2008年07月31日
Messi waiting for FIFA’s decision
フィオレンティーナ戦のためにイタリアに飛ぶ前のメッシーのコメント。
「状況を整理するよ。僕は,クラブの立ち位置を理解している。僕たちは,クラブのために懸命にプレイしているからね。それと同時に,僕は最初から,自分のナショナルチームのためにプレイしたいといってきたし,それが今まで何か問題になったことはなかった。僕はFIFAが何というか待っているんだ。もし彼らがオリンピックに行くな,といえば僕は行かないだろうし,彼らがオリンピックに行け,といえばCASの判断を待たずに行くことになるだろうね。なぜなら,CASの判断を待っていたのでは遅すぎるからなんだ。僕のチームメイトとナショナルチームのコーチング・スタッフが僕のことを待っているんだよ。一度代表チームに行っても,CASがクラブに戻れ,というなら,僕はクラブに戻るだろうね。でも,その判断が出るまでは,僕はナショナル・チームとそのチームメイトと共にいたいんだ。」
「バルサは,僕がオリンピックに行くことを許可しないという姿勢を維持していて,僕は,それを理解しているし,クラブの姿勢は正しいものだと思っているよ。でも,それと同時に,バルサは,僕の夢がオリンピックで母国のためにプレーすることであることを理解しなければならない,と思っているんだ。」
チャンピオンズ・リーグの予備予選のファースト・レグでプレーして,その後,オリンピックに行くという案については,
「僕は,その案はダメだと既に伝えてあるよ。ナショナル・チームがそれを望んでいないんだ。彼らは,選手のグループが全ての時間を一緒になって働くことを望んでおり,それは普通のことだと思う。」
アルゼンチンからのプレッシャーについて,
「僕は,心配していないよ。僕は常にナショナルチームのためにプレーしたいといってきたからね。」
「僕が今まで発言してこなかったのは,ナショナル・チームとバルサが,僕に,彼らの間で問題を解決するといってきたからだよ。でも,最初から僕はオリンピックに行きたいといっていたはずだよ。」
そして,FIFAは,予想通り,23歳以下の選手をオリンピックに解放することは義務であるという決定をしたようです。
Single judge rules on release
Slim Aloulouというチュニジアの人が単独で審理したようです。なぜ合議で審理しなかったのかは不明。
さて,結論として,インターナショナルマッチカレンダーは,オリンピックに選手を解放するかどうかの問題とは関係がないとしたわけですが,その理由を要約すると,
1988年以来,クラブは常に23歳以下の選手をオリンピックに提供してきたという長年の異論のない慣行を考慮すると,それらは慣習法を生成し,それによって正当化される。FIFAのEmergency Committeeもその決定においてこの原則に言及している。
1988年のFIFA Congressにおける23歳までの選手がオリンピックでプレイする適格を有するとの決定に言及したFIFAのEmergency Committeeの決定。FIFA Emergency Committeeは,2006年のFIFA Congressにおいてもその原則は確認されているとしている。
オリンピックに参加することはあらゆるスポーツの分野における全てのアスリートにとってユニークな機会であり,それゆえに23歳以下の選手の参加を妨げることは正当化できないであろうこと。
としています。
この決定を受けて,バルサも予想どおり,CASへ仲裁を申し立てる意向を示しています。
争点となりそうなのは,1988年以来の慣行が慣習法を生成するか,生成するとしてもRegulations for the Status and Transfer of Playersの附属書1の1条3項と抵触するならば,後者の方が優先するのではないか,というところでしょうか。
なお,後ろの2つの理由にはこういうつっこみが入るでしょう。「全てのアスリートにとってユニークな機会」であることがオリンピック参加を妨げてはならない理由になるとするなら,23歳以上の選手の参加も妨げてはならないはずで,23歳以上の選手の提供が義務ではないとしている意味が分からない,それに,そもそもそうだとするなら,FIFAが23歳以下の選手を中心にオリンピックチームを構成するとすること自体の意味が分からない,と。
