2008年08月25日
先日書いた記事 超人オリンピック!?に対し、多くのコメントを頂きました。なかなか私が言いたいことが伝わらず、また誤解を招いてしまったことに対し、深くお詫び申し上げます。昨日、無事に北京オリンピックが終了しましたし、今回の記事で私のオリンピック論は終わりにしようと思います。
次回オリンピックで女子ボクシング正式採用??
上記リンクのように、もし次回2012年のロンドン五輪で女子ボクシングが正式種目として認められたとしたら、多くの方(特にボクシングファン)は、ようやく私が言っていたことを少しは分かってくれると思います。一言で言えば、スポーツ観戦の価値観の違いと言うことでしょうか。
どうも誤解されているようなので、はじめに申し上げますが、何も私は選手達の努力やパフォーマンスに対して馬鹿にしていません。ただ競技としてみてオリンピックという世界最高峰の舞台にしては、試合としてのレベルが低く感じると述べたまでです。もし4年後、日本の女子ボクサーが多くのメダルを獲得したら、恐らく今回の女子柔道や女子レスリングと同様に、「男は情けない、女性は凄い!」という論調になるのは目に見えています。またTV視聴者も、普段ボクシングに見慣れていないため、メダル獲得という結果だけを見て、「日本女子ボクサーは、男子よりも遙かに優れている。」と思うことでしょう。
もう一度言いますが、選手達は皆一生懸命に頑張っています。ただその頑張りと試合としてみた完成度は別物だということです。選手層や歴史など関係ない、マイナー競技を馬鹿にするな、と言われそうですが、冷静に客観的に観て、これは事実だと思います。
スポーツ観戦には人によって楽しみ方が違うと思います。
1.選手に感情移入して、特定の選手(またはチーム)だけを応援する人。
2.特定の選手(チーム)の応援はせず、純粋に試合展開、試合内容を楽しむ人。
ボクシングでも同じだと思います。特に日本人が絡む世界戦は、上記の1の観戦方法が多いと思います。一方、外国人同士の試合、2のように試合そのものを楽しむ人が多いのではないでしょうか?そして今回私は上記2の観点から意見を述べたため、上記1の観点からオリンピックを観戦されていた方に、嫌悪感を与えてしまったのでしょう。
それにしても、意外にスムースに運営された今回のオリンピック。中国の底力を世界中に大きくアピールしましたね。ボクシング不毛の国だった中国が、今回大活躍でした。国をあげて強化すれば、結果がついてきます。お金と時間が要りますが、やはり個人、各ジム、大学レベルではレベルアップは難しいのでしょうか。
ボクシング・メダリスト達
▽ライトフライ級
(1)鄒 市 明 (中 国)
(2)プレブドルジ(モンゴル)
(3)バーンズ(アイルランド)
(3)エルナンデス(キューバ)
▽フライ級
(1)ソムジット (タ イ)
(2)ラフィタエルナンデス(キューバ)
(3)バラクシン (ロシア)
(3)ピカルディ (イタリア)
▽バンタム級
(1)バダルウーガン (モンゴル)
(2)レオンアラルコン(キューバ)
(3)ジュリー (モーリシャス)
(3)ゴ ヤ ン (モルドバ)
▽フェザー級
(1)ロマチェンコ (ウクライナ)
(2)ジェルキル (フランス)
(3)キ リ ク (トルコ)
(3)イムラノフ(アゼルバイジャン)
▽ライト級
(1)ティシュチェンコ(ロシア)
(2)ソ ウ (フランス)
(3)ヤワキャン (アルメニア)
(3)ウ ガ ス (キューバ)
▽ライトウエルター級
(1)ディアス(ドミニカ共和国)
(2)マ ヌ ト (タ イ)
(3)ソトロンゴ (キューバ)
(3)バスティン (フランス)
▽ウエルター級
(1)サルセクバエク(カザフスタン)
(2)バントースアレス (キューバ)
(3)ハナティ (中 国)
(3)金 貞 柱 (韓 国)
▽ミドル級
(1)デゲール (英 国)
(2)コレアバエアウ (キューバ)
(3)サザーランド(アイルランド)
(3)クマール (インド)
▽ライトヘビー級
(1)張 小 平 (中 国)
(2)イーガン (アイルランド)
