2009年11月22日

パッキャオのナイキ・ジャケット

今やボクシング界を牽引するスーパースターとなったマニー・パッキャオですが、スポーツ用品大手のナイキと専属契約を結んでいる関係で、ナイキ製の各種グッズが販売されているようです。私自身もパッキャオの大ファンであることから、パッキャオが着用するジャケット(ウインドブレーカー)を2種類米国から取り寄せました。

何だかパッキャオが、我が家で脱ぎ捨てていったような感覚になります。2種類のうち、一つはお馴染みフィリピン国旗をあしらった青、赤、そして太陽マークが胸元にあるもの。もう一つは、赤色主体に、パッキャオのトランクスなどにも貼られている、各スポンサーのロゴが複数付いているもの。どちらも派手で、実際に着用するには、私の年齢のこともあり、ちょっと恥ずかしいです。特にフィリピン国旗版は、旗が歩いているようで、目立ちすぎます。ただし、ディスプレー用として部屋などに飾っておくには、国旗版のほうが見栄えがします。

ちょっと宣伝になってしまいますが、ヤフオクでその国旗版を売りに出すことにしましたので、ご興味のある方は、一度覗いてみて下さい。
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k117976676

12/17追記:パッキャオの対コット戦着用と同タイプのトランクス
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d100102408




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2009年08月23日

陸上男子100m 人類最速 All time List

世界陸上に関する記事をもう一つ書いておきます。

私自身、陸上短距離選手でしたから、今回のボルト選手の記録がいかにとてつもない大記録であることか、よく理解できます。そして今朝早起きして、過去の偉大なスプリンター達の記録や今までの記録更新の歴史などを調べてみました。

cutepizza-107363.jpg
 
上の表は、1964年の東京オリンピックから今回のベルリン世界陸上までの間に計られた電子計時による年度別の記録を時系列で表にしたものです。

まず驚いたのは、1964年のボブ・ヘイズの記録でした。(1964年の東京オリンピックの公式計時は、手動によるものですが、非公式にセイコーが電子計時により計測したものが残っています。)決勝の記録が、10.06秒。今の高速トラックとは違い、当時はアンツーカー(つまり土のグランド、テニスの全仏オープンのサーフェースもアンツーカーと呼ぶ)で、しかもヘイズはコンディションの極めて悪い1コースを走った(長・中距離選手が走るので、1コースは荒らされて地面が軟弱になる)。それでいて10.06を出したのは、今日のボルトに匹敵する驚きのタイムだと思います。ちなみに、ヘイズは準決勝では、追い風参考ながら電子計時で9.91を土の上でマークしています。今のトラックで、今のスパイクを履き、トレーニングをしていたら、ボルト並の怪物になっていたような気がします。

1968年のメキシコ五輪では、高地ながらも電子計時でハインズが9.95をマークし、10秒の壁を突破しました。この記録は、1983年のカルビン・スミスの9.93まで破られませんでした。80年代は天才カール・ルイスの時代でした。長い手足でしなやかに走る姿は、芸術的ですらありました。彼の欠点は誰の目にも明らかなように、スタートから加速の遅さにありました。積極的な筋力トレーニングを行わなかった為か、爆発力はかなり不足していました。それでも、60M過ぎたあたりからの伸びは、今回のボルトを除くと歴代トップの速さだったと思います。なにより彼が凄いのは、短距離走者としては異例の10年以上の長きにわたって、世界のトップに君臨したことです。しかも、得意の走り幅跳びでは、1980年のモスクワ五輪代表に始まり、1984年ロス、1988年ソウル、1992年バルセロナ、1996年アトランタと5大会連続の代表、4大会連続の金メダルと前人未踏の大記録を成し遂げています。

90年代に入り、ルイス、バレル、カナダのベイリーらが9秒8台の世界記録を少しずつ更新し、1999年にモーリス・グリーンが1988年にカナダのベン・ジョンソンが筋肉増強剤で出した幻の記録9.79を出し、9秒7台の世界へと踏み出しました。そして2000年代に入り、ジャマイカのアサファ・パウエルが、9.77、9.74、9.72と更新を続け9秒6台が目前に迫ったところで、ウサイン・ボルトが登場しました。昨年の北京五輪では、ラスト15メートルほど手を横に広げながら、しかも体を横に向けながら欽ちゃん走りをみせての9.69という大記録に世界が驚きました。そして今回、ライバルのゲイの頑張りもあり、最後まで真剣に走ってくれたボルトのタイムが、なんと異次元の9.58!9.9台から9.8台には、23年かかりました。9.7台には、それから8年。さらに10年経ち、ボルトが登場していきなり、9.6台、9.5台にタイムが急上昇しました。陸上では、競泳のように大きな大会では必ずと言っていいほど世界記録が生まれるわけではありません。いまだに20年以上破られていない世界記録が数多く存在する中で、このボルトの桁違いのパフォーマンスは考えられません。規格外のアスリートとしか言いようがありません。レース前のパフォーマンスも、余裕を感じさせますが、それ以上に極限までに集中力を高めていることが画面を通じても分かります。集中し、硬くなることなく、自分の持っている力を大舞台になればなるほど発揮できる精神的な強さも、大きな特徴と見ています。勿論、2メートル近い大男が、あれだけの回転力あり、しかもナンバ走りも実践しているかのようなフォームで走られたら、驚愕のタイムが出ても不思議ではありません。ベン・ジョンソンのスタートダッシュ、そしてカール・ルイスの中間からフィニッシュまでの走りを合わせても、今のボルトには勝てないでしょう。

