2009年09月19日

レオ・メッシー,2016年まで契約延長!!

Messi: "Quiero hacer toda mi carrera aquí"
Official: Lionel Messi Signs Bumper Contract Extension With Barcelona

違約金は2億5千万ユーロ,サラリーは推定1000万~1200万ユーロだそうで。メッシーのサラリーをイブラの950万ユーロ以上にするのが今回の契約延長の目標(あとマンチェスター・シティにさらわれないようにするのも)だったので大いに結構なことではないかと。

んでレオ君は「バルサフォーライフ」的なことをいってますが,一寸先は闇ですのでどうなるかわかりませんが,これから長くよろしくお願いしますということで。

まあ,しかし年俸がこう上がっていくのはあんまり好ましくないといえば好ましくないよなー。

メッシーは終わったので,後はプジョーやらマルケス,さらにイニエスタ(サラリーアップ)ですかというか,クライフはエトーさんの時に契約が1年を切った者はクラブを出るべきだ,みたいなことをいってたはずなんですが,そうするとプジョーとかマルケスも追い出すべきだという話になりそうなものなんですが,ならないのはやっぱりあれやね,ダブルスタンダードというやつだと。

posted by coladevaca |08:13 | バルサ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年09月18日

インテル(0) vs バルサ(0) 雑感。ケイタァァアアア!!

アンリ       イブラ       メッシー
(→イニエスタ)
     ケイタ        チャビ

           ヤヤ

アビダル                 アウベス

      ピケ        プジョー

          バルデス


★“バルサ”を知らしめた価値ある勝ち点1(0-0)
★インテル・ミラノ戦後のグアルディオラのコメント
★インテル・ミラノ戦後の選手達のコメント

まあこれまで多くのブログで書かれている通り,内容はバルサが圧倒したといって良いゲームでした。特に後半は,フエラであるにもかかわらず,ほぼ45分攻めっぱなしだったといって良いでしょう。インテルのウルトラ・ディフェンシブな戦術うんぬんと毎回この手の話題には必ず顔を出すチャビさん,ただインテルには「45分間Park the Busでいこうぜ」みたいなチェルシーのような意図があったというより,自然にあそこまで押し込まれた感じが私にはしました。普通に結構崩せてたし,それをしのげたのは,サムエル,ルッシオ,キブあたりの体を張ったディフェンスがあったから,それとバルサのフィニッシュがアレだったから。

ビッグクラブ相手ではやってくるチャンスはそう多くはなく,やってきたチャンスは確実に決めなければいけません。昨シーズン,一般には完勝だといわれているマンUとの決勝戦でも,チャンスの数はそう多くはなかったと思います。だからこの試合のケイタァァアアアのような,あるいはイブラのようなことをやっていてはダメなわけです。せめて枠内には飛ばしてくれと。あのシーンではてっきりゴールが決まるものかと思いましたよ・・・バルサにきた時に強力な左足が売りだという話をきいたような気がしますが,強力すぎるのが問題なのか・・・!?

トリプレッテチームの限界を超えるべく獲得されたイブラも,連携がどうのこうのというより,個人としてまだ「イブラカダブラ」な姿からはほど遠い感じですね。今後どこまで「ヨーロッパではダメ」という風評を覆していけるか,来年のノックアウトラウンドでは異なる姿を披露できるのでしょうか・・・

この試合で見た通り,トリプレッテチームのベースは強固なもので,多少の上下はあるにせよおそらくは今シーズンも維持できるでしょう(破綻するとすれば怪我でキープレーヤーが抜けた時ぐらいか)。あとはイブラさんがどれだけ個人としても組織としてもフィットできるか。つまりは今後のバルサはおそらくイブラ次第ということになりそうな感じかなと。

インテルの方は「まだチームを作っている最中だ。5人新しい選手が加わったんだから」とかいっているとはいえ,リーグ4連覇中,ミラノダービーでミランをボコボコにしたわけですから,まあ普通に強いチームですが,チャンピオンズを獲得するにはちょっと足りないチームという感じかなと。この試合で見た通り,ディフェンスは,少なくとも守りに専念すれば固い,スナイデル・ミリート・エトーのラインは可能性を感じさせる,ただそこまでボールを運ぶ手段に欠けるというかマイコンのドリブルしかないというか。カンビアッソが復帰して,さらに連携が深まったとしてもどこまでそれが改善されるか。ミリートさんはエトーさんより器用そうであり,崩しもでき,ポストプレーもでき,得点も獲れるというかなりの好選手ですが,それでもロングボール主体の攻撃に適している選手とはいえないので,やはり繋いで組み立てる必要あり,で誰を中心にそれをやっていくのか,多分モッタということになるんでしょうか。バルサ時代には,足下の技術があってフィジカルも強い大型ピボーテというのが売りだと思ったのですが,インテルだとよりテクニカルな面が見れることになるのかどうか。

ペップ見てろよと意気込んでいたエトーさんはご存じの通り不発に終わりました。そもそも1人でナントカするタイプではないエトーさん,それであれだけボールがこない状態では手の打ちようが無いのは明らかで。ボールが来たとしても,始めて敵として体験するバルサのプレスやらプジョー個人やらに手こずった印象で.まあ残念,次はカンプノウで,といってもインテルのチームとしての出来が良くなったとしてもカンプノウでバルサ相手に支配できるとはちょっと考えにくいので厳しいですかねー。

