2009年02月26日
★アンリのアウェイゴールで価値ある引分け(1-1)
★オリンピック・リヨン戦後の選手達のコメント
★オリンピック・リヨン戦後のグアルディオラのコメント
今回もツキという点ではついてないゲームであることは確かです。またも最初のシュートで先制されました。ああ,枠内シュート3,4本打って1点,という普通のプレーをするチームとあたりたい・・・ヽ(TдT)ノ
そしてまた,バルデスが・・・ペップはかばってますが,前回程の露骨なミスでは無かったものの,今回も彼のミス絡み,センタリングと決めてかかった彼の判断ミスがゴールに貢献してしまったことは疑いようがないことです。ジュニーニョの蹴ったボールが素晴らしかったとしても飛びつくことさえできない,というボールでは無かったように思えます。
あと個人でよくないイメージを残したのはヤヤ。最近は,守れて,つなげて,ボールが運べて,と成長したイメージがあったんですが,この試合はパスミスが多すぎました。やっぱり,攻撃面ではまだチャビに頼る面が大きいですね。
さて前回,エスパニョールに負けた時はそんなに心配はしていませんでした。で,このリヨン戦を迎えたわけですが,終わってみて,ちょっとヤバいのではないか,と。
この試合何がマズかったのでしょう?ペップはこういっています。
「前半、我々は良くなかった。選手間の距離が空き過ぎて、チームとして機能しておらず、中盤に多くのスペースを相手に与えてしまった。その為、ボールをなかなか支配することが出来なかった。ハーフタイムではその部分を話し合い、後半は良くなった。」
選手間の距離が空いてしまった。それはなぜでしょう?1つには,相手が裏を狙ってくるので,マルケスやピケがラインを下げざるをえなかった,という説明がありうるでしょう。しかし,それが決定的な要因だとは思えません。なぜなら,最終ラインの裏,ポッカリ空いたアウベスの裏,それはどこのチームも今まで狙ってきたわけで,以前は,にも関わらず危ない場面はそうは作らせませんでした。ところが,この試合,リヨンに多くのチャンスを与えてしまいました。その違いを生んだのは,おそらく前線からのプレス。ラインをコンパクトに保つとプレスがかかりやすくなる,とするなら,相手のパスを恐れてラインが下がった→だからプレスがかからなかったのだ,という考え方にもなりえます。しかし,私は,ラインどうこうというより,個々の場面で,リヨンの選手の方が出足が早くて一歩先んじられ,同じタイミングでも競り負け,プレスにいってもサラっとかわされ・・・みたいなことが重なってプレスがかからなかった,相手を食い止められなかった原因のように見えました。後半復調したように見えたのは,リヨンが疲れてきて,バルサの選手が個々の場面で負けることが少なくなったことが大きいように見えます。後半ラインが上げられたのは,それだけ個々の場面で余裕ができたことが大きかった気がします。
ラインが低いことがプレスがかからない原因ならば,ラインをあげればプレスがかかるようになるでしょう。しかし,そもそもプレスをかけられるフィジカルが不足しているならば,ラインをあげてもしょうがないでしょう。
例えば,中盤前線は前からいってるのに相手をさえぎることができずに,相手がパスを裏に簡単に飛ばせる場合,最終ラインは・・・
1.後ろが怖いのでラインを下げる→すると中盤が空いてそこを使われる
2.それでも頑張って下がらない→相手の狙い通り裏を使われる
どっちにしろよい結果にはなりません。この試合では1のパターンになりましたが,頑張ってラインを上げ続けても,2のパターンでダメだったでしょう。
こんな苦しい今こそペップの手腕が試される時・・・といってもフィジカルコンディションが落ちていることが原因だとするなら戦術的にいじることには限界があります。対策としては,フィジカルが落ちてプレスがかからないのであれば,前からいくのをやめる→ラインを下げてスペースを潰す,前線はコンパクトさを保つために下がる,ということが考えられます。そうするとボールの回復点が後ろになりますから,攻撃は必然的にカウンターが多くなりますが,問題は,チームがそういうフットボールには慣れてないということです(時としてそういうフットボールもできることがチームに必要な柔軟性だと思いますが)。とするなら,戦術的には今まで通り前からいって,ローテーションでフィジカルの回復を目指して選手を休ませつつ,今まで余り使ってこなかった選手達の奮起を促して何とかうまくやる,くらいなのかなー,という感じ。ボージャンとかフレブとかシルビーニョとかカセレス頑張れー。ペップがどうしてもゲームを落とせないということでメンバーを固定化していけば,かえって悪い結果に向かうかもしれません。
私は,今のバルサをみて,昨シーズン前半は素晴らしいフットボールをしながら,後半肝心な時期に失速していったアーセナルを思い出してしまいますが,今後バルサはそれとは異なる道を描くことができるでしょうか。
最後に・・・
ベナユン,よくやったー!!!!