公式、非公式を含めた人類最速All Timeリスト
Time	Legal	Wind	Date       Name (Country)     
9.58	L	+0.9	08/16/09	Usain Bolt (JAM)
9.68	NL	+4.1	06/29/08	Tyson Gay (USA)
9.69	NL	+5.7	04/13/96	Obadele Thompson (BAR)
9.71	L	+0.9	08/16/09	Tyson Gay (USA)
9.72	L	+0.2	09/02/08	Asafa Powell (JAM)
9.76	NL	+6.1	05/13/06	Churandy Martina (AHO)
9.77	NL	+1.7	05/12/06	Justin Gatlin (USA)
9.78	NL	+2.0	09/14/02	Tim Montgomery (USA)
9.78	NL	+3.7	05/31/04	Maurice Greene (USA)
9.78	NL	+5.2	07/16/88	Carl Lewis (USA)
9.79	L	+0.1	06/16/99	Maurice Greene (USA)
9.79	NL	+1.1	09/24/88	Ben Johnson (CAN)
9.79	NL	+4.5	06/16/93	Andre Cason (USA)
9.80	NL	+4.1	06/29/08	Walter Dix (USA)
9.83	NL	+2.2	06/02/07	Derrick Atkins (BAH)
9.83	NL	+7.1	04/09/99	Leonard Scott (USA)
9.84	L	+0.2	08/22/99	Bruny Surin (CAN)
9.84	L	+0.7	07/27/96	Donovan Bailey (CAN)
9.84	NL	+4.1	06/29/08	Darvis Patton (USA)
9.84	NL	+5.4	06/03/06	Francis Obikwelu (POR)
9.85	L	+0.6	08/22/04	Justin Gatlin (USA)
9.85	L	+1.2	07/06/94	Leroy Burrell (USA)
9.85	L	+1.7	05/12/06	Adekotunbo Olusoji Fasuba (NGR)
9.85	NL	+3.0	05/18/02	Frank Fredericks (NAM)
9.85	NL	+4.0	06/26/09	Mike Rodgers (USA)
9.85	NL	+4.1	06/29/08	Travis Padgett (USA)
9.85	NL	+4.8	06/17/93	Dennis Mitchell (USA)
9.86	L	+0.6	08/22/04	Francis Obikwelu (POR)
9.86	L	+1.2	08/25/91	Carl Lewis (USA)
9.86	L	+1.8	04/19/98	Ato Boldon (TRI)
9.86	L	-0.4	07/03/96	Frank Fredericks (NAM)
9.86	NL	+2.6	05/14/04	Shawn Crawford (USA)
9.87	L	+0.3	08/15/93	Linford Christie (GBR)
9.87	L	-0.2	09/11/98	Obadele Thompson (BAR)
9.87	NL	+11.	04/01/78	William Snoddy (USA)
9.87	NL	+2.0	09/14/02	Dwain Chambers (GBR)
9.87	NL	+2.4	04/20/97	Michael Marsh (USA)
9.87	NL	+4.9	07/16/88	Calvin Smith (USA)
9.88	L	+1.8	06/19/04	Shawn Crawford (USA)
9.88	NL	+2.3	05/03/80	James Sanford (USA)
9.88	NL	+3.0	06/23/07	Darrel Brown (TRI)
9.88	NL	+3.6	02/08/03	Patrick Johnson (AUS)
9.88	NL	+4.5	04/01/00	Coby Miller (USA)
9.88	NL	+4.9	06/20/98	Tim Harden (USA)
9.88	NL	+5.2	07/16/88	Albert Robinson (USA)
9.89	L	+1.6	06/28/08	Darvis Patton (USA)
9.89	L	+1.6	06/28/08	Travis Padgett (USA)
9.89	L	±0.0	08/16/08	Richard Thompson (TRI)
9.89	NL	+4.2	08/09/87	Raymond Stewart (JAM)
9.90	NL	+5.2	07/16/88	Joe DeLoach (USA)
9.90	NL	+7.1	04/09/99	Kenny Brokenburr (USA)
9.90	NL	+7.8	04/11/09	Teddy Williams (USA)
9.91	L	+0.9	09/09/06	Leonard Scott (USA)
9.91	L	+1.5	09/07/96	Dennis Mitchell (USA)
9.91	L	±0.0	08/16/08	Walter Dix (USA)
9.91	L	-0.2	07/17/09	Daniel Bailey (ANT)
9.91	L	-0.5	08/26/07	Derrick Atkins (BAH)
9.91	NL	+3.7	06/22/02	Nicolas Macrozonaris (CAN)
9.91	NL	+3.7	07/28/07	Steve Mullings (JAM)
9.91	NL	+4.2	08/09/87	Mark Witherspoon (USA)
9.91	NL	+5.3	10/15/64	Robert Hayes (USA)
9.92	L	+0.2	06/13/97	Tim Montgomery (USA)
9.92	L	+0.3	08/15/93	Andre Cason (USA)
9.92	L	+0.8	06/12/97	Jon Drummond (USA)
9.92	L	+1.0	07/05/99	Tim Harden (USA)
9.92	L	-0.2	09/11/98	Seun Ogunkoya (NGR)
9.92	NL	+2.8	04/05/03	Kim Collins (SKN)
9.92	NL	+2.8	07/29/95	Olapade Adeniken (NGR)
9.92	NL	+3.7	07/28/07	Clement Campbell (JAM)
9.92	NL	+3.7	07/28/07	Joshua J. Johnson (USA)
9.92	NL	+4.4	08/08/87	Chidi Imoh (NGR)
9.92	NL	+4.8	06/17/93	Jon Drummond (USA)
9.93	L	+1.1	07/20/09	Ivory Williams (USA)