ちなみにペップと再会の図。エトーさんに笑顔はありません(笑)。


アルゼンチンの次期代表監督にグアルディオラ待望論が浮上

皆さん既にご存じだと思いますが,マルカのバルサ不安定化作戦が発動したようで(笑)。ペップが契約を更新しないからこういう話題も出てくるわけで,したがって,可能性としてはまあゼロとはいえないと思います。現役時代はメキシコにまでいった人ですし,もし今シーズンバルサで六冠でも達成すれば,つまりはマドリがノンタイトルに終われば(笑),もうやり残したことはことはないとバルサを去ってしまうかもしれません。がまあこの記事は単なる記者の作文でしょう。

「アルゼンチンのW杯出場は絶望的だから、今はスペインの優勝を祈るしかない。スペインが優勝すれば、(ビセンテ・デルボスケ監督が続投し)同国代表がグアルディオラに近づくこともないだろう」

ただこの最後の一節はなかなか興味深いですね。逆にいうとスペインが優勝できなければ,スペイン代表がペップに近づくのでは,といってるとも解釈できます。理念的にも現実的にも(選考される選手ややっているフットボールの質,コンセプトは別にして)代表はマドリと密接な関係があるわけで,そのチームの後継監督をマドリファンであろう記者がペップをあてることを考えているというのは,バルサを弱体化させたいという思いがあったとしても,なかなかに興味深い。ペップが指揮し,チャビやプジョーがプレーする,「カタルーニャ」が「スペイン」を制圧するみたいなもんですな。

posted by coladevaca |07:33 | バルサ | コメント(6) | トラックバック(1)
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2009年09月15日

ペップ見てろよ,と意気込むエトーさん。

本日2本目ですが

Inter’s Samuel Eto’o Keen To Prove A Point To Barcelona Coach Pep Guardiola

「バルサに加わって以来,そして自分にとってのバルサの最初のゲームに出て以来,彼らがボクに頼んだ仕事をするためにボクは自分に出来る全てのことをやってきたよ。」

「ボクは何についてもNoといったことは無かった。Noといって,いわれたポジションでプレーするのを拒んだ他のバルサの選手達と違ってね。」

「ボクは常にみんなを助けてきたね。そして,自分にとって先シーズンはとても良いシーズンだった。ボクらはみなバルサのために共に働いたのでそうなったんだ。」

「ボクは何も問題を抱えてなかったよ。もしペップがボクがクラブに対して思い入れがなかったというなら,それは彼の見解であり,オーケー問題はないよ。ボクは常にクラブに尽くしてきた,それを今週彼に見せることにするよ。」

「ボクが今抱える唯一の問題は,彼が"フィーリング"といったことで何を示したかったのか,未だにわからないことさ。」

Eto'o: "Quiero jugar la final del Bernabéu contra el Barça"

スポルトの記事では他に,

バルサと対戦するなど考えもしなかったが,再びバルサと戦いを交えるのは喜びであり,さらにより嬉しいのはカンプノウへ戻ることだ,なぜならボクの家だからね。ベルナベウのCL決勝でバルサとインテルが対戦することを希望しているよ。

バルサは世界最高のチームで,水曜日の対戦でも彼らの方が勝利に近いが,ボクら(インテル)にも勝利のチャンスはある。

ボクはバルサを離れたが,常にバルサのことは心の中にあり,友人も多くおり,今でも良く連絡をとっている。ロッカールームで自分が問題を抱えていたというのは(ペップとの関係も含めて)嘘だ。

クラブを離れるにあたり,自分がお金を要求した,というようなメディアがいっていたことは全て嘘だ。

ということも伝えています。ちなみにラポルタもエトーさんにはお金を払っていないといっていますが,まあ真実は闇の中ということで。

というわけでどうやらヤル気満々らしいエトーさん。エトーさんはパルマ戦でゴラッソを決めており,調子が良さそうです。また最近の例でいくとアーセナルファンに復讐するために良い意味でも悪い意味でも頑張ったアデバヨールの姿が思い浮かぶわけで,アフリカ人は怒らせると怖い人が多い?ということなのか。さて,どうなりますかねー。楽しみだー。

posted by coladevaca |09:03 | バルサ | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年09月15日

ボージャン,U-20ワールドカップ不参加へ。/プジョーの契約延長問題は先送りに。

Injury Forces Bojan Krkic Out Of Spain Under-20 Squad - Report

ボージャンはご存知の通り,現在怪我でチームを離脱しており,にもかかわらず9月24日から10月16日まで行われる予定のU-20ワールドカップのスペイン代表チームに招集されていました。しかしながら,バルサのCASに話をもっていくぞという圧力もあってか,向こうのお医者さんがこりゃやめた方がいいということになったようで。バルサとしてはちょっと前線が心もとないので大いに結構な話であります。ちなみにバルサからは,フォンタスとロメウが参加予定。

アトレティも正GKであるセルヒオ・アセンホを獲られそうで頭に来ているそうですが,なんでこの時期にやるのか,というのがありますよね。最近トップチームで活躍する10代も増えてきており(トップクラブに限らず,育成に力をいれている中小クラブにおいても10代の主力というのは珍しいことではないかと),どうせやるなら他のトップチームの大会と同じ期間にして欲しいものだし,優秀な選手を年齢があてはまるからといってあらゆるカテゴリーで使い回すのはやめて欲しいものです。


My Contract Renewal At Barcelona Is Not A Priority - Carles Puyol

カピタンの契約延長問題ですが,

「それは優先事項じゃないんだ。ボクは心配していないよ。」

とどこかの監督さんのようにプジョーさんはとりあえず話を先延ばしにしたいそうで。

「ボクのプランはバルサで続けることにあるよ。このクラブを去ることはとてもツライことだというのはわかっているし,今となってはよりそうだと思う。しかし,ボクはここでリタイアするか,あるいは,海外へ移籍するか,考えたいんだ。」

