2009年11月30日
とりあえず勝ったわけですが,内容は・・・正直良くなかったですねー。
バルサはこんな感じ。
アンリ メッシー
イニエスタ
ケイタ チャビ
ブスケ
アビダル ピケ プジョー アウベス
バルデス
アンリは真ん中で動き回るのかと思いきや,左サイドではってることが多かったような。
マドリは
ロナウド イグアイン
カカー
マルセロ
アロンソ ラス
アルベロア アルビオル ペペ ラモス
カシージャス
マドリは4-2-2-2の変則的な形で,カカーはかなり中に入り気味でほとんどメディアプンタ,ディフェンスの時はそのまま下がり,それで足りない分+右サイドと広範囲にラスが頑張るという形だったと思います。
バルサの狙いとしては,最近よくやってるように中盤に人数をかけて,中盤を制圧する,はずだったんですが,マドリが前半の30分をかなりフルスロットル気味でプレスをかけにきて(ディフェンスラインまでは追ってこないけど,中盤でプレスをかけて,そこからショートカウンターを狙う形。つまりは事前予告通り,私の予想が外れる形である程度斬り合いにきたというわけで),バルサはそれにてこずり,大してポゼッションで主導権をとれず,カウンターでいくつか危ない形を作られるなど散々。
ディフェンス面では,とりあえず真ん中にくるカカーをブスケが見る形なんですが,当然ながら彼1人じゃ荷が重いので他がヘルプに来て,で他のところが空くと。んでもロナウドもイグアインも出来が微妙だったので,とりあえずカカーを止めればまあ大丈夫みたいな感じで,バルデスの好セーブもありつつなんとかしのぎました。
この時点ではマドリを誉めるべきか,と思ったんですが,その後時間が経過してみると,それもあるけど,どうやら今日はチャビのプレーがダメなんだ,ということに気づきました。マドリのプレスはそれ以降緩まって,本来ならチャビがタクトを振えるぐらいにはなったはずなんですが,今日はどうもお疲れのようで。いつものバルサにおける走行距離トップな感じではなく,ボールを引きだす動きも乏しく,とてもおとなしい。でしょうがないからその分ブスケが組み立てで頑張ると。いくつかの軽率なミスを犯しながら,で非常に危なっかしかったですが,まあよくやってくれたと思います。最終的にはハンドで2枚目イエローで退場になり30分ぐらい10人でやらなければなりませんでしたが。ペップが怒りの余りベンチを殴ってたんで多分後々お説教されるんでしょうね(笑)負けたら間違いなくボコボコに叩かれていたことでしょう。
で後半。おそらくアンリにはインテル戦のように前線で豊富に動き回ってくれることをペップは期待して起用したと思うんですが,このゲームでは攻撃面でもディフェンス面でも運動量という点ではサッパリだったので早々に見切りをつけてイブラと交代。マドリの右サイド,バルサの左サイドは上記の通り,カカーが中に寄って空き気味になるので彼の頑張りが重要だったのですが,今日はダメでした。
でこの日もいつもの如く明後日の方向に多数のクロスを飛ばしながらもここぞという時には合わせてくるアウベスのクロス一発にイブラさんが合わせて得点と。イブラさんはこれ以外特に目立ったプレーは無かったですが,まあ点を獲ったのだから良しとすべきか。というかあれを外したら本当にBig Game Flopの名が確たるものになるところだったので決めてくれて本当に良かったです。
ちなみにここまで全く名前が出てこないメッシーは,前半はまるでアルゼンチン代表にいるかの如くドリブルで突進して自滅というパターンを辿ってました。これをもってメッシーのプレーが酷い,という意見もありうると思いますが,個人的には,今日はチャビがダメだったのでメッシーもダメだった説をとろうかなと。つまり,アルゼンチン代表でダメなのはドリブル以外の選択肢を与えてくれる選手がいないからで,今日はバルサでもそうだったのではないかと。ちなみに後半になると,マドリの動きが鈍ってきたこともあって,個人技で無理矢理なんとかしてしまう場面が出てくるのでやっぱり凄いんだな,と。ここでふと思ったのは,彼が生きない時は,おおよそチームに問題がある時で,つまりはメッシーは多分基本的にはプラスαの選手ではないかなと。チャビとかイニとかがしっかり手綱を握って操ってくれる時は輝くけど,それが無い時には,彼中心ではチームが動かないという意味で。つまりうまくいってるチームをより輝かせる選手であって,ダメなチームを良いチームにする選手ではない。クライフ様もそんなようなこといってた気がする。