9.93	L	+1.4	07/03/83	Calvin Smith (USA)
9.93	L	+1.8	05/05/03	Patrick Johnson (AUS)
9.93	L	±0.0	08/16/08	Churandy Martina (AHO)
9.93	L	-0.2	07/17/09	Yohan Blake (JAM)
9.93	L	-0.6	04/18/92	Michael Marsh (USA)
9.93	NL	+5.3	05/10/03	Erick Wilson (USA)
9.93	NL	+7.5	03/01/70	Pablo Montes (CUB)
9.94	L	+0.2	07/04/94	Davidson Ezinwa (NGR)
9.94	L	+1.7	06/07/09	Mike Rodgers (USA)
9.94	L	-0.2	08/05/01	Bernard Williams (USA)
9.94	NL	+2.5	04/09/94	Daniel Effiong (NGR)
9.94	NL	+2.7	06/22/92	Vitaliy Savin (KAZ)
9.94	NL	+2.8	04/16/00	Bryan Howard (USA)
9.94	NL	+3.9	08/29/97	Vincent Henderson (USA)
9.94	NL	+5.2	09/04/96	Osmond Ezinwa (NGR)
9.94	NL	+7.0	07/13/96	Ousmane Diarra (MLI)
9.95	L	+0.3	10/14/68	Jim Hines (USA)
9.95	L	+0.6	10/12/03	Deji Aliu (NGR)
9.95	L	+0.8	08/09/98	Vincent Henderson (USA)
9.95	L	+1.6	06/28/08	Rodney Martin (USA)
9.95	L	+1.8	06/19/04	John Capel (USA)
9.95	L	+1.8	04/21/02	Joshua J. Johnson (USA)
9.95	L	+1.9	04/16/94	Olapade Adeniken (NGR)
9.95	NL	+2.4	05/07/83	Mel Lattany (USA)
9.95	NL	+3.7	07/28/07	Michael Frater (JAM)
9.95	NL	+4.2	05/14/04	Marcus Brunson (USA)
9.95	NL	+7.1	04/09/99	Anthony Jones (USA)
9.95	NL	+8.9	04/02/83	Willie Gault (USA)
9.96	L	+0.1	05/05/84	Mel Lattany (USA)
9.96	L	+0.8	06/12/97	Kareem Streete-Thompson (USA)
9.96	L	+1.0	06/25/05	Marc Burns (TRI)
9.96	L	+1.2	08/25/91	Raymond Stewart (JAM)
9.96	L	±0.0	09/28/07	Wallace Spearmon (USA)
9.96	NL	+2.9	05/26/06	Demi Omole (USA)
9.96	NL	+3.2	05/02/98	Percival Spencer (JAM)
9.96	NL	+3.4	04/29/00	Brian Lewis (USA)
9.96	NL	+5.2	05/03/03	Olan Coleman (USA)
9.96	NL	+7.7	04/11/08	Rubin Williams (USA)
9.96	NL	+8.5	04/01/95	Anthony Barnes (USA)
9.97	L	+0.2	08/22/99	Dwain Chambers (GBR)
9.97	L	+0.6	10/12/03	Uchenna Emedolu (NGR)
9.97	L	±0.0	08/16/08	Michael Frater (JAM)
9.97	NL	+2.6	05/10/08	Carlos Moore (USA)
9.97	NL	+2.7	06/30/02	Mark Lewis-Francis (GBR)
9.97	NL	+3.4	05/18/86	Roy Martin (USA)
9.97	NL	+7.7	08/30/85	Andrés Simón (CUB)
9.97	NL	+8.5	04/01/95	Terrance Bowen (USA)
9.97	L	+0.2	07/27/02	Kim Collins (SKN)
9.97	L	+0.3	08/15/93	Daniel Effiong (NGR)
9.97	L	+0.4	06/02/00	Coby Miller (USA)
9.97	L	+0.4	07/02/99	Jason Gardener (GBR)
9.97	L	+0.6	08/11/77	Silvio Leonard (CUB)
9.97	L	+1.0	07/22/08	Nesta Carter (JAM)
9.97	L	+1.4	06/20/97	Percival Spencer (JAM)
9.97	L	+1.6	06/05/99	Leonard Myles-Mills (GHA)
9.97	NL	+11.	04/01/78	Cole Doty (CAN)
9.97	NL	+2.9	07/12/02	Freddy Mayola (CUB)
9.97	NL	+3.4	06/25/09	Rae Edwards (USA)
9.97	NL	+3.5	04/04/03	Abdul Aziz Zakari (GHA)
9.97	NL	+3.7	06/22/02	Pierre Browne (CAN)
9.97	NL	+4.0	06/12/96	Peter Karlsson (SWE)
9.97	NL	+4.3	06/25/09	Trindon Holliday (USA)
9.97	NL	+5.2	06/15/89	Daron Council (USA)
9.97	NL	+5.2	07/16/88	Emmit King (USA)
9.99	L	+0.5	05/04/02	Brian Lewis (USA)
9.99	L	+0.9	07/26/07	Samuel Francis (QAT)
9.99	L	+1.0	06/25/05	Darrel Brown (TRI)
9.99	L	+1.0	08/18/06	Marcus Brunson (USA)
9.99	L	+1.5	08/15/03	Mickey Grimes (USA)
9.99	L	+1.6	06/14/05	Abdul Aziz Zakari (GHA)
9.99	L	+1.6	06/28/08	Mark Jelks (USA)
9.99	L	+1.8	07/05/05	Ronald Pognon (FRA)
9.99	NL	+4.1	06/29/08	Leroy Dixon (USA)
9.99	NL	+6.6	05/10/01	Christie van Wyk (NAM)
9.99	NL	+7.2	09/13/78	Pietro Mennea (ITA)





