2007年03月26日
コロンビアサッカーを観たい!!と思っているアナタに朗報です。不定期なのですが、以下のサイトでコロンビアサッカーを観戦できます。まあインターネット事情にも寄るとは思うのですが、色んな意味で辛抱がいるサイトですので、あしからず、了承願います。尚、当方はこのサイトは何の関係もありませんので、詳細な説明は出来かねます。これもある意味、辛抱ですよ。笑。
http://www.audiogol.com/Colombia.htm
posted by colombiasoccer |19:32 |
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2007年03月22日
元コロンビア代表のフレディ・リンコン容疑者が、マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで国際指名手配を受けた模様です。同容疑者は、自分名義の資産を巧みに使い、麻薬取引で使われた金を不正に隠ぺいした疑いを持たれており、昨年、麻薬密売組織の幹部が逮捕されたことで、同容疑者の犯行が発覚したようです。
現役時代はパワフルなプレースタイルで、中盤をリードしたユーチリティー選手ですが、コロンビア社会に蔓延る麻薬ビジネスの手に堕ちたという現実に、一抹の寂しさと悔しさを感じずにはいられません。
かつてイギータが麻薬トラブルで逮捕されたこともありますが、イギータとは同世代で、コロンビアサッカー至上最強と云われるメンバーということもあり、お前もか!!という怒りを感じています。
posted by colombiasoccer |20:58 |
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2006年09月25日
コロンビアリーグ1部に所属するチームの運営資本を調査している民間企業監督局は、9チーム(全18チーム)からの報告が現状を反映したものではないことを指摘し、これらチームに対し資金の出所を明確にすることを厳しく要求しました。
またチケット収入や保有選手の契約額等を把握することが困難な状況下、各チームの会計報告に虚偽がある可能性も指摘しています。
同局は各チームに対して企業保険への加入を強制すると共に、全18チームの金銭の出入りについての追跡調査を実施することも決定しました。
これまでもコロンビアでは麻薬ビジネスで得た莫大なブラックマネーの洗浄を目的として、プロサッカーチームへの資金投資が頻繁に行われてきたと言われています。実際にその真相を知る選手は、「それら資金のお陰でコロンビアのサッカーレベルは向上し、今に至っている。」とあるインタビューで告白しています。
もし同局が本気でその実態を明らかにしようとする場合、該当するチームの処分はどうなるのでしょう。最悪の場合、該当チームのリーグからの除名や下部リーグへの降格処分が下される可能性が高く、その場合リーグ再編を含めた大問題に発展する可能性があります。
ただ個人的には、”ある程度”まで調査した場合でも、その後、厳格な処分は下されないだろうと考えています。ブラックマネーへの牽制はしつつも、今の体制は維持していくだろうと思います。今の状況で試合数が減少した場合、チーム経営破綻に追い込まれる可能性が大きいチームが多く存在します。プロリーグの維持は対戦相手があって初めて成り立つものであり、リーグに所属するチーム数の減少は、ある程度、良好な運営をしているチームに対しても大きな打撃を与えることになり、この状況だけはどんなことがあっても回避しょうとうする”パワー”が働くはずです。
いずれにしても黒い噂の解明か?、リーグ存続を優先するのか? その対応は気になるところです。
posted by colombiasoccer |12:19 |
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2006年07月25日
コロンビアリーグをインターネットで観戦できます。
http://www.nuestrofutbol.tv/
というサイトから、アクセスできます。アクセス料金は1ヶ月7.99ドルから。試合は全てLive中継です。
気になる画質ですが、TVに比べるとさすがに落ちますが、動きはスムーズですし、これと言って問題はありません。(まあ個人差はあると思いますが...)
posted by colombiasoccer |12:22 |
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2006年07月15日
コロンビアサッカーについての書いているこのBlogですが、コロンビアサッカーと日本サッカーの違いを個人的な視点で見てみると...
1.スピード-攻撃時のスピードはコロンビアのほうが上。日本代表だと柳沢、大黒が速そうだけど、DFを一瞬に置き去りするスピードならRodallegaのほうが彼らよりも凄いかな。ただ決定力不足という点では似たもの同志のような気がしないでもないかな...あっ、これは代表の話です。
2.戦術-日本に軍配。コロンビアに戦術、それが???なのがコロンビアサッカーの魅力...かも!?
