2010年02月07日

あの大毅が世界を獲った!

試合終了のゴングを聞いて、「あの大毅が世界を獲ってしまった!」と思ったのが正直なところです。試合内容は、前回に比べアクションが多く、レフリーの注意が多いこともあり、クリンチ時間が少なくなり、純粋に試合のレベルは高くなったと感じました。特に、大毅の「軽さ」作戦が功を奏し、一発一発を強振するのではなく、軽く左右にステップを踏みながら、右も左も小さく小さくパンチを振り試合を優位に進めることが出来ました。王者デンカオセーンは前戦ほどスタミナ切れを見せなかったものの、省エネ戦法は変わらず、大きなロングの右ばかりの雑な組み立てでは、勝機は無いでしょう。手数と若さ、勢いの差が勝敗に直結したような内容でした。

私の採点を気にされる方が多いようなので、参考に書いておくと、115-112で大毅勝利と採点しました。第3ラウンドは、両者とも振りようが無かったので10-10としました。クリンチの減点2点は確かに大きかったですが、それが無くても大毅が判定で勝利したのではないでしょうか。

大毅はセンスがないかもしれませんが、やはり兄興毅よりは頑丈そうですね。センス、テクニック不足を頑丈な体で補い、「肉を切らせて骨を断つ」スタイルを確立すれば、日本のトップクラスとも十分に戦えるように感じました。さて、このWBAフライ級タイトルを防衛するのでしょうか?それとも減量苦のため階級を戻すのでしょうか?個人的には前王者坂田との試合を観てみたい気がしますが、ジム間の確執などがあり簡単には実現しないかもしれませんね。

この再戦決定までの経緯や試合直前にも問題があったようですが、それは試合とは別次元の問題です。今晩は、大毅の頑張りを素直に讃えましょう。才能はなくても、努力と運次第で夢を叶えることが出来る。改めて思い知らされました。





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2010年02月06日

デンカオセーン 対 亀田大毅 II 予想

世界戦とは思えない非常に低レベルな試合だった前戦から異例のダイレクトリマッチ。前王者坂田を押しのけて強引に試合を組んだことからも分かるように、亀田陣営は、大毅にとってこれ以上ない世界へのチャンスと見ているようです。

再戦がどのような展開になるのか、正直ほとんど興味はありませんが、あえて予想いたします。勝敗の鍵は、やはり今回も王者デンカオセーンのやる気次第でしょう。タイの一部王者にありがちな、無気力感を醸し出しつつ、歴戦のテクニックを駆使し上手く練習不足(つまり主にスタミナ不足)をカバーし、僅かに相手より上回るという、まるで前回の試合のリプレーを見るかのような展開が考えられます。

スタミナ難から考えられる戦法は2つ。
1. はじめの3ラウンドまでは強く出て、相手にダメージを与えておくパターン。
長所:上手くはまれば序盤で大毅にKO勝ちし、強さをアピール出来る。KO出来なくても、弱った相手とならば、フルラウンドまでもつれても怖くはない。

短所:もともと12ラウンドフルに戦うスタミナが無いため、序盤で大毅を弱らせることが出来ないと、前回以上に後半失速し、いや倒れで試合を諦めてしまうケースもあり得る。


2. 前回と同様、序盤から無理をせず、12ラウンドを省エネで乗り切る作戦。
長所:最悪のケース(上記作戦#1の短所)のような一か八かのような博打ではなく、勝つ確率を一定のレベルでキープできる。(特に相手が大毅のようにテクニックに差がある相手の場合)

短所:相手(大毅)より僅かにポイントを上回っているつもりで12ラウンドを戦え終えるも、ポイントが極端に接近してしまうことがある。一歩間違えると、判定は相手(大毅)ということも十分あり得る。


大毅の前戦の反省点は、デンカオセーンのスタミナ不足に付き合ってしまったこと。勝つには、とにかく王者を休ませないこと。クリンチされようと手数を出し続けること。これしか無いと思います。大毅のパンチではクリーンなKOは期待できないので、泥臭く戦うしか無いでしょう。

色々と考えてみた結果、私の予想は、デンカオセーンが基本的に前回とほぼ同様の省エネ戦法を披露し疲労しながらも、時折強打を決めて、はっきりとした差で大毅を返り討ちにすると見ています。(116-112くらいの判定か?)




