2011年10月27日

WOWOWからの誕生日プレゼント

昨日は私の誕生日だったのですが、WOWOWからサプライズプレゼントが届きました。WOWOWが試験放送を始めた1990年11月からエキサイトマッチは放送され、勿論その時から観ています。(高柳アナはまだまだ出ていませんでした)エキサイトマッチ歴21年。初めて勝敗予想クイズに当選しました。

ホプキンス対ドーソン戦の当選だったのですが、わたしはホプキンスがごまかしながら、どちらともいえない微妙なラウンドの連続で、引き分け防衛を予想しました。結果は、ご存知の通り、ドーソンに投げられ負傷したホプキンスのTKO負けだったのが、一週間以上経って負傷ドローに裁定が変わりました。その結果、初めて賞品ゲット!につながったわけです。

黒の野球帽ですが、なかなかしっかりした作りで、良い物でした。年甲斐もなく、こんなことで喜んでしまいました。生ホプキンスに会ってから10年も経ち、その時ですら爺王者だったのに、いまだに現役バリバリというのは、本当に驚きです。ただし、個人的には、ホプキンスはあまり好きな選手ではありません。確かに上手くて強くて引き出しいっぱいで負けない選手ですが、私にはどうもダーティーな面が強すぎて、好きになれません。今回の負傷も、ちょっとかっこ悪かった。大げさな演技が入っているように見えてしまった。以前にもアレン戦でグダグダな展開の中リング外に落ち、ノーコンテストになったりもしたし。

強いのだけれど、正統派ではない、あくまでもヒール王者のイメージ。汚くても勝てばいい。そんな感じ。私のアイドル、マービン・ハグラーとは品格が違うと思います。




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2011年10月24日

これぞボクシング!八重樫が新チャンピオン!

久しぶりに熱い試合を観させて頂きました。これがボクシングの醍醐味とでも言える、魂と魂のぶつかり合う素晴らしい試合でした。

新王者となった八重樫も、序盤は縦横無尽にフットワークを刻み、左フックやオーバーハンドライトを随所に決め、ペースを掴みました。しかし、ポンサワンの強引なプレスと距離を詰めてからの力のこもったパンチに、八重樫の足は止まり、試合は大打撃戦へと変わっていきました。

八重樫も非常に危険なパンチをもらいながらも、パンチの的確性で上回り、さすがにタフなポンサワンもダメージがありありで、いつ倒れてもおかしくない状況になりました。しかし、八重樫の猛攻のなか、強烈な右カウンターが炸裂し、八重樫がダウン寸前のダメージを被ります。

どちらが倒れてもおかしくない、激しい試合でしたが、最後は心の折れなかった八重樫の粘りが上回ったのか、左フックから右ストレートをもろに喰ったポンサワンをレフリーが救う形で試合は終わりました。

今日の試合を見て、何故自分がボクシングの虜になったのかを思い出したような気がします。テクニック云々より、熱い魂のぶつかり合いに、魅了されたのが、ボクシング好きになった始まりでした。とにかく凄いものをみせてもらいました。八重樫にも前王者となったポンサワンにも、ありがとうと言いたいです。This is Boxing!





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2011年04月08日

長谷川が、ジョニー・ゴンザレスのモンスターライトに一発KO負け!

西岡がジョニー・ゴンザレスを一発でKOした時と正反対のことが起きてしまいました。フェザー級2試合目、出だしは前回よりも滑らかにスピードも乗っているように見えた長谷川でしたが、ゴンザレスのほうも冷静に長谷川の動きにあわせて左フックを顔面に狙ってきました。以前から言っていますが、長谷川のボクシングは、瞬間のボクシング。いわば居合い抜きのような一瞬の隙を突いてパンチを打ち込むスタイルです。瞬間的にパンチを打つと決めたら、しっかりとキャンバスに足をつけ、体を硬直させて思い切りパンチを打ち込むため、当たれば相手に大きなダメージを与えることが出来ますが、逆に打たれた場合は非常に危険です。