(3)ジェフリース (英 国)
(3)シナリエフ(カザフスタン)
▽ヘビー級
(1)チャフケフ (ロシア)
(2)ル ッ ソ (イタリア)
(3)アコスタドゥアレテ(キューバ)
(3)ワイルダー (米 国)
▽スーパーヘビー級
(1)カンマレリ (イタリア)
(2)張 志 磊 (中 国)
(3)グラズコワ(ウクライナ)
(3)プライス (英 国)
多くの方に、この「ボクシング・ジャーナル」にアクセスしていただいています。有難うございます。もっとボクシングのことについて語りたいという方は、私のサイトであるWSCまで一度お越し下さい(http://worldsportsclub.org/)。掲示板、各最新ブログ記事の紹介、フリーマーケットなどを開催しています。
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2008年08月20日
いよいよ終盤に入ってきたオリンピック。北京との時差の少なさもあり、地上波、BSデジタルと多くのチャンネルで生放送される恵まれた今回の大会ですが、なんだか昔私が感じていたオリンピックとは違います。オリンピックとは、スーパーヒューマン(超人的な)アスリートのみに与えられた究極の競技大会、と思っていました。確かに、今大会も流しながら、よそ見しながら100mを9.69秒で走ってしまった超人が誕生しました。水泳でも8冠を達成したマイケル・フェルプス、2大会連続平泳ぎ2冠の我が国の北島など、とてつもない超人が競い合っています。
しかし、日本でのテレビ中継は、やはりメダル獲得の可能性の高い競技を最優先で放送するため(視聴率を取らねばならないから仕方はないが)、女子柔道や女子レスリング、女子サッカー、女子ソフトボールなどにかなりの時間を割いています。私は性差別では断じて違いますが、これらの種目は男女平等という見地からオリンピック採用されたのだと思いますが、やはりちょっとあまりにも選手層の薄い競技のため、私が描いていた「超人オリンピック」のイメージにはほど遠い試合が数多く見受けられました。先ほど終わった女子ソフトボール、日本対豪州の3位決定戦は、シーソーゲームで非常に面白い試合ではありました。エース上野選手の連投、計300球以上を投げきった体力、精神力は、まさに超人でした。それでも、試合全般を観ていると、日本も豪州も超人というよりも草野球的なごく普通の人間を感じさせました。選手達は、必死で勝利に向かって努力していることは間違いありません。もしかすると、超人アスリートよりも頑張っているかもしれません。ただ、オリンピックという究極の舞台で競い合うレベルに達しているかを問われると、ちょっと違うように思います。
女子柔道や女子レスリング、女子重量挙げなどでも果たしてどれだけの競技人口が居るのだろうか?と思わざる得ません。準決勝あたりまであがってくる選手ならいざ知らず、初戦で敗退するような選手には、素人の域を出ていないようなレベルの人も居ました。女子サッカー、なでしこジャパンは、以前に比べ力を付けてきたそうです(男子中学2年生代表に0-7で負けたことがある)が、それでも男子と比べてしまうからか、やはり普通にサッカーが上手い人たちの試合としか観れませんでした。一生懸命やることに意義があるのですが、オリンピックはやはり超人たちの夢の場であって欲しい。学校の運動会の延長では無いのだから。これは出場している選手には何の関係もありませんが、商業主義に走りすぎたオリンピックのマイナス点の一つなのかもしれません。昔のように純粋に凄い選手、凄い試合を観たいものです。
日本では全く放送されていませんが、ボクシングなどにも将来のスター候補生が多く登場しているでしょうし、バスケットボールのアメリカ代表やサッカーのアルゼンチン代表、ブラジル代表(負けましたが)など一流の試合にももっとスポットを当ててもいいのではないでしょうか?超マイナーな女子スポーツで日本がメダルを稼げるのはいいのですが、それによってテレビの放送時間も割かれてしまうため、世界最高レベルの競技を観戦できず残念です。ちょっと辛口批評かもしれません。ただ、日本のメダル獲得ばかり注目している日本のマスコミに、ちょっとうんざりしています。
