2009年12月24日
ペップの契約が今シーズンの末で切れるのは有名な話で,でその後どうするのか,はまだ決まっておらずそれでいろいろ噂話も出て来るわけです。前はイタリアの一流クラブ(このままいけば多分ユーベってことかしら)からお誘いがあったとかいう話もありましたが,今度はイングランドから。
Sir Alex Ferguson could be set to mentor Pep Guardiola as Barca boss is linked with Manchester United job
なんでも早ければ4月にも,ペップはSAFの元で働くことになるかもしれないと。もちろんファギーが引退したらその後継者という前提で。
その理由としては,ペップはプレミアリーグの(正確にはプレミアの一部じゃないかと。例えばBig4でもチェルシーとかはそんなことはないはず)マネージャーのスタイル,つまりクラブのあらゆることに権限と責任を持つというスタイルに憧れているそうです。ようするにチキが邪魔臭いということのようで(笑)。イタリアとかもスペインと同じでフットボールディレクターがいますので,やっぱりプレミアだろうと。
ご存知のようにラポルタは2年契約延長オファーをしていますが,ペップはこれを現在のところ拒否しており,その理由の1つとして会長選挙の行方に関心あるからだとされていますが,その有力候補であるサンドロ・ルセーは,ペップにイングランド・スタイルの広範な権限を持つマネージャー職のオファーを用意していると報じられています。
まあ,クリスマスだから夢のある話を?ということだと思いますが,どうですかねー。実際のところ。4月というのはまだ契約が残っているので不可能だとは思いますが,6月末以降はこのままいけばフリーになるのは事実です。
バルサのことを考えてみると,今のチームはどちらかといえば,やっぱりライカーの色が強い,ライカーの遺産で基本的には出来ているチームだと思いますし,つまりはまだペップの色がそこまで目立っているわけでもないので,いくらタイトルを総舐めにしたからといっても,バルサでまだやり残したことがある感じなのではないか,と個人的には思ってます。例えば,ペップの肝いりで獲得したチグリンスキーとか,あるいは,ペップの偏愛ともいえる起用が実ってこのごろ才能を開花させつつあるペドロとかを,今放り出して出て行くかなー?という気がします。マネージャー職におけるイングランド・スタイルに魅力を感じることは大いにありうるだろうとは思いますが,会長選挙の結果を受けて,自分にどこまでの権限が与えられるか,それを見極めた上で,最終的にはバルサに残るんじゃないかなと。新会長と余程相性が悪かったら出て行くかもしれませんが,ペップはラポルタともうまく付き合えた人ですからねー(笑)。またペップは,新会長選出後のことも考えてか,ラポルタとは今まで適度に距離を置いてきたといわれていたと思いますし。
それにそもそもファギーが一体いつ引退するのか見当もつかない,というのもありますし。
posted by coladevaca |07:31 |
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2009年12月20日
実は試合のこととか長々と書きましたが,スパムだとかいわれてなぜか投稿できないのでとりあえず短く。
「6個目のタイトル」獲得という向きもありますが,私はあくまで今シーズン「3個目のタイトル」と考えるべきであり(CL,リーグ,コパは先シーズンのもの),まだ喜ぶのは早いですわー,と思います。
んでもペドロはよくわからないけど凄いよ,とかジェフレンは久しぶりに見たよ,とかペップはタイトルを逃したのはカタルーニャカップぐらいか,すげーとか色々ありますが,まあめでたいのはめでたいのであります。
んでも繰り返しになりますが,まだ「前菜」が終わっただけなのであります。今シーズンどうなるかは今後の戦いによるのです。
posted by coladevaca |08:10 |
バルサ |
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2009年12月19日
前の記事で
>まぁこうやって歴史を積んで価値のある
大会になればいいですなぁ