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2010年01月11日

ダイナマイト内山!世界チャンピオン!

ダイナマイト内山が、ついに世界の頂点に就きました!昨年大番狂わせでホルヘ・リナレスから1RKOで世界王座奪取したサルガドでしたが、戦前の予想では内山に十分に勝算があると見ていました。たった一発でリナレスを沈めた大きな左フックも、今日の試合では全く怖さが無く、終始内山のプレッシャーに押されてラウンドを重ねた印象があります。リナレス戦は、やはりラッキーパンチだったのでしょうか?

内山は、右にも左にもパワーを秘め、決して多くはない戦法ですが、相手の左に合わせる左フック、そしてロープ際での右ストレートの強振で、完全にペースを握り続けました。(私の採点も、森田健さんと全く同じでした。)一発を持つ選手の試合というのは、やはり見応えがありますね。世界のSフェザー級はレベルが高いですが、本場に進出してダイナマイトを爆発させて欲しいものです。


一方の細野ですが、採点は意外に競っていましたが、パンチの的確性、回転力で大きく劣り、完全に自分のペースに持ち込むことが出来ませんでした。体格では一回り大きかったものの、やはり減量は厳しかったのではないでしょうか?それでも、世界との差を身をもって体感できたのですから、何をすれば世界に届くのか見えたのではないでしょうか?次は、自分が一番動ける階級で、思いっきり世界にぶつかってもらいたいものです。


話は変わりますが、私のサイト(http://worldsportsclub.org/)が先週より動いていません。データベースを置いているサーバーに不都合があるとかで、レンタルサーバー会社に放置されています。やはり安いサーバーでは、問題が起きたときに、何もしてくれないのだと実感しています。このまま放置されるようでしたら、データの移管を考えないと行けません(引っ越し作業が非常に面倒ですが)。





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2009年12月31日

2000年代最終日

もう2009年が終わり、あっという間に2000年代の10年が過ぎてしまいました。当たり前ですが、10年前に小学校5年生の子供は、現在二十歳になっています。世界のボクシング界も大きく様変わりを見せています。ここまでアメリカ・ボクシングが低迷するとは予想外でした。一方で、パッキャオのようなアジア人ボクサーが、スーパースターが世界を席巻するとは、10年前は誰もが予想していないことでした。2010年代には、どのようなスター選手が生まれ、ビッグファイトが行われるのでしょうか?もしかすると、アジア系ボクサーが世界のボクシングを引っ張っているかもしれません。

大掃除中に10年前の「Boxing Digest」誌を見つけました。スーパースター達が目白押し、どの階級にも怪物的なレコードを持つ選手が大勢いることに驚きました。ボクシングの世界的なレベルは、今よりも10年前の方が高かったようにも思えてきます。

ミニマム級では、帝王リカルド・ロペスが君臨(47勝無敗35KO)。
フライ級では、2000年代最高のボクサーとなったパッキャオがWBCチャンピオン(25勝1敗 16KO)。
Sフライ級には、マーク・ジョンソン(37勝1敗 26KO)
バンタム級には、ジョニー・タピア(46勝無敗 25KO)
Sバンタム級には、エリック・モラレス(34勝無敗 28KO)
マルコ・アントニオ・バレラ(48勝2敗 35KO)
フェザー級には、ナジーム・ハメド(32勝無敗 29KO)
ついでに怠け者ノーウッド(35勝無敗 20KO)
Sフェザー級には、高速フロイド・メイウェザー(21勝無敗 16KO)
Sライト級には(実績はないが)シェーン・モズリー(31勝無敗 29KO)
ウェルター級には、デラホーヤ(31勝無敗 25KO)、フェリックス・トリニダード(35勝無敗 29KO)
書き出すのが面倒になってきたので、添付のランキング表をご覧下さい。
cutepizza-133506.jpg


