2008年04月05日
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
日本ボクシング界久しぶりのビッグマッチとして注目を浴びた今晩の榎対粟生の試合。東洋太平洋チャンピオンの榎が強引に距離を詰めて試合をするようなタイプではないため、ある程度予想はされていたとはいえ、見た目には地味な戦いとなりました。
採点は、115-115が一人、114-114が二人の3者ともにドローという(結構珍しい)結果でした。ちなみに私の採点では、一つのラウンドに10-10を付けましたが、115-114で粟生の勝ちに付けました。いずれにせよ、両者が相手の持ち味を出させない戦い方をしたため、アクション的には静かな試合でした。
粟生は、非常に集中していて、動きもよかったようですが、榎のジャブだけは外すことが出来ませんでした。一方の榎にしても、ジャブまでは良いのですが、その先の攻撃に結びつけることが全く出来ませんでした。粟生の左のカウンターに注意していたこともあるでしょうが、それ以上に粟生の長い距離に苦しんでいたように思います。
両者ともに自分らしさを見せた試合ではありますが、世界とはまだまだ差があるように思えます。
粟生の課題
フットワーク、距離感、センスはさすがに非凡なものを感じさせるが、得意のカウンターに頼りすぎているため、自分からペースを作ることがなかなか出来ない。つまり、相手が思ったほど出てこないときなど、待ちのボクシングばかりでなく、自分からステップインして試合の流れを強引に変える(またはテンポアップする)ようなことをしないと、今日のような微妙な採点になるケースが増えると思う。また、パンチを当てるだけでなく、ダメージを与えるようなパンチ(あと拳一つ分ほど深く)が欲しい。
榎の課題
サウスポーが苦手ということもあるのだろうが、左ジャブだけで詰めていくのでは限界がある。フェイントをもっと多用し相手の打ち終わりに瞬間的に距離を詰めるなど工夫が欲しい。世界を目指すのであれば、相手は思ったようには動いてくれません。自分の不得意な状況になっても、それを打破するだけの策が必要ではないでしょうか。最終12ラウンドのような動きを中盤あたりに出ていたなら、今日の試合は勝っていたでしょう。
今日の試合では、お互いの力を警戒しすぎたこともありますが、私が感じたのは、両者ともにもう少し一か八かの捨て身の攻撃が出来なかったのだろうか?ということです。勿論、ただ闇雲に特攻するのではなく、技術に裏付けされた効率のよい(つまり安全性をある程度確保した)特攻です。世界チャンピオンらとの差は、ボクシングの基礎技術そのものよりも、むしろその特攻技術の差が大きいのでは無いでしょうか?(何を特攻とするのか、定義付けは難しいですが)打たれることを覚悟し飛び込む勇気と、その打たれる危険性を最小限に食い止める技術の融合が世界レベルでは必要不可欠のように思います。
今日の解説の浜田剛史氏は、頭を振りながらやや強引に距離を詰めて世界を取りました。ファイティング原田氏も、ただがむしゃらに手を出していただけではなく、相手のパンチを外しながら常に飛び込むタイミングを計っていました。内藤もそうです。どの世界チャンピオンにも勇気とそれを実行させるだけの策がありました。今日の両者には、世界にはあともう一歩足りないように思いましたが、今後のためには非常に良い勉強になったことは確かでしょう。
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posted by cutepizza |22:16 |
国内ボクシング |
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この記事に対するコメント一覧
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
二人とも他の日本人ボクサーには足りないいいジャブをもっているんだけど、必殺パンチが不足していますね。現王者のリナレスと比べてしまうと、層の厚いフェザー級では現時点では世界は厳しいのではないでしょうか。結局どっちが世界戦に出るのかな?試合は引き分けでも、人気・知名度とジムの力が大きい粟生が先に挑戦権を得るのかな。ただ現時点では厳しいのではないかね。相手にもよりますが。
posted by Nobunaga | 2008-04-05 22:28
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
榎手数足んないよ。右が少なすぎ。双方米国や欧州のトップとやっても勝てないんじゃない?
posted by ロザリオ | 2008-04-05 22:35
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
消化不良の試合でした。ドローは妥当かな・・・申し訳無いけど二人とも世界タイトルマッチを戦うレベルの選手ではないと思いました。どちらが勝つにせよこのぐらいのレベルでは明白に勝たないとね・・・
posted by tt | 2008-04-05 22:55
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
予想通り噛み合わない試合でした。
仮にどちらが勝ったにせよジョンには勝てないでしょう。
posted by 吹石徹 | 2008-04-05 23:05
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
世界挑戦はどうなるのでしょうか?消滅・・・なのかな?
posted by aa | 2008-04-05 23:29
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
世界タイトル挑戦は保留が妥当でしょう。これで次は世界なんてなったら信頼を失います(笑)
posted by tt | 2008-04-05 23:52
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
ttとやらが語るレベルって?