個人的には,メッシーの意見は,理屈として1つの筋が通っているものだと思いますので,支持したいと思います。つまりは,CASが取り消すまでは,FIFAの決定を有効なものとして扱い,それに従って行動し,CASが取り消せば,FIFAの決定を無いものとして,原則に戻ってクラブの決定に従って行動する,ということですからね。バルサとしては,CASで自分たちの思うところを主張し,FIFAの決定を取り消して,メッシーを取り戻すのみですね。
posted by coladevaca |01:29 |
バルサ |
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2008年07月30日
Miércoles decisivo
この後に及んで一体何をやってるんでしょう。FIFAのPlayers' status committeeがオリンピック参加問題について29日に結論を出すといわれてましたが,それが翌日,つまり30日,今日に延期されることになったそうです。理由は不明です。
バルサとしては,FIFAがダメでもCASへ行く,ということを表明してしまっているので,FIFAの決定が最終決定とはならないことは明らかになってしまっているのですけど,それでもFIFAが最終的には何をいうかは重要です。FIFAの内部の意見がまだまとまってないんですかね。まあ,あの文言で23歳以下の選手を解放する義務がある,という結論をだすのは勇気がいるといえばいるでしょうけど。
Protesta ante la embajada de España en Buenos Aires
メッシーを解放しろ,とブエノスアイレスのスペイン大使館の前で抗議行動があったらしいです。スペイン政府にはどうしようもない問題ですが,抗議する所がそこぐらいしか無かったんでしょうね。アルゼンチンの人は怒っているということでしょう。
Maradona Blasts Messi Over Olympics Farce
マラドーナも怒ってます。しかし,バルサに向けてというより”沈黙を守る”メッシーに対してです。以前は,強くなれメッシー,というアドバイス的な感じでしたが,今回はそれを超えて批判という感じですね。
「母国を鼻であしらうことは絶対にしてはいけない。常に代表のユニフォームを生涯に渡ってその身に纏わなければいけないんだ。」
「彼は,バルセロナのサラリーは脇に片付けて,母国のためにプレーすべきだよ。」
アルゼンチンの神に怒られるメッシーの心境はいかに。
但し,ソースはマルカです。
さて,FIFAの結論が遅れることになりましたが,実はまた別のタイムリミットが迫っているようです。
Batista: "Si Messi no se suma a la selección, quedará fuera"
U-23アルゼンチン代表の監督であるSergio Batistaさんは,一連の騒動にしびれを切らしたらしく,金曜日,すなわち8月1日までにメッシーがチームに来なければ,彼抜きでやる,もう待てない,と表明したそうです。オリンピックのフットボールは8月6日(アルゼンチンの試合自体は8月7日)から始まるわけですから,そう考えるのも当然といえば当然でしょうね。メッシーの代役は,レクレアティボ・ウエルバのMarco Rubénになるそうです。
つまりは,メッシーのオリンピック不参加が決定しそうであり,バルサがこの「メッシーの戦い」に一応勝利する見込みだ,ということになりそうです。もっとも,本当の勝利となるかどうかは,今後長いスパンで見なければならないでしょう。メッシーへの影響も含め。1つ確実に良かったことがあるとすれば,それはこの1件でルールが明確化の方向に向かい,議論が深まったことだと思います。もし現状のルールに不具合があると考える人達がいるのであれば,今後ルールの改善の提案と交渉をしていくべきでしょうね。