もちろんホプキンスもロイ・ジョーンズ、カルザゲらも現役バリバリの最も強い頃でした。

当時無敗だった最強ボクサーらも、多くは敗戦を経験しました。また極一部を除いて、ほとんどは引退してしまいました。2010年代も、世界中でボクシングの層が広がり続け、新たなスターたちが心に残る激闘を繰り広げることでしょう。私は、80年代からのファンですが、この40年代目もずっとボクシングを追い続けたいと思っています。





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2009年12月23日

パッキャオ vs メイウェザー 決裂??

ボクシング・ファン待望の世紀の一戦、パッキャオ対メイウェザー戦の正式発表が無いまま2週間ほどが経ち、聞こえてきたのがパッキャオ側の薬物検査拒否問題。両陣営の言い分は、以下のリンクに詳しく翻訳されています。(ブログ:Go↑kunの海外ボクシング記♪)

メイウェザー父による、パッキャオのステロイド疑惑に端を発し、オリンピック・スタイルの詳細な薬物検査を行うことを主張しているメイウェザー側と、記者会見後(つまり試合2ヶ月前)と試合直後の検査には合意しているものの、ランダム検査、とりわけ試合直前の採血には強い拒否反応を示しているパッキャオ側とに深い溝があるようです。

私の勝手な解釈
過去にここまで厳密な薬物検査は今までボクシング界では行っていないのに、何故今回に限り行う必要があるのか?

解釈
A.パッキャオの超人的な活躍の裏には、何かしらの薬物(通常の検査では引っかからない、許容範囲のもの)を使用している疑惑があるため。

B.メイウェザーがパッキャオに打ち負かされた場合の口実になるから。

C.メイウェザー側は危険な相手から逃げたいため。

D.メイウェザー側が、試合前の心理戦を優位に戦いたいため。


思いついたままに書いたのですが、ただ単純に試合前の採血が嫌っているだけのようにも思います。確かに、減量などコンディション作りが繊細な時期に、血液を抜き取られ調子が崩れることも考えられなくもありません。また、血が少なくなるとパワーが減少するといった迷信をパッキャオが強く信じている可能性もあります(フィリピンには、日本では考えられないような迷信がいっぱいあるので)。

上記Aは、もしかするとパッキャオ側が嫌っている理由に当たるかもしれませんね。通常では問題にはならない栄養捕縄食品などをパッキャオがキャンプ中に使用していて、これがオリンピックレベルの検査では引っかかってしまう恐れがある。そうなると、今までのようなフィジカル強化が出来ずに、「俺のパンチは、この階級でも強いんだ!」と信じるこめず心理的にもマイナス思考で試合に臨むことにもなるかもしれません。(パッキャオの強さ一つは、精神面での異常なほどの脳天気さだと思っています。)


メイウェザー側にしてみれば、金銭的に必ず実現させたい試合でしょうし、打倒パッキャオのために復帰してきた経緯もあります。世界中の多くのボクシングファンも待ち望んでいる試合ですから、このまま試合が無くなるとは思っていません。恐らく、オリンピックレベルではない、通常レベルの検査に落ち着くのではないでしょうか?(どちらかと言えば、興行面ではパッキャオ側の力が強いと思うので)

ハットン戦も一時は決裂したものの、一転話はまとまりましたから、今回も何とかなるのではないでしょうか?(パッキャオ戦に限り楽観的に考えてしまいます。)'

続きを読む...

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2009年12月18日

長谷川!具志堅以来30年ぶりの大台、二桁防衛に成功!