というレスを頂いたのですが,ここでふと疑問に思ったのは,果たしてこの大会は歴史を積めば価値のある大会になりうるのか,ということです。
結論から先にいえば,Yes。本家ワールドカップをしのぐ大会になる可能性すらあるんじゃないかと。なぜかといえば,クラブワールドカップには,本家ワールドカップの限界を超えうる特徴があるからです。
本家ワールドカップの限界とは何か?これは本家ワールドカップの持つ魅力の裏腹ともいえるのですが,例えば,仮にこの世界にカカーが100人いたとします。しかし,ワールドカップでプレーできるのは最大で約23人に過ぎません。ポジション適性の問題で実際はもっと少なくなるでしょうけど,少なくとも77人のカカーはプレーできない計算となります。その理由は彼らが「ブラジル人」であるがゆえに。
つまり,本家ワールドカップには選手の実力以外の「国籍」という「政治的な指標」により選手を制限する仕組みがあります。100人のカカーなどというと極端な話ですが,実際クオリティの高い選手が数多くいるブラジル代表ではこれに似た現象は起きており,クオリティの高い選手がプレーすることを最優先に考えるなら,それはつまり大会のクオリティを上げることを最優先に考えるなら,ブラジル人チームを何チームか作って弱小国の代表チームに替えて出場させるべきでしょう。しかし,そうすべきでない,というのが本家ワールドカップ。なぜなら,本家ワールドカップは,スポーツの祭典であると同時に「政治ゲーム」「政治の祭典」でもあるから,つまり,ブラジル vs アルゼンチンのような政治共同体の代表らしき者同士が戦うという擬似的な国家競争のフォーマットを維持することをフットボールのクオリティよりも優先すべき(おそらくそっちの方が大会が盛り上がるという判断がある)という思想が背景にある大会だからです(余談ですが,同様なことはオリンピックにもいえます)。つまり,フットボールにはあんまり関心がなくても,アルゼンチンに勝って幸せになりたいブラジル人なら楽しめる,そういう窓口の広い大会にしたい,ということです。
クラブワールドカップには,このような制限は一応無いといえます(普段のリーグ戦やカップ戦での登録制限はあるのでそれにつきあう形でどのチームも編成される以上ある程度の制限はありますが)。もちろんクラブチームにもクラブチームなりの限界がありますが(一番大きいのはおそらく金銭的/経済的な限界),原則として上記のような限界は無いだけに伸びしろがある大会ともいえます。100人のカカーがいれば,23人以上のカカーがプレーできる可能性がある大会,つまり本家ワールドカップを超えるフットボールのクオリティが実現される可能性のある大会だと。
また本家ワールドカップとの比較でいうと,本家ワールドカップを「夢の祭典」とするなら,クラブワールドカップは「現実の祭典」といえる特徴があると思います。
例えば,今度の南アフリカワールドカップではおそらくアフリカ勢が躍進するのでしょうが,彼らの一部は「アフリカ代表であって,アフリカ代表ではない」存在です。彼らはアフリカ各「国」を確かに代表しているのかもしれませんが,強豪国の代表チームではアフリカでプレーしている選手はほとんどおらず,多くの選手達が普段プレーし,生活の基盤をおいているのはヨーロッパを始めとする他の社会なわけですから,アフリカ「社会」あるいはアフリカの「フットボールコミュニティー」を代表しているとはストレートにはいい難い気がします。
クラブワールドカップでもの凄い地域間格差を感じたり,あるいは歪なトーナメント表を見て何これ?と思うのは,まさにその世界の現実が反映されている,つまりは基本的にはヨーロッパの1人勝ちであって,南米のみ何とかそれに対抗しうるという現実が反映されているためといえるでしょう。そして,その競争が成り立っているとはいい難い現実を見て,観戦者にはある種のシラケた感覚が生まれるわけです。本家ワールドカップを見た時になぜこういう感覚が生まれにくいのか,というと,そういう現実を近代的な「平等な国家の集合体=世界」という理屈,「政治」でもって前もって組み替えリセットしているからです。アフリカの選手達は,ワールドカップの時は普段生活しているヨーロッパなどの社会/現実/日常から抜け出て,あたかも本国の社会/現実/日常で生きているかのように振る舞う,つまり現実には存在しないであろうフットボールコミュニティーをその時だけ想像させて,見ている人が覚えるであろう格差感を少なくとも競争が成り立っていると思わせる程度には縮減しているわけです。本家ワールドカップが「政治の祭典」だと前に書きましたが,上記のような意味でもそういえるでしょう。クラブワールドカップはそれと対比していえば,いわば「経済の祭典」といえるかもしれません。何億ユーロとかけて作った夢のチーム。普段人はお金と共に生きていますから「現実の祭典」といえると思います。
