2010年03月20日

ベルナベウまでの道険し。

皆さんご存知のようにCLのドローが決まりました。

我々は,前評判通りにいけば,アーセナル→インテル→マンU。

と初戦がマンUじゃなくて良かった,ということを除けば酷い組み合わせですね。というかマンUは運が良すぎ!!リヨンとかボルドーとかバイエルンをあなどるつもりは無いですし,おそらく簡単な試合にはならないでしょうけど,それでも全部格下なのは確か。いかにもファイナルに出てくれ,ルーニーバロンデオロな組み合わせだもんなあ。

ポジティブな点としては,2戦目をカンプノウでできること(セミファイナルでもそう)。

それとアーセナルとは相性は悪くないだろうということ。バルサはチェルシーのような守って固いところがやっぱり苦手で,そこいくと攻撃がウリで,守備はなかなかに怪しいガナーズ(そもそもディフェンスの選手の数少なすぎ)は苦手なタイプじゃあないわけです。ポゼッション争いならまず負けないだろうし。ガナーズはおそらく普段はあんまりやってない堅守カウンターできたとしても,普段やってないことを大舞台でうまくやるってのはなかなか難しいと思います。

歴史的にみても

1999-00 Champions League Group Stage: Barcelona 1-1 Arsenal
1999-00 Champions League Group Stage: Arsenal 2-4 Barcelona
2005-06 Champions League Final: Barcelona 2-1 Arsenal

というわけで最近のCLでは負けてないらしいし。

怪我人無く戦いに臨むことができるか,がポイントでしょうねえ。

あとさらに,シュットガルト戦でのペップ采配もポジティブな要素かなと。

ペップは,昨シーズンのチェルシー戦のようにバルサ原理主義なところがあって,不利と知りつつポリシーを曲げずにいつものフットボールをする,人だと思ってたんですが,シュットガルト戦ではちょっと驚きの戦術を採ったと思います。

つまりはカウンター重視のスタイル。

その証拠にポゼッションはバルサにしては珍しくわずか58%。カンプノウだったら70%を超えてもおかしくはないのに。

なぜそういうやり方をとったのか,といえばそれはおそらくバルサのポゼッションの心臓であるチャビがいないからなんでしょう。今までのイメージでは融通が利かない人だと思っていたのですが,メッシーメディアプンタでも4-2-3-1というよりは4-4-1-1で両サイドのスペースを閉めて(アウベスも上がりを自重していた),よくあるバルサ対策をシャットアウト(シュットガルトは1戦目で機能したサイド攻撃が全くできなくなった)したうえで,さらには足の遅いイブラをベンチに置いて足の早いアンリをトップ起用,1戦目の状況から前に出ざるをえない相手の逆手をとってリトリート守備からカウンター,なんてフツウのクラブだったら当たり前の戦術,しかしおよそバルサらしくない戦術をとるとは。チェルシー相手に,明らかに行き詰まっていたのに,何ら戦術的な修正をせずに理想に生きるぜ,とばかりに特攻をしかけたのが昨シーズンのこと,それからすればペップの指揮官として変化あるいは成長を感じました。

ペップ采配は,理想に傾きすぎていたところから,どうもかように現実主義にちょっと舵を切りつつあるのではないか,と思っています。手堅いバルサ,カウンターバルサ,マンU風味のバルサというものに,もしかしたらベンゲルさんはエミレーツで直面することになるかもしれません。チャビがいればいつも通りの正面突破でしょうけど。

posted by coladevaca |16:55 | バルサ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年03月17日

モウリーニョのディティール。

インテルはスナイデルのパスが冴え渡り,それまであんまり良いプレーができず,一度チャンスも潰したエトーさんが貴重なアウェーゴールを奪ってチェルシーを下しました。エトーさんはやっぱりここぞ,という時にくるなあ。インテルは勢いにのりそうですねー。

さて,この試合,インテルはおそらく普段とは異なるフォーメーションとプレースタイルできた,と思うのですが,個人的にはそれ以上に興味深かったのが,よく転げ回るインテルの選手の姿です。最初に気づいたのは,スナイデルのFKを生かすためか,FKを獲ろうとエトーさんがほんのわずかな接触なのに派手に転げ回った時。バルサの時,あんなプレーしたっけ?という感じで。

