2006年10月25日

事前計量(安全計量)

WBCでは、ボクサーの急激な減量による事故を防ぐ目的で、安全計量(http://www.hoshinoshin.com/~sakon/glossary/index.html#previousweighting)を実施している。詳しくは、リンク先を読んでいただきたいが、このようなガイドラインは徹底すべきだ。コラレスらのオーバーウェイト事件など、このところ計量で問題が起こっているからか、「パッキャオ対モラレス第3戦」では、きっちりと安全計量が実施されているようだ。海外では、日本人ボクサーほど壮絶な減量に取り組む選手は少ないが、それでも無茶な減量をする選手もいる。本来なら、このような団体からの罰則がなくとも、選手、トレーナーが十分な健康管理に基づいた減量を行うのが当然なのだが、ボクサーそれぞれ性格や状況が違うため、計画的に体重を落せない者も出てきてしまうのだろう。

ニュースによれば、モラレスの30日前計量では、142ポンド(64.41kg)。一方、パッキャオは、138.75ポンド(63kg弱)ということだ。130ポンドがSフェザー級のリミットだから、その10%増の143ポンドが、30日前の計量リミットだったわけで、モラレスは、なんとかパスしたことになっている。このように事前に正式計量があると、計画性のない選手でも、目標にあわせて落していきやすい(落とさざる得ない)ため、やはり効果のある方法に思う。

WBCは、スレイマン会長の下、ボクシングの安全化に努めてきた。破産寸前まで追い込まれたりもしたが、やはり世界第一の認定団体として、ボクシングをより安全で健全なスポーツへと育てて行ったほしい。安全化を推進するあまり、昔のボクシングとは全く違ったスポーツになってしまうかもしれないが(既に多くの部分で変わってきているが)、それも時代の流れとして受け止めねばならないと、私は思う。

尚、本日のニュースで、パッキャオ陣営は、もしモラレスが前日計量で132ポンド以上なら、試合を行わないと通告したようだ。確か、モラレスが1ポンドオーバー毎に、50万ドルをパッキャオ側に支払うという契約だったので、132ポンドでモラレスが戦う場合、パッキャオ側に100万ドル(約1億2千万円)が追加で入ることになる。モラレスは、体調管理に専門家を雇っているらしいが、果たしてコンディション作りは上手くいくのだろうか?負ければ引退が確実なモラレスにとって、今回は本気度が違っているように予想する。前回、いい勝ち方をしたパッキャオ側に油断があれば、どう転ぶか分からない。



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posted by cutepizza |21:48 | 海外ボクシング | コメント(0) | トラックバック(0)
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