前段と後段の中身は矛盾しているような気がしますが。

プジョーのキャリアを考えれば海外への移籍を考えるのもわかる気はします。ペップがバルサで引退すると思いきや,イタリアなどに行き,選手として成功を収めたとはいい難いものの,結局その経験もあって今の成功を収めることができたことも考えれば,もしプジョーが指導者を志すなら,ここでバルサとおさらばして海外に出るというのもそれはアリかなと。

まあでも私としては契約延長して欲しいですけどねー。アイコンの話なり,キャプテンシーの話はさておき,衰えただのなんだのといわれながら,ディフェンス面ではやはり現時点で一番頼りになる,一番体を張り,一番足が出るのが彼だと思うので。


さて,今シーズンのバルサはフットボールだけではない,良いか悪いかはともかく,会長選挙があります。

現会長のラポルタは,やはり噂通り,任期を全うしたら政治家を目指すらしく,その前哨戦ということでバルダーノ相手にカタルーニャがなんだ,マドリーがなんだと政治的な議論を繰り広げておりますラポルタ会長がバルダーノSDを批判!

goalの記事はちょっとニュアンスがあれですが,ようするに私が以前にいっていたような,マドリー=「スペイン」を代表=外向き,バルサ=「カタルーニャ」を代表=内向き,というようなことをバルダーノがいって,ラポルタが「お前は多民族国家ってのをわかってねーんだ」といい,で再びバルダーノが同じようなことをいい,「政治はスポーツを歪める」とかなんとか。どっちもどっちで,私からいわせれば両方とも「グローバル」なクラブでほぼ変わりはないと。マドリにも,バルサの「カタルーニャ」に該当するものはあり,それはバルダーノがいう「スペイン」であり,あるいはもっといえば「カスティーリャ」であり。バルダーノ曰く「スペイン」の方が「カタルーニャ」より広いのでクラブが包容できる層が広いのだ,みたいなこといってますが,ナショナリズムという点では共通しており,ただそれが広いか狭いかの違いだけであり,しかしその違いさえ「グローバル」な観点からすれば両方とも狭すぎるということで一致しています。実際,両方のクラブとも「カタルーニャ」に限ってるわけでもなければ,「スペイン」に限ってるわけでもない,ようするにビルバオが如くバスク主義に殉じているわけではなく,世界中からファンを集め,市場を広げ,選手を獲ってくると。もちろんカタルーニャ主義なりを真剣にクラブと重ね合わせているファンもいるでしょうが,実態を見れば明らかに無理があると。クラブの1つのアイデンティティではあるものの,それは他のアイデンティティに対して排他的ではなく,クラブの規模を広げていけば1つのアイデンティティの色が薄まり,雑多なアイデンティティの集合になっていくのは当然の話だということで。

ラポルタ個人についていえば,それを知りつつ,カタルーニャだなんだとバルサを利用して政治活動をしているのがどうも,ということでスポルトのアンケートによればラポルタの政治活動に否定的な人多数のようで。まあ会長を辞めてから政治活動はしてくださいなと。

会長選挙には,やはりソリアーノは出るようで。ルセー,ソリアーノ,ラポルタ一派の後継候補,という争いになるんですかね。

posted by coladevaca |07:49 | バルサ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年09月14日

ヘタフェ(0) vs バルサ(2) 雑感。これが「チーム」ということ。

 	      イブラ	 
ジェフレン	         ペドロ
(→メッシー)        (→イニエスタ)
     ケイタ	 チャビ

 	       ヤヤ	 

アビダル	          プジョー
                (→アウベス)
     チギー	  ピケ
 	   
        バルデス

★バルサ、きっちり勝利(0-2)
★ヘタフェ戦後のグアルディオラのコメント

さてさてこの試合のバルサ,戦前の予想では苦戦するだろうということでしたが,やはり予想通り苦戦。アルビンとソルダードのシュートはやばかったですね。あれが入っていたらペップの言う通りどうなっていたかわからなかったと思います。

試合の流れとしては,前半はおおよそ守備を固める堅実な試合運び。いつもの前プレスではなく,どちらかというと珍しく後方撤退のリトリート守備。攻撃は,前の3枚+チャビにお任せのどちらかというと前後分断気味フットボール。リアクションフットボールというほどラインを引いてスペース作ってカウンター,ってわけでもなく,なんとなーく中途半端な攻撃に終始しました。ヘタフェがショートカウンターの餌食にするためにボールを譲ってくれた感じで。まあリアクションフットボールなんてあんまりやったことないので無理やろ,って話ですかねー。

で後半も初めの頃は前半の通りで,でレオ君とサン・アンドレスを投入して一気にペースアップ,昨シーズンのトリプレッテ・バルサの風格を漂わせつつ(といってもまだまだですが),ヘタフェさんを実力で押し切る,という感じでした。

この試合運びは意図したものなのか,それとも違うのか,ペップの発言からはよくわかりませんが,まあおそらく事前から苦戦が予想される中,試合内容が芳しくなければ前半は守りを固めようというプランだったのでしょう。でないとプジョーやアビダル,ヤヤが最初の方を除いて後ろに張り付きっぱなし,ピケやチギーの攻め上がりも欠け,時々ケイタが思い出したようにサポートに出るという消極的なフットボールは説明がつきそうにないので。まあしかし,なかなかエグイといえばエグイ采配かなあと。こういう戦術をとる前提には,ようするにペドロとジェフレンではいくらアビダルやプジョーをサポートにつけたところで攻めきれないだろうという認識があって,人がいないとはいえ,孤立無援になって四苦八苦することを前提に若者2人を送り出したということですから。実際,ペドロとジェフレンの2人は1人ついたただけでどうにもできず,2人きたらもうお手上げでバックパス,後は適当にイブラめがけて放り込むという,まあちょっと誉められそうにない,けど予想できたプレーをすることになってしまいましたので。