3.創造性-これは互角かな。ただ中盤のタレントの多さでは日本がほうが若干上かも。バルデラマ以降、ワールドレベルの中盤が居ない、という状況が続いており、これがW杯出場を逃す原因とも...
4.精神力-ハートの強いディフェンスに多いのがコロンビア。最近は代表でキャプテンやったりしてますけど、Ivan Cordobaなんてその典型。中盤でプレスに行く時の激しさはJリーグとは比較にならない位"えぐい"です。
5.意外性-これはコロンビアでしょう。これでもか、これでもか、更にこれでもかという位、パスをこねくり回してみたり、とんでもない所からえっと思うようなシュートを打ったり。イメージとしてはゴチャゴチャした中からいきなりゴールが生まれる!!て感じです。
6.タレント-ヨーロッパでプレーしている選手の数としては、日本人選手より、コロンビア人選手のほうが多い。とにかくどの選手も強烈な個性を持っているのが共通する類似点。それから小さな頃からスポーツなら全てサッカー(フットサルも含めて)という生活環境も選手層の厚みに繋がっているのかも。
7.選手年俸-国内リーグに限っては、Jリーグのほうが断然上。ちなみにコロンビアの新人プロ選手には支払われる年俸は、Caliの場合、400ドル/月位。日本代表はお金でプレーしている感じはしないけど、コロンビア代表の場合、お金が絡むといいにせよ悪いにせよ、影響力大。
8.スタジアム-ワールドカップを開催した日本のほうが断然にいい状況。管理も日本の方が上ですね。
9.ファンの暴走度-間違いなくコロンビア。時々、試合の後、ファン同志のいざこざで人が死にます。それからリーグ優勝決定後の騒ぎの中でも必ず2、3人は死にます。また相手のファンの乗った車に投石したり...(これは以前、実際に経験しました。)
10.スター選手の存在-これは比較が難しいですが、前述のバルデラマなんかは、90年代を代表する南米サッカーのスター選手であり。大概のサッカーファンなら一度や二度はどこかで彼の名前を聞いたことがあるはず。ライオンのような金髪を靡かせて、短い右足のインサイドだけ使った必殺のショートキラーパスが有名な選手です。
posted by colombiasoccer |12:20 |
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2006年04月05日
元コロンビア代表監督で94、98年のワールドカップに同国代表2度、そして2002年にはエクアドル代表を初めて本大会に導いたエルナン・ダリオ・ゴメス氏の中米グアテマラ代表監督への就任が正式に決定した模様です。
とにかくワールドカップ出場請負人として、その手腕が高評価されている同氏へは、2010年ワールドカップ出場を目指して、コロンビアサッカー協会も就任要請を検討していましたが、先月の協会会長選にアルバロ・ゴンザレス氏(ゴメス氏推薦派のリーダーで、アマチュア部門トップ)が推薦した候補者が敗れたのをキッカケに、「協会内にある権力争いが自身の監督業に支障が出ることは明らかだ」とコメントし、復帰就任を断念していました。
同氏はアシスタントコーチに実弟のガブリエル・ゴメス氏、そしてトレーナーにエルキン・サンチェス氏を据えることをあわせて発表。
コロンビアにとっては2010年に向けた監督人事で最初からつまづくことになったのは確かです。
現在、エクアドル代表のコロンビア人監督スアレス氏(ゴメス氏の後任)と共に、国内では切り札として高評価を得ている人材だけに、個人的には残念な思いです。
さて、中米のグアテマラですが、次回のW杯予選の台風の目になる可能性大ですね。ぜひとも来年のコパ・アメリカで見てみたいですね。招待してくれないかな…
posted by colombiasoccer |12:15 |
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2006年01月25日
Once Caldasのファン離れを如実に示すデータを見つけました。
Once Caldasの地元であるマニサレスの新聞社(La Patria)の調査データなのですが、2004年シーズンと2005年シーズンではシーズンチケットの売り上げが約40%近くも落ち込んでいるのです(2004年シーズン決勝リーグ8160枚、2005年シーズンは同4580枚)。
2004年シーズンといえば、前年の2003年にリーグ戦を制し、その勢いでCopa Libertadoresも制したシーズンで、チーム歴史上、最もエキサイティングな年であったことは事実なのですが、無冠に終わった2005年はその反動をモロに受けた格好です。また来月から始まるCopa Mustang I 2006のチケット販売も先月12月15日から始まり、一日平均7席の購入者しか居ない状況のようです。
となると一月半で販売したチケットは昨年の約1/6に当る約300枚しか売れていないことになります(2005年レギュラーシーズンは1836枚)。こんなんで大丈夫なのかな?と心配になりますが、チームは比較的楽観視しているようです。
今季から新たに加入するペルーリーグの歴代得点数1位(170)を誇るアルゼンチン人FW・Sergio Ibarraの活躍に大きな期待をしている、という理由のようなのですが、実際どう転ぶのか?