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2008年08月17日
連日日本人選手を中心とした素晴らしい競技をテレビの前に張り付いて観ているせいで、亀田ジムの話や粟生のラリオス挑戦などのニュースもブログに書くことが出来ませんでした。星野ジャパンが韓国に痛恨のミスで負けてしまったり、卓球男子のあと一歩で決勝進出という大活躍など、本日も色々とドラマがありました。
しかし、ジャマイカのウサイン・ボルト選手の男子100メートル決勝の衝撃を観て、全てが吹っ飛びました。予選から思いっきり流して9秒8台を叩きだしていたことから、もしかすると夢の9秒6台が出るかもしれないとは思っていましたが、まさかそれが本当に実現するとは、しかも最後の20メートルは流しながら、勝利を誇示するかのように両手を広げ、最後の5メートルでは胸を叩きながら重心を後ろに置きブレーキをかけながら走っても9秒69!信じられません。記録よりも金メダル、勝負を意識していたとはいえ、もし本気で走っていたなら、9秒5台も出ていたのではないかと思うと、ちょっと勿体ない気もします。レース後の様子を見ていても、21歳の陽気なジャマイカンらしく、おちゃらけていて憎めないキャラを披露していました。
それにしてもこのボルトの凄いところは、196cmという長身でありながら、身長170cmから180cmくらいの選手と全く同じレベルの動きが出来ることです。体の切れ、足の運び、体全体のバネ、バランスなど身長を全く感じさせません。小柄な選手の武器である俊敏性をこの大柄なボルトが備えていれば、当然足の長い、ストライドの長いボルトのスピードは、身長に比例するかのように伸びていきます。まるで小学生と中学生(ボルト)が駆けっこしたかのような体格差がありました。
私の時代のスプリンターと言えば、カール・ルイスなのですが、ルイスこそ歴代最高のスプリンター、幅跳びの選手と思っていたのですが、時代が違うとはいえこのボルトの100mには勝つのは難しいでしょう。ルイスも大柄な選手で188cmあったのですが、ボルトとは違い筋力は感じさせず、積極的な筋力トレーニングもせず、ナチュラルなしなやかな走りのためか、トップスピードにのるのに時間が掛かりました。ルイスが才能に頼らず、本気で陸上に取り組んでいたなら、100mでも9秒7台は出せたでしょうし(追い風参考では出している)、幅跳びも9mを跳んでいたことでしょう。記録はいつでも出せるからと言って、今日のボルトと同様にがむしゃらに記録を狙いに行くこともなく、淡々と競技をしていたことを思い出します。
ロケットスタートのベン・ジョンソンに大敗を喫した87年のローマ世界陸上、そして88年のソウル五輪(ジョンソンはステロイドで失格したが)。年齢を重ね、若い頃のように余裕で勝つことが出来なくなっていた91年の東京世界陸上、30歳という高齢で当時の世界記録9秒86を出し優勝。これには本当に感動しました。幅跳びのマイク・パウエルとの歴史的名勝負も忘れられません。この頃の年齢による衰えと向かい合って、必死に競技を続けていたカール・ルイスは、才能に頼り余裕の勝利を重ねていた若い頃よりも、私はずっと好きでした。より人間的に見えたからでしょうか。
ついついルイスの話が長くなりましたが、今回のボルトもこれで世界一有名なスプリンターとなり、お金もどんどん転がり込んでくるでしょうし、今までとは全く違う世界に住むことになります。ボルトがどのような選手であるのかは、ほとんど知らないのですが、ルイスと同様自己の才能で軽く勝ち続ける状態が1,2年続いたあとが心配になります。厳しいトレーニングを積むことが出来るのか、ハングリー精神を保ち続けられるのか?これからがボルトの真のスプリンターとしての真価が問われる日々が始まります。