でイブラの得点後は,こっちに流れがくると思いきや,前述の通りブスケが退場し,数的不利になり,かなーり危うい感じに。ペップはケイタを下げてヤヤを入れるんですが,バルサはプレスをかけることしかディフェンスの仕方を知らないのか,ヤヤが無駄にプレスをかけにいったり。あなたがディフェンスラインの前からいなくなったら一体誰がカカーを見るのかと。イブラとかメッシーにプレスをかけさせろと。
最終的には我らがカピタンとピケと,怪我とインフルエンザをこなした結果,悟りでも開いたのか,なぜかプレーにスケールアップした感じが漂うアビダルさんなどデフェンサ達の頑張りによりなんとか零封。彼らが勝利をたぐり寄せたといって良く,ラストパスのアウベスに,好セーブのバルデスも含めて彼らがMVPということなんでしょうけど,攻撃型のチームであるバルサで,守備の選手がMVPというのは決して良いことではなく。
というか正直,どっちがより自分たちのプラン通りに戦いを進めることができたか,といえばそれはマドリだっただろうと。というわけでマルカなんかはよく戦った的な雰囲気にとりあえずなってますが,でも運悪く負けたというほどでも無いし,ベルナベウなら勝てるというほどでも無く,最終的にはチーム力でバルサが優ったというところだと思います。彼らが10人相手に30分以上貰いながら決定機を一体いくつ作ったか,そして決定機をいくつ与えたかを考えれば。
こんな感じで,あんまり祝う感じではないですが,まあめでたいのかなあー。映像を見直せば印象は変わりますかねー。
posted by coladevaca |07:02 |
バルサ |
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2009年11月29日
Real Madrid Will Attack Barcelona In El Clasico - Manuel Pellegrini
「我々はカンプノウへは攻撃をしにいくよ。」
「我々は我々の武器を用いるだろう。それはバルサの武器とは異なるものであるけども,同じぐらい良いものなんだよ。」
「バルサは偉大なチームだ。単にチャビやイニエスタやメッシーがいるというだけじゃない。ペップ・グアルディオラのチームは良いフットボールをしており,沢山のクオリティを兼ね備えているけど,それは我々より優れているということじゃないんだ。我々はバルサ相手にドローを狙いに行くつもりはないよ。我々はカンプノウで何をしなければいけないか,知っているよ。」
これをもって,マドリはいわゆる「Park the Bus」戦術はとらない,ペジェさんはそう勇ましく宣言されたとメディアでは解釈されているようです。
しかしながら,確か昨シーズンのファンデも同じようなことをいって,いざ蓋を開けてみれば・・・という話だったと思います。
普通に考えれば,バルサはダニ・アウベスの後ろが必ず空きますし,カウンターの申し子であるカカーをそこにあわせるのがもっとも勝率が良い気がします。不思議なことに選手を入れ替えようと何しようと変わらない,マドリの永遠の弱点であるところのサイドのスペースも,もともと人数をかけていれば目立つことはないし。
一般にバルサファンは「美しく勝利する」などといわれるように,試合内容にもこだわりがあるとされますが,レアル・マドリのファンというのもなかなかにそうであって,フットボールがつまらないという理由でカペッロとかシュステルとか結果を出したのに首にしたりします。
両者の違いは,マドリの場合,彼らにとって何が「良いフットボール」なのか,というのが結構漠然としているところなのかなと。バルサの場合「良いフットボール」といえば「ああ,例のああいう感じでしょ?」的な一定程度のコンセンサスがあると思いますが,マドリの場合はそういうのは無い,あるいは「まだ無い」気がしますね。未だ見ぬ彼らにとっての「良いフットボール」を求めて,監督の首を換え,選手を入れ替えしていると思います。あるいは,バルサライクなフットボールが彼らにとっても「良いフットボール」なのかもしれませんがそれは表だっては認めがたいし,できればマネはしたくはない・・・現実にマネするのは難しいというのもありますが。
ペジェさんは,マドリファンのそういう欲求を当然肌で感じていますから記者会見では上記のような発言になったのでしょう。たとえ勝ったとしても,引きこもりカウンターでは「お前一体CR9とカカーとベンゼマとその他諸々2億5千万ユーロ以上のチームを与えられて何をやっている!?」となるのは明らかなので。もちろん引きこもりカウンターでもそれで勝てればファンやメディアは喜ぶでしょう,一時的には。しかし彼らはそういうある種「みっともない姿」は決して忘れないし,ことある事にそれを持ち出して叩くというか,なんというか不満のマグマみたいなのが貯まりだすことになるわけで。今でも結果は出てるが中身が伴ってないよ批判がありますし。もちろん正面から斬り合っても,負ければそれはそれで猛烈に叩かれる。