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2009年02月07日

猪木vsアリ戦

今晩、テレビ朝日の50周年記念番組の一環としてスポーツの名場面特集が放送されました。その中で、1976年の格闘技世界一決定戦、「猪木vsアリ」戦が取り上げられていました。過去にも、同様の特集があったのですが、フルラウンドをダイジェストで紹介するのは33年ぶりとのことで、ちょっと期待して見たのですが、やはりこの試合(イベント)は、試合そのものよりもボクシングの現役世界チャンピオンをプロレスのリングに上げたという裏の苦労話にもっと焦点を当てるべきだったと思いました。

アントニオ猪木の長いレスラー生活で、たった二試合だけ真剣勝負(リアル・ファイト)があったとよく言われています。一つはパキスタンでのアクラム・ペールワン戦、そしてもう一つがこのモハメド・アリ戦です。ペールワン戦は、勿論アリ戦の後に行われた異種格闘技戦の一つですが、地元の英雄とは言え、見た目はメタボリックな中年のおっさんという感じで、あまり強さを感じさせない相手でした。事実、試合は猪木の圧勝に終わりました。

私は子供の頃、プロレスが大好きで、勿論全ての試合が真剣勝負のスポーツだと思って観ていました。その中でも猪木の試合は、スピード感やガッツ溢れるファイトスタイルから、興奮してみていたものです。恐らく70年代の観客の多くは、私の子供の頃と同じように、プロレスをエンターテイメント的な見せ物としては見ていなかったと思います。そのような時代に、あのような派手な場面が全くない、寝たままの猪木とパンチを出せないアリ(猪木アリ状態)を見て「茶番」「世紀の大凡戦」と酷評したのも当然でしょう。

アリ側の条件を飲まざる得なかったため、まともに試合が出来なかった猪木ですが、何故猪木はこの試合に限って真剣勝負を選んだのか、プロレスファンではない私にはちょっと理解できないところです。普段のプロレスのように予め試合の流れを設定し、お互いの技を存分に見せあうような試合(エキシビション)という選択はなかったのでしょうか?アリ戦の前に行った柔道王ルスカとの一戦は、プロレス的だったにもかかわらず、何故アリ戦ではそれが出来なかったのか。単純にアリと真剣勝負をしたかっただけなのか。アリをリングに上げることだけが目的だったのか。詳しい方が居ましたら、教えて下さい。

それにしてもファイトマネーは610万ドル当時の日本円で20億円以上ですから、スケールも桁違いの超ビッグイベントでした。各方面から借金してまでこの試合を実現させた猪木側の執念には、心底感心させられます。後先考えない行動力が、猪木の魅力なのでしょう。今の時代、日本では格闘技が盛んですが、現役のボクシングヘビー級王者をリングに上げるため、ファイトマネー20億以上用意する興行会社があるでしょうか??




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2008年08月25日

続 超人オリンピック!?

先日書いた記事 超人オリンピック!?に対し、多くのコメントを頂きました。なかなか私が言いたいことが伝わらず、また誤解を招いてしまったことに対し、深くお詫び申し上げます。昨日、無事に北京オリンピックが終了しましたし、今回の記事で私のオリンピック論は終わりにしようと思います。


次回オリンピックで女子ボクシング正式採用??

上記リンクのように、もし次回2012年のロンドン五輪で女子ボクシングが正式種目として認められたとしたら、多くの方(特にボクシングファン)は、ようやく私が言っていたことを少しは分かってくれると思います。一言で言えば、スポーツ観戦の価値観の違いと言うことでしょうか。

どうも誤解されているようなので、はじめに申し上げますが、何も私は選手達の努力やパフォーマンスに対して馬鹿にしていません。ただ競技としてみてオリンピックという世界最高峰の舞台にしては、試合としてのレベルが低く感じると述べたまでです。もし4年後、日本の女子ボクサーが多くのメダルを獲得したら、恐らく今回の女子柔道や女子レスリングと同様に、「男は情けない、女性は凄い!」という論調になるのは目に見えています。またTV視聴者も、普段ボクシングに見慣れていないため、メダル獲得という結果だけを見て、「日本女子ボクサーは、男子よりも遙かに優れている。」と思うことでしょう。

もう一度言いますが、選手達は皆一生懸命に頑張っています。ただその頑張りと試合としてみた完成度は別物だということです。選手層や歴史など関係ない、マイナー競技を馬鹿にするな、と言われそうですが、冷静に客観的に観て、これは事実だと思います。

スポーツ観戦には人によって楽しみ方が違うと思います。
1.選手に感情移入して、特定の選手(またはチーム)だけを応援する人。
2.特定の選手(チーム)の応援はせず、純粋に試合展開、試合内容を楽しむ人。

ボクシングでも同じだと思います。特に日本人が絡む世界戦は、上記の1の観戦方法が多いと思います。一方、外国人同士の試合、2のように試合そのものを楽しむ人が多いのではないでしょうか?そして今回私は上記2の観点から意見を述べたため、上記1の観点からオリンピックを観戦されていた方に、嫌悪感を与えてしまったのでしょう。

それにしても、意外にスムースに運営された今回のオリンピック。中国の底力を世界中に大きくアピールしましたね。ボクシング不毛の国だった中国が、今回大活躍でした。国をあげて強化すれば、結果がついてきます。お金と時間が要りますが、やはり個人、各ジム、大学レベルではレベルアップは難しいのでしょうか。

ボクシング・メダリスト達
 ▽ライトフライ級
(1)鄒 市 明  (中 国)
(2)プレブドルジ(モンゴル)
(3)バーンズ(アイルランド)
(3)エルナンデス(キューバ)