アルゼンチンといえば,日本との試合をみましたけど,日本はそこそこ戦えたという感じがしましたね。最終ラインを引いてスペースを与えず(監督のコメントなどをみると意図したものじゃなかったようですが),それでそこそこ守れたのは自信になるだろうと。攻撃はほとんど点が穫れる感じは無かったですけどね。アルゼンチンは攻撃が中に偏っていて今イチだった気がします。運動量の問題や,デランテロの構成,ボックスの4-4-2でリケルメがいる,それらの理由からなんだろうけど,日本相手には真ん中からゴリ押しできても,他の強い国相手にあれでうまくいくのかは疑問な気がします。リケルメを後ろにおいてサイドの選手を置くというのは無いんですかね。
Guardiola convoca a Messi para la gira americana
ラポルタが言っていたとおり,FIFAの決定がどうなろうとメッシーをアメリカツアーに連れて行くのが既定路線となりつつありますが,それはいいとしてこの記事には遠征メンバーは26人になるとしており,
Sergi Busquets
Víctor Sánchez
Víctor Vázquez
Jeffren
Pedro
のバルサ・アスレティック勢が含まれるとしております。AbrahamとCórcolesは落選ということになります。アブラハムは明らかに数合わせ的な起用だったので納得ですが,コルコレスが落ちたのは将来性の無さが原因でしょうか。
リーガのトップチーム登録は25人なので,これからさらに補強をしない限りは,今回の遠征メンバーがほぼそのままトップチーム登録になるかもしれないですね。
Barça Starlet Crosas Open To Celtic Switch
クロッサスは,アメリカ遠征のメンバーに入ってますが,セルティック,セビージャへの移籍話があるようです。完全移籍か,と思いましたが,ローンで出すみたいですね。
セビージャといえば,バリエンテはどうなったんでしょう。公式をみると実は,スコットランドには行くはずだったのに怪我でダメになったみたいなこと書いてあったのですが。怪我が多い選手になってしまったので敬遠されたのかもなあ・・・
オレゲールの移籍が正式に決定しました。
Oleguer signs for Ajax
以前,クラブ間で合意達したというニュースが流れていましたけど,正式に契約書にサインしたようです。
移籍金は300万ユーロ+オプション225万ユーロ。3年契約を結んだそうです。
ここ最近はすっかり陰が薄くなってしまいましたけど,あの時代にはスタメンで活躍してたんですよねー。特別スピードがあるわけでもなければ(といっても無いわけでもなく,バルサのデフェンサの中では速い方だった気がする)強いわけでもなく,また技術があるわけでもない,でもいわれた仕事は途中出場だろうとなんだろうとキッチリこなす,抜群の安定感を誇るプレーヤーだったと思います。あの時代を支えた選手がまた1人チームから消えてしまうのは寂しいことです。でも,スエルテ,オレゲール!!
Ezquerro Signs For Osasuna
バルサからフリーで出て行ったエスケーロは,オサスナと1年オプション付きの2年契約を結んだそうです。この記事によれば3シーズンで,リーグ24試合の出場,そんなに出てたの?と思える程陰が薄かった選手です。まあ,それでもスエルテ,サンティ!!
posted by coladevaca |08:20 |
バルサ |
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2008年07月29日
29日,つまり本日,FIFAのPlayers' status committeeにおいて,23歳以下の選手のオリンピック参加問題について一応の結論が出ます。しかし,これが最終決定となるかは,実はわかりません。なぜなら,話がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に行くことになる可能性があるからです。
CASのサイトをみると,既にブレーメンとシャルケは,IOC及びCOBに対してクレームを提出していますが,FIFAの判断待ちということで手続きは進んでいないようです。
FC Schalke 04 / Werder Bremen / COB / IOC