1996年のアトランタ五輪の200m、マイケル・ジョンソンがあと50年は破られないだろうと(私が勝手に)思っていた大記録19秒32も、もしかするとこのボルトが肉薄してくるかもしれません。あのスピードをあの大きなストライドで維持できれば、決して不可能ではありません。(今思うと、短足だったマイケル・ジョンソンのピッチ走法は、努力家の代表と言えるのではないでしょうか?)才能と努力を高いレベルで融合することは、どの世界でも難しいようです。
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2008年08月09日
開会式をずっと観ています。選手入場前のセレモニーも良かったですが、やはり各国選手団の入場を観ているだけで、嬉しい気持ちになってきます。様々な国から、人種民族、宗教の違う人々が一堂に会してのスポーツの祭典。選手達の無邪気な笑顔を見ていると、本当に世界中の人々が争いごともなく、平和に暮らしていけるときが来るのではないか?と想像してしまいます。スポーツは、世界中の人々を結びつける有効な手段なかもしれませんね。私も、幼い頃からあらゆるスポーツを観戦してきましたが、人種や宗教の違いなど全く無関係に、素晴らしい選手なら誰でもヒーローでした。ただ純粋に、「凄い!」と感動し、好きになってしまいました。
それにしても204の国と地域が出場するとは、世界は本当に広いです。初めて聞くような国もいくつかありました。オリンピックは平和の祭典でもあるため、競技レベルの低い国でも特別枠で出場させてもらえます。確かにスポーツですから、勝負に勝つために試合をするのですが、そのようなスポーツがあまり浸透していない国、スポーツをする余裕がない国の選手にとっては、勝負そのものよりも、参加するだけで今後の自国でのスポーツ振興に役立つのではないでしょうか。
ところで、私が日本国内でオリンピックを迎えるのは、1992年のバルセロナ以来16年ぶりなんですね。ずっと海外に出ていた関係で、オリンピックと言っても日本選手の応援を出来ずにいました。アメリカ滞在時には、当然アメリカでの人気種目、陸上や水泳、バスケットが中心でしたし、フィリピンでは、ボクシングばかり放送していました。上で述べたことにやや反しますが、オリンピックではやはりナショナリズムが強く押し出されます。当たり前ですが、どの国の人々も、自国の選手に勝って欲しいと願っています。競争ですから仕方ありませんが、度が過ぎた国家主義に基づく観戦マナーだけは止めてもらいたいです。中国人観客のマナー向上の教育がされているそうですが、日本人選手対中国人選手といった場面では、やはり心配です。20年前のソウル五輪では、ボクシングで荒れましたね。地元韓国の選手を勝たせたいが為、役員を含めて不正行為がありました(ロイ・ジョーンズの決勝戦)。元WBCバンタム級王者辺丁一の場合、判定負けにされたことでリング上に座り込みの抗議を続け、会場の電気を消すなどの情けない妨害活動もありました。今回は、クリーンな運営が行われるのかも、注目しています。
さて、明日からの日本選手の奮闘に期待しましょう。
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2008年04月11日
ボクシングのブログを立ち上げておきながら、私のスタンスはそれほどボクシングだけを愛しているわけでもなく、その他のスポーツも幅広く観ています。幼少の頃は日本のプロ野球が非常に熱く、私にとっての最初のヒーローは、王選手でした。小学生になると野球とともにプロレスや大相撲などの格闘技系にもはまりだし、マラソン、陸上短距離、テニスと対象はどんどん広がっていきました。ボクシングは、具志堅時代から観ているのですが、驚異の男、マービン・ハグラーに出会うまでは、実はそれほど熱心ではありませんでした。
個人的な主なスポーツヒーロー歴
70年代後半
王貞治、アントニオ猪木
80年代前半
瀬古利彦、ジョン・マッケンロー、マービン・ハグラー
80年代中、後半
カール・ルイス、ベン・ジョンソン、マイク・タイソン
90年代前、中半
ジョージ・フォアマン、野茂英雄......