 ▽フライ級
(1)ソムジット      (タ イ)
(2)ラフィタエルナンデス(キューバ)
(3)バラクシン      (ロシア)
(3)ピカルディ     (イタリア)

 ▽バンタム級
(1)バダルウーガン (モンゴル)
(2)レオンアラルコン(キューバ)
(3)ジュリー  (モーリシャス)
(3)ゴ ヤ ン   (モルドバ)

 ▽フェザー級
(1)ロマチェンコ  (ウクライナ)
(2)ジェルキル    (フランス)
(3)キ リ ク     (トルコ)
(3)イムラノフ(アゼルバイジャン)

 ▽ライト級
(1)ティシュチェンコ(ロシア)
(2)ソ   ウ  (フランス)
(3)ヤワキャン (アルメニア)
(3)ウ ガ ス  (キューバ)

 ▽ライトウエルター級
(1)ディアス(ドミニカ共和国)
(2)マ ヌ ト   (タ イ)
(3)ソトロンゴ  (キューバ)
(3)バスティン  (フランス)

 ▽ウエルター級
(1)サルセクバエク(カザフスタン)
(2)バントースアレス (キューバ)
(3)ハナティ      (中 国)
(3)金 貞 柱     (韓 国)

 ▽ミドル級
(1)デゲール     (英 国)
(2)コレアバエアウ (キューバ)
(3)サザーランド(アイルランド)
(3)クマール     (インド)

 ▽ライトヘビー級
(1)張 小 平   (中 国)
(2)イーガン (アイルランド)
(3)ジェフリース  (英 国)
(3)シナリエフ(カザフスタン)

 ▽ヘビー級
(1)チャフケフ     (ロシア)
(2)ル ッ ソ    (イタリア)
(3)アコスタドゥアレテ(キューバ)
(3)ワイルダー     (米 国)

 ▽スーパーヘビー級
(1)カンマレリ (イタリア)
(2)張 志 磊  (中 国)
(3)グラズコワ(ウクライナ)
(3)プライス   (英 国)




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2008年08月20日

超人オリンピック!?

いよいよ終盤に入ってきたオリンピック。北京との時差の少なさもあり、地上波、BSデジタルと多くのチャンネルで生放送される恵まれた今回の大会ですが、なんだか昔私が感じていたオリンピックとは違います。オリンピックとは、スーパーヒューマン(超人的な)アスリートのみに与えられた究極の競技大会、と思っていました。確かに、今大会も流しながら、よそ見しながら100mを9.69秒で走ってしまった超人が誕生しました。水泳でも8冠を達成したマイケル・フェルプス、2大会連続平泳ぎ2冠の我が国の北島など、とてつもない超人が競い合っています。

しかし、日本でのテレビ中継は、やはりメダル獲得の可能性の高い競技を最優先で放送するため(視聴率を取らねばならないから仕方はないが)、女子柔道や女子レスリング、女子サッカー、女子ソフトボールなどにかなりの時間を割いています。私は性差別では断じて違いますが、これらの種目は男女平等という見地からオリンピック採用されたのだと思いますが、やはりちょっとあまりにも選手層の薄い競技のため、私が描いていた「超人オリンピック」のイメージにはほど遠い試合が数多く見受けられました。先ほど終わった女子ソフトボール、日本対豪州の3位決定戦は、シーソーゲームで非常に面白い試合ではありました。エース上野選手の連投、計300球以上を投げきった体力、精神力は、まさに超人でした。それでも、試合全般を観ていると、日本も豪州も超人というよりも草野球的なごく普通の人間を感じさせました。選手達は、必死で勝利に向かって努力していることは間違いありません。もしかすると、超人アスリートよりも頑張っているかもしれません。ただ、オリンピックという究極の舞台で競い合うレベルに達しているかを問われると、ちょっと違うように思います。

女子柔道や女子レスリング、女子重量挙げなどでも果たしてどれだけの競技人口が居るのだろうか?と思わざる得ません。準決勝あたりまであがってくる選手ならいざ知らず、初戦で敗退するような選手には、素人の域を出ていないようなレベルの人も居ました。女子サッカー、なでしこジャパンは、以前に比べ力を付けてきたそうです(男子中学2年生代表に0-7で負けたことがある)が、それでも男子と比べてしまうからか、やはり普通にサッカーが上手い人たちの試合としか観れませんでした。一生懸命やることに意義があるのですが、オリンピックはやはり超人たちの夢の場であって欲しい。学校の運動会の延長では無いのだから。これは出場している選手には何の関係もありませんが、商業主義に走りすぎたオリンピックのマイナス点の一つなのかもしれません。昔のように純粋に凄い選手、凄い試合を観たいものです。

日本では全く放送されていませんが、ボクシングなどにも将来のスター候補生が多く登場しているでしょうし、バスケットボールのアメリカ代表やサッカーのアルゼンチン代表、ブラジル代表(負けましたが)など一流の試合にももっとスポットを当ててもいいのではないでしょうか?超マイナーな女子スポーツで日本がメダルを稼げるのはいいのですが、それによってテレビの放送時間も割かれてしまうため、世界最高レベルの競技を観戦できず残念です。ちょっと辛口批評かもしれません。ただ、日本のメダル獲得ばかり注目している日本のマスコミに、ちょっとうんざりしています。





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2008年08月17日

宇宙人か!?ウサイン・ボルト脅威の世界新!