つまりは,マドリの指揮官は,バルサ相手に斬り合いを挑んで,見事打ち倒すということを求められている。長期的にいえば,バルサに対抗できるような,できればバルサと異なる種類のクラブのアイデンティティの基礎となるような「良いフットボール」で勝つことを求められている。単にバルサに勝てばよかったチェルシーのグースなどより求められているハードルはかなり高いわけで,とっても大変な立場なんですよね。
さてそういう状況でペジェさんは実際に口通りに,理想というかファンの要求に沿って正面からぶつかってくるか,それとも客観的,冷静,勝利第一に「Park the Bus」でくるか。
私は,少なくともベルナベウでやるよりはファンの抵抗も少ないでしょうから,オーソドックスに後者でくると予想します。結果は・・・バルサの勝利を当然希望しますが,正直どうなるかはよくわからないですね。
クラシコは,精神的な意味合いを含めれば勝ち点3以上の価値があるのは確かですが,客観的にはリーグ戦の1試合に過ぎません。したがって,勝った時は大袈裟に喜び,負けた時は所詮はリーグ戦の1試合に過ぎないと冷静さを保つよう努める,というのが正しいマナーだと思います。
そういえば,メッシーとかイブラとかどうなるんですかねー。一般には出場するといわれていますが,それがチームにプラスとなるのかどうなのか。そこら辺も注目ですねー。
posted by coladevaca |07:06 |
バルサ |
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2009年11月26日
ミランのせードルフさんによればそうではないそうで。
Clarence Seedorf : Chants Against Inter Star Mario Balotelli Are Not Racist
彼がいってることを要約するなら,マリオは肌の色ではなく,自身の行いによるところにより,侮辱されているのだ。その証拠に,同じ黒人である自分はマリオと同じ問題にあったことはない,したがって彼は自らの態度を正せば問題は解決するのだ,というもの。
これは一件筋が通っていそうで,ちょっと話が違うんじゃないかと私は思います。
なぜなら,もし仮にマリオ君が白人だったら,たとえ同じような行動をとって周囲の反感を買ったとしても,人種差別的だと批判されているようなチャントは起こりえなかったと思うからです。おそらくは,他の侮辱的表現が持ち出されたでしょう。しかし,肌の色が持ち出されることはなかったはずです。あるいは,もし彼が白人だったら,同じ態度をとっても見逃されていた,ここまで騒動になることはなかった可能性もあるかもしれません。
マリオ君が態度を改めるかどうか,それはそれで1つの問題ではあるでしょうが,根本的な問題はそこではなく,例えば人を侮辱しようと思った時,その時にそこで「肌の色という点だけは持ちだしてはいけない」という意識が,くだりのチャントを歌ったユベントスサポには無かったというところだと思います。
いいかえれば,マリオ君の態度が気にいらないというのでユベントスサポが侮辱したこと自体は大して問題ではない,問題はその手段として肌の色が持ち出された,それをあっさりと容認してしまった彼らのセンスにこそあるわけです。
だからこの問題を人種差別に絡めて扱うのは間違っておらず,そこでマリオ君の態度が悪いから問題が起きるのだ,というのは少し話が違うんだろうと思います。人種差別批判,それが目指しているのは,他人を侮辱する時においても肌の色のことが持ち出されることはない社会なのであって,他人を侮辱しない社会ではない(とりあえずは,ですが)のではないかと。
それにしてもユベントスサポは懲りませんね。というか試合に出てない選手のことを歌うなんて本当にゲームを見にいってるんですかねー。個人的には,この件に限らずサポが暴走したからといってクラブに制裁を課すのは筋違いだと思いますが,しかし現実はそうなっており,今度は罰金だけじゃ済まないかもしれないわけで,一体彼らがサポートしているのはユベントスなのか,それともインテルなのかという話になるんじゃないかと。
posted by coladevaca |21:05 |
その他 |
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2009年11月25日
んー,これだからフットボールはわからない。