インテルのゴール前での両チームの争いを見ると,まるでラグビーみたいな,という表現が大げさではないほどガツガツぶつかりあって凄い迫力だったわけですが,ポイントポイントでインテルの選手がよく転げ回るんですよね。

これはおそらくモウさんが授けた1つの戦術ではないかと。チェルシーは点を獲らなきゃいけないからこういう時間稼ぎ的,流れを寸断するようなプレーをされるのは当然嫌なことですし,そして普段プレミアってこういうプレーをすると観客からブーイングされるからチェルシーの選手達はこういうプレーにほとんど接しておらず,あんまり慣れてないと思うんですよね。

最終的にはモッタが転げ回ってエースのドログバを退場に追い込みましたし,結果としてチェルシーの選手達は何か消化不良な感じを抱いたまま敗退してしまったのではないかと。例えば,チェルシーの選手達がバルサとやった時は,そりゃ自身の不幸を呪ったでしょうけど,一方でやることはやったという感じがあったのではないか,と推測しますが,インテルはバルサのように馬鹿正直に対面してこなかったゆえになんかかみあわない,と思いながら,ズルズルいってしまったのではないか,と推測します。

モウリーニョはCLはディティールの勝負だといってましたが,自身のチェルシー,プレミアでの経験を生かした,なかなかに嫌らしい1つの小さな勝負手を仕掛けたように思います。インテルは,イタリア人がほとんどいなくても,やはりイタリアのチームらしい所を見せたともいえますね。

あとセビージャ負けちゃいましたね。バルサが残らないとリーガ勢全滅という話になっちゃいますね。本田さんの直接FKが決め手になりましたが,これでまた彼は少しヨーロッパで有名になるのかな。

posted by coladevaca |07:10 | チャンピオンズリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月12日

口は災いの元。

またマドリネタで恐縮ですが,リヨンの選手達があれほど粘り強く戦ったわけには,セルヒオ・ラモスの「3-0で勝ちたい」発言に頭に来たこともあったようです。

決勝ゴールをあげたピアニッチ君の発言もそれを示唆していますし,マルカによれば,試合終了後のドレッシングルームにて,リヨンのセサル・デルガド,リサンドロ・ロペスのコンビとラモスの間で一悶着あったそうです。

ラモスの発言は,セビージャ戦の劇的勝利により気分が高揚し,また自分達のチームに対する自信が高まってそういう発言につながったのだと思いますし(あとはメディアへのリップサービスもあったかもしれない),したがっておそらくリヨンをみくびるつもり無かったのでしょうけど(1戦目の結果からも,あるいは過去の対戦成績からしても),リヨンの選手達からすればファーストレグを落として,自分たちの力を知っているはずなのになんと傲慢な発言なのか,と頭に来たんでしょうね。

チャンピオンズは運とちょっとしたディティールが勝負を分ける大会だとモウさんなんかは言ってますが,もしかしたらラモスの発言が勝負の分かれ目になったのかもしれない,あの発言がなかったらマドリは勝ち進んでいたかもしれない,と思うとピッチ外でさえ細心の注意が必要な,やっぱり厳しい戦いだなーと思います。

posted by coladevaca |08:52 | チャンピオンズリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月11日

ありがとう,リヨン!!

ベルナベウ・ユーロクラシコ・ファイナルが見たかったは見たかったんですが,バルサがそこまでたどりつくかどうか怪しいので,マドリがここで消えてくれたことは全然残念ではありません(笑)

マドリは,いきなりグティの素晴らしいパスからロナウドの個人技で先制して流れが来て,前半多くチャンスを作ったけど,1点しか獲れなかったのがイタかったですね。イグアインのポストにあてたのとか。マドリメディアは「世界最高のデランテーロ」とかいってたけど,まだまだ若いなーって感じで。経験豊富なラウールを事実上チームから外した決断が最後の最後に響いたような気がします。

あと後半,リヨンは勇気をもってリスクをとった,すなわち1点を狙いにいったことが素晴らしい結果につながったかなと。後半はリヨンが支配して,多くのチャンスを作り,それを外し,まあでも最後に帳尻を合わせたと。リヨンはマドリに比べて地味かもしれないけど,地力があり,ヨーロッパで勝つフットボールをしたと思います。まずは守りを固めて,機を見て攻勢に出て,生まれたチャンスを確実に決める。この先どこまで行くか楽しみですね。

マルカを見たら「Adiós Champions, adiós Pellegrini」とのタイトル。これでペジェグリーニさんも首ですかねー。

さて,我々も下手すると落としかねないからなあー。今の調子だと。まずはバレンシア戦ですか。というかこういうの見るとやっぱりリーガのレベルって落ちてるんだろうな,と思わざるをえないですね。

posted by coladevaca |06:55 | チャンピオンズリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年03月07日

ペップとイブラは反省を!!

