2008年04月20日

伝説同士の戦いは、カルザゲに軍配!

私用で生中継を観れず、ネットで最初の2ラウンドと最後の2ラウンドだけしか観ていないので、適切なコメントは書けませんが、観た範囲で感想などを書いていきます。

まず、初回、開始1分過ぎに、二人の距離が詰まった瞬間に、ホプキンスの軽い左ジャブに続くショートの右ストレートが、ダックしていたカルザゲの顔面を捉え、カルザゲがダウン!しかし、ダメージは意外に浅かったようで、その後もホプキンスは、サークルしながらカルザゲが出てくるところに右のストレートカウンターを狙うというパターンで、第一ラウンドが終了。続く2回、ホプキンスのややゆったりとしたペースにはまりかけているカルザゲが、自分のリズムボクシングを取り戻そうと、ややペースを上げようとホプキンスを追い詰めます。しかし、ホプキンスは、距離が詰まるとクリンチに逃れるというパターンばかりで、もみ合う場面ばかりになってきます。

3ラウンドから10ラウンドは、まだ観ていません。HBO解説のスチュワード氏の話では、中盤以降カルザゲに持ち前のリズムと手数が戻り、挽回していったようです。それに加え、ホプキンスは、やはり年齢のせいか、あまりにも手数が少なく、時折右のストレートを伸ばす程度の単発ばかりで、ほとんどコンビネーションは出さずじまい。そして、11ラウンドと12ラウンドも、カルザゲが前に出て手数を多く出すのに対し、ホプキンスはロープに詰まるシーンが多く、単発で狙うパンチもほとんどがカルザゲに読まれなかなかヒットさせることが出来ず、スタミナを失いながら何とか最終ラウンドを乗り切ったという様子でした。

そして採点は、115-112, 116-111で2者カルザゲ、一人は114-113でホプキンスの勝利を支持。これにより、カルザゲの連勝記録は45に伸ばし、Lヘビー級進出を成功させました。一方のホプキンスは、自分が勝っていたと主張しているようですが、さすがに衰えは隠せなかったことは誰の目にも明らかで、もしかするとこれがホプキンスの最後の試合となる可能性も否定できません。そして、Lヘビー級もう一人の伝説、ロイ・ジョーンズがあらためてカルザゲとの試合をアピールしたようで、もしかするとカルザゲ対ジョーンズという試合も実現するかもしれません。

この試合も先日の榎と粟生の試合と同様に、塩分の多いしょっぱい試合になると予想されていましたが、あまりのクリンチ、ホールディングの多さと、偶然のローブローなどもあって、期待していたほどのスリルは味わえませんでした。やはり選手の実力だけではなく、選手のスタイルが噛み合うかどうかで、名勝負が生まれるのでしょうね。ボクシングは、やってみないとどういう試合になるのか読めない部分が多いため、毎回スリリングなファン好みの試合になるとは限らないところが、難しいですね。




多くの方に、この「ボクシング・ジャーナル」にアクセスしていただいています。有難うございます。もっとボクシングのことについて語りたいという方は、私のサイトであるWSCまで一度お越し下さい(http://worldsportsclub.org/)。掲示板、各最新ブログ記事の紹介、フリーマーケットなどを開催しています。

posted by cutepizza |17:06 | 海外ボクシング | コメント(2) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/cutepizza/tb_ping/267
この記事に対するコメント一覧
伝説同士の戦いは、カルザゲに軍配!

試合を見てないんで、どうのこうのは言えないんですが、やはり玄人好みの渋い試合になったみたいですね。ただ1Rだけみたんですが、ホプキンスの右ショートは見事なブローでしたね。ターバーもライトもカルザギも外せないというのは、やはりホプキンスの実力の高さを改めて感じさせました。採点自体割れてるし、ESPNの採点は1ポイント差でホプキンスですから、かなりのクロスファイトだったんでしょう。ただカルザギはSミドルに戻ったほうがいいと思います。少々キレが落ちてる気がしました。

あと今更、ジョーンズが出てきても・・・という感じですね。ブランク明けのTITOに勝っただけで、以前のステータスを取り戻したわけでも無いでしょうに・・・。

posted by Boxファン | 2008-04-20 22:55

伝説同士の戦いは、カルザゲに軍配!

 自分は、この試合を見てはいないのですが、やはりライトヘビー級という重量級の、注目の一戦という事でKO決着が期待されていたと思います。しかし近年の採点方により、どの階級においても判定決着が増えているように思います。

 榎対粟生戦と同様に倒しにいくボクシングよりも、勝ちにいく、負けないボクシングをする選手が近年は多いのでしょう。勿論そうした試合もボクシングの一つのスタイルですし技術的な面での進化系なのかもしれませんが、やはりKOこそがボクシングの花ではないかとも思います。

 二つの拳のみで殴り合うという、人間にとって一番、原始的な競技であるボクシングが世界中で支持されてきたのは、人間の本能的な部分に訴えてきたからではないでしょうか。

 ただ単に野生味だけであれば路上のストリートファイトでも事足ります、そこから技術的にボクシングは進歩してきて今日に至る訳ですが、近年はあまりにも原点的な所から離れすぎているようにも感じます。選手の健康や安全面等を考えれば安易にKO決着を望むべきではないのかもしれませんが、全盛期のマイク・タイソンのような試合も、また見てみたいとも思ってしまいます。

posted by スージーQ | 2008-04-21 01:51

コメントする