは、見事に相手の急所を捉えていることから、当て勘もあるんでしょうね。まさに、攻撃力、パンチ力だけで、世界チャンピオンにまで登りつめた男。

安定政権は築けませんでしたが、あのフィニッシャーぶりはファンの心にいつまでも残ります。マクレランとの2連戦、強いパンチを交換していましたが、先にいいパンチを喰ってしまいましたね。先に当てた者勝ち的な試合。マクレランのパンチを喰っては、さすがに逆転は出来ないでしょうね。

(http://www.youtube.com/watch?v=dP0H1pHRmGc)マクレランのハイライト集。

「亀田とKOはセット」らしいが、軽量級ということを差し引いても、もっと肩の力を抜いて、パンチのスピード、キレを出す練習をしないと、あのパンチでは、世界を相手に通用するとは思えない。強烈なパンチを持っていないのだから、テクニックとスピードを付けないとこの軽量級では勝ち抜けないのは目に見えている。何故、親父は、ヘビー級よりも遅いボクシングを目指しているのだろうか??

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2006年08月23日

亀田-ランダエタ再戦について

昨日、正式に発表がありました。亀田とランダエタとの再戦。

現状から言えば、これしか選択できなかったように思います。
1.前回の判定疑惑の払拭のため。
2.亀田の個人的なプライドのため。
3.そして、何より、世界戦でランダエタという勝てる可能性のある相手と試合が出来ること。(ランダエタが、世界の強豪のように思われている一般の方が多いですが、世界的には平凡なランカー。)

亀田の公式ブログに、(http://kameda-bros.com/html/blog_view.html#132)彼の気持ちが、書かれている。これが、彼の本音なのかもしれない。しかし、いまだにランダエタを貶す発言があるが、実力的には地元の利を含めて、拮抗しているのは間違いない。

再戦は、どのようになるのだろうか?統計を取ったわけではないので、これは私の印象でしかないのだが、初戦に勝利した者が、再戦でも勝つ場合が多いように思う。亀田-ランダエタの場合、公式の勝者は、亀田だが、実質ランダエタが勝ったようなものなので、次戦では、ランダエタが力の差を見せて、勝つ可能性が高いかもしれない。

私は、KO決着を見たい。彼らにしても、KOを狙ってくるに違いない。特に、ランダエタは、KOするしか勝てないのだから。この意識が、両者のスタイルにどう影響するかも再戦の見所になる。ランダエタが、前回のように中盤を流さずに、KOを狙ったパンチを打ち込んでいけば、亀田を倒しきることも十分可能。彼は、意識すれば、強いパンチを打ち込める。ただ、普段は、KOに拘っていないためか、詰めが甘く、判定までもつれてしまうのだが。

この再戦、また視聴率だけは高そうですね。

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posted by cutepizza |07:39 | 亀田一家 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2006年08月22日

第2のパッキャオ?ボクシング界の野茂英雄?

私自身のボクシング・オタク歴は、海外のビッグマッチから始まりました。ですから、一ファンとしての究極の夢は、日本人選手のラスベガスでの、スーパーファイト登場です。今で言うと、フィリピンのマニー・パッキャオのような存在の、日本選手が出てこないかな?といつも思っています。

MLBの野茂英雄からでしょうか?日本人アスリート達が、積極的に海外に出て行くようになったのは。これだけ、情報網が発達し、各国のニュースが瞬時に飛び込んでくる時代ですから、スポーツ選手の目標は「日本一」ではなく「世界一」となるのも、当然の流れと思えます。

野球の話で申し訳ないですが、ON(王、長嶋)が活躍した頃など以前の日本のプロ野球は、本当に熱かった。私は、王選手に憧れて、野球を始めました。アメリカ大リーグのことはほとんど知らなく、野球と言えば、日本のプロ野球が全てでしたから、王だけでなく、どの選手も、別世界の特別な人々に思えました。(実際に、とてつもなく、凄い人たちですが。)

ところが、野茂以来、日本のトップクラスは、メジャーに挑戦するようになり、日本球界が、メジャーの2軍レベルとして見られるようになってしまいました。MLBが、世界最高峰の野球であることを、ファンの我々も知ってしまったからです。いくら日本でいい成績を収めても、その名は昔と比べ、あまり知れ渡らなくなりました。

ボクシング界では、幸か不幸か、まだ野球や他の競技と違い、国際化は、進んでいません。興行的な問題もあり、多くの世界戦は、日本国内で行われます。その為、日本国内だけでキャリアを終える世界チャンピオンがほとんどです。しかし、今の時代、世界一流の本物に挑戦しないと、なかなか一般ファンの心を掴むのは難しいのではないでしょうか?固定のボクシング・ファンは、変わらず付いていると思いますが、爆発的な盛り上がりは期待できません。

私は、つい先日までフィリピンに滞在していたので、あのパッキャオ現象を体験しています。当たり前ですが、フィリピン国民でパッキャオを知らない人はいない。女の子ですら、モラレス、バレラ、マルケスなど対戦相手の名前も知っているし、ボクシング好きの男性だと、デラホーヤ、トリニダード、ロイ、ホプキンス、などの有名どころは知っている。ボクシングの話を、どこでも、誰とでも、ごく普通に出来るというのは、さすがフィリピンだな、と思いました。(ちなみに、アテネ・オリンピックの放送も、フィリピンでは、ボクシングばかりでした。放映権が安いのか?単純にボクシングだと視聴率が稼げるのかは知りませんが。)