でバルサが息を吹き返すのは,レオ君とイニさんをいれてからですが,この2人のプレーが特段よかった,というわけではありませんでした。ただ,やっぱりメッシーは代表に比べるとやっぱり自信をもってプレーしている気がするし,また楽しそうでもあり,イニさんは,まあ病み上がりということでかなり低調(普段ならボールはめったに獲られないのに,この試合では何度かサクっととられてました)だったんですが,やっぱり今まで築いてきた「信頼」が違うのでしょうね。彼ら2人の動きより,周りの動きが出たことがこの2人を投入した最大のメリットであったでしょう。もちろん,体力を温存して2人が出てから一気に使うようにしたということもあったのでしょうけど,お互いに認め合い,理解しあってるので動きが生まれ,連携が生まれたのだろうと。イニさん自身が今イチでも,アビダルが人が変わったように組み立てに関与し,ヤヤやケイタも攻撃的に絡みはじめて,そんな感じで周りが動けばチャビさんのパスが冴え渡り,個人のマイナスがチームのプラスに転じてしまうという。

よくバルサとマドリを比較して,現時点ではまだバルサの方が手強い,なぜなら彼らは「チーム」になってるからだ,みたいな発言を目にしますが,この試合ではバルサが「チーム」であることが見れたと思います。そして,まだペドロやジェフレンはその「チーム」に入れてないですね。ペドロはスーペルコパでゴールを獲ったとはいえ,彼にびっくりするほどボールがいかなかったのは,単に彼の動きが悪いというだけの話じゃないはず。というか右サイドにいることが多かったジェフレンの方がボールが回ってきたのはちょっとビックリしました。まあ多分チャビが右にいたからなんでしょうけど。彼らはこれからどれだけ実績を作り,周囲に認められ,「チーム」の中に入っていけるか。今後かなり頑張らないとトップチームには残っていけないぞーと。

そして気になったのが我らがカピタン・プジョー。上記のメンバー表の通り,彼は確かメッシー達が出てから10分後くらいにアウベスと交代させられましたが,単に疲れていたのかもしれませんが,いつになく表情が厳しかったような。練習1回出ただけのチギーをフル出場させて,代わりにオレを交代させるのか,と不満を覚えてやしないだろうかと。上のフォーメーション図をみればわかる通り,プジョーを交代させた結果,現時点でのファーストチョイスがピッチ上に現れた,という感もあるわけで。ちょっと前に代理人がしゃべったように,契約延長交渉がどうも進まないのは,単にチキがさぼっているだけではなく,チームでの処遇にプジョーが疑問を持ち始めているのではないか,ということがあって,このゲームもまた彼の不信感を増大させやしないだろうかと心配です。

笑顔が戻ったレオ・メッシー,久しぶりに戻って来たサン・アンドレス,どうも雲行きが怪しくなってきたのではないかと心配なプジョー。

とりあえず次のインテル戦。イニさんはあの状態だとおそらくベンチスタートでしょうが,さてさてどういうチョイスできますかねー。

アンリ         イブラ     メッシー

         ケイタ    チャビ

             ヤヤ

マックスウェル  プジョー  ピケ   アウベス

            バルデス

と予想しておきます。

あとペップの発言で気になったのが,

「イブラは今日、素晴らしかった。今日は、ファーサイドでボールを待ち受ける事が多かった。その方が、彼の持ち味を行かせる展開が多くなる。我々は、今後もっとイブラをターゲットにした攻撃を繰り出す事が重要だ。そうすれば、彼の決定力をもっと引き出せる。今日、それを確信した」

これはファーサイドにおいてアウベスのクロスを多用するってことですかね?2点目みたいな形を狙うと。なんだかなー。

個人的には,クロスも当然ありなものの,やっぱりいくら中央に攻撃が偏っているといわれようとまずは中に突っ込んでいくのがバルサらしい気がするんですよね。メッシーやイニがいなくなると,中にドリブルする選手がいなくなる結果,イブラにあてて外に開いてクロスみたいなオーソドックスな攻撃が増える気がしますが,効率の話はともかくどうも見てておもしろくないなあと思ったのは私だけでしょうか?


先日とりあげたアルゼンチン代表関連で

Jorge Messi: "Leo no es feliz con Maradona y no sabe en qué puesto tiene que jugar"

パパメッシーが息子はディエゴとうまくいってないと発言したとの報道がありました。彼の生涯で初めて監督からどうプレーするかという指示を受け取っていないんだ,どこでプレーしたらいいかわからないんだよ,と。もっともパパメッシーはこんなことは言っていないと否定していますが。真実はどうあれ,こういう記事が出るということはこういう見方をしている人が多いんでしょうねえ。

posted by coladevaca |07:34 | バルサ | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年09月12日

「メッシはバルセロナでの栄光の裏返し」なぜメッシーはアルゼンチン代表で輝けないのか?