連日日本人選手を中心とした素晴らしい競技をテレビの前に張り付いて観ているせいで、亀田ジムの話や粟生のラリオス挑戦などのニュースもブログに書くことが出来ませんでした。星野ジャパンが韓国に痛恨のミスで負けてしまったり、卓球男子のあと一歩で決勝進出という大活躍など、本日も色々とドラマがありました。

しかし、ジャマイカのウサイン・ボルト選手の男子100メートル決勝の衝撃を観て、全てが吹っ飛びました。予選から思いっきり流して9秒8台を叩きだしていたことから、もしかすると夢の9秒6台が出るかもしれないとは思っていましたが、まさかそれが本当に実現するとは、しかも最後の20メートルは流しながら、勝利を誇示するかのように両手を広げ、最後の5メートルでは胸を叩きながら重心を後ろに置きブレーキをかけながら走っても9秒69!信じられません。記録よりも金メダル、勝負を意識していたとはいえ、もし本気で走っていたなら、9秒5台も出ていたのではないかと思うと、ちょっと勿体ない気もします。レース後の様子を見ていても、21歳の陽気なジャマイカンらしく、おちゃらけていて憎めないキャラを披露していました。

それにしてもこのボルトの凄いところは、196cmという長身でありながら、身長170cmから180cmくらいの選手と全く同じレベルの動きが出来ることです。体の切れ、足の運び、体全体のバネ、バランスなど身長を全く感じさせません。小柄な選手の武器である俊敏性をこの大柄なボルトが備えていれば、当然足の長い、ストライドの長いボルトのスピードは、身長に比例するかのように伸びていきます。まるで小学生と中学生(ボルト)が駆けっこしたかのような体格差がありました。

私の時代のスプリンターと言えば、カール・ルイスなのですが、ルイスこそ歴代最高のスプリンター、幅跳びの選手と思っていたのですが、時代が違うとはいえこのボルトの100mには勝つのは難しいでしょう。ルイスも大柄な選手で188cmあったのですが、ボルトとは違い筋力は感じさせず、積極的な筋力トレーニングもせず、ナチュラルなしなやかな走りのためか、トップスピードにのるのに時間が掛かりました。ルイスが才能に頼らず、本気で陸上に取り組んでいたなら、100mでも9秒7台は出せたでしょうし(追い風参考では出している)、幅跳びも9mを跳んでいたことでしょう。記録はいつでも出せるからと言って、今日のボルトと同様にがむしゃらに記録を狙いに行くこともなく、淡々と競技をしていたことを思い出します。

ロケットスタートのベン・ジョンソンに大敗を喫した87年のローマ世界陸上、そして88年のソウル五輪(ジョンソンはステロイドで失格したが)。年齢を重ね、若い頃のように余裕で勝つことが出来なくなっていた91年の東京世界陸上、30歳という高齢で当時の世界記録9秒86を出し優勝。これには本当に感動しました。幅跳びのマイク・パウエルとの歴史的名勝負も忘れられません。この頃の年齢による衰えと向かい合って、必死に競技を続けていたカール・ルイスは、才能に頼り余裕の勝利を重ねていた若い頃よりも、私はずっと好きでした。より人間的に見えたからでしょうか。

ついついルイスの話が長くなりましたが、今回のボルトもこれで世界一有名なスプリンターとなり、お金もどんどん転がり込んでくるでしょうし、今までとは全く違う世界に住むことになります。ボルトがどのような選手であるのかは、ほとんど知らないのですが、ルイスと同様自己の才能で軽く勝ち続ける状態が1,2年続いたあとが心配になります。厳しいトレーニングを積むことが出来るのか、ハングリー精神を保ち続けられるのか?これからがボルトの真のスプリンターとしての真価が問われる日々が始まります。

1996年のアトランタ五輪の200m、マイケル・ジョンソンがあと50年は破られないだろうと(私が勝手に)思っていた大記録19秒32も、もしかするとこのボルトが肉薄してくるかもしれません。あのスピードをあの大きなストライドで維持できれば、決して不可能ではありません。(今思うと、短足だったマイケル・ジョンソンのピッチ走法は、努力家の代表と言えるのではないでしょうか?)才能と努力を高いレベルで融合することは、どの世界でも難しいようです。





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2008年08月09日

北京オリンピック開幕!

開会式をずっと観ています。選手入場前のセレモニーも良かったですが、やはり各国選手団の入場を観ているだけで、嬉しい気持ちになってきます。様々な国から、人種民族、宗教の違う人々が一堂に会してのスポーツの祭典。選手達の無邪気な笑顔を見ていると、本当に世界中の人々が争いごともなく、平和に暮らしていけるときが来るのではないか?と想像してしまいます。スポーツは、世界中の人々を結びつける有効な手段なかもしれませんね。私も、幼い頃からあらゆるスポーツを観戦してきましたが、人種や宗教の違いなど全く無関係に、素晴らしい選手なら誰でもヒーローでした。ただ純粋に、「凄い!」と感動し、好きになってしまいました。

それにしても204の国と地域が出場するとは、世界は本当に広いです。初めて聞くような国もいくつかありました。オリンピックは平和の祭典でもあるため、競技レベルの低い国でも特別枠で出場させてもらえます。確かにスポーツですから、勝負に勝つために試合をするのですが、そのようなスポーツがあまり浸透していない国、スポーツをする余裕がない国の選手にとっては、勝負そのものよりも、参加するだけで今後の自国でのスポーツ振興に役立つのではないでしょうか。