常識的に考えれば,FIFAの内部機関が,自分達のボスの判断を覆すとは考えにくく,参加すべしという話になるのでしょう。そうなった時に,バルサも含め,各クラブが引き下がるのかどうか,それともFIFAも当事者に含めて仲裁廷の判断を引き続き求めることになるのか,それに応じて今後の展開は異なることでしょう。
Laporta anuncia que Messi irá a la gira
公式サイトの記事によれば,バルサは,FIFAが自分達に不利な決定をした場合には,話をCASに持っていくことを考えているそうで,その場合,CASで結論が出るまで,メッシーは,フィオレンティーナ戦及びアメリカツアーに参加することになるだろうとしています。オリンピックに参加しないのでアメリカツアーってのも微妙ですね・・・それと,合意で解決したいということで,AFAとFIFAに,チャンピオンズリーグの第1戦に出てその試合の結果が良いものだったら,オリンピックに行くという提案をしているそうですが,これは以前から拒絶されている提案と多分同じですよね。以前は提案の中身は明らかになっていませんでしたが。向こうが断る理由は,多分,ベスト8あたりから来られても扱いに困るということなんでしょうね。
なお,上記記事では,ラポルタは,同時に,エトーさんの残留をほのめかしてます。
スポーツナビには,この問題について以下のコラムが載っていました。
メッシの沈黙に隠された理由
/*・・・いずれにしても、時代は変わった。サッカーは既に巨額の金にまみれ、“スーパー・プロフェッショナリズム”が席巻している。選手たちはスポンサーやクラブの利益のための“囚われの身”だ。・・・多くの人が、なぜメッシはバルセロナを離れないのか、あるいは、どうしてFIFAの庇護(ひご)にすがらないのかと思っていることだろう。法的な拘束力はともかく、既にFIFAは23歳以下の選手の五輪参加を認めているのだから。・・・メッシは今後もこの件について語ることはなければ、バルセロナにプレッシャーをかけることもないだろう。新シーズンに向けてメッシが置かれたクラブでの立場は、限りなくパーフェクトに近い。素晴らしい条件の契約を結び、ロナウジーニョから背番号10を受け継いだ。2008−09シーズンのバルセロナは、これまで以上にメッシを中心に回ることになる。新加入選手の獲得に際しても、メッシの意向が大きく反映されるだろう。・・・AFAやアルゼンチン代表は連日メッシとコンタクトを取っているようだが、現在のところ事態は進展していない。このままメッシが北京五輪出場を見送ることになれば、南米の選手としては、これまでとは異なる対応を見せたことになる。すなわち、これまでのように強硬手段で代表に合流するのではなく、所属クラブに従うということである。沈黙を貫くメッシは、従来のアマチュアリズムではなく、スーパー・プロフェッショナリズムに徹した決断で新たなステージを切り開くのかもしれない。・・・*/
その他,マラドーナが「メッシには意志の強さが足りない」といってるように強硬手段に出るべきとの意見がアルゼンチンでは支持されており,メッシーのイメージに影響を与えているとか,メッシーが合流しないのはリケルメとの不仲が原因だ,という説などを紹介しています。
話はそれますが,補強にメッシーの意向は働いてるんですかねー。アルゼンチン人は今のところミリートだけですが。そういえば,ピケを復帰させたのはメッシーのカンテラでの同期ということもあったんですかね。でもバリエンテは出しちゃうみたいなんだよなー。ロニーの時は,ロニーが働きやすいようブラジル人を重点的に補強したんですけどね。
さて,著者さんは,メッシーが,著者さんがいうところのスーパー・プロフェッショナリズムに基づいて沈黙を守っているとみているようで,それに批判的のようであり,アマチュアリズムに基づいて強硬手段に出ないのにも批判的であるかのように私には見えました。
これについて私が思うところは,そもそもメッシーが沈黙しているとはいえるのか,というのがまず1点。少なくとも以前の記者会見では参加したい旨を表明していたし,パパメッシーもオリンピック参加が本人の希望であると述べています。ただクラブに圧力をかけてないっぽいのは確かです。パパメッシーは,21歳の青年にお前が決断しろと迫るのは狂気の沙汰だと確かいってましたからね。そういうのがマラドーナからすると「意思の強さが足りない」ということになるのでしょう。