このように考えてみると,実はクラブワールドカップで勝つことは,本家ワールドカップで勝つことよりある意味意義深いのではないか,といえるかもしれません(現状ではとてもそうはいえませんが,将来的に規模が拡大して成熟した大会になった場合には,です)。特にアジアやアフリカなどヨーロッパや南米のクラブではないということで現状「その他のクラブ」扱いされているクラブのある地域にとっては。クラブワールドカップに勝つということは,お金の力であれ何であれ,そのクラブが存する社会に世界最高レベルのフットボールがあることを意味することになると思いますが,本家ワールドカップで優勝してもそれは必ずしも意味しない,遠いヨーロッパの地にあるだけかもしれないからです。いいかえれば,本家ワールドカップはチームの大半が「ヨーロッパ組」でも勝てるタイトルですが,クラブワールドカップは「ヨーロッパ組」が存在しないチームでしか勝つことができないタイトルであり(もちろんヨーロッパのクラブは違いますが),つまりその地のフットボール力が試されるタイトルである,ということができると思います。
posted by coladevaca |07:35 |
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2009年12月16日
さてさて,我らがバルサはクラブワールドカップという大会に参戦することになるようです。
この大会は,色々問題がありますが,バルサにとって,というよりヨーロッパのクラブにとっては本当にやっかいなタイトルです。
この大会に勝てば一応世界1の称号が貰えるらしいのですが,正直な所,この大会に勝ったクラブが世界1だとはほとんどの人が思ってないだろうし(つまりこの大会とは別のところでクラブ世界1というものは決まるのだろうとほとんどの人が思っている),つまりはタイトルの価値はなかなかに怪しいもので,個人的にいうとUEFAスーパーカップ程度だろうと思ってます。スーパーカップは,CLとELの勝者が戦うのだから,その勝者はヨーロッパのスーパーチャンピオンだっていう理屈ですが,そんなわけないよね,って誰もが思っているのと似てるなと。
そしてヨーロッパのクラブにとっては,世間の評価的にいえば対戦相手は全部格下とされ,勝って当たり前,負ければ国内カップ戦で下部リーグの格下クラブに負けるのと同じように何をやっているのかとなり,つまりヨーロッパのクラブにとっては賞金以外得るものが少ない,なんとうまみが無いタイトルか,ということになります。
バルサはあらゆるタイトルに挑戦せねばならない,という建前はあり,また過去このタイトルを獲り逃がしているがゆえに選手達はモチベーションに溢れているとかメディアで発言しておりますが(そもそもそんなことをいわなきゃならないってところがアレですが),このタイトルを獲ろうが獲るまいがシーズンの評価には何も関係が無い(これを取り逃がしたところで失敗のシーズンということにならないし,仮にこれを獲っても,他の主要タイトルを逃せば失敗のシーズンということになる。これもまたスーパーカップと似ているところです。)ゆえに,個人的にはタイトル獲得の有無はともかくとして,何よりも怪我だけはせずに帰ってきて欲しいと思っております。ボージャンとかマックスウェルとか,あんまり出場機会の無い選手に出場機会を与える,ということになればまた意義深いものになると思うんですが,ペップのことだからマジメに主力を投入しそうな気もするなー。
バルサは来年は多分出てない気がしますが,他のクラブのためにもせめて時期だけはずらせないもんですかね,この大会。今回は中東開催ということで,日本でやるよりは時差の問題が少ないのがせめてもの救いですかねー。
posted by coladevaca |08:42 |