全然ボクシングわかってないだろう人の偉そうな書き込みort
posted by nnn | 2008-04-06 00:01
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
まぁジョンとやったらどっちもKOされそうだよな
リナレスと違って穴がないし、地味に見えてKO率もかなり高い危険な選手だ
榎は1年以上世界戦の切符待ちらしいけど、2年前からジャブだけはいいけど他が成長してないような・・・
粟生のお見合い癖も変わらず・・・打たれ弱いのかね
posted by ・・・ | 2008-04-06 00:35
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
リナレス、ジョン。彼らに負けたマルケス、ラリオス。世界と戦うって言うんならこれらの選手との比較になります。nnnさんはボクシングに大変詳しいようなので、無知な僕に彼らをどうやって攻略するか教えて下さいますか?
posted by tt | 2008-04-06 09:02
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
>これで次は世界なんてなったら信頼を失います(笑)
信頼を失いますか?そんなにレベルの低い試合でしたか?
みんな期待が大きかった分、辛口に評価しているのでは?
野球に例えれば、派手な打ち合いやホームランは無いけれど、一点を争う緊張感のある試合だと思いました。
榎がパーリング、ブロッキングで粟生の左を止める。粟生は榎に左フック、ボディを打たせない位置にいる。(結局左はジャブしか打てなかった)
榎は左ジャブ、粟生は左ストレートが当たらないと手数が減る選手。慎重な探りあいの中、9Rに粟生の左がヒットして粟生が攻勢に出ると、榎のジャブが当たり出した。
ジャブが当たりだすと右が出る榎。最終ラウンドの攻勢は見応えありました。
榎は、サウスポーに対してジャブよりもフックを多用したかっただろうけれども、粟生が打たせなかったと思います。
粟生とは噛合わなかったけど、クリスジョンなら面白い試合になるでしょう。(勝敗は別として)
少なくとも武本よりは、我々ボクシングファンを楽しませてくれる試合にはなると思います。
posted by まさ | 2008-04-06 12:09
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
二人ともクレバーで危険をよくわかってるんでしょう。
しかし序盤はあの展開でいいけど、それをラストまで続けちゃ、そこまでの選手。
世界を狙うなら、あそこからどう流れを変えるか、そこが見たいのに。二人とも考えすぎ?もしくはチキンハートか?
posted by おさむらい | 2008-04-06 13:04
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
ちょっとお互い警戒したまま12Rやっちゃいましたね
もうちょい打ち合って欲しかった・・・
posted by a | 2008-04-06 13:19
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
フェザー日本最強を決める一戦ということで
観戦してましたが、どちらも安全運転の試合で
当事者同士もそのセコンド陣たちも
観戦している者も消化不良だったかと思います。
どちらも「勝たなくてはいけない」というより
「負けてはいけない」という気持ちのほうが
強かったと思います。
特に榎選手に関しては年齢などの問題を考えると
「勝って次!」より「落とせない!」というのは
仕方がなかったのかもしれませんが、
粟生選手はまだ若いのだから、
自分から打ち合いを仕掛けたり、
果敢にアタックしたりとアグレッシヴな
ボクシングを見せて欲しかった。
どちらも負けて高い授業料を払ったで済むとは思いませんが、
どちらにとっても世界戦に向けた大事な一戦には
違いなかったはずなので、
「落とさない!」という気持ちより
「絶対に勝つ!」という気持ちを前面に出し、
試合をして欲しかったと思います。
今回の結果を見て両陣営どう動くかは解りませんが、
お互いを避けて世界挑戦をしても、
武本選手のような記念挑戦と取られかねないので
日本フェザー最強を勝ち取った上で、
世界挑戦をして欲しいと思います。
posted by 通りすがり | 2008-04-06 15:49
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
確かに消化不良で実力的にもどちらもジョンに勝てるとは思いませんが、ただ心情的には榎に世界戦をやらせてあげたいと思うのですけど。これまで十分なキャリアと実績がありわざわざ今回の挑戦者決定線なんかやらなくてもフセインに勝った時点で十分だと思ったのですが。ただ世界レベルとの実績のない粟生の世界4位は過大評価しすぎだと思います。
posted by kk | 2008-04-06 16:48
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
ボクシングをある程度ご存知の方なら楽しめたのかもしれませんがボクシングをあまり見ないような人たちが面白いと思えるような試合ではなかったと思います。BSでの全国放送だったので多くの人が次も見たいと思えるような試合であってほしかったですね。
posted by プリティボーイ | 2008-04-06 17:44
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
日本王者と東洋王者のレベルなら、妥当な試合じゃないでしょうか。
しかし、みなさんのおっしゃる通り、世界へ挑戦する段階ではないようです。
少なくとも亀兄レベル以上の試合をしなければ、好意的なファンにも叩かれそうですね。
posted by まさお | 2008-04-07 02:37
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
この試合生で観戦してきました。試合中は応援合戦で盛り上がったのですが・・・。両者プロボクサーとしてファンに「魅せる」という意識に乏しくその結果が引分け、これから世界を狙うには貧弱な試合になってしまったと思います。
正直言ってこの二人では世界チャンピオンにはなれないでしょうね。
posted by アモン | 2008-04-07 21:20
注目のフェザー級頂上対決は、ユナニマス・ドロー!
試合後の2人のコメントに
この試合のレベルの低さが顕われてると思う。
世界戦、やりゃあいいんじゃない、地味に。
posted by 鯖 | 2008-04-08 01:39