また「法的な拘束力はともかく」と,ルール的にはクラブ側の見解に正当性がある可能性を認めながら,それに従わないよう勧めるのは理屈が通らないと思います。アマチュアリズムに「ルールに反するのも厭わない」ことも含むのであればそういう判断にもなるのでしょうけど。
そして,なぜドイツのブラジル人とは違ってメッシーが強硬手段に出ないのか,といえば,言われているようなクラブでの地位の違いや利益状況の違いということあるのかもしれませんが,それに加えて,前者とは違い,メッシーはバルサで成長してきた選手ということが大きな要因ではないか,と思います。
ジエゴはブレーメンで2シーズン,ラフィーニャは3シーズンですが,メッシーは,バルサで13歳から成長期を含め既に7シーズン過ごしています。おそらく,彼はこの間に,このクラブが抱えている歴史的背景と,それゆえのファンのある意味過剰な期待を受けているクラブであることを学び,自分がその中心に位置していることの重みを他の選手よりもよく理解している,少なくとも同じ中心選手であるジエゴなどのブレーメンなどに対する理解とは異なるのだろうと思います。アルゼンチンを代表することの方が彼にとっては価値のあるものだとしても,バルサのファンに敬意を欠ける行為をすることは気が進まないんだろうと思います。いいかえれば,自分が他方でバルサを「代表」していることの重みも感じているのだろうと思います。かねてから彼がいっているように,病気を持っていた自分に賭けてくれたクラブに恩義を感じているということもあるでしょう。
クラブでの地位などに加え,このようなクラブに対する理解の違い,意思の強さが足りないからではなく,クラブに関わる人達のことを考える環境に育ったから,彼の対応は,普通の南米の選手とは異なるものなっているのだろうと思います。
Barça Should Let Messi Go - Saviola
元バルサのウサギ君の意見を乱暴にまとめてしまうなら,「彼がオリンピックに行きたいといってるのだからいかせるべき」という議論だと思います。しかし,個人的には,この種の議論は的外れだと思うんですよね。
そもそも,なぜFIFAのルールができたのかを考えてみればそれは明らかだと思います。ルールができたのは,単純に「本人の意思を尊重すればいい」とは考えられていないからできたものなんですよね。つまり,この種の問題においては,選手や協会の利益と同様に,クラブの利益も考えられるべきである,そういう各当事者の共通認識があって,当事者の利害関係の調整の結果として今のルールがあるわけです。今のルールには,その規定が示す調整,バランスの結果が一応妥当なものだと考えた議論の積み重ねがあるわけです。
一般的な事例で例えるなら,バルサは会社,メッシーはそこの従業員,代表戦はボランティアみたいなものです。メッシーがボランティアに行きたいと思っても,会社としては仕事を休まれていきなりボランティアにいかれても困る。でも,ボランティアに行きたいという彼の意思も尊重されるべきだとも思う。ボランティアは社会にとっても大事なものだしね。・・・ということで,当事者の利害関係を調整した結果,今のFIFAのルールができたんですよね。そういう前提があるのに,でも「選手が行きたいというのだから行かせるべき」という議論はいかにも短絡的で,いいかえれば,当事者の今までの議論の積み重ねを無視して,ルール成立以前に話を戻してしまうものであって,ナンセンスだと思います。
posted by coladevaca |09:48 |
バルサ |
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2008年07月28日
Messi Scores Hattrick As Barca Destroy Dundee
Dundee United 1 - 5 Barcelona Friendly 26.07.2008(得点シーンのハイライト)