ご存知の通り,アルゼンチン代表は現在苦境に立たされており,ワールドカップへの出場が危うい状況となっております。そんな中で我らがレオ・メッシーも,「メッシは、まるでバルセロナでの栄光の裏返しのようだ。英雄気取りのドリブルを披露するのが精いっぱいだった」などとアルゼンチンメディアそしてファンに酷評され,厳しい批判にさらされています。

アルゼンチンメディアはW杯出場に悲観的「メッシはバルセロナでの栄光の裏返」

バルセロナに帰って来たメッシーを見てもやはり凹んでいる様子。メッシーを励まそうと空港にかけつけたファンには一瞬微笑んだかのように見えましたが,報道陣の問いかけには無言を貫いて静かに空港を去っていきました。

実際,ゲームを見てみると確かにメッシーのプレーは何かぎこちない。歩いている場面もチラホラ,ヤル気がないかのようにさえ見える。でも実際そんなことはないわけで。ヤル気のない選手が,クラブの試合に出ずに早期に代表に合流することを希望することなどないわけです。

それではメッシーはなぜそんな状況に陥ってしまったのでしょうか。バルサでは誰よりも輝いているのに,アルゼンチン代表ではなぜ「バルサでの栄光の影」になってしまうのでしょう?

非常に月並みですが,やはり「監督の違い」そして「周囲にいる選手の違い」。これに尽きるのではないかと。

まずディエゴさんがからいけば

ディエゴさんは,今までの発言を見ても,試合会場をブエノス・アイレスからロサリオに代えることからしても(単にピッチと観客の距離が近いということで選んだのではなかろうと),メッシーを中心にチームを作ろうとしていることは伺えます。が,なぜかフォーメーションは4-4-2にこだわり,2トップの1人としてメッシーを使っています。バルサではご存知の通り4-3-3の右(最近は真ん中もありますが)。もしメッシーを中心に,というのなら彼が最も慣れていると思われる3トップになぜしないのだろう,というのがまず疑問です。

いやいや,試合中に先制されて点を獲らなきゃいかんということで3トップにしても機能していないじゃないですか,と。それはその通りです。でも2トップの1人としてプレーさせるよりは良いプレーができていると思います。あくまで比較しての話ですが。その理由はおそらくメッシーはある程度ボールにふれることによりリズムを作る選手ではないかということ。2トップの1人より,3トップで右に置かれた方がボールに触れるチャンスが多いからではないかと。

現在のバルサと比べると,バルサはメッシー中心のチームになっており,彼が活躍しやすいようにチームが作られていると思います。メッシーがどういうプレーを好み,そして彼が動いた時に周りがどのように動けば良いか。いつ彼にボールを渡すか。そういうところがチームとして意思統一されているのではないかと。メッシーが得意のドリブルをしやすいよう,ボールを回しつつ,彼が前を向いてスピードに乗ってドリブルできるようなスペースができた時に彼にボールを渡そうとすると。もちろんそういう場合だけじゃありませんが,とにかくメッシーの持つ特徴いかにうまく使うかを念頭にボールをまわし,攻める,そういう意図がチームに見えるのではないかと。一方アルゼンチンの場合は,そういう意図をもったボール回しなり組み立ては無く,メッシーがドリブルを始めるにしてもなかなか苦しい体勢からのことが多いような。

メッシーがボールを持つ,お得意の中に切れ込むドリブルを仕掛ける,でも相手もそれがわかってるから2人,3人と行く手を阻むわけで当然行き詰まる時がある。バルサだったらここで周りをみると,前にはエトーさんが寄って来てくれてレオ,ワンツーで抜けるかい?と(もういませんが)。あるいは右にはダニ・アウベスがいて,オレを使えよレオ,サイドから崩そうぜと。さらにはチャビが斜め後ろに控えていて無理だったらこっちに渡せレオ,イニに回すからと。でもアルゼンチンは?そういうサポートが無いから結果として1人で無理なドリブルをすることになり「英雄気取りのドリブル」となってしまうのでは。サポートがあると相手もメッシーだけに気をとられるわけにはいきませんから,メッシーのドリブルも一層力を発揮することになるはずです。それに対しアルゼンチン代表のラテラルのサネッティ,中盤のベロンやマスチェ,ガゴなどはメッシーと良好な関係が築けているとは思えません。サネッティは後述のようにディフェンスの問題があってなかなか上がれないし,マスチェさんは基本的にディフェンスの人でボールを回す姿がぎこちなく後ろで佇んでいることが多く,ガゴもマドリでのプレーを見てればわかるように今イチ組み立てに貢献できない人であり,高齢のベロンさんだけが比較的頑張ってくれているという状況ではツライのではないかと。

「計画性のない攻撃、ボールを奪えない中盤、脆(もろ)いディフェンス。チームのレベルは急降下した」

これはオレ紙の代表への評価ですが,「計画性のない攻撃」といえる1つの現象が,メッシーを中心に,としながらその計画性がうまくピッチに表現されていない(そもそも計画がないのか,それとも表現できないだけなのか)ことなのではないかと。メッシーが歩いている場面があるのも(バルサでも休みを入れるために歩いている場面はありますが,あそこまで所在無さげにトボトボと歩いてるのはほとんど見たことがない),彼を生かしきれていない1つの証拠ではないでしょうか。

「ボールを奪えない中盤」といえば,ディフェンスもまた問題で。メッシーやテベス,アグエロがいくら走っても後ろが連動してこないので意味が無いし,前でボールを奪えないから後ろは怖がって下がってしまう,余計中盤が間延びしてますます奪えなくなるという悪循環。相手から早くボールを奪えればボールを保持できる時間も長くなり,したがって攻撃回数も増える,メッシーまでボールがいくかどうかは別にして少なくともいく可能性は増える,ボールが奪えなければ,攻撃回数は減るし,メッシーもボールに触れる機会が減っていく,これではボールに触れながらリズムを掴むのは難しい,という話になります。