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2009年12月10日
なんとか勝ちましたねー。グループ首位もGetし,結局このグループは結果だけみれば事前予想通りになりました。といってもムチャクチャ苦労しましたが。
ちなみに2位通過チームは
バイエルン
CSKAモスクワ
ミラン
ポルト
リヨン
インテル
シュットガルト
オリンピアコス
リベンジに燃えそうかつユーベを倒して意気上がるバイエルンとか,今回イタイほどよくわかった偉大なる自然の要塞に立てこもるCSKAモスクワとかはできれば避けたいところですなあ。そういえばシュットガルトでフレブさんとの対戦とかもありうるのね。あるいは,そろそろロニー帰還とかUEFA的にありそうな感じだなー。
でメッシーは大丈夫かい(+_+)
この後ウィンターブレイクがあるので,軽い怪我だったらほぼ影響なく済むんですが・・・
試合自体は,開始2分とたたないうちに,わけがわからないうちにセットプレーで失点。しかしリプレーをみると,おいバルデス(怒)みたいな。負けなくて良かった・・・
でその後はひたすらバルサが攻め,キエフがひたすら守ってカウンター狙いというある意味おなじみの展開。ボールポゼッションは途中経過を見る限り77%にも。メッシー→アビダル→チャビで点を獲った後も相手は全然出てこず。キエフはどうしても勝ってCLに残りたいという感じではなく,引き分けでELでもいいや,みたいな感じでしたね。メッシーのFKで逆転されてから前に出てきたので。
メッシーのFKといえば,かなり珍しいですよね。アルゼンチン代表では蹴ってましたが,バルサではほとんど蹴ることがないし。正直全く期待できないと思っていたので,あの場面で蹴って,ましてやゴールを決めるなんてビックリです。ヘディングと同じく希にヒットする隠れた武器という感じでしょうか。
クラシコにヤヤが出なかった時,インフルエンザの影響でコンディションが整ってないだけかと思ったんですが,ヤヤがメディアに不満をもらしたりなんかして,この試合でもやはり使われず,どうやらいつの間にやらペップの中ではブスケ>ヤヤになっているようです。
昨シーズンはあれだけ重宝していたのに正直なんで?って感じがするんですが,おそらく1つの原因は多分アンリが使えない→イニを前に出さざるをえない→ケイタを使わざるをえない→ケイタ・ヤヤ・チャビだとボール回しに苦労しそうだし,チャビ1人に負担がかかりそう→ケイタ・ブスケ・チャビの方がマシ
ということだと思うんですが。あるいは,ネーションズカップ対策なのか,ブスケの成長を促そうと無理にでも使ってるのか。なんなんでしょうね,原因は?
ディフェンス能力では全然ヤヤの方が上だと思うので,この試合のようにとにかく負けてはダメな試合では使われるのかと思いきや・・・まあ確かにバルサのディフェンスはボールポゼッションによるとことが大きいので,ボール扱いではヤヤより優れたブスケを入れた方がチームとしてのディフェンス能力も上がるという考え方はありうると思うのですけど,しかしここまで外すとヤヤがヘソを曲げて1月に出て行くとか言い出しかねず,それで大丈夫なのかい,という気がします。いざヤヤがいなくなった時,CLに出れないし,移籍金も高いマスチェラーノとかいう夢物語以外に他にあてがあるならいいんですけどねー。
ボージャンもだんだん怪しくなってきたしなあ・・・(´・ω・`)
posted by coladevaca |07:44 |
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2009年12月09日
よくわからないところでありますが,とりあえずユーベは,一体何回攻撃したっけ,っていうぐらい攻撃回数が少なかったというか,1点獲られてからはほぼ攻められっぱなしでしたねー。
そしてディフェンスがイタリアのチームとは思えない程脆いというか。キエッリーニがいないからなのか,結局クロスに競り負けて2失点したわけですし。