もともと強打者ではない長谷川ですが、バンタム級時代にKOの味を覚えたせいか、非常に危険なタイミングでパンチの交換をする癖がついてしまったように思います。ジャブもタイミングを計るだけで、相手の隙を探るのにはほとんど使えていないようにも見えました。勝負を急いだのか、いいパンチを貰い冷静さを失ったのか、戦前言っていたような「打たせずに打つ。」安心して見ていられるような安定感のある試合ではありませんでした。

ボクシングという競技の特性上、先に当てた者勝ちというギャンブル的な要素が多いのですが、そういう一か八かという博打ではなく、いかに危険を冒さずに試合を進められるかが強い王者にはより求められます。長谷川は、肉体的にはまだまだ力を持っていることは確かですが、試合の進め方を考え直す時期に来ていると思います。今日の敗戦を糧に、もう一度世界の舞台で戦う長谷川の勇姿を期待しています。

セミの西岡は、挑戦者ムニョスの積極的でラフな攻撃にやや手を焼きながらも、落ち着いた試合運びでした。まさにベテラン王者の真骨頂を見た気がします。相手の出方を見ながらも、ボディ攻撃、顎へのアッパー、必殺の左ストレートと的確に当ててダメージを与えていきました。ムニョスも心が強く、打たれても打たれても前に出てきましたが、最後はその強い心を打ち砕いた西岡の充実度はこの試合でも素晴らしかった。一時、過去の人になりかかっていたのが嘘のように、34歳という高齢が信じられないほど心技体全てがハイレベルの安定王者になりました。

粟生も強打のグチェレスに怯まずに自分から攻め、試合をコントロールしていた姿が印象的でした。先にパンチを出し、相手が打ち返してきたところにパンチを入れる。以前なら、相手に先にパンチを打たせてから、待ちに待ってのカウンターという消極的なスタイルでしたから、見事にスタイルを変化させることに成功しました。Sフェザーでは、まだまだ厳しい試合が続きますが、行けるところまで行って欲しいですね。体に厚みが出てパンチ自体は以前より重くなったように思いますが、切れが不足しているようにも見えます。長谷川や西岡のような瞬発力が加われば、パンチを当てることが上手いので、効果が段違いにアップすることでしょう。

大震災後ということで試合開催も急遽会場変更になるなど、興行側にも勿論選手側にも大変だったことと思います。それでも、初のトリプル世界戦の興行を成功させた帝拳には拍手を送りたいです。これぞReal、本物のボクシングです。

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2011年02月11日

井岡、僅か7戦目での世界一!見事なワンパンチKO奪取!

日本人最短世界王座奪取という記録は、正直選手を育てる側から見れば、ほとんど意味がないとは思いますが、最短記録ということで名前をアピールする上では、非常に有効な宣伝材料になるのでしょう。

それにしても、41戦目の王者が、僅かプロ7戦の若造に、左ボディーアッパー一発で沈められるとは思ってもいませんでした。第2ラウンドにも、ダメージはほとんどない王者オーレドンの足が揃ったところへ、上手く左フックが顔面を捕らえてダウンを奪いました。その後も、両者とも手数こそは少なかったものの、距離の取り合い、フェイントの掛け合いを続けていました。

やや井岡のプレスが強めで、ヒット数もやや上かな?という微妙なラウンドが3,4ラウンドと続きましたが、徐々に井岡の軽く伸ばすようなパンチが当たり始めたと思った瞬間、ロープ際での打ち合いの際に、ドンピシャのタイミングで、これまた肝臓直撃の左ボディーが突き刺さり、一瞬間をおいて40戦無敗を誇った王者が悶絶してしまいました。ミニマム級でのボディー一発KOと言えば、現協会長の大橋の力強い左ボディーを思い起こしますが、今回の井岡の場合、決して強振したわけではないのですが、タイミングと当たった場所がこれ以上にない最高のポイントだったのでしょう。

オーレドンは、全くボディーを意識していなかった上に、恐らく息を吐き出して腹筋が緩んでいた瞬間に、心身ともに無防備だったボディーに一発喰ってしまったのでしょう。ラッキーな一面もありますが、プロキャリアで遥かに上回るチャンピオンに技術面でも引けをとらずに、堂々と戦い抜いたあたりは、さすがに確かなアマキャリアの裏づけを感じました。