試合開始直後、グローブ・タッチもせずに大振りのパンチを振るってきたペレスにラフファイトが予想されました。長谷川は落ち着いていましたが、強打を決めようと意識すすぎで、珍しく力み、パンチにもいつものシャープさがありませんでした。しかし、2ラウンドになると、パンチこそまだまだ力んでいたものの、タイミングを掴んできたようで、要所に左ストレート顔面、ボディ、そして右フックをヒットさせます。3ラウンドからは、掴んだタイミングを確かめるように、より一層効果的なパンチを狙うようになってきました。そして迎えた4ラウンド、ペレスは相変わらず怖いパンチを振り回すものの、長谷川は完全にコントロールし、距離が詰まったところで左ショートの2連打!でペレスを前のめりに倒しました。これで、レフリーがカウント10を数える前にストップし、30年ぶりの二桁防衛が達成されました。

具志堅の防衛戦は、私も幼少でしたが記憶に残っています。あれから30年、多くのスターボクサーが登場しましたが、誰一人(渡辺二郎はWBAからWBCへ鞍替えしたため、連続防衛記録はない)成し得なかった記録です。現在の4団体、17階級、暫定、スーパーなど王座乱立で、世界戦の質が以前よりも落ちていることは否めません。しかし、それでも、これだけの圧倒的な内容で防衛を続けた長谷川の力量は、たとえ70年代、80年代の質の高かった世界戦でも、十分に通用したことは明白でしょう。(昔の感覚だと、10度の防衛は極々わずかで、歴史上に残る名ボクサーしか成し得ない、偉業という感じでした。それが、最近は10度以上が激増、中には20度前後まで防衛する選手も出てきました。)

さて、これからの長谷川はどこへ向かうのでしょう?フェザー級進出?アメリカ進出?それとも具志堅の13連続防衛の更新??私は、以前から言っていますが、一日も早くアメリカ進出してもらい、ビッグネームとの行き詰まる戦いを見てみたいと思っています。その為には、名前を売るつもりで、大興行の前座で長谷川を登場させてみたい。ちょうどパッキャオが、デラホーヤの前座で衝撃デビューを果たし、HBOと契約を結ぶきっかけになったように、パッキャオvs.メイウェザーの前座に長谷川が登場すれば、世界のボクシングファンにその存在をアピール出来ます。時間的に、これは難しいですが、帝拳のコネを利用し、無理矢理カードに押し込むくらいの積極性が欲しいところです。

それにしても、毎回圧倒的な力量差を見せつける長谷川は、確実に日本のボクシング史上、最高のボクサーの一人と言えるのではないでしょうか?(個人的には、ファイティング原田、具志堅、渡辺二郎らとのトップ争い)


最後に、また宣伝になってしまいますが、あのパッキャオのコット戦タイプのトランクスをヤフーオークションで売りに出しています。興味がある方は、是非一度覗いてみて下さい。http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d100102408





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2009年12月05日

パッキャオvs.メイウェザー戦、2010年3月13日でほぼ決定!?

現在漏れてきている情報では、以下の通り
1.	ファイトマネーの取り分は、半々(両者共に約50億円弱か?)
2.	体重は、ウェルター級147ポンドでパッキャオのWBOウェルター級タイトルが賭けられる。(メイウェザーは154ポンドを希望していたらしいが)
3.	グローブは8オンス。ただし各々が好きなメーカーのグローブを選択できる(メイウェザーは、ウィニングか?メイウェザーは10オンスを希望していたらしい)
4.	試合まで時間的な余裕がないことから、ビッグイベントではつきものの宣伝ツアーは行わず、1月第2週目のニューヨークでの記者会見だけになる模様。
5.	パッキャオは、今回のトレーニングキャンプでも、前半一ヶ月を地元フィリピンのバギオ市(フィリピンの避暑地、高地にあり涼しいところ)、後半一ヶ月をローチ氏のハリウッドにあるワイルド・カード・ジムで行う予定(フィリピンでのトレーニングはマイナスだと思うのだが)。
6.	開催地は未定。ダラス・カウボーイズの新スタジアム、いつものMGMグランド、ラスベガスに建設中の3万席の新施設が候補に挙がっているらしい。

パッキャオが来年5月の選挙出馬の影響もあって、5月の試合開催は不可能、9月の試合も選挙運動、議員活動などトレーニングに支障を来す可能性もあり、意外にも早い(ローチ氏もあまり望まない)3月開催に落ち着いた模様。

パッキャオは現在休暇中で、耳の負傷やダメージもありトレーニングは1月中旬、ニューヨークでの記者会見後に始めるものと思われます(NYへ行ったら、そのままローチ氏のワイルド・カード・ジムでキャンプをすればいいと思うのですが、どうなることでしょう?)