メッシー依存症が明らかになってしまった大勝利。順調に来ているというべきなのかどうか。
<前半>
アンリ
ボージャン ペドロ
グジョンセン ケイタ
クロッサス
V・サンチェス アウベス
マルケス カセレス
バルデス
<後半>
エトー
ジェフレン メッシー
ブスケ V・バスケス
トゥーレ
V・サンチェス アウベス
(コルコレス) (アブラハム)
ピケ カセレス
ピント
フォーメーションは変わんないですね。チャビやイニが戻って来たら新しい形を試すのかもしれませんが。
90分出続けたのは,カセレスただ1人。
そのカセレス,相手の裏へのパスをクリアしきれずに後ろにそらしてしまい,相手の得点をお膳立てしたプレーもありましたが,それ以外はまずまずというところでしょうか。危ないところは一応ケアしていたと思います。ただ,この2試合を見てみて,なんか評価に迷う感じの選手ですかね。攻撃面も悪いわけじゃないけど,良いって感じのほどでもないみたいな。身体能力が高いといわれてましたが,先シーズンの当初のアビダルさんのようなスーパーな感じがするわけでもない気がします。
少し驚きだったのが,移籍先を探す,つまりは戦力外だといわれていたクロッサスが先発したこと。もっとも,彼のプレーぶりは悪いものでは無かったと思います。深い位置からでも通せる正確なキックを見せたし,チャンスにはキチンと上がって攻撃に絡んでいました。ただ,ゲームを作るまでには至らなかったですね。
前半は1-1というスコアが示す通り,あんまり内容が良くなかったのですが,原因は,向こうのプレスが厳しかったことと,中盤が今イチだったこと,前線も今イチだったことですかね。
中盤は,グジョンセンがどうも孤立しがちで無謀なドリブルを試みてました(先シーズンによくみられた光景ですね)。ケイタも今日の試合は下がってボールを受けたりしていたものの,彼が走ってもボールが出てこなかったり。ドリブル突破やロングシュートも見せたりしていましたが,チームに馴染むのはまだ時間がかかりそうです。全体的に中盤はボールが回らなかったですね。慣れてないメンバーだからか,ポジショニングが良くなかった気がします。
前線は,ペドロは中盤まで降りて来て組み立てに参加しようとするなど頑張っていましたが,今イチ。やはり1vs1で勝てないとキツいかな。信用されてないのか,ボールもあんまり回ってこなかったし。ボージャンも,ポジション・チェンジをしたり中盤に降りて来て組み立てたりしてましたけど,チャンスを作る側に回ると普通の選手になってしまいますね。アンリにいいクロスを上げたりもしましたけど,いいボールが入ればいい所にいるので,やはりチャンスを決める側の選手ということでしょう。真ん中に置いてあげたいぞ,と。アンリは,イメージ的には先シーズンと変わらないですかね。この2試合を通しても。この試合でアウベスのクロスから1点とりましたが(クロスが良かったというよりは相手のクリアミスでできたチャンスですが),それ以外に2度の絶好機を外しました。ただその絶好機も基本的にはカウンター気味な感じから,クロッサスとボージャン(アウベスだったかも)が裏へクロスを出して生まれたものだったと思ったので,やっぱり背後のスペースが無いと生きない選手なんですかねー。「バルサのアンリ」への道はけわしそうかな,と。この3人の組み合わせだと,本職のサイドの選手がいないからか,サイドに展開しても行き詰まって横か後ろへ,みたいな感じが多かったです。
初起用のV・サンチェスですが,善くも悪くも積極的という感じでした。元々前線の選手だからでしょうか,かなり高い位置にポジションをとることがあるのですが,まわりの動きが良くないこともあってパスがあんまりつながらなかったり,高い位置からプレスをかけてかわされて,空いたスペースを使われるなんてこともありました。それでもコルコレスと比べると攻撃を作ろうという意図は感じましたね。
マルケスは,攻撃はいいんだけど,守備がちょっとマズいですね。昔からそうといえばそうなんですが。この試合でも,あれっ?って感じで突破される場面あり,裏をとられる場面あり。ちなみに,後半にでてきたピケも同じ感じでした。
後半は4点とったんですが,必ずしも一方的なバルサペースというわけでも無かったんですが,それでも内容は良くなったと思います。