ただ私の経験上、ちょっと成績な良くなると、一気にファンが戻ってきます。これがOnce Caldasファンのいい加減なところです。強いときだけOnceを応援する、つまり、いつもはAtletico NacionalやAmericaを応援しているというパターンが多いのです。まあコアなファンが少ないチームなのです。
posted by colombiasoccer |12:33 |
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2006年01月01日
今回のコロンビア滞在も早いもので約2週間が経過しました。
到着直後からプロサッカーチームでのインターンで充実した生活を送っています。
そんな中でプロ選手としてやっていく為の競争の厳しさを実感する出来事がありました。
今、将来プロをめざし日夜トレーニングに励むユース選手の選手宿舎で選手達と一緒に生活しているのですが、今日新たに3名の選手が到着しました。U-17コロンビア代表経験のある選手、既に南米の別の国でプレー経験のある選手とツワモノ3人です。今後数週間の試験期間を経て正式入団か否かどうか判断されるのですが、入団が決まれば、保有枠の問題から退団を余儀なくされる選手も出てくる訳です。
今回の3選手は実績から見て、まず入団は確実な状況なので、他の選手達が彼らと比較され、同ポジションの選手で彼らよりも劣ると判断されれば、当然退団となる訳です。選手自身いくら頑張っても自分たちにはどうしようもできない判断が下される訳です。やはりスポーツで飯を食うというのは厳しいですね。
それからここ数週間、テストされていた選手で最終に入団拒否の判断を受けた選手が、近々この宿舎から出て行くようです。現在、怪我の治療中ということもあって、その治療に目処が立ては退寮ということになります。年齢が19歳ということで、育成するには遅く、即戦力とならないと言う判断のようです。
自分自身がその立場になったらどういう心境になるんでしょう。落ち込む、泣く、絶望する、やはり経験していないのでイマイチ実感が掴めません。
テレビやスタジアムで見る選手たちは華やかですが。そこに辿りつくまでがとてつもなく厳しい世界であることだけは確かです
posted by colombiasoccer |23:31 |
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2005年08月10日
コロンビアで公に発表されている最低賃金は358000ペソ。今のドル換金レートが1ドル=2290ペソ位なので、約156ドル(日本円:約18000円)となりますが、実際にはその金額を手にできない人が巷に溢れ、高い失業率をなっているのが今の現状です。。
それでは、
コロンビアでプロのサッカー選手が最初に貰う給料は幾らくらい?