蓋を開けてみれば,バルサのほぼ完勝というぐらいに。メッシーもイブラも出す必要がない程に。ボコボコにしたわけではないですが,インテルにはチャンスらしいチャンスを与えず,試合を完全にコントロールできたので完勝だといってもよいかと。カンプノウの観客から盛大な拍手でもって迎えられたエトーさんも一体何度ボールをもったのか,というぐらい何もできなかったというか,ボールがこなかったというか。
スタッツをこちら。
やっぱりピケの先制点が大きかったかなと。内容が悪い時にはセットプレーでということで,セットプレー恐るべし。というかこの試合結構セットプレーで仕掛けているところが見て取れて,FKの場面でもトリックプレーしてましたし,ピケのゴールもそうでした。リプレーを見るとモッタがピケのユニを両手で引っ張っており,倒れてもPKぽかったんでインテルとしては完全にはめられた形ですかねー。
フォーメーションはUEFAのサイトと違って前は左にペドロ,真ん中にアンリ,右にイニエスタ,という形を一応とっていたような感じですが,実際は,イニエスタはメッシーのメディアプンタの如く中に寄ってることが多く,そしてメッシー以上に中盤の選手としてふるまっていたように思います。つまりは実際には
ペドロ アンリ
イニエスタ
ケイタ チャビ
ブスケ
アビダル プジョー ピケ アウベス
バルデス
こんな感じで4-1-3-2みたいな形でしたね。まあ,悪い時はこれで真ん中に人がいすぎるんだよ,という話になり,良い時は人をかけて中盤を制圧できた,という話になるような。アウベスの使い方はちょっと工夫があって,アウベスにボールをもたせて彼を起点に崩すより,彼を使うようなプレーを意識していたような。人をかけた中盤にインテルの選手をひきつけて,右の空けたスペースにアウベスを走らせるプレーが多かったと思います。いわゆるメッシー/アウベス的な,ショートパスの交換は無く,スペースにアウベスを走らせて,そこからクロスを上げさせるというプレーが多かったように思います。2点目もそんな感じのクロスから。というかペドロはまた点を獲ったわけで。これは実力なのかなんのか。今のところゴールに愛されているとしか思えない異常な決定力。得点機会以外シュートは打ってなかったような。ちなみに今日のペドロ君は,マイコンをぶち抜いたりと普段リーガでさっぱりなドリブルを見ている身としては良い意味で目を疑うような場面が多かったです。まあでもいきなりテクニックが上がったというより,フィジカルで強引に抜いたという感じだったので,やっぱりインテルはコンディショニングを失敗したんじゃないのかなあ。
戦術的にどうこうというのもあるでしょうけど,やっぱりコンディションですかね,勝因は。フィジカルかメンタルか,よくわかりませんが,スタッツを見ると,バルサはインテルより走ってますし,大体バルサが相手より走れる時,コンディションが良い時は滅多に負けないと思います。とくにカンプノウでは。
とりあえず今日良かったのは,まあみんな良かったんですが,あえてあげるなら,アンリ,アビダル,イニエスタか。アンリは,パッと目につくプレーは無かったですが,非常に献身的で,アイルランド戦以後叩かれた鬱憤を晴らすかのように走りまくってました。やっぱり前で走る選手がいるのは良いことです。アビダルは,マックスウェルが使われないのも納得の安定感。いや,本当にうまくなったというか,来た頃のフィジカルを前面に押し出していた頃が懐かしい。選手交代の時に笑顔のペップに頭を叩かれすぎてビックリしてた場面もこの結果なら微笑ましい。そして,イニエスタ。やっとサン・アンドレスな感じになってまいりました。
これでバルサは8ポイント,インテル6ポイント,ルビン6ポイント,キエフ5ポイントでグループ首位にたちました。まだ突破が決まったわけではありませんが,だいぶ楽になりましたね。ノックアウトラウンドのことを考えるとグループを首位を次のゲームの後も維持したいところですが,どうなりますか。
さて,これでとりあえず次はクラシコだー。選手はおそらくインテル戦の方に集中していただろうから,メンタル面で難しいものがあるとも思いますが,まあ,これで気分良くクラシコを迎えられるという点のはポジティブなところでしょう。クラシコを良い内容で制すことができれば,バルサ復活ということを印象づけられることになると思いますが,果たして。
posted by coladevaca |07:58 |
バルサ |
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2009年11月25日
お久しぶりです。というわけでインテル戦かなり直前超適当プレビュー。
まずはこのアンケートを見ていただきたく。
インテル戦とクラシコ、どっちが大事?