アルメリア戦が始まってしばらくして驚愕。

              イブラ

イニエスタ        メッシー      ペドロ

           ヤヤ    チャビ

マックスウェル  ミリート  プジョー  アウベス

              バルデス

なぜかまたマラガ戦で機能しなかった布陣をもってきてしまったペップ様。なぜにメッシートップ下にこだわるのかよくわからないよー。いや後ろで書くようにその意図はわからないでもないんだけど期待できないというか。で結果としてまたもや機能せず。

メッシートップ下に置くと,それは中盤の選手を1人削る(つまりはイニさん)ことを意味し,そうするとボールの出し所はヤヤが頼りにならない結果チャビ1人になる,というわけで攻撃が単調になるのは当然の理。チャビからメッシー→メッシーがドリブルで突撃,というパターンの攻撃ばかりがめだつことに。ペドロやイニさんがいるかいないかよくわからなかったのは彼ら自身の責任だけではないはず(ちなみに今日のイニさん自体の調子もイマイチだったように思う)。メッシーはボールを受けたら真ん中から最短でゴールに向かう,まあこれは彼のプレースタイルからすれば当然なわけですが,それでダメと見るやイブラさんにパス,だけどメッシーがトップ下に張り付くことによって組み立てから事実上免除されてゴール前に張り付いていても(多分こういう感じでイブラさんに得点を獲ることに専念させることがこの布陣の目的なんだと思う)イブラさんはどうもシュートが入りそうな感じがしない。で事実不発。

ちなみにペップは審判に抗議したとして前半の途中で退場させられてましたが,新布陣はやっぱりダメでしたということで後半はいつも通りの

ペドロ    イブラ    メッシー

    イニ     チャビ

         ヤヤ

に戻して,やっとチャビ・メッシーライン以外にもボールが周り始めて良いムードで後半が始まったと思いきや,しばらくしてカウンターを食らい失点。さらにイブラさんが良いプレーができないイライラからか,相手ゴール前でDFを突き飛ばして一発退場。

もう\(^o^)/オワタ

という感じでしたが,ペドロの突破からクロス→相手のクリアミス→メッシーが詰めて同点。サンリオネーーール!!1点目もメッシーのFKでしたしメッシーはやはり頼りになる,というかメッシーに依存しすぎなのじゃ。

その後10人のバルサがふっきれたように攻めまくり。交代もヤヤ→ブスケで前がかり。カウンターで危うい場面もあったもののそれは仕方の無いこと。

ペドロ     メッシー
               イニ
    チャビ
         
         ブスケ

といういびつな布陣になりましたが,こうなってからが一番良かったわけですからフットボールって不思議なものです。精神面ってやはり大きいですよね。

というわけでなんとか勝ち点1を拾った試合。

個人的にペップに思うことは,調子の良くない選手は使うべきではない,ということ。復調のキッカケをつかんで欲しいという思いでイブラさんを使い続けてるのでしょうけど,そろそろブーイングが出始めているわけで。出場すればそこそこ良いプレーをしているボージャンとかにチャンスを与えるべきでは?と思いますし,まあ次節は出場停止ですからそうなるかもしれませんが,この特別扱い感がチームのモラルに影響を与えなきゃよいなと思います。アンリさんだって思うところはあるでしょうし。

イブラさんについては,確かにこの試合の主審は不安定でしたし,あの場面の判定も少々厳しかったかもしれませんが,それはペップの退場などその前の彼の判定から明らかにわかることで,にもかかわらず1点差を追う展開でああいうことをしてしまったのは非常にいただけない。猛反省すべきでしょう。

posted by coladevaca |08:05 | バルサ | コメント(0) | トラックバック(1)
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