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巨人の救世主か ギャレット・ジョーンズ

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通算でみると、スピードボールやオフスピードボールにある程度は対応している一方で、ブレーキングボール、特にスライダーを苦手としていることがよく分かります。スライダーに関しては通算打率.166と最も低く、空振り率も35.15%と高めの数値が出ています。 このスライダーについてですが、何も左投手のスライダーのみを顕著に苦手としているわけではなく、右投手のスライダーに対しても空振り率35.24%、打率.172と悪い数値が出ています。したがいまして対右左投手を問わず、スライダーを苦手としているジョーンズ選手となります。

このスライダーについてですが、具体的にどこが弱点でこのような数値となっているのでしょうか。

まず対右のスライダーについてですが、インローが弱点となっています。つまり膝下に集められるほど正確性は落ちていくということです。特にインローのボール球については54打数の2安打(打率0.037)という脆さを見せており、キッチリ投げきれるとノーチャンスといった数字になっています。 一方で、外のボール球からアウトコースに入ってくるバックドアスライダーについては上手くコンタクトが出来るようで、通算でもハイアベレージが記録されています。基本的には膝下に曲げられると苦しいという解釈で良いでしょう。 対左のスライダーについてですが、ここは言うまでもなく低めと外のボール球と、アウトロー中心に集められるとノーチャンスという数字が残っています。特にアウトローのスライダーについては、92%のスイング率でヒットは1本も出ていません。対左のスライダーという点では、ストライクゾーンの甘い所に来ない限りは中々苦しい印象のジョーンズ選手です。

では今季になって成績が急激に劣化したジョーンズ選手。この原因を紐解くためにも2015年のデータを見てみましょう。

・ジョーンズ球種別成績(打率)(2012→2013→2014→2015) フォーシーム:打率.308→.286→.225→.209 ツーシーム:打率.352→.225→.353→.231 チェンジアップ:打率.339→.192→.273→.294 スライダー:打率.167→.089→.128→.080 カーブ:打率.175→.213→.244→.375 カッター:打率.214→.314→.158→.222 スプリット:打率.227→.353→.263→.222

・ジョーンズ球種別成績(空振り率)(2012→2013→2014→2015) フォーシーム:空振り率28%→21%→23%→25% ツーシーム:空振り率19%→15%→11%→15% チェンジアップ:空振り率24%→39%→19%→22% スライダー:空振り率30%→38%→39%→38% カーブ:空振り率29%→28%→22%→39% カッター:空振り率29%→28%→22%→0% スプリット:空振り率25%→36%→27%→38%

以上のデータから筆者が得た知見は以下の通りです。

⑴フォーシームへの対応が年々悪化している。空振り率そのものには変化がないものの、打率が3年前と比較して約1割落ちている。 ⑵スライダーは一貫して苦手としているが、今季はその中でもワーストの数値が残っている。 ⑶チェンジアップやカーブといった緩い変化球については、打率のみとれば対応が良化傾向にある。緩急には強くなっている。

この三点を前提に総合してみると、以下のような傾向が確認されました。 フォーシームといったスピードボールに下降傾向 スライダー、スプリット、カッターと速い変化球に下降傾向 カーブ、チェンジアップと緩い球に上昇傾向

この速い球に脆くなり、緩い球に強くなっているという傾向から考えられるのは、34歳という年齢からくる衰えだという点です。よくベテランが速い球に弱くなり、緩い球に強くなると言いますよね。残念ながら衰えという点では確実に下り坂であることは否定が出来ないと見ております。

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「巨人の救世主か ギャレット・ジョーンズ」へのコメント

いつもお世話になっております!
大変参考になる意見ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
詳しくはツイッターの方で談義致しましょう!
今後ともよろしくお願い致します!

巨人の救世主か ギャレット・ジョーンズ

ツイッターやってる者ですが長くなるのでこちらでコメントしてみます。
記事の内容については細かく分析されてらっしゃるので特に異存もなく非常に参考になりました。
いち巨人ファンとして自分の各選手の印象を述べてみます。

ジョーンズの数字に関してはこの記事の内容に加えて強い打球の割合(FangraphsのHard%)が昨年37%→今年22%と急激に落ち込んでいることがひっかりました。
この数字は機械計測ではないものの定量的に記録されているようですし気になりますね。(この数字の低下がパワーの低下と言えるのか、どのように見ればいいのかは機会があれば個人的に検証してみようと思います。)
しかし依然3人の中でもっとも飛距離があるのは間違いないですしインコース裁きも魅力的ですね。
仰るとおり来年35になるという年齢はちょっと×。仮に成功しても中期的な計算は立てきれない。

ジョイスはボールゾーンコンタクト率が確かに心配ですが、40%という数値で来日したエドガーは扇風機化はせず。ここが70%を超えて大外れしたベタンコートという存在もいますし、悲観的になるほどでもないのかな?とは。
ドミニカWLに参加しているあたり、MLB選手を獲得する際に注意したいモチベーションの点で心配が少ないような気がしますのでここも個人的+α。
ただ、阿部がどうなるか分からないので一塁を守れない点は結構強いネックに感じています。

パームリーは前リサーチをしていなかったので殆どの情報をこの記事で初めて知ることとなったのですが、確かに不安な点が少なそうですね。2010年以降来日した助っ人で前年MLBで150打席以上立った選手のコンタクト率ではロペスとトレーシーを凌いでパームリーが最高値(84.2%)になるようです。若くて守備も割合こなせる、この選手にホームランの数まで求めるのは贅沢になるんでしょうね(笑)。そこだけです。

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これは無視しても結構な内容ですが、MLB非レギュラーの面々であり成績のサンプル数に不安があるいうことで、米国で研究中の新型セイバー指標の数字にも一応目を向けてみました。基本的にはBABIPの確変・不運を正すような数値になってる選手が主ですが、ジョーンズに関しては打球が弱いのか?あまり上がらず。
(この指標は結構面白いのですが、試験的段階なので信用はせず今のところは様子見しようというスタンスです)
tDIBS = test Defense Independent Batting Statistics / 守備要因を取り除いた打撃成績
http://www.hardballtimes.com/tdibs-a-look-at-defense-independent-batting-statistics-using-publicly-available-data/
①通常のwOBA / ②DIBS補正wOBA
Joyce → ①.267 / ②.300
Jones → ①.271 / ②.280
Parmelee → 150打席未満なためデータが載っていませんでした。
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個人的に見たいのはジョイスなのですが、パームリーのほうが外れないというのは感じます。ジョーンズの持つ巨人にはない飛距離も見たい・・・本当に甲乙付けがたいですねえ。海外スカウトはファンの知りえない情報も持ってるでしょうしこれから交渉もありますから誰が来ても納得できると思います。リストアップの時点である程度安心できるのはいい傾向なのでしょうね。
自分もたいへん興味のある巨人の新外国人についてということで、長々と拙文失礼しました。

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