インテル戦が大事 83%
クラシコが大事 17%
バルサとインテル,どっちが勝つ?
バルサ 51%
引き分け 8%
インテル 41%
つまりは,この1戦は,クラシコをも上回る,おそらく今シーズンもっとも大事なゲームの1つとファンには認識されていながら,現在のチームの力はファンから疑われている,ということが浮かびあがってくるわけです。まあ,ヤヤやらアビダルやらメッシーやらがマトモなら結果は違ってくるのかもしれませんが。ちなみに個人的な心証は,引き分けだったりします。
去年の歴史的な強さを誇ったトリプレッテチーム,そこからしばらくたった今直面しているのが,ヨーロッパからの撤退の危機。
フットボールの議論とは,多くの場合結果論であり(とくにファン目線では),そしてそれは本来シーズン終了後に論じられるべきものでありましょう。できればこういう議論は5月にしたかったところですが,今のバルサの事情がそれを許しません。現時点でのCLからの敗退は,実質シーズン終了に等しい。たとえリーグ戦に勝ったとしてもこの時期での敗退は,それだけでシーズンは失敗だったと総括して間違いないくらいの大失敗であり,ライカーの首が飛んだ低迷期でさえ無かったことであり,ペップでなければ監督の首が飛んでいるところであり,またCLは勝ち進むごとに数百万ユーロの賞金が貰えるおいしい大会なのでクラブの懐具合的にもかなりイタイわけです。
トリプレッテチームとのわかりやすい違い。それはエトーさんがいなくなってイブラさんがきたこと。このもっともわかりやすい違いは,結果がでなければ間違いなく叩かれるところでありましょう。
なるほど,イブラさんを獲ったことは理屈の面からいうと決して間違いではなかったかもしれません。今まで足下に偏りがちだったバルサの攻撃に高さを加え,攻撃の引き出しを広げる。一掃引きこもりがちになる相手と向き合う上で,裏への飛び出しを1つの特徴とするエトーさんよりも9番に適任だと考えるのはおかしなことではありません。
しかしながら,いざ蓋を開けてみれば,イブラさんは真ん中ではっていることが多く,ようするにクロスをあげて来いという体勢をとってるように思いますが,他のバルサの選手の意識は,できれば昨シーズンのようなフットボールをやりたい,ようするに選手の意識はイブラ前とイブラ後とほぼ同じ,またファンもバンバンクロスを上げるようなプレミアのようなフットボールは見たいわけではない,というわけで攻撃面ではチグハグさが目立つ,結果的に前線に流動性が欠けることになっており(メッシーが真ん中にいった時に真ん中が混雑するようでは・・・),少なくとも現時点では,エトーさんとの間に築いた連携を放棄してまでイブラは獲得すべき選手だったかは,結果からすると疑わしいといわざるをえない,ということになるだろうと思います。端的にいえば,エトーさんのよいところがチームから失われて,イブラさんの良いところがチームに現れない,ダメだこりゃ,という話なわけです。
結果はチーム全体の責任であり,イブラ1人を叩くのは間違いなくアンフェア。おそらく仮にエトーさんが残っていても,最近の金属疲労(本当は金属の疲労破壊というらしい)をおこしたかのような鈍い動きのチームを見てるとどっちにしろ低迷しただろうと正直思いますが,あれだけお金が動いた末の大低迷では,誰かがスケープゴートにならざるをえません。多くの場合監督が血祭りにあげられるものですが,ペップは現時点では叩くのは気がひけるというのがおそらくファンの心理。となれば・・・ただ夏の移籍市場における動きはおそらく批判されるでしょうね。イブラ1人に金使いすぎ,結果必要な選手がとれず層薄すぎ,なんでサイドの選手を獲らなかったのか,とか。
さてさて,まあそんなわけで負けても引き分けても,勝利以外間違いなく批判の矛先が向かうであろうイブラさん。しかし,もしここで自らのゴールで勝利を得ることができるならば,ファンの支持も得られ,英語でいうところのいわゆる「Big Game Flop」批判も一層できるかもしれない,今まさに彼の真価が問われるところです。本来ならば,3月以降にその舞台を用意してあげたかったところですが,チームの事情がそれを許さず,彼にとっては不幸ではありますが,それも覆すほどの圧倒的なイブラカダブラな力を見せて欲しいところ。いや,本当に頼みますよ,イブラさん。