今日私の心のヒーローのひとり、野茂英雄がなんと1000日ぶりの帰ってきたのです。上に挙げたヒーローのなかでも野茂は私にとって特別な存在でいます。私が初めて渡米したのは、野茂が日本球界から飛び出す約1年前。海外で生活していると当たり前ですが、日本の情報などほとんど入ってきません(今はインターネットがありますが)。テレビのニュースなどでもよほどの大事件でない限り、日本のことは取り上げられません。日本の車や電機メーカーの名前を聞くだけで、何だか勇気づけられる感じがしたものです。こんな状況でしたから、野茂英雄の大リーグデビュー、そして華々しい活躍に、どれだけ興奮したことか想像するに難くないでしょう。アメリカは実力社会。たった一人で海を渡り、実力を証明してみせた野茂。そんな野茂を目標にして、自分も頑張ろうという気になったものです。
野茂の野球人生は決して楽なものではありませんでした。4年周期で成績が振るわない年がありました。特に1998年は大リーグに渡ってから初めての試練の年となりました。ドジャースを解雇されニューヨーク・メッツに入団が決まったときの興奮は今でも忘れられません。実際にこの年は、野茂の先輩である吉井もメッツに在籍していたことから、かなりの頻度でメッツの本拠地シェイスタジアムに足を運びました。(逆にヤンキースの伊良部の試合は、それほど行かなかった。)ただ、1998年は絶不調の年で、元々悪いコントロールがさらに悪化し、安定した投球をほとんどみせることなく、翌年にはメッツも解雇されてしまいました。しかし、野茂はここから再び盛り返します。99年のブリュワーズでは12勝、2000年のタイガース時代は勝ち星こそ恵まれませんでしたが、内容は充実したものでした。そして2001年、シーズン初登板で2度目のノーヒットノーランを達成!これには驚きました。奈落の底から這い上がってきてはじめて「本物」の証明が出来るというのが私の持論で、野茂はこの復活劇で、優秀な選手から偉大な伝説へと大きく飛躍したように思います。2002年からドジャースに復帰し、安定した力で2年連続16勝を記録したものの、怪我のため精彩を欠いていき、2005年日米通算200勝を達成したものの、直後に戦力外通告を受けたのを最後に、今日までメジャーでの登板が無かったのです。これまでの約3年の間に、右肘の手術をし長い期間をかけリハビリを続け、もう一度メジャーのマウンドで投げるという目標を持ち続けたその精神力。誰もが無理だと思っていた中で、中継ぎとはいえ、メジャーに復帰してきた野茂。ただただ凄い!としか言いようがありません。
野茂のことですから、このまま調子を上げていき、本気で先発復帰を狙っているのかもしれません。決してコントロールの良い投手ではありませんし、なかなかペースに乗るのに時間がかかるタイプのため、中継ぎで本来の力を十分に発揮できるかは未知数ですが、野茂の伝家の宝刀フォークが生きている限り、まだまだメジャーでも通用すると思っています。速球が落ちてもフォークを中心に軟投派ピッチャーとしての再生にも期待したいものです。さて、野茂の3度目の復活劇を、最近気合が足りなかった自分への刺激にし、私も日々戦っていきたいものです。
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2007年11月28日
すっかりブログを書くペースが落ちている今日この頃。時間が全くとれないほど忙しいわけではないのですが、いまいち書く意欲が湧いてきません。もともとこのサイトを始めようと思った動機は、「本物のボクシング」をより多くの人に知ってもらいたかったからです。亀田3兄弟が毎日のようにテレビで取り上げられて、いかに自分たちがスーパーボクサーであるか、日本の歴代の世界チャンピオンとも比較できないほど凄いボクサーであるか等、散々大法螺を吹いていた時期、「こいつらは、日本のボクシング界に大きなダメージを与えかねない。"ボクシング=亀田"ではないことを、一般の方に知ってもらわないと、取り返しがつかないことになってしまう。」と焦り、急いで興毅が世界挑戦前にサイトを作る決心をしたのが始まりです。
昨年8月の興毅-ランダエタ初戦、そして今年10月の大毅-内藤戦と二つの大きな社会問題を巻き起こし、ようやく亀田家の暴走が収まった感があります。
そして
