日刊ランニングマガジン・クリール

はだし系シューズとどうつきあうべきか?

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 今週はリフレッシュ休暇中なので、会社には行っていないのですが、今日、ナイキフリーの発表会があったので行ってきました。リフレッシュ休暇は5日間あるので、前後の土日を合わせると9日間になり、普通の人なら海外旅行でもして、リフレッシュするのでしょうが、私の場合、先週、ロサンゼルスに行き、2週間後にはロッテルダム、その翌週にはシドニーに取材に行く予定ですので、海外は考えられません。このところ出張が多かったので、温泉に行く気にもなれず…。結局、どこにも行かずに1週間が終わりそうです。

 ナイキフリーの発表会で、ナイキのYさんと話し込んだのですが、テーマは「はだし系シューズとランナーはどう付き合うべきか」。先日のシューズトライアルでも、ベアフット系、はだし系、ナチュラルランニング系などと呼ばれるシューズがたくさんありました。

 私自身もはだし信奉者ではあるのですが、それは、どちらかというとナチュラルランニング系だと思っています。こうなると、ベアフット系とナチュラルランニング系を定義しなければなりません。簡単に私なりに定義すると、ベアフット系は、はだしに近い。ソールは薄くて、屈曲性が高い。指も自由に動くというものです。それに対して、ナチュラルランニング系は、はだしランニングの運動効率のよさを実現するシューズで、ソールは決して薄くなく、衝撃も吸収するのですが、ミッドフットやフォアフットで着地できるものです。

 ビブラムファイブフィンガーズやイノベイトのエボスキンがベアフット系で、ニュートンやブルックスのピュアシリーズがナチュラルランニング系です。

 話を前に戻します。私はベアフット系のシューズは、ジョギングやウォーキングでは使用していいと思っていますが、ランニングのトレーニング(距離走やペース走、インターバルなど)には適していないと考えています。ましてや、レースではくつもりはありません。もちろん、レースでベアフット系を履いている人を否定しているわけではありません。ロサンゼルスマラソンにもいましたが、はだしで走っている人を見ると畏怖の念を禁じえません。

 この文章をうまく構成することができそうにないので、結論から先に書きます。大切なことは目標が何かだと思うのです。ベアフット系で42kmを走るということが目標の人もいるでしょう。一方、フルマラソンをいいタイムで走りたいという人もいます。そういう人はベアフット系はトレーニングの道具として使っているはずです。そういう使い方が私も正しいと思っています。

 ただし、混乱してしまうのが、ナイキフリーのような走れてしまうシューズです。ナイキは、2004年の発売当初からずっと、これはトレーニング用ですといっているのですが、ナイキフリーでフルマラソンを走る人はたくさんいます。その人たちは、ビブラム・ファイブフィンガーズで42kmを走りたいと思っている人たちと明らかに違うように感じるのです。何が違うのかといえば、目標は、フルマラソンを速く走りたいと思っているにもかかわらず、ナイキフリーで走ってしまっているのではないかということです。

 ナイキのYさんと危惧したのは、ナイキフリーで起こっていることが、ほかのベアフット系シューズでも起こっているのではないかということです。「はだしは素晴らしい。はだしは機能的。はだしはエネルギー効率がいい。はだしは美しい。はだしは万能」。そんなイメージが広がり、誤解する人が出てきているのではないかと。マラソンのタイムを縮めるためにレースもベアフット系で走ってしまう人たち。

 ロサンゼルスマラソンをはだしで走っている人たちを見て、畏敬の念を抱きましたが、そのフォームがきれいだとか、かっこいいとか、効率的であるとは決して思いませんでした。はだしで走っている人たちのフォームは、着地衝撃を小さくしようとするので、腰が落ちたかっこ悪いフォームに見えました。先月号で特集したエネジーフローもできていなくて、エネルギーを有効につかっているようには見えませんでした。

 やっぱり、上手にまとまりませんでした。とにかく、言いたかったのは、自分がなにを目標にしているのか、それによって、ベアフット系シューズとの付き合い方が変わるということです。このテーマは、もう少し掘り下げてみる必要があるかもしれませんね。



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