本人は早速4階級制覇を口にしましたが、望むことはパンチ力を含めた体全体のパワーアップでしょうか。今回は無理にミニマムに落したせいもあってか、スピードをやや欠いたように見えました。一番動ける階級、力がみなぎる階級で多くの経験を積んでもらいたいので、ミニマムやLフライでは、それほど防衛に固執することはないと個人的には思います。

それにしても、叔父の弘樹氏が戴冠してからもう23年も経ったのですね。嘘ではなく、本当に数年前のような錯覚さえしてしまいます。





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2011年01月31日

WBA ダブル日本タイトル戦

メインの内山は、今までほぼ完璧な内容で世界戦を勝利してきましたが、今回はプロらしく思い切りのより左右フック振りぬく三浦に意外な苦戦を強いられました。

内山といえば、豪腕のイメージがありますが、ただパンチが強いだけでは、世界一に離れません。長いアマ歴に裏づけされた確かな攻防の技術があるからこそ、その強打が活かされます。この技術力の差が、今日の勝敗を分けた最大の要因であったことは言うまでもありません。

いつも冷静に試合を組み立てている内山が、まともに三浦の左ストレートを食いダウンを奪われたときは、ビックリしました。本人は、ダメージはなかったと試合後語っていましたが、かなり足にきていたように見えました。内山の打ち終わりを狙って強振してくる三浦のパンチは怖さがありました。ただ、逆に言えば、それだけでした。内山の正確で強い右ジャブを決められ続け、視界を奪われた末に三浦陣営の棄権で試合が終了しました。

内山が、これから本当の意味で世界の強豪と戦っていくには、今までの冷静な試合運びだけでなく、冷静に燃えるような試合を期待したい。「冷静に燃える」なんて矛盾しているように聞こえますが、私のアイドルであったマービン・ハグラーや今のパッキャオなどは、冷静に自身をコントロールしながらも、常に相手を打ち倒そうと燃える闘志を秘めていました。右ジャブを多用することは良いのですが、もうひとつ必殺パンチに繋げて欲しかった気もしました。


セミの李-下田戦は、まだよく見ていないのですが、これまた意地と意地のぶつかり合った素晴らしい内容だったようですね。いい選手同士が戦うと、手に汗握る素晴らしい試合になるという典型でしょう。

私個人的には、WBAは世界承認団体として認めたくはありません。WBAを認めるくらいなら、IBFやWBOを認可したほうが、100倍マシです。WBAは、あまりにずさんな管理で、無意味にタイトル乱発し続けています。日本は、WBAから脱退することが難しいのであれば、議論がされていますが暫定王座は認めず、真の世界王座に限り世界戦を認めるなど、独自に規制を布いていかないといけない時期に来ていると思います。




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2010年11月26日

粟生 長谷川、ダブル2階級制覇達成!

粟生も長谷川も本当に良くやった。2試合とも大差判定勝利でしたが、点差ほど楽な試合ではありませんでした。特に長谷川は、先月母親を亡くしたばかりで、気持ちが入りすぎていたのか、スピードやタイミングで勝負することを忘れ、とにかく一発一発力んだパンチでブルゴスのパワーに対抗しました。


粟生は、トップアマチュアのタイベルトを相手に、体力勝ちをしたと言えるでしょう。序盤から、技巧に自信のある両者のフェイントの掛け合いがありましたが、パンチを当てる上手さ、間の取り方などはやはりタイベルトが一枚上手でした。しかし、第3ラウンド、粟生の放った左ストレートがカウンター気味に顎をとらえ、強烈なダウンを奪いました。これが肉体的にも精神的にもタイベルトにはこたえたようです。

ダウン後、いつもの待ってからの一発カウンター狙いで手数が出なくなり、威力はないもののタイベルトのパンチを喰ってしまう場面がありました。しかし第7ラウンドからは、コーナーからの指示もあったのでしょうが、粟生が積極的に前に出て、多くのボディーパンチでタイベルトの戦力を削ぐことに成功し、あと一歩でKO出来そうでしたが、判定まで逃げられました。素人採点では、117-110で粟生と見ました。