全世界のボクシングファン待望のビッグマッチですが、試合内容は決して一般向けの激しい打撃戦にはならないでしょう。今までとは違うスタイルでメイウェザー戦に臨むと、ローチ氏も明言していることから、パッキャオ側のいつもの相手を打ち負かすというような積極的な試合にはならないのでしょう。お互いが相手の一瞬の隙を突くカウンター狙いの手数の少ない試合になるかもしれません。もともと打ち合いを好むパッキャオが、じっくり構えてカウンター狙いという戦法に馴染むとは思えないので、Sフェザーまでの突進力、ライト級以降の打たせずに打つ攻防一体のボクシング、そして今回新たな戦法としてカウンター狙いというものが加わるのでしょうか?(勝手な想像です)

ジュダーがメイウェザーから実質ダウンを奪ったように、メイウェザーの長いジャブを放ちにステップインした際に、このところ進歩を見せている右フックをあわせることが出来るのかが、試合の鍵を握る大きなポイントだと思います。メイウェザーが守りに入ったらなかなかあの固いL字ブロックと超絶スウェー、ショルダーブロックを崩せません。ただがむしゃらに突進しても効果は上がらないことでしょう。そのため、メイウェザーが手を出したときのわずかの隙に、どのような仕掛けで崩すのかが見物です。ローチは、デラホーヤに付いてメイウェザーと戦った経験があるので、それなりに攻略方法を持っているのでしょう。デラホーヤにはメイウェザーをロープに押し込み、体力差で勝ちきろうとしましたが、デラホーヤの失速があり僅差の判定を落としました。この戦略は今回も使ってくる可能性はあります。体の小さなパッキャオが、ロープにメイウェザーを押し込み連打で押しきる方法です。

メイウェザーの目が良いこと、特にディフェンス面での異常なまでの反応力は誰もが認めることですが、実はパッキャオも相当目が良いと私は思っています。パッキャオの目の良さは、メイウェザーとは違いオフェンスに使われていますが、あれだけ激しい打ち合いの中、相手の頭の位置、顎の位置を正確に把握しているのは、凄いことです。パッキャオも打つ気にはやらなければ、メイウェザーの高速ジャブにも反応し、パンチを合わせることができるのではと思っています。今回のキャンプでも、英国のアミール・カーンを主なスパーリング・パートナーとして雇いそうです。これはずばり速さ対策ですね。

実現間近!ということを書くだけのつもりが、ついつい試合のことまで妄想してしまいました。パッキャオにとって準備期間も少ないことが心配ですが、マルケスとの第2戦の激闘の後、わずか3ヶ月半であれだけの変身ぶり、完璧パフォーマンスを魅せたのですから、今回の試合間隔が意外にもパッキャオに向いている可能性も否定できません。世間の注目度とは対照的に、試合内容は決して派手なものにはならないとは思いますが、どういう駆け引きがあるのか、興味深い一戦であることは確かです。(注目度と試合内容が一致しないという点では、内藤vs.亀田興毅戦に通じるものがあります。内藤は今までのスタイルのまま愚直に前に出続けましたが、パッキャオはどうするのでしょうか。)




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2009年11月30日

内藤-亀田興毅戦の公式採点を見ると....