というかカセレスが右ラテラルのレギュラーで使われてる不思議な光景。バルサでは攻撃能力が低くてペップに気に入られなかったところもあるし,何より結構落ち着きが無くミスるのが評判が悪かったわけで,守備の国イタリアのビッグクラブでレギュラーをとるぐらい成長したのか,と思いきや・・・あれはオリッチ(彼は献身的でとても良い選手ですね)の演技賞もあるけど,でも足かかってるといえばかかっているし。んでも,攻撃面ではおそらく得点機以外の唯一の決定機を演出するなど頑張っておりました。というか彼の頑張りが目立つほどユーベの攻撃がダメだったというか。彼の将来はどうなるんでしょうね。バルサに帰ってきても居場所が無さそうだし,かといってユーベは彼を買い取るんだろうか・・・
ジエゴとかメロとかカーサにも関わらずブーイングされてたし,こりゃフェラーラさんの首が飛んでもおかしくないなあと。
あとポイントとなったのはバイエルンのGKのPKかもと思いました。GKが蹴ること自体珍しいわけですが,それも納得,彼はやたらうまかったです。ブッフォンは恐らくPKには結構自信あったはずで,今まで大事な試合で結構止めていると思いますけど,それでユベントスの選手達もある程度期待感があったと思うんですが,あの場面では完璧に打ち負かされてしまい,勢いが削がれた所はあるんじゃないですかね。実際あれ以降,バイエルンが勢いにのって攻めっぱなしでしたし。
バイエルンは,ちょっとバルサな匂いがするチームになってますね。リーグで成績が出てないのがちょっと信じられないほどいいゲームをしたと思います。ルッシオみたいな強い人を放出して,最終ラインにデミチェリスとか細そーいバトシュトバー君とかつなげるけど守備に問題ありそうな人を並べている都合か,彼らもバルサと同じく前からプレスをかける感じですが,ユーベはアマウリとトレゼゲを並べて,最初からドカンと蹴って,メロとポウルセンで拾いまくる,とかなら違う結果になってたかもと思ったり。
バイエルンは今日は時間も少なく空回り気味だったロッベンと,リベリーが戻ってくれば・・・少なくとも先シーズンよりは遙かに手強い感じになりそうですねー。
その前にまずバルサは勝たなきゃねー。
posted by coladevaca |07:35 |
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2009年12月05日
これまでさらっと見た限り,いわゆる「事業仕分け」においてスポーツへの助成金であるところの国庫補助金を縮減するという結論が出されたことについて少なくともスポーツ界においては反対という意見が強いようです。
たとえば
事業仕分け:強化費縮減 「切り捨てに憤り」 フェンシング・太田ら、実情訴え会見
仕分け人が「リュージュ、ボブスレーなどマイナーな競技にも補助が必要か」などといってしまったのも反発を買ったようです。
また以下のブログの議論は単純な反対論では無く参考になると思います。
スポーツ界にとって事業仕分けは大きなチャンスです
スポーツ関連の事業仕分けについて... 補足
まず事実として確認しておきますが,スポーツへの助成金は3つあり,事業仕分けで縮減という話になったのは国庫補助金約59億円で,他に2つ,toto助成金約70億円とスポーツ振興基金約10億円があるそうです。で役割分担も決まっており
国庫補助金→27億円:代表選手の強化や国際大会への派遣費用
32億円:国体開催などで日本体育協会や地方自治体へ
スポーツ振興基金→各競技団体ごとの強化事業,選手個人への助成
toto助成金→ジュニア選手の発掘・育成
という感じだそうです。
つまりは縮減対象とされた国庫補助金のうち半分以上が「国体」などに使われるようで。「国体」にどういう批判があるか,ウィキペディアから引いてくれば,
「近年は開催都道府県が総合優勝杯である天皇杯・皇后杯を獲得することが常態化している。これは開催県の代表が予選結果に関係なく全種目に出場出来るいわゆる「フルエントリー制」の存在や開催県が選手強化や大会運営に資金を注ぎ込み、さらには開催地が変わる度に所属先団体および代表県を転籍して出場する選手さえも存在するためである。」
「また国体開催を期に開催県は施設の新設を強いられ、税金の無駄遣いであるという意見も聞かれる。」
とするなら,国庫補助金を縮減対象とするのはまんざら間違いでは無いかもとか思ったり。多分仮に縮減という方向に話が進んだ場合,「国体」の費用はなぜか削られることなく代表選手の強化費だけが削られることになったりするのかも。