(追記)
メンバー表見たら先発じゃないのかー。じゃあ微妙だなあ。
posted by coladevaca |04:31 |
バルサ |
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2009年11月11日
もちろんクレとしてマドリ敗退を願いながら観戦してたわけですが(マドリのトリプレッテの野望が3部のチームによって阻まれたということで笑いがとまりませぬ(‐^▽^‐)),でもそういうのを抜きにしてアルコルコンのプレーは素晴らしかったと思います。
もちろん個々の選手のクオリティーはマドリはいうに及ばず,他の中堅から下の1部のチームにも及ばなかったし,力の差は明らかにあったわけですが,それを埋めようと個々人の必死さは凄かったです。またただ引きこもってるわけでもなく,時として前からプレスかけてショートカウンターを狙ったり,底から不器用ながらもボールを運んでゴール前まで持っていったりと,あわよくばベルナベウで1点獲ってしまおうという姿勢も好感がもてましたし,確かにファーストレグで少し気を抜いていたであろうマドリがボコボコにやられてしまったのはおかしくはないなあーと思いました。
マドリも内容的にそこまで悪かったかといえばそうではなかったと思いますし,何度かシュートがバーを叩いたりと不運だった所は結構大きかったと思いますが,試合内容からいってアルコルコンが5-0でここで敗退するのにふさわしかったか,といえば明らかにNoだと思うし,結果は内容を反映して妥当なものだったのではないかと思います。ベルナベウの観衆が,我がチームのふがいなさに憮然とした表情をしながらも,盛大な拍手でもってアルコルコンの奮闘を称えたことからしてマドリファンも結果にはある意味納得する人が多いのではないかと。
そして,つくづく思ったのはプロフットボールってやっぱり凄い世界だなと。確かにマドリの選手とアルコルコンの選手にはフィジカルにしてもスキルにしても確実な差があるのは見てとれるわけですが,でもものすごい差があるかというと必ずしもそうでもないともいえるわけです。少なくとも個々人が必死になってチームとしてまとまれば,マドリといえど5-0とかで軽くひねることはできない,ある意味その程度の差しかない,ともいえるわけです。でも彼らのサラリーや移籍金には天と地ほどの差がある。つまりは,マドリとアルコルコンの実力差は彼らのサラリーの差と見合うものなのかと思わないではないです。現在のシステムではそれでバランスがとれている,それぐらいの貧富の差はあってしかるべき,それが市場の出した答えである,また個人的にいってじゃあ毎週アルコルコンの試合を見る気になるか,といえばならないでしょうし,そういうチームにお金が集まらないのは自然といえば自然,なんですが・・・そういう答えで皆がそれなりに納得し,普通に巨額のお金を一部に集中させているプロフットボールというシステム,改めて考えてみると本当に凄いことですよねー。
ジェフレン ボージャン ペドロ
イニエスタ ジョナタン
ブスケ
マックスウェル プジョー マルケス アウベス
ピント
+フォンタス,メッシー,チャビ
バルサはこんな感じのメンバーで3部のチームにボージャン*2,ペドロ*1,メッシー*1,チャビ*1で快勝。久しぶりに見ててストレスがたまらない内容でしたのでまあ良かったです。目下最大の課題であるところのチャンピオンズに勢いがつながれば良いですが・・・
ペドロは相変わらずエストレーモとしてはイマイチ(3部の選手にさえ通用しないドリブルはいかがなものか)ですが,またゴールを決めました。そろそろ本格的に9番として起用してみちゃあどうですかと。第二のエトーになるかも・・・
最後に,かつてのバルサ戦士ロベルト・エンケさんが亡くなったそうです。バリバリの現役選手,今キャリアの頂点にいるともいえた選手なのでビックリです。自殺だといわれているようですが・・・ご冥福をお祈りいたします。
posted by coladevaca |08:07 |
リーガ |
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