ところで、私が日本国内でオリンピックを迎えるのは、1992年のバルセロナ以来16年ぶりなんですね。ずっと海外に出ていた関係で、オリンピックと言っても日本選手の応援を出来ずにいました。アメリカ滞在時には、当然アメリカでの人気種目、陸上や水泳、バスケットが中心でしたし、フィリピンでは、ボクシングばかり放送していました。上で述べたことにやや反しますが、オリンピックではやはりナショナリズムが強く押し出されます。当たり前ですが、どの国の人々も、自国の選手に勝って欲しいと願っています。競争ですから仕方ありませんが、度が過ぎた国家主義に基づく観戦マナーだけは止めてもらいたいです。中国人観客のマナー向上の教育がされているそうですが、日本人選手対中国人選手といった場面では、やはり心配です。20年前のソウル五輪では、ボクシングで荒れましたね。地元韓国の選手を勝たせたいが為、役員を含めて不正行為がありました(ロイ・ジョーンズの決勝戦)。元WBCバンタム級王者辺丁一の場合、判定負けにされたことでリング上に座り込みの抗議を続け、会場の電気を消すなどの情けない妨害活動もありました。今回は、クリーンな運営が行われるのかも、注目しています。

さて、明日からの日本選手の奮闘に期待しましょう。





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2008年04月11日

復活!野茂英雄!1000日ぶりのマウンド!

ボクシングのブログを立ち上げておきながら、私のスタンスはそれほどボクシングだけを愛しているわけでもなく、その他のスポーツも幅広く観ています。幼少の頃は日本のプロ野球が非常に熱く、私にとっての最初のヒーローは、王選手でした。小学生になると野球とともにプロレスや大相撲などの格闘技系にもはまりだし、マラソン、陸上短距離、テニスと対象はどんどん広がっていきました。ボクシングは、具志堅時代から観ているのですが、驚異の男、マービン・ハグラーに出会うまでは、実はそれほど熱心ではありませんでした。

個人的な主なスポーツヒーロー歴
70年代後半
王貞治、アントニオ猪木
80年代前半
瀬古利彦、ジョン・マッケンロー、マービン・ハグラー
80年代中、後半
カール・ルイス、ベン・ジョンソン、マイク・タイソン
90年代前、中半
ジョージ・フォアマン、野茂英雄......

今日私の心のヒーローのひとり、野茂英雄がなんと1000日ぶりの帰ってきたのです。上に挙げたヒーローのなかでも野茂は私にとって特別な存在でいます。私が初めて渡米したのは、野茂が日本球界から飛び出す約1年前。海外で生活していると当たり前ですが、日本の情報などほとんど入ってきません(今はインターネットがありますが)。テレビのニュースなどでもよほどの大事件でない限り、日本のことは取り上げられません。日本の車や電機メーカーの名前を聞くだけで、何だか勇気づけられる感じがしたものです。こんな状況でしたから、野茂英雄の大リーグデビュー、そして華々しい活躍に、どれだけ興奮したことか想像するに難くないでしょう。アメリカは実力社会。たった一人で海を渡り、実力を証明してみせた野茂。そんな野茂を目標にして、自分も頑張ろうという気になったものです。

野茂の野球人生は決して楽なものではありませんでした。4年周期で成績が振るわない年がありました。特に1998年は大リーグに渡ってから初めての試練の年となりました。ドジャースを解雇されニューヨーク・メッツに入団が決まったときの興奮は今でも忘れられません。実際にこの年は、野茂の先輩である吉井もメッツに在籍していたことから、かなりの頻度でメッツの本拠地シェイスタジアムに足を運びました。(逆にヤンキースの伊良部の試合は、それほど行かなかった。)ただ、1998年は絶不調の年で、元々悪いコントロールがさらに悪化し、安定した投球をほとんどみせることなく、翌年にはメッツも解雇されてしまいました。しかし、野茂はここから再び盛り返します。99年のブリュワーズでは12勝、2000年のタイガース時代は勝ち星こそ恵まれませんでしたが、内容は充実したものでした。そして2001年、シーズン初登板で2度目のノーヒットノーランを達成!これには驚きました。奈落の底から這い上がってきてはじめて「本物」の証明が出来るというのが私の持論で、野茂はこの復活劇で、優秀な選手から偉大な伝説へと大きく飛躍したように思います。2002年からドジャースに復帰し、安定した力で2年連続16勝を記録したものの、怪我のため精彩を欠いていき、2005年日米通算200勝を達成したものの、直後に戦力外通告を受けたのを最後に、今日までメジャーでの登板が無かったのです。これまでの約3年の間に、右肘の手術をし長い期間をかけリハビリを続け、もう一度メジャーのマウンドで投げるという目標を持ち続けたその精神力。誰もが無理だと思っていた中で、中継ぎとはいえ、メジャーに復帰してきた野茂。ただただ凄い!としか言いようがありません。

野茂のことですから、このまま調子を上げていき、本気で先発復帰を狙っているのかもしれません。決してコントロールの良い投手ではありませんし、なかなかペースに乗るのに時間がかかるタイプのため、中継ぎで本来の力を十分に発揮できるかは未知数ですが、野茂の伝家の宝刀フォークが生きている限り、まだまだメジャーでも通用すると思っています。速球が落ちてもフォークを中心に軟投派ピッチャーとしての再生にも期待したいものです。さて、野茂の3度目の復活劇を、最近気合が足りなかった自分への刺激にし、私も日々戦っていきたいものです。




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2007年11月28日

ブログ更新頻度が落ちています。

すっかりブログを書くペースが落ちている今日この頃。時間が全くとれないほど忙しいわけではないのですが、いまいち書く意欲が湧いてきません。もともとこのサイトを始めようと思った動機は、「本物のボクシング」をより多くの人に知ってもらいたかったからです。亀田3兄弟が毎日のようにテレビで取り上げられて、いかに自分たちがスーパーボクサーであるか、日本の歴代の世界チャンピオンとも比較できないほど凄いボクサーであるか等、散々大法螺を吹いていた時期、「こいつらは、日本のボクシング界に大きなダメージを与えかねない。"ボクシング=亀田"ではないことを、一般の方に知ってもらわないと、取り返しがつかないことになってしまう。」と焦り、急いで興毅が世界挑戦前にサイトを作る決心をしたのが始まりです。