さて,上記のような細かい議論をしたいのでは実はなくて,個人的にもっと根本的な問題に関心があったりします。つまりは,「スポーツに税金を投入する」という行為についてです。
そもそも税金を投入する事業というのは,少なくとも何らかの公益,いいかえれば社会的な利益が考えられなければならないわけです。もっとも何らかの公益があるからといって,すぐに税金を投入すべきだという話にはならないでしょう。なぜならほとんどの事業において何らかの公益を見つけることができるのが普通ですから,それだけで税金を投じていたらいくらお金があっても足りないわけです。無駄の象徴とされる大型公共事業も,何らかの公益がある場合が殆どでしょう。
というわけで,他になんらかの基準がなければ,ということで色々あるでしょうが,やはり費用対効果の視点が重要だと思いますし,あるいは最近ではエラく評判が悪くなってしまったかつての小泉政権では「民間でできることは民間で 」(でも民間でできないから政府が,というわけでは必ずしもない)というのが抽象的ながら1つの判断基準を提供していたと思いますし,「事業仕分け」も基本的にはその延長線上にあるのかなと。「小さな政府」というと抵抗が大きいですが,政府の支出が収入に比べて恐ろしく膨らんでいるので政策の「効果」を再検討して「効率的な政府」,それを目指しましょうという。
スポーツの持つ公益性とは何か。
色々あるのでしょうけど,ここではJOCなどが「27億円は諸外国と比べてむしろ少ない。死活問題」とする代表選手の強化事業費を考えてみると,これに一体どういう公益性があるか。1つには,まあようするに「国威発揚」?五輪における好成績が日本を元気にする,というのはそういうことですよね。簡単にいえば,日本人がメダルを獲ると同じ日本人であるあなたも何となく幸せになれる。ナショナリズムの魔術という感じですが,このちょっとした幸せな感じをもたらすために税金を投入すべきかどうか,という議論は今までどれぐらいなされたのか,という感じがします(おそらく他の公益性もあると思うので,もし思いついたら教えてください)。
(ちなみに,ナショナリズムは関係ない,スポーツが素晴らしい,活躍している選手の姿が素晴らしいのだ,というのであれば,自分達の国の選手以外の活躍している姿を見ても幸せになれるはずなので,日本の税金を日本の選手に投じる必要性は乏しくなる気がします。他の国がせっせと税金を投じて作った選手達の活躍をタダで楽しめて幸せになれるわけですから,なぜ自分達の懐をさらに痛める必要があるのかといえるのではないでしょうか?)
さて,反発を買ったであろう仕分け人の「リュージュ、ボブスレーなどマイナーな競技にも補助が必要か」という発言。これを上記の観点からあえて擁護するならば,「マイナーな競技のメダル獲得における国民への幸福感発生効果は大したことないのではないか」という発言だと解釈できるでしょう(ちなみにこの理屈を押し進めると,おおよそ五輪でメダルを獲れそうにない,あるいは社会的な注目を集めるほど好成績を挙げられそうにない競技は国民を幸せにすることもない,したがって税金を投入するに値する公益性を有しない,という話になるでしょう)。それに対しては「マイナースポーツこそ補助が必要。切り捨てる言葉に憤りを感じる」という反論というか,反発があったようです。「マイナースポーツこそ補助が必要。」という議論は,マイナースポーツにとっては,他からの支援が比較的充実しているメジャースポーツに比べて国の支援に頼るところが大きいので減らされるのは困る,感情論的にいえばマイナースポーツを馬鹿にしているのか,という観点からのものだと思います。が,ここで語られるべきなのは,マイナースポーツの代表選手の競技活動という「事業」がいかに税金の投入に値する公益性を有するか,いかに有意義な効果を社会に対して有するか,という話であるべきではないかと思うんですよね。マイナースポーツの代表選手の競技活動への支援は,たとえ打ち切られたからといっても生活保護のようにその人の生存に関わるようなものではなく,したがって少なくとも経済的に苦しいよと訴えただけで政府の支援の必要性が明らかになるようなものではないと思うからです。一体リュージュやボブスレーが社会に対してどのような貢献できるのか,そういうことを今までスポーツ界はどれだけ社会に対して語ってきたのでしょう?