ド素人の私が116-112で内藤の勝ちと採点しましたが、皆さんに言われるほどあり得ない採点ではなかったことは、公式のジャッジペーパーを見れば分かります。

プロのジャッジ達も採点するのが難しかったようで、三人のジャッジがそろってが同じ採点をしたラウンドは、2(亀田)、3(内藤)、4(亀田)、8(亀田)、10(亀田)、11(亀田)そのほかの6ラウンドは、プロ中のプロのジャッジ達の間でも意見が分かれています。判定が分かれた6ラウンドは、どちらが優勢だったかの見極めが難しかったということです。とくにこの試合のポイントだった中盤4ラウンドは、第8ラウンドのみが3者一致しただけで、残りは割れています。

つまり、第8ラウンド後に内藤が優勢、またはドローという採点も十分にあり得た試合展開だったと言うことです。そして、公式のような差が開いていなければ、最後の4ラウンドの戦い方も、大きく変わったということは言うまでもありません。

オープンスコアの弊害なのか、最初の4ランドの公開スコアの後、ジャッジ達に無意識に採点基準の変化があったようにも思えてなりません。私自身も、最初のスコアを聞いて、私自身の基準ではなく、ジャッジ達の基準に近づけた採点に変えようかと思ったくらいです(結局、自分の見方で最後まで付けましたが)。

最後に、亀田興毅のボクシングですが、戦前の予想通り距離を大きく取り、内藤が前に出てくるところを合わせていました。もう少し、逃げる足を使うかと思いましたが、内藤の圧力のかけ方、足の運びが今一歩だったこともあり、不必要には動かなかったことも、大きな勝因では無かったでしょうか(足を地に付けてしっかりと迎え撃てた)。

興毅のボクシングが大きく変わったと思われる方も多いと思いますが、もともと昨日見せたような上手いボクシングも出来る選手です。ただデビュー当時、名前を売る際に、昨日のようなクールな試合だと人気が出ないために、無理矢理あの亀ガードで押し込む強引なスタイルを採って「亀田とKOはセット」を見せていただけです。

長距離を操る天才ボクサー、徳山を馬鹿にした発言も見られた興毅ですが、実のところ興毅が目指すのは徳山のようなアウトボクシングではないかと思います。徳山になるには、踏み込みの距離、ジャブの使い方をマスターしなければならないでしょう。私個人としては、パッキャオではなく、徳山の後継者としてこれからも精進してもらいたいですね。(ちなみに以前、興毅はパッキャオのことも下手くそと貶していました。)

内藤の今後は分かりませんが、出来ることならあともう一試合見てみたい気がします。最後は、もちろん、興毅へのリベンジマッチです。(それにしても、視聴率には驚きました。)


以前提案した採点方法





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2009年11月30日

内藤-亀田興毅の判定について

おはようございます。
昨晩の私の記事に関して、多くのかたの意見が寄せられました。参考になる部分も多々ありました。有り難うございます。

試合のビデオは見返していませんが、また週末にでも冷静な目で判定してみようと思っています。

私の採点「内藤-亀田、116-112で内藤」は、今でもそれほど無茶苦茶な採点とは思っていません。プロのジャッジでも、多くの試合で見方が割れることが多いことからも分かるように、採点基準というのは実は結構曖昧で、確実に機械的に各ラウンドを振り分けることは難しいものです。

判定の第一基準の「クリーンヒット、有効な攻勢」ひとつ取ってみても、何をどう見て「有効」とするかは、そのジャッジの見方に依存します。ダメージを与えずとも、ヒットしただけで有効とするのか、ある程度のダメージを与えるクリーンヒットなのか、その差は個人差が大きいです。(特に国、地域差が激しい。現在のラスベガスなどは、ヒットせずともジャブを多く出しているだけで、ポイントがつく場合もあります。韓国ジャッジは、お国柄ファイターに甘い傾向があります。)

私も実際、どちらに振るか迷ったラウンドが2つほどありました。もしこの2ラウンドを反対に振ったとすると、一気に4ポイント差が縮みます。(ドロー判定)昨晩の試合も、非常に採点の難しいラウンドが多く、どちらとも振れないような競ったものが結構ありました。この微差をどう取るかによって、極端な話、私のように内藤へ流れるのか、今回のジャッジのように亀田に流れるのか、試合の印象とは別に、点差が開くケースが多くあります。