王者のパンチが非力だったため、多少の被弾を覚悟で打ち合うことが出来ましたが、層の厚いSフェザー級で生き抜いていくには、ディフェンス力および集中力の一層の向上が求められるでしょう。サウスポーの利点を活かした嫌らしいスタイルを身に付けてもらいたい。まともなテクニック勝負では、まず勝ち抜けないと思われます。


メインの長谷川ですが、とにかく力みすぎ、大振りが目立ちました。ブルゴスに前に出させないよう、意識して強いパンチを出していたのだと思いますが、あまりに力んでいる為、パンチ自体にいつもの切れがありませんでした。攻撃パターンも単調で、かぶせるような左フックや顔面をまっすぐに狙うストレート、そして返しのこれも大きな右フックばかりでした。前後左右に動きながら、リズムの中でパンチを出していけば、もっとスピーディーな長谷川らしいボクシングになったと思うのですが、やはり足が動かなかったのでしょうか?

第7ラウンドには、ブルゴスの左アッパーをもろに食ってしまい、一瞬足がもつれました。その後も負けん気の強い長谷川は、非常に危険なタイミングでパンチの交換をし続けました。スピード命の長谷川が、足を止めて博打的な打ち合いをする場面もかなりありました。それでもパンチの的中率は段違いだったこともあり、ポイント的には長谷川が圧倒的にリードしていたのですが、最終2ラウンドは、長谷川の打ち疲れか、足に力が入らなくなり、自らクリンチに行くシーンもありました。長谷川の左を直撃され続けたブルゴスも、右目が塞がり、いっぱいのところで戦っていました。

今日の長谷川は、スピードのない力んだパンチばかりでしたが、それでも飛び級での二階級制覇というのは、普通に考えて快挙と言えます(近頃のパッキャオの変態ぶりで、感覚が麻痺しがちですが)。フェザー級での長谷川の力量は今日の試合では、分かりません。ただ、フェザーで防衛を続けるには、やはり今日のような試合をしていては難しいでしょう。打たせずに打つ、これに徹して、スピードボクシングで完全復活をして欲しいと思います。

長々と書きましたが、濃密な24ラウンドでした。ボクシングって本当に素晴らしい。





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2010年10月24日

年間最高試合決定!西岡 見事な防衛!

これは凄い試合でした。西岡の強打とテクニック、対する挑戦者ムンローの耐久力と気持ちの強さがぶつかり合った、これぞボクシング!という試合になりました。

西岡は、試合開始直後から、右ジャブの指しあいで優位にたち、右に続くモンスターレフトと言われる威力抜群の左を顔面、ボディーへ散らし、ムンローの強烈な前進力を食い止めていました。4ラウンドにムンローが挽回しポイントを挙げ、前半から飛ばした西岡の失速も危惧されましたが、5回に強烈な左ストレートが決まりと頑丈なムンローも膝が揺れました。6ラウンドにもビッグパンチを要所に決め、7ラウンドにはみぞおちにまともに入ったボディーなどで、ついにムンローに失速の兆しが見え始めました。逆に、スタミナが心配された西岡ですが、自分のペースを貫き通し、最後まで手数を出し、ムンローのパンチを喰いにくいポジションへと動き続けました。10ラウンド、12ラウンドにも大きな見せ場を作った西岡は、連続KO防衛こそなりませんでしたが、強豪ムンロー相手に3者とも119-109という大差での完勝となりました(私も119-109で西岡)。

ムンローの前進を食い止められるパンチ、そしてムンローのパンチを喰わないポジショニングの上手さもあり、西岡が完勝しましたが、試合としては非常に厳しいものでした。ムンローの打たれ強さそして回復力は凄かった。体の面は勿論、何よりも気持ちが本当に強いボクサーの鑑のような素晴らしい選手でした。西岡がちょっとでも弱気になっていたならば、ムンローのパワーに押されまくったかもしれません。34歳と高齢になった西岡ですが、若い頃とは違い精神面での成長が、今回のような厳しい試合に活きたのだと思います。やはりボクサーは、若さ、体力だけではないのだと改めて思い知らされました。高齢ですが、技術、精神力は確実に成長していますし、体力にしても34歳とは思えないものを維持しています。今日の西岡は、自身のボクシング人生の中でも、最強だったのではないでしょうか?