ディフェンスが機能していないことは,メッシーへのサポートが減ることも意味します。例えば,アウベスとサネッティの差。サネッティは偉大な選手ですが,年齢が年齢でやはり衰えはあるように見受けられますし,それを抜きにしても今の中盤でボールが獲れない状況において,後ろにスペースを空けて攻め上がれ,というのは無理でしょう。バルサがアウベスをあげられるのは,高いポゼッションと前からの組織的なプレスにより相手の攻撃をある程度抑えているからではないかと。

こうザッと見てきた感じ,メッシーが活躍できない要素はいくらもあるけど,逆にメッシーが活躍できそうな要素がどれだけあるでしょうか?ようするに,バルサでメッシーが活躍できるのは,彼が活躍できる環境が作られているからであり,アルゼンチン代表でメッシーが活躍できないのは,彼が活躍できる環境が作られていないから,というごくあたり前の話だと思います。人選も含めて環境を整備すべき監督が今イチで,環境を作れていないからだと。

アルゼンチン代表アグエロ「ブラジル戦の敗北で心理的に追い詰められた」

アグエロの発言をみれば,ディエゴさんはメンタル面でもなかなか有効な手だてを打てなかったことがうかがえます。ショッキングな敗戦の時こそ,選手の頭を切り替えさせ,新たな目標を与え,叱咤・鼓舞・激励する。簡単ではないでしょうけど,少なくともそう試みるべきで,選手と一緒に凹んでいるようでは・・・試合中のディエゴさんを見てもとても心配そうに立っているだけで,何か指示を与えるということも余り無い,監督というよりはどちらかといえば1ファンみたいな感じがするのは私だけでしょうか。

とここまでなぜメッシーがアルゼンチン代表では今イチなのか,を見て来たわけですが,アルゼンチン代表からすると発想の転換はありうることに気づきます。つまりメッシーが今イチだが,もうそれはしょうがない。ならばメッシー抜きでやるかと。

マラドーナ、欧州クラブ所属選手を招集外に?

ディエゴさんはどうもそう考えているようです。メッシーやらアグエロなどが今イチなのは,簡単にいえばヤル気が足りないからだ,アルゼンチン国内組は彼らよりヤル気があるのでもっと良いプレーができるはずだ,という考え方のようで。そりゃ違うだろうと私は思いますが,これでメッシーやらアグエロ,マスチェなどが招集されなくなるということは無いでしょうけど,スタメンから外されることはあるかもしれませんねー。

なおペップはメッシーは少々落ち込んでいるが,フィジカル的には問題ないし,メンタルも強い子なので大丈夫といっております。というわけでヘタフェ戦は先発するかはともかく,途中出場くらいならするかもしれませんね。

ちなみにヘタフェ戦の招集メンバーは以下の18人

Porteros- Valdés y Pinto
Defensas- Alves, Piqué, Puyol, Maxwell, Chygrynskiy y Abidal
Mediocampistas- Xavi, Iniesta, Keita, Busquets y Touré
Delanteros- Ibrahimovic, Messi, Henry, Pedro y Jeffren

posted by coladevaca |07:27 | バルサ | コメント(24) | トラックバック(0)
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2009年09月10日

バルサカンテラに新たな新星。/そろそろ代表引退しようかなーなイブラさん。

インターナショナルウィークということで,また幸運にもまだウィルス感染者が出ていないということで大した話題もなく,しょうがないからペップの去就とかの話で間をもたせている間に,ちょっとした良い知らせが。

VIDEO: Barcelona Have High Hopes For Georgian Starlet Giorgi Chanturia

カンテラに新しく入るらしいのがグルジア出身のGiorgi Chanturia君。1993年生まれなので今年16歳。こういう風にニュースになるというのはそれぐらい期待されている将来有望株ということです。

グルジアとは珍しいですよね。最近ロシアと戦争してエラいことになったところ,ぐらいの知識しかありません。そしてこの年齢の外国人を獲るのは珍しいような。なんでかといえば,確かリーグ戦のルールで結構下の年齢から住んでないと外国人は登録できないみたいな話があったから,だと思ってたんですが,最近ルールが変わったんですかね。メッシー2世などという声もあるみたいですが,メッシーはこれぐらいからトップチームに顔を出していた怪物なので彼と比較するのは少々無理があるかと。まあでもレオ・メッシーを目標に是非頑張ってトップチームまでたどり着いて欲しいものですねー。見た目的には,身長が181cmあるらしいのでバルサらしいチビっ子選手,メッシー2世というよりはイブラ2世みたいな感じです(でもポジションはメディオセントロ,セントロカンピスタあるいはメディアプンタらしいしプレーをみてもやっぱりメッシーの方が近いと思います)が,そういうほどイブラさんもまだバルサの選手として確たる地位を築いたわけではないなあ。

カンテラといえば,ティアゴはまた怪我してるんですね。こう怪我が多いといくら才能があっても・・・ということになりかねないですよねー。怪我といえばガビさんもやっとバルセロナに戻ってきたらしいけど,復帰の目標日は具体的には立てていないそう,つまりそれだけ先が見えないということで大丈夫かいな,という感じです。先シーズンの終わりにちょっとぐらい試合に出れそうだという話があったはずなんですが,大きく後退してしまったという印象は否めません。