1.亀田家が口ばかりで大した実力がないことが周知の事実となったこと、
2.亀田以外の選手(ランダエタや内藤)の存在がクローズアップされたこと、
3.そしてボクシング界が甚大なダメージを受けながらも、再起不能までには至らずに済んだこと
が大きな理由となって、以前のように本当のボクシングを一般の方に伝える必要性をあまり感じなくなってきたこともあり、ここ数週間書くペースが遅くなっていました。ただ、更新頻度は少ないかもしれませんが、これからも出来る限りこのサイトを続けていきたく思っております。今後は、ブログよりもサイト自体の質も高めていければと思っています。最近徐々にではありますが、「フリーマーケット」が活用され始めていますし、ほとんど休止中の掲示板なども活性化できればいいなと考えています。
本家サイト(WSC)は、そうでもなかったのですが、同じ記事でもスポーツナビのブログだと最高で一日4万アクセスほどいったことがあり、少しはボクシングファン以外の一般の方にもボクシングという素晴らしいスポーツについて伝えることが出来たかな、と思っております。亀田家などのマイナスのイメージを食い止めることばかり考えていましたが、今後はプラスのイメージを多く発信していきたいものです。
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2007年11月07日
最近、久しぶりにHDDレコーダーに溜まっているWOWOWエキサイトマッチをDVDへ移す作業を始めました。HDDには2年以上置き去りにされていたものもありました。年末までに綺麗さっぱりHDDを空にしたいものです。
WOWOWとは長いつきあいで、試験放送時からエキサイトマッチを視聴していましたし、当然本放送開始と同時にWOWOWに加入しました。80年代、海外の試合はテレビ東京系でたまに扱われるだけで、あとはジョー小泉氏のリング・ジャパンに頼る以外、海外物は観る機会が限られていました。特に当時ボクシングに思いっきりのめり込んでいた時期でしたので、WOWOWが毎週2時間海外の試合を放送すると知り、飛び上がって喜んだことを昨日のことのように覚えています。
開始当初のエキサイトマッチと現在のエキサイトマッチの違いですが、まず女子アナがいなかったため、男ばかりの重苦しい雰囲気の中で番組が進行されていました。しかもスタジオのセットが超シンプルかつ照明も暗かったようで、いかにも解説の浜田氏のような男の中の男といったマニア向け丸出しの趣でした。しばらくして若い高柳アナがエキサイトマッチの司会進行役として定位置に付いたものの、現在の軽いノリではなくカチカチなコメントでお堅い進行でした。小泉氏と浜田氏の仲が、ブラウン管(死語になりつつある)を通してもはっきりと分かるくらい、非常に悪そうな時期もありました。実際、視聴者からの葉書でも小泉氏と浜田氏の仲について指摘されていました(この葉書を採用したことは、どうにか番組をスムースに進めたいというスタッフの気持ちがあったのでしょう。)
その後、男だけの暗い汚い臭い空間に、一輪の花が添えられるようになりました。初めての女子アナは安江さんでした。正直、当初は女子アナ起用の意図が全く見えませんでした。高柳氏のアシスタント的な存在に過ぎず、居ても居なくてもどうでもいいのでは?とすら思ったほどです。安江さんが起用されていた頃には、既に私は海外生活を始めていたので、それほど安江さんに思い入れがあるわけではないのですが、一部の方には非常に好まれたアナウンサーだったようです。私には、非常に落ち着いた大人の雰囲気を持った方という印象が強いです。
安江さんのあとを継いだのは、年齢的にもかなり若くなり、ルックスを重視して採用したのか?と思われた荻野さんでした。もともと舞台俳優の方と聞いていますが、その為か本職のアナと比べるとややぎこちない点も当初はあったように記憶しています。それでも、真面目に取り組んでいる姿勢は十分に伝わってきましたね。可愛かったです。
その次が、今年の春まで担当されていた土肥さんです。この土肥さんも意外に人気が高いんですね。話がうまいのは勿論ですが、ボクシングを好きになろうという意識も前任の2人に比べて強かったように見えました。何よりも、飾らない笑顔が、番組を明るくしてくれました。共演者の高柳氏も小泉氏も浜田氏も気持ち良く仕事が出来たのではないでしょうか?