先日Deportivo Caliを訪問した時に教えてもらったのですが、同チームの場合新人で月額約400ドル程度に設定するということでした。つまり最低賃金の約2.5倍という具合。
コロンビアでサッカーでプロになる選手で大学卒は皆無で、Caliも例外ではなく、まず金銭的に裕福な家庭からの出身者は殆ど見ることができません。
トップチーム選手としてプロ契約して手にすることのできる最初の給料である月給400ドルは破格の待遇ということになり、貧困から抜け出したい為にプロのサッカー選手を目指すということは理になかっているのです。
posted by colombiasoccer |12:23 |
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2005年07月11日
早朝、ベネズエラの首都カラカスからボゴタに戻ったのですが、強烈な頭痛を伴う体調不良の為、ダウン寸前。最近の一ヶ月は実に目まぐるしい日々を過ごしていた事もあって、疲労が貯まったのかも知れません。気をつけねば。
ところで今日はボゴタから地方都市マニサレスに向かう為、ボゴタのプエンテ空港でランチを食べていると、一様にガッシリとした姿でお揃いのTシャツ、スウェットズボンに身にまとった一見してスポーツ選手と分かる一団に遭遇。
何とこのチーム、昨年サッカークラブチーム世界一決定戦「トヨタカップ」に南米チャンピオンとして出場したオンセカルダスの選手達だったのです。オンセカルダスはマニサレスを本拠地にするコロンビアでは中堅的なクラブなのですが、昨年の活躍で一気に知名度もあがったクラブです。この時は日曜にあった試合からマニサレスへ向かう途中だったようで、偶然にも同じフライトとなりました。
機内ではチームドクターと隣の席となり、昨年のトヨタカップや今年のリーグ戦の様子等を聞く事ができました。更に、自分がプロチームの運営や強化方針、本拠地都市との連携について興味があり、米国の大学院スポーツマネージメントを専攻予定であるという話をしたところ、今回の遠征に帯同していた編成部長からチームへ招待されるという嬉しいお話まで頂き、先程までの体調不良も忘れるくらい幸せな気分に。
という訳で早速、来週にでも訪ねてみようと思います。
posted by colombiasoccer |12:01 |
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2005年01月08日
南米コロンビア共和国は世界的なコーヒー生産国として名高いが、そのコーヒーの大生産地帯にマニサレスという小さな町がある。市内は標高2200mの高地にあり、町全体が雲の間に見え隠れしていることから空中都市とも言われている。そんなマニサレスにとって"おらが町のチーム"的存在が、今回第25回トヨタカップ(サッカークラブチーム世界一決定戦)に南米王者として出場したのがオンセカルダスである。チーム名オンセカルダスのオンセとはスペイン語で数字の「11」を意味し、カルダスはマニサレスを県都とする「カルダス県」の名前にちなんだものである。
オンセカルダスはコロンビア国内リーグにおいて常に中位を行ったり来たりの中堅クラブ。国内リーグの強豪であるアトレティコ・ナシオナル、デポルティーボ・カリ、アメリカといったチームと比較しても運営資金、人材、施設においてその貧弱感は否めない。そんなチームがどうして世界的な大会であるトヨタカップに出場できたのであろう。
今回は南米チャンピオンを決めるコパ・リベルタドーレスでサントス(ブラジル)、ボカ・ジュニオール(アルゼンチン)の強豪を破って、見事に初優勝を果たした訳であるが、多くのサッカーファンは「ラッキー(幸運)」としてとらえているようである。Tioもその幸運そして偶然の一致による出場という意識はあるが、少し違った見方をしてみたい。これまでコロンビアのチームがトヨタカップに出場したのは、飛び出しゴールキーパーとして有名なイギータが率いたアトレティコ・ナシオナルのみである。トヨタカップの歴史過去25年間でコロンビアのチームが出場したのは今回のオンセカルダスを含めたったの2回だけである。多くの大会はブラジル、アルゼンチンといったサッカー強国のチームが参加してきた。オンセカルダスがコロンビア代表としてコパ・リベルタドーレスに初出場したのが5年前の1999年である。前年のコロンビア国内リーグでデポルティーボ・カリに敗れたものの2位という近年にない好成績を収めた。そして望んだ大会では一次予選でアルゼンチンの強豪べレスサルスフェード、リバープレートと同組となり1勝もできずに敗退。全ての試合において"圧倒的な力の差"を見せつけられての敗退となった。一次予選で対戦したべレスの当時のゴールキーパーは世界一のゴールキーパーとして有名な元パラグアイ代表チームキャプテンのカルロス・チラベルトで、彼自身は96年のトヨタカップにべレスのメンバーとして出場し、イタリアの名門ACミランを破って優勝している。これ程の有名選手の発する雰囲気、そして時折発する怒号に萎縮したのかオンセの攻撃陣は萎縮し攻撃のリズムさえ掴めない、守備陣もサイドからの執拗な攻撃、そして時折チラベルトから配給されるロングボールからの速攻に慌てふためく始末。べレス以外にもリバープレートにも完敗となった。Tioはこれらの試合を実際にオンセの本拠地パロ・グランデスタジアムで全試合観戦したが、プロと高校生ぐらいの実力差を感じたものである。これまで2度出場したコパ・リベルタドーレスでは特にアウェーでの成績は散々でドローさえない状況であった。