posted by coladevaca |07:15 |
バルサ |
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2009年02月23日
★バルサ、ダービーに敗れて勝ち点差7(1-2)
★エスパニョール戦後のグアルディオラのコメント
★エスパニョール戦後の選手達のコメント
ペップがマネージャーの座について以来,初のカンプノウでのリーグ戦の敗戦らしいです。当然のことながら,負けるのは不快なことですし,ここ1週間のチームをとりまく流れはあんまり良くないことは確かです。エトーのインタビューに始まり,イニの負傷,そして,リーグ2敗目。
ただ,この敗戦,個人的にはそれほど気にする必要はないように思います。客観的にみればまだたかが2敗目ですし(マドリーとの勝ち点もまだ7ポイントあるし),また,この試合に負けたのは,ちょっと特別な事情が一度に重なってやってきたことがあるからです。
1.ベンチに座っていたブスケに訳の分からないイエローを提示したことに象徴される,試合の制御ができずに荒れた試合を許してしまった審判の存在。
彼のおかげでケイタを失ったことは大いなる痛手となりました。ケイタのプレーはイエローにあたるかどうかさえ怪しかった気がします。それにしてもエスパニョールは転がり過ぎです。バルサファンではない人でもあの試合を見たらプレーの続かなさ具合にストレスが貯まったと思います。
2.そういう荒れた試合でのアビダルの負傷退場。
代わりにでてきたのは(なぜか)プジョー。ペップの今までの起用方法からすると予想通りなのですが,プジョーに代わってから明らかに左サイドの攻撃が停滞してしまい,アビダルの力を再確認したゲームとなりました。カーサだから攻撃的なシルビーニョという選択はあっても良かったはずでは。
3.致命的なミスを犯してしまったポルテーロ・バルデス。
1人少なくて1点リードされている場面で,さらに1点をプレゼントするかのようなパス。このパスからシュートを決められて2点差になった時点でこの試合は終わったも同然でした。ハイライトを見ると,マドリーのカシージャスもオリベイラにパスしたらしいですが,オリベイラはシュートをポストに当てたのに対し,元バルサの坊主頭はシュートを外しませんでした。というか彼のシュート2本(エスパニョール自体も2本しかシュート打ってないような)で2点。こういうプレーをされると勝つのが難しくなるのは当然でしょう。
4.久しぶりのペップの迷采配。
ケイタを失ったバルサは,アンリを外し,ブスケを入れて4-3-2でエストレーモのポジションに人を置かずに戦うことを選択します。エトーが左に流れがち,メッシーは真ん中に流れがち,右サイドはアウベスに任せた,という体勢をとったわけです。ここまでは,まあ良い(個人的な好みからいえば,この交代には賛成しないものの)のですが,ヤヤが頑張って1点返した後,さらにエトーを外し,グジョンセン投入。ブスケをトップに置いて,グジョンセン中盤という今まで見た事がない配置にします。結果論ですが,これが大失敗。ペップの意図はわからなくはないです。ケイタがいなくなり,それでもあくまでポゼッションフットボールをするバルサは,相手の厳しいディフェンスに手こずっていました。中盤がうまく機能しなかったため早めに縦にボールを放り込んだ方が効率的だと考えるのもわかります。その際には,エトーさんは空中戦に強くない。というか,バルサのデランテーロ達はみんな弱い。前半にアンリがフリーのヘッド(この試合最大の決定機だった)を見事に外したように。そこで,長身のブスケを前におき,ポストプレーをさせたり,アウベスのクロスを競らせて,周りを動くメッシーがフィニッシュにまで持っていくというプレミアでよく見られるようなプレーをイメージしてブスケを前に置いたのだと思います。しかし,そういう選択をした時には確か時間は20分以上あったわけで,あの時点では普段やったことも無いプレーより,いつものプレーを続けるべきだったのでは,と思います。人数が少ないといえ,ピッチが広いカンプノウ。サイド攻撃を諦めるのは速すぎた気がします。そのようなプレーは残り5分とかもっと後で良かったのではないでしょうか(これも結果論ですが,不慣れなポジションに置かれたブスケは,明らかに動きがぎこちなく,満足な働きをすることはできませんでした。エトーさんを残していた方が,ポストプレーという点でもマシだった気がします)。このチームで,最大の得点力,決定力を誇るエトーさんをあの時間に外し,グジョンセンを投入することは素人には理解しがたい采配でした(以前からいっている通り,こういう展開で投入できる空中戦に強いデランテーロは獲得すべきだと思います。例え,同じ戦術を選択したとしてもブスケを上げるよりは良い結果が生まれたはずですので)。
