2008年03月24日

ヨムマラソン 42.195kmの脳内活劇

 『ヨムマラソン』を読み始めました。出だしはすこぶる好調です。私と同世代のサッカー記者が書いた私的マラソンノンフィクション。マラソンを走る人と走らない人との間には、大きな違いがあることは、このブログを読んでいる人にはよくわかるのではないでしょうか。しかし、私たち凡人は、なかなかマラソンの素晴らしさを、走ったことがない人にわかってもらう方法を持ち合わせていません。言葉を尽くすほどに「おかしいんじゃない?」と思われてしまうこともあります。

 しかし「ヨムマラソン」の筆者はさすが、大手新聞社の運動部記者だけのことはあります。走ることの素晴らしさを巧みな言葉で書き綴っているのです。あなたの周りで、あなたが走ることを理解していない人がいたら、この本をプレゼントしてあげるといいかもしれません。どうしてあなたが走るのか、この本を読んでもらえれば理解してもらえると思います(たぶん)。まだ、全体の10分の1くらいしか読んでいないので、これからの展開がどうなるのか、わかりません。ただ、「まえがき」を読んだだけで、これは本物だと思えるのは、筆者も書いているように、ランナーがランナーを見分けることができるのと同じからでしょう。

 テニスなどでは、もっているラケットや巻いているグリップテープを見ただけで、どれほどの実力があるのか、不思議にわかりますよね。でも、これはテニスをやっている人でないとわからないようです。同じように、スキーでも、私はやっていないのでわかりませんが、サーフィンでも、ゴルフでも、服装と醸し出す雰囲気で、実力がわかるのではないでしょうか。

 持ち物だけではなく、日焼け具合や筋肉のつき方などを瞬時に判断しているのかもしれませんね。

posted by 樋口 |23:07 | コメント(2) | トラックバック(0)
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ヨムマラソン 42.195kmの脳内活劇

おはようございます。

運動経験のない人によって書かれたスポーツ小説の特徴は、「何で自分は走るのか」という点が、明確に定義されすぎている…というところにあるのではないでしょうか。そうでないと「何故、『走る人』が走るのか」を説明することはできないのでしょう。

一方、例えば「遥かなるセントラル・パーク」などでも、報酬がレース参加の大きな理由になっているものの、何故みんな走り始めたのか、という点については特に触れられていないように思います。

「走る人」にとって、走ることはごく当然のことで、「何故走るか」なんて「好きだから」としか言えないですからね。たぶん、運動経験のない作家にはそれが理解できないのだと思います。最近ヒットした自転車レースの小説を読んでそう感じました。

ちなみに、一般の整形外科でも「走りたいから走る」という気持ちはなかなか理解してもらえないようです。膝を壊してまで走っているなんて、医者からみれば愚か者以外の何者でもないですからね(笑)。

posted by くらはし | 2008-03-25 06:16

ヨムマラソン 42.195kmの脳内活劇

このブログに影響されて
昨日地元の書店に行って「ヨムマラソン」を求めたのですが
あいにく品切れで、代わりに村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」
を買いました。

そして今日、新宿・紀伊国屋にてめでたく「ヨムマラソン」購入できました。

帰路の電車内と、降車後、茶店で一気に半分くらい読みました。

両書とも、走力も近いし筆を商売にしている筆者ではありますが
同じようなニュアンスでも小説家と記者の表現の違いは興味深いです。

posted by しゅう兄 | 2008-03-27 18:31

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