そんなチームがこの敗戦を機に、翌年からは"しぶとく"勝ち残るチームへと変貌を遂げていくことになる。まあ"国際"試合の難しさと経験したチームが、如何にしたら勝ち抜けるのかを追求したといってもいいだろう。今年のチームは、その勝ち抜く作戦が実に徹底されたチームであった。オンセカルダスはコパ・リベルタドーレスに参加した36チームの中でもチーム運営予算は極めて少なく、何百万ドルを稼ぐいわゆるスーパースターは存在しない。コロンビア代表選手も数えるぐらいであるが、その中で中心となるのはファン・カルロス・エナオ(33)である。現在、彼はコロンビア代表チームでもプレーするGKである。長年オンセカルダスに在籍し、年齢的にも精神的にもチームの中心的存在である。この選手を中心とした"守り"のサッカーが今のオンセカルダスの特徴である。
今年のコパ・リベルタドーレスは、これまでの経験を踏まえ、アウェーでは徹底した守りのサッカーでドローに持ち込み、ホーム・マニサレスで数少ないチャンスを生かし逃げ切るという作戦が選手全体に徹底されていた。グループリーグの結果を見てみると、ホームでは負けなし、アウェーではべレス(アルゼンチン)に喫した負けが唯一の敗戦で、後は勝利もしくはドローに持ち込んでいる。準々決勝の相手となったサントス(ブラジル)戦では、アウェー(1ー1)のドロー、そしてホーム・マニサレス(1ー0)で勝利としぶとく勝ち上がっている。準決勝の相手サンパウロ(ブラジル)戦でも、準々決勝で見せた作戦同様、アウェーでドロー(0-0)、ホーム(2-1)で勝利している。
決勝の相手となったのは最近南米のクラブチームでは"最強"といわれるアルゼンチンのボカ・ジュニオールである。かつて日本代表FW高原(現ドイツ・ハンブルガーSV)が在籍していたリームで、その他にも神様ディエゴ・マラドーナや、マルティン・パレルモといったアルゼンチン代表選手を数多く輩出し、トヨタカップもこれまで2度手にしているという南米屈指の名門チームである。対戦前の大方の予想ではボカの圧倒的有利。しかも、今年はアルゼンチン代表をコパ・アメリカ準優勝に導いた若手怪物FWカルロス・テベス(現ブラジル・コリンチャンス)を擁すというチームで、無名選手ばかりのオンセカルダスにとっては、何とも対戦前から不利とする報道がなされていた。
しかし、オンセは目前の強敵に臆すことなく、自分達のこれまでの作戦を徹底。アウェーでは(0-0)ドロー。そして迎えた7月1日のホームでは、スコアこそ1-1だったものの、PK戦を2-0で勝利、見事南米クラブチームの頂点にたったのである。しかもこのゲームでは、チームの柱であるGKエナオが大活躍。まさに"守り"のサッカーの集大成ともいえるゲームとなった。この試合の結果を伝えたある記者は、「非力の小物が、怪物獅子を翻弄」と伝えている。
12月12日に開催されたトヨタカップでは、ヨーロッパチャンピオンのポルト(ポルトガル)を相手に、これまで同様しぶとくスコアレスに持ち込んだものの、PK戦で惜しくも敗退。大会前にエナオ同様、これまでチームの攻撃陣を支えたコロンビア代表MFヴァレンティエラのUAEのクラブチームへの放出は、攻撃陣の手薄なオンセにとって、その戦力ダウンはあまりに大きかったのかもしれない。結局"世界初制覇"とは成し遂げることはできなかった。今回のトヨタカップは最後の大会である。来年以降は大陸別チャンピオンが一同に会す大会に様変わりする。25年間続いたのクラブチーム世界一決定戦トヨタカップの歴史は静かに幕を下ろした。
南米コロンビアの小さなサッカーチームオンセカルダスは今年コパ・リベルタドーレス、そしてトヨタカップに確かな足跡を記した。無名弱小の一クラブが数々の強豪チームを撃破した事実は、経営に苦しむ南米の他のクラブチームに対する大きなインパクトであり、巨額のマネーを擁し、有名選手を買いあさるチームと対等に戦う見本となった。オンセカルダスが今年南米サッカー界、いや世界のクラブチームに与えたオンセカルダスの衝撃は、ただの幸運と偶然の一致というだけでなく、そこには確かな"作戦"と"自分達の応援してくれる町マニサレスとチームを愛する心"がもたらした勝利といえよう。
posted by colombiasoccer |12:42 |
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