昨年8月の興毅-ランダエタ初戦、そして今年10月の大毅-内藤戦と二つの大きな社会問題を巻き起こし、ようやく亀田家の暴走が収まった感があります。

そして
1.亀田家が口ばかりで大した実力がないことが周知の事実となったこと、
2.亀田以外の選手(ランダエタや内藤)の存在がクローズアップされたこと、
3.そしてボクシング界が甚大なダメージを受けながらも、再起不能までには至らずに済んだこと

が大きな理由となって、以前のように本当のボクシングを一般の方に伝える必要性をあまり感じなくなってきたこともあり、ここ数週間書くペースが遅くなっていました。ただ、更新頻度は少ないかもしれませんが、これからも出来る限りこのサイトを続けていきたく思っております。今後は、ブログよりもサイト自体の質も高めていければと思っています。最近徐々にではありますが、「フリーマーケット」が活用され始めていますし、ほとんど休止中の掲示板なども活性化できればいいなと考えています。

本家サイト(WSC)は、そうでもなかったのですが、同じ記事でもスポーツナビのブログだと最高で一日4万アクセスほどいったことがあり、少しはボクシングファン以外の一般の方にもボクシングという素晴らしいスポーツについて伝えることが出来たかな、と思っております。亀田家などのマイナスのイメージを食い止めることばかり考えていましたが、今後はプラスのイメージを多く発信していきたいものです。




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2007年11月07日

WOWOWエキサイトマッチと女子アナ

最近、久しぶりにHDDレコーダーに溜まっているWOWOWエキサイトマッチをDVDへ移す作業を始めました。HDDには2年以上置き去りにされていたものもありました。年末までに綺麗さっぱりHDDを空にしたいものです。

WOWOWとは長いつきあいで、試験放送時からエキサイトマッチを視聴していましたし、当然本放送開始と同時にWOWOWに加入しました。80年代、海外の試合はテレビ東京系でたまに扱われるだけで、あとはジョー小泉氏のリング・ジャパンに頼る以外、海外物は観る機会が限られていました。特に当時ボクシングに思いっきりのめり込んでいた時期でしたので、WOWOWが毎週2時間海外の試合を放送すると知り、飛び上がって喜んだことを昨日のことのように覚えています。

開始当初のエキサイトマッチと現在のエキサイトマッチの違いですが、まず女子アナがいなかったため、男ばかりの重苦しい雰囲気の中で番組が進行されていました。しかもスタジオのセットが超シンプルかつ照明も暗かったようで、いかにも解説の浜田氏のような男の中の男といったマニア向け丸出しの趣でした。しばらくして若い高柳アナがエキサイトマッチの司会進行役として定位置に付いたものの、現在の軽いノリではなくカチカチなコメントでお堅い進行でした。小泉氏と浜田氏の仲が、ブラウン管(死語になりつつある)を通してもはっきりと分かるくらい、非常に悪そうな時期もありました。実際、視聴者からの葉書でも小泉氏と浜田氏の仲について指摘されていました(この葉書を採用したことは、どうにか番組をスムースに進めたいというスタッフの気持ちがあったのでしょう。)

その後、男だけの暗い汚い臭い空間に、一輪の花が添えられるようになりました。初めての女子アナは安江さんでした。正直、当初は女子アナ起用の意図が全く見えませんでした。高柳氏のアシスタント的な存在に過ぎず、居ても居なくてもどうでもいいのでは?とすら思ったほどです。安江さんが起用されていた頃には、既に私は海外生活を始めていたので、それほど安江さんに思い入れがあるわけではないのですが、一部の方には非常に好まれたアナウンサーだったようです。私には、非常に落ち着いた大人の雰囲気を持った方という印象が強いです。

安江さんのあとを継いだのは、年齢的にもかなり若くなり、ルックスを重視して採用したのか?と思われた荻野さんでした。もともと舞台俳優の方と聞いていますが、その為か本職のアナと比べるとややぎこちない点も当初はあったように記憶しています。それでも、真面目に取り組んでいる姿勢は十分に伝わってきましたね。可愛かったです。

その次が、今年の春まで担当されていた土肥さんです。この土肥さんも意外に人気が高いんですね。話がうまいのは勿論ですが、ボクシングを好きになろうという意識も前任の2人に比べて強かったように見えました。何よりも、飾らない笑顔が、番組を明るくしてくれました。共演者の高柳氏も小泉氏も浜田氏も気持ち良く仕事が出来たのではないでしょうか?

そして最後は、現在の中野アナです。土肥さん人気の後ということもあって当初一部ではあまり評判が良くありませんでした。しかし、やはりプロ中のプロです。話がうまい上に、ノリがいい。そして彼女もボクシングを一生懸命観ています。コメントの内容なども、今までのアナの中では一番ではないでしょうか。見れば見るほど中野さんの良さが滲み出てくるようです。年齢を意識されているようですが、まだまだ若いですし可愛いですね。大きな瞳が印象的です。

WOWOWエキサイトマッチの歴代女子アナは、全員素晴らしい女性です。アナウンサーの採用は、非常に上手くいっているのではないでしょうか?外れがありません。今や女性アナウンサーがいないエキサイトマッチは、考えられないくらいに定着しました。中野さんには、今後もエキサイトマッチを盛り上げていって欲しいですし、ボクシングの素晴らしさなども多くの人に伝えていって欲しいです。彼女のブログを読めば、より一層ファンになると思いますよ。
中野アナのブログ




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