そして最後は、現在の中野アナです。土肥さん人気の後ということもあって当初一部ではあまり評判が良くありませんでした。しかし、やはりプロ中のプロです。話がうまい上に、ノリがいい。そして彼女もボクシングを一生懸命観ています。コメントの内容なども、今までのアナの中では一番ではないでしょうか。見れば見るほど中野さんの良さが滲み出てくるようです。年齢を意識されているようですが、まだまだ若いですし可愛いですね。大きな瞳が印象的です。
WOWOWエキサイトマッチの歴代女子アナは、全員素晴らしい女性です。アナウンサーの採用は、非常に上手くいっているのではないでしょうか?外れがありません。今や女性アナウンサーがいないエキサイトマッチは、考えられないくらいに定着しました。中野さんには、今後もエキサイトマッチを盛り上げていって欲しいですし、ボクシングの素晴らしさなども多くの人に伝えていって欲しいです。彼女のブログを読めば、より一層ファンになると思いますよ。
中野アナのブログ
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2007年10月20日
今日は、ちょっとボクシングの話題から離れて、DVD作成の話でもしようと思います。久しぶりに時間が十分に取れたことと、先日の内藤-大毅戦の大好評ラジオ音声が手に入ったことから、永久保存用にこの試合のDVDを作ることにしました。
私の通常のDVD作成手順は、以下の通りです。
1.デジタル放送や昔録ったビデオを据置型のDVD(HDD)レコーダーのXP画質で録画する。
2.HDDに保存されたものを、DVD-RAMに移動させる。(1時間超のものは、分割して移動。)
3.さらにDVD-RAMから、コンピューターのHDDにデータを移動させる。
4.TMPGシリーズ(動画編集、DVD作成のソフト)を駆使し、余分なCMなどをカットをする。
5.2時間近くあるものは、CCE(シネマ・クラフト・エンコーダー)という昔からあるソフトを使用し、ディスク一枚に収まるように再エンコードする(VBR可変レートで4,5回パスを通す)。
6.TMPGのAuthringソフトでメニューを付けるなどして体裁を整えます。
7.最後に、DVD-Rに焼いて完了です。
あまりにプロセスが長く、特に上記5番の再エンコードが必要な場合、演算処理の早いCCEと言えども5回もパスを通すと10時間前後かかってしまいます(手軽にトランスコードと言ってデータを間引いて圧縮する方法もあるのですが、画質的に満足できないので、ほとんど使用しません。)。
今回の場合は、上記の1から7のステップ以外にも、
a.ラジオ音声を別トラックで収録するために、テレビ音声とのタイミングをシンクロさせる作業。
b.ラジオ音声自体、ヒスノイズなど雑音が見受けられたので、Steinberg社のオーディオソフトを使用して、ノイズ除去なども施しました。
メニュー画面のBGMには、勿論C-C-Bの「ロマンチックは、とまらない」を使用しました。テレビ音声とラジオ音声のダブルトラック(DVD再生時に、どちらかの音源を選択可能)というのは、亀田興毅対モラレス戦でも試したことはあり、編集作業が非常に面倒なことは、百も承知だったのですが、やはり今回の試合では、やはりテレビ音声は絶対に聞きたくないという思いが強くあったので、ラジオ音声も入れてしまいました。
DVDの出来はラジオ音声が聞けるという特徴がありますが、ラジオ音声を入れたために、テレビのCMカットが出来なくなったというマイナス点もあります(ラジオ実況は、試合中ほぼCM無しなので、ラウンド間のテレビCM中の貴重なトークをカットしませんでした。)
テレビの解説は鬼塚氏、ラジオは同期のライバル川島氏というのも、面白いですね。鬼塚氏は、現役時代のイメージと違い、仕事の為とはいえ、あれだけ調子のいい亀田よりのコメントばかり並べられると、あまりに不自然で聞いていて気分が悪くなってしまいます。今回は、公平に実況をすると宣言していたTBSですが、いつもの癖なんでしょうかね?急に普通の解説、実況をしろといわれても、出来ませんよね。一方のラジオですが、同じTBSでも、実に正直な実況と解説で、普通にボクシングを観ている気分になります。昔のボクシング中継を観ているかのような錯覚に陥ります。あの問題の12回、アナウンサーも川島氏も、本当に怒っていました。ボクシングを純粋に愛している姿が、その声から読み取れました。事実を出来るだけ忠実に伝えるということを、最近のテレビは忘れていないのだろうか?面白ければいい、視聴率が取れればいい、そしてスポンサーがついて金さえ儲かればいい。その結果、脚色することに何ら問題意識すら感じないのだろう。亀田家と同じですね。