前座のローマン・ゴンザレスは、階級アップで元気が戻ったようでした。リナレスは、チャべスの棄権がありましたが、速くて強さが目立ちました。リナレスも挫折を経験し、一段階上の選手へと確実に成長しています。

WOWOWのエキサイトマッチがそのまま日本へやってきたような、ハイレベルな試合に本当に酔いしれました。やっぱり本物のボクシングは、凄い!This is Boxing!西岡やリナレス、そして前王者長谷川ら、世界に通じるボクサー達が、一般にあまり知られていないというのが、日本ボクシング界(or 日本のテレビ業界)の問題なのでしょう。本物の凄さを多くの人に知ってもらいたいものです。

posted by cutepizza |20:28 | 国内ボクシング | コメント(1) | トラックバック(1)
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2010年09月23日

ズバリ予想!亀田 大毅 vs. 坂田 健史!

予想はズバリ、坂田の中差判定勝ち!
亀田の若さと勢い、坂田のキャリアと手数。ひとことでこの試合を表現するなら、このようになると思います。

確かに大毅には、若さもあり技術的にも発展途上にあります。以前は左フック一本だったところ、右のストレートもジャブのように出せるようになってきました。今回も上達したところを見せてくれるかもしれません。

一方の坂田は、既に30歳となり全盛を過ぎている感は否めません。歴戦のダメージの為か、以前に比べ打たれ脆くなっているようにも思えます。特に若い頃からスロースターターで、試合の前半はなかなかリズムに乗れず、相手に打たれる場面も多いため、前半の戦い方は要注意です。


試合展開予想
坂田の最大の持ち味は、止まらぬ手数と旺盛なスタミナです。とにかく相手が嫌になるまでしつこくショートパンチで追い上げます。一方の大毅は、坂田とは正反対に、一発一発に力をこめてパンチを打つスタイルです。勿論、今回の試合用に色々と対策を練っているでしょうが、基本スタイルは変わらないはずです。

音で両者のスタイル(リズム)を表現すると、以下のようになります。

大毅:バン    バン     バン    バ     バン
坂田:バ  バババ  バババ   ババ  バババッババ バン

大毅の力をこめたパンチが先にヒットすれば(特に坂田の苦手な前半に)、大毅の若さやパワーが活かされる試合展開になるかもしれませんが、坂田がそう簡単に大毅のパンチを喰いまくるシーンは想像できません。確実にブロックしながら距離を詰めてくるでしょう。大毅が一発打った後、間が空いたところへ坂田が軽いが細かい連打を叩き込むシーンが多く観られそうです。

大毅が坂田の軽いパンチを何とも思わず、自分の得意のパンチを打ち込み続けることが出来れば、拮抗した試合になる可能性もあります。しかし、いくら坂田のパンチが小さく軽いと言っても、数多く打たれれば効いてきますし、嫌になってきます。打たれるのを嫌がって、ブロックの貝に閉じこもっている時間帯が多くなりそうです。ブロックではなく、足を使って逃げようなら、それこそ坂田の執拗な攻撃に加速がつき、追いまくられることでしょう。

私には、大毅にほとんど勝算はないように思います。大毅には世界王者としての技術が全く欠如しているためです。技術力の差、そしてキャリアの差で坂田は大毅を圧倒し続けると思います。

ただし、坂田のパンチはショートパンチがほとんどの為、地味で見栄えが良くありません。手を出しているものの、相手に効果的なダメージを与えているようにジャッジには見えないかもしれません。(この地味さが、今まで世界戦で何度となく僅差で敗れた要因になっています。)試合のペースは坂田が握るも、採点結果は意外に競っているかもしれません。115-113、116-112くらいの差で坂田勝利でしょうか?

皆さんの予想はいかがでしょうか?





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2010年09月20日

強すぎる内山!ダイナマイトパンチ再爆発!