スポーツとは基本的には「暇つぶし」から生まれたものであり,というか多くの文化とされる現象は,生存のために必要な活動から解放されて生まれた暇から生まれたものでしょうから,人の生存のためには必ずしも必要ではない現象です。政府の役割を考えてみると,極端には,市場の失敗事例以外政府は社会に介入すべきではないという意見もありえますし,そこまでいかなくても,まずは人の生存に関わることから優先順位をつけて税金を投じていくべきだ,という意見はありうるでしょう。そのような立場をとった場合,政府が代表選手強化という「事業」に税金を投ずることについて疑問がでてきてもおかしくはありません。スポーツ界や多くのスポーツファンは,諸外国と比べて我が政府が代表選手強化に投じている資金が少ないことを問題にしていると思いますが,例えば,仮に諸外国と比べて多くないといわれる分を減税しているのであれば(ただ,実際は他のことにお金を使ってるのでしょうけど),そのお金で納税者が個々に余暇を,好むならスポーツを楽しむ経済的余裕が生まれているわけで,そちらの方がより社会的利益に資するという議論だってありうるはずです。
この事業仕分けで明らかになったことは,政府もスポーツ界も,今までは結局のところ大した議論も無く惰性的に税金を扱っていたということです。この仕分け結果によりそれを認識することができたわけでその点では非常に有意義だったと思います。政府が社会においてどのような役割を果たすべきかについて議論してきたわけでもなければ,代表選手の強化という「事業」がいかに税金を投じるに値する社会的効果を有するかについて,あるいはマイナースポーツの有する社会的効果について議論してきたわけでもない。国庫補助金約59億円というのは政府の予算から見れば決して大きい額とはいえませんが,この手の議論無き惰性的な支出をあらゆる方面で重ねた結果,政府の支出が肥大化し,我が国の借金がトンデモないことになってしまっている気がします。
posted by coladevaca |07:37 |
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2009年12月01日
Le classement final
Barcelona Star Lionel Messi 'Honoured' By Ballon d'Or Award
1. Lionel Messi (Argentine, FC Barcelone) : 473 points
2. Cristiano Ronaldo (Portugal, Manchester United puis Real Madrid) : 233 pts
3. Xavi (Espagne, FC Barcelone) : 170 pts
4. Andrès Iniesta (Espagnol, FC Barcelone) : 149 pts
5. Samuel Eto'o (Cameroun, FC Barcelone puis Inter Milan) : 75 pts
6. Kaka (Brésil, Milan AC puis Real Madrid) : 58 pts
7. Zlatan Ibrahimovic (Suède, Inter Milan puis FC Barcelone) : 50 pts
8. Wayne Rooney (Angleterre, Manchester United): 35 pts
9. Didier Drogba (Côte d'Ivoire, Chelsea): 33 pts
10. Steven Gerrard (Angleterre, Liverpool) : 32 pts
まあ,予想されていたこととはいえめでたいめでたい。2位と大差がつくのも当然。
んでも本人は受賞した最初のアルゼンチン人として名誉とかいってるけど,そんなことはないような。もし来年も受賞ということになると多分チャンピオンズかワールドカップの制覇が最低限の条件になるでしょうからかなりハードルが高いと思いますが,どうなるか。今のところちょっと厳しい感じですが。バルサももはや昨シーズンのバルサではなく,またアルゼンチン代表は酷く,メッシー自身も今1つの壁にあたってるような気がしないでもない。
バルセロニスタ的には3位までバルサで独占か,と思っていたので,2位がCR9だったことはちょっと驚きでした。けどよくよく考えてみればプレミア制覇してるし,CLの決勝までいってるしでありえないことではないのかと。んでもチャビやイニエスタはユーロも獲ったし,CR9以下のインパクトだったですかねー?まあそれでもバルサ勢で1〜5位までを占めているし(2位以外),満足できる結果とはいえるでしょうね。
posted by coladevaca |12:37 |
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