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2007年09月08日
最近の私は運動らしい運動を一切しない不健康な生活を続けています。酒はほとんど飲まず、タバコにいたっては人生で一度もすったことがないのですが、やはり年齢とともにエネルギーが失われていくのか、つねにオーバーワークにならないようペース配分をしている自分に気づくことが多いです。土日の休みなども、日曜日など特に、月曜日に響かないよう完全休養を心がけたり、暑い日などは出来るだけ睡眠時間を取るなどして、仕事に支障がないよう体調管理をついついしています。
ボクサーでも、やはり年とともに若いときと同じようなトレーニングを積めなくなり、いかに疲労を抜くかがコンディション作りの鍵を握る場合が多いと思います。試合中でも同様で、ベテラン選手は、若いボクサーと対峙するとき、省エネで効率的なボクシングで勝負するケースが多いですね。私の好きなジョージ・フォアマンなどがその典型でした。若い頃のペース配分を考えない猛烈なアタックから、カムバック後の左ジャブを丁寧につきながら、ゆったりとしたペースでプレッシャーをかける方法へと変わりました。
ベテランの渋い技巧や試合巧者ぶりもいいですが、やはり若いボクサーの恐れを知らない勢いのボクシングほど魅力的なものはないように思います。人々が熱狂するのは、ペース配分といったせこさ(?)ではなく、一瞬の爆発力のようなエネルギー量ではないでしょうか?80年代のマイク・タイソンのような爆発力です。最近だと一時のフレイタスやパッキャオなどでしょうか。後半のスタミナなどまるで考えていないかのような、積極果敢な攻撃は観ているこちらにスリルを与えてくれます。
やはり若さって最高だ!と週末に体力回復を計りながら思う、30代後半の管理人でした。しかし30代はまだまだ若いと言えるのではないか?競技者としては歳ですが、まだまだ体は鍛えられる年齢。昨年、私の体重の変化について書いたことがありましたが、あの後2ヶ月で食生活と運動を意識したお陰で自然に77キロから72キロまでは落ちましたが、また最近Sミドル級に突入しています。先週世界陸上を観ていて、自分も若い頃のように鍛えたくなったので、今が良いときかもしれません。まずは脂肪を減らし十分に運動が出来るような体調にしたいですね。今の体重と筋力でいきなり激しい運動では、筋肉を痛めてしまうのは必至ですから。軽いジョギングから再開してみようと思います。
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2007年06月19日
このWSCサイトを開いたのが、昨年の5月27日前後(詳しい日時は忘れました)ですから、当初データバックアップのミスにより一時一ヶ月ほどサイトを閉じていましたので、その期間を差し引いてももう丸一年になります。3日坊主の私が、ここまで継続してこれたのも、全てはボクシングを愛する力とサイトを訪ねてくださる皆様のお陰だと思っています。
週に最低3度はブログを書くようにノルマを課しているのですが、時間がなかなか取れずにこのブログのサブタイトルでもある「とっさのひとこと日記」状態に陥っています。その日のボクシング・ニュースから、自分の意見を絡ませて書くだけというパターンが多くなっているのも、そういった時間的な制約のせいでもあります。
それにしても、僅か一年ではありますが、世界、日本のボクシングとも、確実に変化しています。これからどういった変化があるのでしょうか?低迷を続けるヘビー級に新たな新星が現れるかもしれません。日本に再び熱いボクシングブームが巻き起こるかもしれません。日々の小さな出来事を追いながら、大きな流れを見届けたいと思っています。これからも、宜しくお願いいたします。
多くの方に、この「ボクシング・ジャーナル」にアクセスしていただいています。有難うございます。もっとボクシングのことについて語りたいという方は、私のサイトであるWSCまで一度お越し下さい(http://worldsportsclub.org/)。掲示板、各最新ブログ記事の紹介、フリーマーケットなどを開催しています。
posted by cutepizza |21:54 |
雑談 |
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