このように考えてみると,この試合に負けたのは,この試合固有の要素が大きく影響したように思います。今後影響がありそうなのは,アビダルの負傷ぐらいです。バルデスも,1回やらかしたので,今後の試合は安心して見ることができるでしょう。ペップも,ブスケを上げるという奇策を頭に浮かべる時,今回の失敗を思い起こし,さらに検討することでしょう。
もっとも,ファンの不安を誘うような継続的な不安要素も見られました。
まず,どうも選手達のコンディションが落ちているっぽいところです。ラストパス,最後のシュート,今までだったらキチンと動いていたボールが動いていないように見える,今までだったらあっていた連携が最後のところでうまくいっていないように見える,それが少々気になるところです。アビダルが消えるまで,試合が荒れる前までは,それなりにいいプレーができていたように思います。ただ,最後のプレーがあわずモタモタしている間に試合自体がおかしくなってその流れに飲み込まれてしまった感があったと思います。CLの再開以降に備えるために厳しいトレーニングを課し,その結果苦戦する予定だった1月を余りにスッキリ乗り切ったおかげで,その影響が遅れて出て来ているのかもしれません。
それと,試合の運び方なのですが,以前リードした状態でピケが退場になり10人で過ごした試合があったと思うのですが,その試合の残り時間バルサはあくまでも前からプレスにいったことがありました。この試合でも,10人になってもあくまでポゼッションフットボール(途中までですが)。何がいいたいのかといえば,少し戦い方に柔軟性が欠けている気がする,ということなんですよね。この試合では1人少なくなった時点で,必ずしも前がかりになる必要はなかった気がします。ダービー,舞台はカンプノウ,相手はダントツ最下位,荒れた試合,と前がかりになる要素が揃ってましたが,もう少しカウンター狙いの戦い方でも良かったのではないのかと。1点決められて,前に出ざるをえなくなる前に,もう少し試合運びに余裕があれば良かった気がしますね。最終的にロングボールを放り込む羽目になったことを考えると,そちらの選択の方が観客の満足的にもマシだったということになる気がします。ここら辺の差異が,CLでマンUとかとあたった時に出る気がするんですよねー。
とりあえず,次のリヨン戦にすっきり勝って悪い流れを払拭したいところですね。リヨンはフランスチャンピオンであり,カーサで自分達のフットボールをやってくるでしょうから,結果はどうなるにせよ,勝ってスッキリ,負けてもまあスッキリ,今回の如く,試合を見てとにかくイライラすることはないことを願っています。
posted by coladevaca |07:17 |
バルサ |
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2009年02月19日
Barcelona Without Iniesta For Two Weeks
アイヤー,これはイタい・・・しかもハムストリングと故障した箇所もよろしくないですね。
週末のエスパニョールとのダービーマッチ,ミッドウィークのリヨンとのCL,さらに次の週末のアトレティコとの一戦に間に合わない予定。コパのマジョルカ戦は間に合いそうですが,これは別に頑張って出場して貰わなくてもなんとかなりそうな試合であるし。
怪我といえば,そういえばミリートはどうなってるんですねー。時々公式サイトでリハビリ風景が載ってたり,カンプノウの観戦風景をテレビで見かけたりするが,何気に1シーズン棒にふりそうな勢いですよね。怪我した時は,1月あたりに復帰できる見通しだった気がするのですがデフェンサ・セントラルは,最近やっとプレーっぷりが落ち着いて来たカセレス君含め4人いるから,全然話題に登ってない気がするけど。
あと,マルケスが契約を延長したいとかいってます(前からいってるけど)が,2010年で契約切れる選手多いですよねー。
2010年組で今までで契約延長したのってチャビだけでしたっけ?