現在の微差でも10-9、ダウン寸前に追い込んでも同じ10-9(時には10-8になりますが)という採点方法にこそ、問題があると信じています。以前、このブログでも検討しましたが、今の10点法では、試合の印象と判定結果に大きな開きがあるケースがあるので、微差は10-9.5にするなど、他のより良い方法を早く適用できないかと思っています。

時間がないので、簡単な意見しか書けませんが、亀田の大差判定もあり得るし、僅差判定やドローもあり得る。内藤の勝ちも考えられる試合だったという点は、今も変わりません。

以前提案した採点方法





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2009年11月29日

内藤、亀田興毅にまさかの判定負け!

試合は予想通り距離をとり安全策を採った興毅とそれを追い詰める内藤という図式が1ラウンドから最終ラウンドまで繰り返されました。正直、内藤も興毅も緊張のためか、硬さが目立ち、調子はベストではないように見えました。私の素人採点は、以下の通り。

内藤 vs 興毅
10 1R   9
 9 2R 10
10 3R  9
10 4R  9
10 5R  9
10 6R  9
10 7R  9
 9 8R 10
 9 9R 10
10 10  9
 9 11 10
10 12  9
116  112


4ラウンド後のオープンスコアで、一者興毅に付けていましたが、残りの2名は同点。この時点で、今日のジャッジが興毅寄り(つまりパンチによるダメージよりも、アマ的な軽いヒットでもポイントにする)であることが分かりました。次の4ラウンドは、内藤が明らかにプレッシャーを強め、手数を多く出しました。しかし!何故かここでさらに興毅へポイントが流れました。はじめの4ラウンドで、一名のジャッジが、大きく亀田有利と判定していたことが他の2名のジャッジにも影響したのか、変則スタイルの内藤はますます認められなくなったように感じました。

8ラウンド後、さすがの内藤にも焦りが見え始め、全く威力はないものの亀田の軽いあわせるようなパンチを不用意に喰うシーンが増えました。それでも、清水戦で見せたような一発逆転のビッグパンチを振るい続け、前に出続けました。時折、得意のフックが興毅にもヒットしたものの、急所を捉えるには至らず、結局最終ラウンドのゴングを聞いてしまいました。

最後の採点は、さらに興毅に友好的なものとなっており、116-112が一人、117-111が二人というものでした。今日のジャッジが、恐らくアマチュア的な採点方法(ダメージよりも軽くてもクリーンヒットを数える)の方だったことが、勝敗に大きく左右したことは言うまでもありません。他のジャッジがこの試合を採点したならば、全く違う結果になっていたと思います。

試合としては、盛り上がりに欠けたことは否めません。これは両者が噛み合わなかったことにも因りますが、興毅の引き出しの少なさ(待ちのボクシング、たまに突っかかるように直線的に飛び出す左だけ)、内藤の距離の詰め方の甘さ、フック攻撃偏重のスタイルばかりが目立ちました。内藤のキレがもう少しあれば、キビキビ動き、シャープなパンチを集められたと思いますが、さすがに35歳という年齢の影響が出たのかもしれません。

正直、スッキリとしない敗戦で、内藤ファンの私でさえ納得がいかないのですから、当の内藤自身は悔しくて眠れないのではないでしょうか?内藤の今後はどうなるのでしょうか?年齢的には引退を考えるでしょうが、今回の内容が内容だけに、このまま引き下がるわけにはいかないのではないでしょうか?リベンジを目指して再起してもらいたいです。

日本人相手に初敗戦の内藤、日本人に初勝利の亀田興毅。たった一度の勝敗でこれだけのコントラストを生み出してしまうボクシング。野球、相撲、ゴルフなど一般のスポーツでは、一度負けても次のチャンスがありますが、ボクシングはたったの一試合で大きくその競技人生を左右してしまいます。亀田興毅>内藤という結果だけが、残ってしまうのですから、本当に怖いスポーツです。




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