内山は強過ぎる!その一言に尽きます。前回も書きましたが、あのクールネスが彼の最大の武器のように思います。生きるか死ぬかという極限の戦いが行われるリング上で、どうして内山はあれほどまでに冷静に、まるで悟りを開いたかのように落ち着いて試合を運べるのでしょうか?長いアマキャリアに裏づけされた技術力があるからこそ、自分をコントロールすることが出来るのでしょうが、彼の性格、これまでの人生の歩みも大きく関係しているのでしょう。

冷静だからこそ、相手の動きがよく見える。的確に強い左ジャブを当てることが出来る。相手の打ってくるパンチがよく見えるから、被弾が極めて少ない。そしてリラックスしているから力むことなくスムースにパンチを出すことが出来る。そして、ヒットする瞬間には、パワーを一点に集中させることが出来る。内山のボクシングは、体の柔らかさも感じさせるゆったりとした構えで、決して力んだり、無駄な動きをみせません。攻撃パターンは決して多くはないものの、ボクシングの基本である打たせずに打つ、外して打つことが出来る為、彼の強力なパンチと相まって、相手はいつの間にかプレッシャーを掛けられ、あのダイナマイトパンチを喰ってしまうのでしょう。

次は誰が相手になるのでしょう?リナレスと戦えばどのようになるのでしょうか?超スピードとテクニックで、リナレスが内山の独特な間でのボクシングをさせないのでしょうか?それとも、リナレスも内山の豪腕の前に捕まってしまうのでしょうか?興味が尽きませんね。


アンダーカードの河野ですが、最終回の起死回生のダウンシーンは鳥肌ものでした。野球で言うと、9回2アウトから満塁ホームランを3連発くらいしたような大逆転シーンでした。ロハスはかなり効いていたはずです。ダウン後の追撃が力みすぎて大振りになり、空転してしまったことは、本当に勿体なかった。効いた相手には、軽いパンチ、ショートパンチの連打で確実にヒットさせること大切です。軽くても、あの状態では十分効きます。そして、軽いパンチで防御一辺倒にさせたところで(相手の動きを固めてしまい)、腰を入れた大きなパンチを振るうとヒットしたのではないでしょうか。

たしかに河野とロハスではボクシング技術は大きく差がありましたが、ボディーを効かされても決して諦めることなく、最後の最後まで前進を続けた河野の姿には勇気付けられました。人生も同じです。諦めずに戦い続ければ、いつかはチャンスがやってくるのでしょう。ないものねだりになりますが、河野がもう少し腰の入った強いパンチを打つことが出来れば、最終回に見せたようなロープに詰めて相打ちで、中盤あたりには勝機を見出せたかもしれません。(逆に一発で試合を終わらせることが出来たら、今のような旺盛なスタミナと根性を手に入れることは出来なかったかもしれません。全てを高い能力で保持している選手というのは、世界チャンピオンでもそうは居ません。)




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2010年05月17日

内山、大人の世界チャンピオン!余裕の初防衛戦!

Sフェザー級(58.97kg)としては規格外の身長185cm、リーチも193cmという挑戦者グラナドスを相手に、終始自分のペースで試合を運び、最後は右のオーバーハンド一発で沈めてしまいました。

内山自身が言っていたように、相手が長身にも関わらずクラウチングスタイルであり、攻撃も長いジャブ、ストレートをあまり打たないこともあり、意外に距離の差がありませんでした。グラナドスを見ていると、ウェルター時代のハーンズを思い出しますが、ハーンズのような図抜けたスピードとパンチのキレは全くありませんでした(あれば、負けない選手になったでしょう)。

今日の試合で感心したのは、やはり内山の精神力です。あの落ち着いた試合運びは、彼の性格だけではなく、精神的に鍛えられているのだと感じました。偉大な選手というのは、熱くなりすぎず、いつでも冷静に状況分析ができます。世界戦というだけで浮き足立ってしまう選手も多い中、内山はいつでも自分の能力が100%発揮できるような精神的な土台を持っているようです。

ボクシングの場合、ついつい肉体的な鍛錬ばかり目がいってしまいますが、メンタルの重要さを改めて思い知らされた、内山の落ち着きぶりでした(試合後のインタビューも落ち着き過ぎ?)。

Sフェザー級は、中南米を中心に世界的に層が厚いクラスです。しかし、内山のパンチ力と確かなボクシング技術、そして強い精神力があれば、どんな強豪と戦ってもいい勝負が出来ると思います。ラスベガスでもどこでもいいので、世界のビッグネームとの対戦も見てみたいですね。




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