バルデス
エトー
プジョー
マルケス
と主力級がゴロゴロ残ってるんだけど,どうなるんですかね。例えば,デフェンサ・セントラルって今夏獲ったエンリケ君がドイツで大活躍中で,来シーズンには呼び戻すという噂がありますが,そうするとミリートも復帰することを考えると,デフェンサ・セントラル6枚になっちゃうんですが。カセレスレンタルで放出説もあったけど,最近の試合見てると段々フィットしそうな予感もあるし。
以前ピケを獲得した時に,彼はプジョーの後継者ということになるのだろうか,というようなことを書いたのだけれど,プレーっぷりをみるとピケは明らかにマルケスの後継者という感じです。今のところマルケスには及ばないわけですが,とりあえず跡継ぎのメドはついた感はあるような。こう考えると,マルケス放出というのも可能性としては無くはないのかなー・・・
posted by coladevaca |07:25 |
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2009年02月18日
バルセロナのエトー「将来のことはもう決めたが今は話せない」
/*バルセロナのカメルーン人FWサミュエル・エトーは、フランスの週刊誌『スポルト・ウイーク』とのインタビューの中で「将来のことはもう決めたが、今はまだ何も話せない」と、意味深長な発言をした。これに対して記者が「2月の時点でそのような発言をするということは、来季はチームを変えることもあり得るということか」と突っ込むと、エトーは「それは君たちの推測にすぎない」と、答えを濁した。
また、このインタビューに際してエトーは、次のように説明した上で、バルセロナのユニホームを着ての写真撮影を拒否したという。
「僕は、ゴールを決めた時にユニホームにキスするような選手たちは好きじゃない。連中は、もしその翌日、どこかのクラブから数百万ユーロを上乗せしたオファーが届いたら、すぐにチームを変えることだってためらわないに違いないからね。僕の心のクラブは(かつて所属した)マジョルカだけど、今はバルセロナのために働いている。ただそれだけだ」・・・*/
とマドリーとかマルカとかアスとかが喜びそうなコメントを発したらしいエトーさん。俺はカンテラ出身でもない,ただの傭兵,高い金を出してくれるチームに行き,ゴールを決めるのが俺の仕事,そんな俺にも心のクラブはある,それはマジョルカだ,とハードボイルド風エトー。勝ち点をやっと2ポイント詰めたところで,ちょっと顔を上げつつある白組連中を勇気づける発言をする必要はないと思いますが(インテルが9ポイント差でほぼ決まりだね,といわれてるのを上回る10ポイント差ですから,とサラッと流せばよいのだよ),まあ,ここまではいいですよ。エトーさんらしいっちゃらしいんで。問題は,まだいたのかチキのレスポンス。
Barcelona’s Txiki Begiristain Not Afraid To Lose Samuel Eto’o
エトーさんへは多大な敬意を払っているとしながらも,今日のトップストライカーなら誰でも,攻撃的なバルサのようなチームにいれば同じ様に沢山のゴールがとれるだろう,と発言。
何ですか,この「お前の代わりはいくらでもいるんだよ」的な発言は?
発言の中身はまるで敬意を欠いてるじゃないですか。冒頭に敬意は払ってるけど,と付け加えれば発言全体が敬意を払っているものになる,なんてことはないわけですよ。2014年までの900万ユーロという条件を要求されたという噂もある中で,契約交渉の駆け引きのつもりかもしれませんが,言葉はタダなんですから,もっと誠意あるコメントを出すべきじゃないですかねー。というか,その条件に尻込みして契約延長を諦めてしまったかのようですよ。(契約延長といえば,主力のヤヤの不満も漏れて来ているわけで,何やってるんですかねー。)
個人的には,戦力外といわれても腐らずに,怪我以来力が落ちたなどという世間の評価にもめげずに,見事復活を遂げたどころか,キャリア最高といっていい結果を残しているエトーさんには是非残留して頂きたいですが,何となくだけど,彼はすぐに手のひらを返すバルサの連中を見返すために頑張ってきた面もあるかと思うし,その目的を果たして,つまりは,今後獲得するであろう何がしかのタイトル(及び後1年契約が残ってるから移籍金も)を置き土産に満面の笑みでいなくなるのも良い,と考えてる気がしますねー。
代わりに誰を連れて来るつもりなのかは色々噂がありますが,断言してもいいですが,一番人気らしいビジャだろうが,移籍金高すぎかつバルサに来ない方がいいbyアビダルのベンゼマだろうが,あるいはありえないよトーレス(元バルサの天敵にして,マドリーのお得意様)にしろ,まず間違いなく来シーズンはエトーさんほどは活躍できないと思います(その先は多分誰にもわからないかな)。今のやり方を続けるなら,デランテーロにも相当守備で走り回ることを要求するわけですが,他のチームから来るデランテーロは多分そこまで走り回った上でゴール前などの攻撃の仕事をこなしたことがおそらく無いと思うし,それも含めてバルサのリズムはやっぱり独特で,来シーズンはそのペースに慣れるので精一杯になるんじゃないかと思いますから。先シーズンのアンリとか,また今シーズンのフレブなんかがリズムがあわなくて苦戦しているように。というか今シーズン加入組で,バルサのリズムに適応できたのは,出戻りピケを除けば,アウベスだけという芳しくない実績があるわけで。
ペップやチキなどの「戦力外発言」は失言という評価が多かったと思ったけど,その大きな影響は今シーズンではなく,来シーズンに出ることになるのかもしれませんね。
posted by coladevaca |07:17 |
バルサ |
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