こいつは、世界に通じる、「本物」だと証明するには、やはり本場での人気ボクサーとのビッグマッチが、手っ取り早いと思います。WBCバンタム級の長谷川選手は、そういう世界への野望を持った、日本では珍しい選手です。長谷川選手の、本場ラスベガス登場を期待しましょう。第二のパッキャオとなるか?ボクシング界の野茂英雄になるか?長谷川選手は、亀田に比べ目立たない存在ですが、そのボクシングで存在を強烈にアピールしてもらいたい。そして、ようやく一般の方も、誰が本物のチャンピオンなのか、何がボクシングの面白さなのかを、知ることが出来ると思います。

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2006年08月20日

亀田xランダエタ 疑惑判定 最終章

昨日、リング・ジャパンHP上で、初めてジョー小泉氏の、亀田xランダエタ戦の採点および見解が発表されました。(詳細は、http://www.ring-japan.com/joe/wwwjoe.htm)

今まで、ジョーさんが、亀田よりの採点、記事を書いていたのは、亀田側のマッチメーカーだからかと思っていました。しかし、ジョーさんの文面を読むと、彼なりに公平に見た結果だということが伝わってきました。先日もhttp://worldsportsclub.org/modules/popnupblog/index.php?postid=27 上で、書いたばかりですが、この見方の違いと言うのは、リングサイドの生観戦とテレビ観戦の違いということが、明確になりました。

私を含むボクヲタ(ボクシング・オタク)の多くは、一般のファンと違い、ジョーさんの言われる世界戦での採点基準に基づき、正確に採点したつもりでした。リングサイドに居た、ジョーさんをはじめ、各スポーツ誌の専属記者の方も、当然我々ヲタよりも、ボクシングに精通しているわけで、彼らも正しい採点基準に基づいて採点されていました(テレビに出ている、元チャンピオン達が、正しく採点できるとは思いませんが)。

第一優先ポイントである、「有効なクリーンヒット」について。

1a.テレビ観戦者は、「ランダエタのジャブ、右フック、アッパー、ボディーが、亀田のガードの隙間を破って、的確にヒットしていた。」と見たと思う。
1b.ジョーさんはじめリングサイドでは、「ランダエタの攻撃は、そのほとんどが亀田のブロックの上を叩くもので、有効とはみなされない。」と見たようです。

2a. テレビ観戦者は、「亀田の攻撃は、ほとんどが見切られ、ランダエタのブロックの上、又はボディーワークなどで効果を半減させていたので、有効なヒットは、数える程度しかなかった。」
2b. リングサイドでは、「亀田の思い切りのいい、ボディー打ちが、ランダエタをまともに捉えていて、数少ないが有効だとみなされる。」と、とったようです。

つまり、リングサイドでは、見る角度が一箇所に固定されるうえ、テレビほど、アップで見えないので、亀田のブロックが効果的であるように、映ったのだろう。

逆に、テレビ観戦者は、亀田のボディー打ちをそれほど評価していなかった。これは、ボディー打ちというのは、テレビでは評価しづらいパンチなのだろう。現場で、ボディーにヒットする音なども、そのパンチの強さ、有効度を計るのに、役立っているのだろう。

試合から約3週間経ち、素人ではなく、なぜ専門家(私は専門家ではないが)の間でさえも、こんなに意見が分かれたのか、ようやく私なりに理解することが出来た。

正式なジャッジというのは、勿論テレビ観戦ではなく、リングサイドですから、亀田のブロックが効果的で、亀田のボディー打ちも有効に映っていたと考えるべきなんでしょう。

これほどテレビ観戦と生観戦とで印象度が違うと言う試合は、稀です。これは、亀田の特異なスタイル(亀式の八の字ガードと一発強振のボディーフック)に、起因するのでしょう。もしかすると、亀田のボクシングは、リングサイドのジャッジには、それなりに見栄えよく映るスタイルなのかもしれません。

最終結論
1.同じ採点基準で採点しても、リングサイドとテレビ観戦とでは、結果がかなり異なってしまう。
2.公式採点のリングサイドから見ると、それほどミスジャッジではないのかもしれない。
3.ただし、多くのテレビ観戦者(一般視聴者、専門家を含む)には、亀田の勝ちは無いように見えた。

いやー、ようやく自分なりに、この試合結果の到達点にたどり着いたという感じです。こう考えるしか、もう方法はないです。

最新のWBAランキングでは、ランダエタがいまだに1位を保持しているようで、そうなると亀田の次の試合は、指名試合、ランダエタとの再戦ということになるのかもしれません。正式発表が待ち遠しいです。(個人的には、ランダエタの再戦は、亀田にはベストの選択肢といえます。決して世界王者クラスではないランダエタと、もう一試合出来るのは、幸運です。もし、他団体の王者やフライ級挑戦となると、技量差がありすぎて、今の亀田では試合にならないと思います。)

ランダエタと亀田の力量からすると、次戦も同じような展開になるでしょう。どちらが、賢く、前回の試合から修正できるかがポイントになりそうです。



posted by cutepizza |18:07 | 亀田一家 | コメント(4) | トラックバック(0)
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