その第一の原因は,やはりメッシーでしょうね。ボールを持てるし,相手を抜いてくれるし,で安心してボールを預けられて周りが動けるというのが大きいです。いなくなると本当にマズいことになりそうです。それと,ブスケとV・バスケスの2人の存在も良かったですね。グジョンセンとケイタの組み合わせに比べるとボールが回りました。ワンタッチが多くなったこと,ポジショニングが良くなったこと,やはりリズムがバルサっぽくなりますね。
あと,短い時間ですが,メッシーとアウベスは,前の試合に比べると良くなったと思います。メッシーがアウベスの位置をうまく把握できてきている気がしました。それでパスの判断も早くなった気がします。一度,メッシーが,アウベスをスピードに乗って深い位置まで走らせてえぐってクロスというのもありましたし。アウベスのクロスは期待通り武器になりそうな感じが漂ってます。特にカウンター気味に展開するときが良さげです。
ジェフレンは,この試合では左に置かれましたが,やはり反対にメッシーがいるだけにボールは回ってこなかったですね。ただ,このレベルでは個人で打開できる力を持っていることを少ない機会にも見せていた気はします。フィオレンティーナ戦にも使ってもらって,もっと高いレベルで通用するのかどうか見たい気がします。
そして,戦力外だけど,バルサでは特別な背番号といわれる”クライフの14番”+この前の試合ではキャプテンマークも巻いたエトーさん。みえみえのメッシーとのワンツーなどメッシーの3得点全てに絡み,自身もバックパスをさらっての1得点。2人で4点獲ったといえなくもないわけです。エトーさんの調子自体は,特別良いというわけではなく,例年並みという感じだと思いました。この試合だと,ブスケが前線でボールをさらって,エトーにパス,GKと1on1になった場面がありましたが,それを外したりもしてました。ただ,例年並みというのは怪我さえ無ければかなりの得点が計算できるということなんですよね。それにメッシーとの連携についても,少なくともアンリよりは中央で体を張ってくれそうな気がするし,ポジションチェンジでも動き回ってくれそうな気がするんだけど,それでもアンリの方が評価が上なんですかね・・・
なお,リヨンがエトーさんに関心を示したことにより,ベンゼマとのトレードだ,エトー+1000万ユーロでどう?なんて話をメディアは流しているようですが,エトーさんの年俸の話の前に,リヨンがどんなにいいクラブだとしても,リーグ1はリーガに比べると格が落ちるリーグであるからエトーさんはいい顔しないだろうこと,ヨーロッパでも屈指のやり手といわれるリヨンのオーラス会長が今ベンゼマを手放すとは思えないこと,これらからいずれこの話は消えるでしょうね。
バレンシア、ビジャロンガを退けソリアーノを会長に
少し前の話ですが,バレンシアの一連のゴタゴタにより,バレンシアには,4億3900万ユーロ+新スタジアム建設のための借入金3億5000万ユーロ,つまり7億8900万ユーロの負債があることが明らかになりました。元会長は否定しているようですが。今までヨーロッパの借金王はマンチェスター・ユナイテッドといわれていたわけですが,それに迫る勢いであることが明らかになったわけです。マンUの場合は収入もヨーロッパの上位を争う程ですからまだいいとして,バレンシアの場合は収入もほどほどなので遥かにヤバいわけです。
以前から財政難がささやかれてましたけど,予想以上の酷さで,かつ,増資をやめたことにより,主力選手の売却があるのでは,と再びささやかれ始めており,バルサもシルバを2000万ユーロで獲ろうなんて噂がありますが,まあ,多分実現しないでしょうねー。
posted by coladevaca |10:55 |
バルサ |
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2008年07月25日
ペップバルサ,上々の滑り出しといえそうです。
Hibs Hit For Six As Barça Dominate
フォーメーションは,やはり4-3-3とライカーの時と変わらず。
<前半>
アンリ
ペドロ メッシー
グジョンセン V・バスケス
(クロッサス)