Barcelona Striker Zlatan Ibrahimovic Mooting International Retirement

イブラさんは,ワールドカップ後にスウェーデン代表を引退するかどうか検討するそうで。

自分のようなレベルの選手にとって代表戦を戦うことは大事なことだが,ユーロ2つとワールドカップ2つ出れば十分かも,といっております。今年28歳,来年29歳,これぐらいの年齢で代表引退というと思い出されるのはマンUのスコールズ。彼が30歳の時ですから,ちょっと早いぐらいですかねえ。

具体的な理由を彼は語っていないのでよくわかりませんが,やっぱり選手寿命を伸ばすことが頭にあるのではないかと。そろそろフィジカル的には多かれ少なかれ衰えてくる時期にあって,代表戦をこなす過密スケジュールに身を置くより,クラブに専念して体を気遣いつつ戦う方が自分にとっては利益になると。バルサとしてもクラブに専念してくれるということになればもちろん大歓迎というところでしょう。30歳近い,あるいはそれ以上の選手も結構多くなってきそうなので彼のように考える選手が増えてきてくれるとクラブとしては有難いところです。

posted by coladevaca |07:38 | バルサ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年09月03日

チェルシー,2011年まで移籍を禁止。

FIFA Ban Chelsea From Signing Players Until 2011

次の2つの移籍市場(2010年冬,2010年夏)で獲得した選手の各種コンペティションへの出場登録ができなくなる模様。2011年冬から再開みたいです。選手との契約自体は禁止されるというわけではないのかな。

まあビックリ。将来有望株といわれているガエル・カクタ(私も名前だけは聞いたことがありました)との契約絡み(つまりは青田買い)でランスと揉めての結果らしいですが。この世で数多く青田買いが行われているのに一体チェルシーは他と異なる何をやったんでしょうね。

まあ,これから何とか委員会に上訴したり,CASにもっていったりで必ずしもこの決定通りになるとは限らないんでしょうけど,まあとにかくこんな話聞いたことないし驚いたということで。

(追記)
どうやら前例が無いというわけではなく,ローマがメクセス移籍の件で同じような措置をとられたことがあるようです。

Roma face block on transfers
CAS orders FIFA to cut Roma transfer ban, lowers Mexes payout

この時もCASにもっていってペナルティーが減らされたようですね。

posted by coladevaca |23:24 | その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年09月03日

バルサは「スモール・チーム」/重視すべきはリーガかCLか。

移籍市場の最後には,エストレーモがいないということでロビーニョへのオファーなども報じられましたが,結局誰も来ることなく,"チギー"ことチグリンスキー獲得で最後となったこの夏の移籍市場。放置しっぱなしのリストも更新しなきゃいけませんが,とりあえず今シーズンのチームが決まりました。

★2009-10シーズンの背番号

1:ビクトール・バルデス
2:ダニエウ・アウベス
3:ジェラール・ピケ
4:ラファエル・マルケス
5:カルレス・プジョル
6:チャビ・エルナンデス
8:アンドレス・イニエスタ
9:ズラタン・イブラヒモビッチ
10:リオネル・メッシ
11:ボージャン・ケルキック
13:ホセ・マヌエル・ピント
14:ティエリ・アンリ
15:セイドゥ・ケイタ
16:セルジ・ブスケッツ
17:ペドロ・ロドリゲス
18:ガブリエル・ミリート
19:マクスウェル
21:ドミトロ・チグリンスキー
22:エリック・アビダル
24:トゥーレ・ヤヤ


28:ジョナタン・ドス・サントス
32:アンドレウ・フォンタス
33:マルク・ムニエサ
35:ジェフレン・スアレス

ご存じの方も多いかもしれませんが,リーガにおいてトップチームの登録人数は25人までに限られており,背番号も1~25番がトップチームの選手に割り当てられます。25番以降の番号が割り振られている選手は,Bチーム登録の選手ということであり,確か色々と面倒なルール/制限(例えば,23歳以下でなければならないとか,10試合トップチームの試合に出てしまうとBチームの試合には出れなくなるとか)の元に起用しなければならない選手達となります。

こう見ると,バルサのトップチームは,怪我でいつ帰ってくるかわからないガビさんを含めて20人,つまり実質19人。

他のチームを見ると,マドリは23人(「ペジェグリーニは今シーズン、各ポジションに2名という考えを持っており、チームはその通りに形成された」にも関わらず1人多いのは,実質満足のいく額で売れなかったから残留したっぽいVDVがいるから),セビージャは25人アトレティは22人。

とりたてて選手登録に制限がなかったと思うプレミアではマンUは36人(とはいっても実質リザーブの選手っぽい選手もいますが。これは以下のチームも同様),リバプールも36人チェルシーは24人シティは30人とチェルシー以外は大所帯。


アンリ              イブラ          メッシー
               (ボージャン)       (ペドロ)

        イニエスタ          チャビ
        (ケイタ)
             
                 ヤヤ
                (ブスケ) 

アビダル        ピケ      マルケス      アウベス
(マックスウェル)  (プジョー)  (チギー)

                 バルデス
                 (ピント)

とりあえずペジェグリーニ基準である1つのポジションに2人という基準を満たさないこの選手層をどう考えるべきか。しかし,ここまで選手が少ないチームになったのは,予期せずというより自ら望んだ,これまでの発言をみる限りそれがペップの希望だった(あと1人欲しかったようですが)ようなので,昨シーズンより過密日程なのに大丈夫かいと思いつつも指揮官を信じてついていくしかないよねーという感じです。

怪我人が出て試合もうまくいかなかった場合,だから選手層が薄いといったじゃないか,という批判が出てくるのは当然に予想されます。バルサとしては1つでも多くのタイトル獲得,というのが今シーズンの目標となりますが,それと同時にいかに怪我人を減らしてシーズンを乗り切るか,というのもまた目標になります。今のチームの力からすれば,後者を達成すれば自然と結果がついてくるとさえいえるかもしれません。特にメッシー,イニエスタ,チャビあたり,皆勤賞選手であり,必要に応じて(?)手を抜くのもうまいチャビさんが怪我で長期離脱する可能性はそこまで高くないと思いますが,メッシーとサンアンドレスは昨シーズンのメッシーにしたのと同じようにかなり気をつかわないと大変なことになるでしょう。そのためには,その代役となる選手達の奮起が必要であるともいえます。

このようなスモール・チームで数多くのタイトルを戦い,1つでも多くのタイトル獲得を目標とするところになりますが,もちろん各タイトルの重みは違うわけで,優先順位としては

1.CL
2.リーガ
3.コパ
4.CWCと2つのスーペルコパ

という感じかなと。これは人によって違う,特にCLよりもリーガを重視という人は多い(シーズンを通じての戦いで最も実力が反映されるタイトルだから,という理由で)と思います。

個人的になぜCLを重視するのか,といえば,形式的なヨーロッパ1という称号を重視している結果ということではありません(形式を重んじるなら世界1を決めるCWCを重視しないわけにはいかないということになりますが,そうは思いません。ただ後に述べるようにやはり「ヨーロッパ」という概念的な枠組みは重視してはいます)。連覇を達成したチームがいないこと,今シーズンのファイナルはベルナベウで行われること,もありますが,最大の理由は,バルサにしろマドリにしろ既にヨーロッパのビッグクラブは「国別リーグ」という枠からはみ出た存在であり,コンペティションとしてクラブの規模に一番あってるのがCLではないか,つまりコンペティションの実質の問題でCLが一番競争的なタイトルではないかと思うからです。

木村浩嗣さんの「むなしく感じるリーガのシーズン予想」というコラムがあり,あるいは某雑誌で紹介されていた「彼らは所属するリーグとは無関係にクラブをつくろうという,スポーツの歴史において類のないことをやろうとしている」というコメントあり。

既存の国内リーグという枠を維持し繁栄させていこうと思うのなら,テレビ放映権料をリーグの他のクラブと折半する,つまりはバルサやマドリなどの戦力を削る必要があります。それではなぜそれが実現されないのでしょうか?

色々理由はあるでしょうけど,個人的に思うのは,リーグ内で戦力格差が開いたことを問題視するのは国内的には比較的平等な状況あるいは比較的均一な状況が望ましいというナショナルな発想が必要だと思います。「とんでもなく不公平なコンペティションに対する怒り」は国内的には比較的均一な状況が望ましい,それが公平であるという発想がない限り湧いてくることはないでしょう。我が国でも最近総選挙がありましたが,中央と地方の格差拡大が問題になるのは,そういうナショナルな発想が根底にあるからであり,逆に客観的にはより深刻なアフリカの貧困が大して問題とならない(語弊がある表現だとは思いますが)のはそういうナショナルな発想にひっかからない,ナショナルな発想の枠外の問題だからです。

ご存じの通りバルサが重視するのはスペインではなくカタルーニャです。したがって,スペイン国内での格差を問題だと考えないのはある意味自然です。では首都のチームであり,ナショナルな意識が強い,スペインという概念を重んじる意識が強いと思われるマドリがなぜこれを問題だと考えないのか,といえば,それはおそらくマドリ=スペインという思考になっているからではなかろうかと。リーグがボロボロになっても,マドリが繁栄している限りナショナルな感情に反することはなく,マドリが繁栄している=スペインが繁栄しているという発想,それに異議を唱える者が少なく,それが通ってしまうのはスペイン中にマドリファンが多いということの他に,他のクラブも地域性が強いがゆえに,スペインという概念でマドリに挑もうとしないからではないでしょうか。

そして,国内リーグの他にヨーロッパというコンペティションがあること。バルサやマドリとしては,テレビ放映権料を他のクラブと折半すればヨーロッパで頂点に立つ戦力が維持できなくなる,つまり「国」より「地方の集合としてのヨーロッパ」という枠組みを重視する発想があると思います。一方,マドリ=スペインなら,外と戦える戦力をマドリが維持するのを望むのはナショナルな感情に基づいているともいえるでしょう。

リーガとは,バルサとマドリというヨーロッパ基準のクラブと,その他の国内基準のクラブが混在するリーグであり,ヨーロッパ基準のクラブが,国内リーグタイトルを一番重視すべきというのはどうも収まりが悪いと私は思います。一方で,リーガは1シーズンを通してのリーグ戦ということで最も実力が反映されるタイトル,というのはその通りです。この両者を折り合わせるためには,ヨーロッパスーパーリーグというものが必要(こう考えると遅かれ早かれ実現するのは時間の問題かなと)だと思いますが,現状でそれは無く,いずれを重んじても両方とも説得的な状況だといえるとは思います。


Ricky Rubio signs for six seasons

バルサ,リッキー・ルビオを獲得。移籍金はバスケ界では歴史的にみても破格の350万ユーロ。噂通り,2年目以降はNBAへの移籍を容認する条項付き。

マルカを見ている方はご存知でしょうが,フロレンティーノの「銀河系」プロジェクトは実はフットボールだけではなく,他のスポーツ部門にも及んでいたのですが,バスケ部門においてリッキーはその目玉となるはずだった選手。それをバルサが奪いとった形です。やっぱりラポルタはマドリへの対抗心が強かったようで。

posted by coladevaca |07:42 | バルサ | コメント(5) | トラックバック(0)
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