ブスケ
コルコレス アウベス
ピケ マルケス
バルデス
<後半の前半>
ボージャン
ペドロ ジェフレン
グジョンセン クロッサス
トゥーレ
コルコレス アブラハム
ピケ カセレス
ピント
<後半の後半>
エトー
ボージャン ジェフレン
ケイタ フレブ
トゥーレ
コルコレス アブラハム
ピケ カセレス
ピント
こんな感じではなかったかと。
90分間出続けたのが,バルサ・アスレティック(元バルサB)の若手というよりは中堅どころ,顔も年齢以上に老けているコルコレスと新加入の出戻りピケ。
コルコレスは,全体的に無難にこなしていたと思います。が,基本的には守備に専従という感じで攻撃にはほとんど参加せずでした。アウベスもあんまり上がってなかったのでペップの指示なのかもしれません。
ピケは,かなりの好印象だと思いました。プレスが無ければ,かなり精度のあるロングボールを蹴れる選手であることを知りました。ピケから両エストレーモという攻撃がかなりありましたね。後半,トゥーレがあんまりつなぎをしないので,ピケがロングボールを蹴る場面が多かったんですが,うまくいっていたと思います。攻撃面で期待できる,今後が楽しみな選手です。
オリンピック参加問題で揺れるメッシー。が,このチームではやはり中心は彼。前半は,左のエストレーモがペドロということもあって,攻撃が右に偏ってしまう程,やはり実力は段違いです。相変わらず中へ中へと行きますが,この程度の相手だと何人待ちかまえていようが力でねじ伏せます。アウベスとの連携については,今のところ微妙でしょうか。そもそもアウベスがそれほど上がってこなかったうえに,アウベスにパスを出そうという意識はあったもののあまり成功しているとは言い難い感じでしたね。メッシーが中へ→空いたスペースにアウベスが駆け上がる,みたいなプレーには遠かったですね。今のところザンビーの時とそれほど変わってないな,という印象です。これからどこまで成熟させることができるか,というところでしょう。オリンピックに行かれるとCLはヤバイ感じはしました。
ということでアウベスさんは,あんまり印象に残る感じじゃなかったかと思います。どちらかというと守ってた印象の方が強いですね。中がアンリということもあってか,クロスもあんまり無かったですし。
グジョンセンはやはり中盤で使われるんですね。2点決めましたけど,移籍するか,あるいは控えなんだろうな,という感じです。チャビやイニエスタを上回るのは難しいだろうなあ。
ブスケ。バルサ・アスレティックの選手ですが,バルサのプレーヤーらしく細やかにボールをつなぎ,散らす姿勢が好印象。トゥーレと比べると,ああ,バルサの選手らしいなー,という感じです。カンテラ育ちなのにデカいし,目立ってたと思います。
アブラハム。明らかに人手不足で本来はセントロカンピスタなのに右ラテラルに押し込められてしまったプレーヤー。守備の穴になってしまって可哀想でした。
ジェフレン。少なくともこのレベルの相手なら,彼のスピードは十分通用しました。メッシーと比べるとテクニック的にはもう2つか3つぐらい物足りない感じですが,今後の成長に期待というところでしょうか。
ペドロ。素晴らしいシュートで1点決めましたが,1on1で競り負けることも多かったです。この程度のレベルの相手に勝てないようだとトップチームに上がるのは厳しそうですね。
V・バスケス。そんなに悪くもなかった気がするけど,早々にクロッサスと交代させられてしまった選手。交代で出てきたクロッサスもイマイチでした。
新加入のカセレス,フレブ,ケイタあたりは時間も短かったこともあってか,イマイチ印象に残らなかったです。カセレスは,ピケに比べると,守備の人って感じはしました。
気になったのが,後半,明らかに攻撃が停滞したんですよね。それはメッシーが消えたこともあるでしょうけど,ブスケがいなくなって,ディフェンスラインと中盤の間でボールをつなごうとする選手がいなくなったことも原因の1つだと思います。ケイタやフレブは,チャビやイニエスタのように詰まったからといって戻ってくる感じじゃなかったんですよね。トゥーレさんはやっぱり守備の人なんで,彼が成長するか,あるいはケイタやフレブが成長しないと攻撃が詰まりそうな予感はします。フレブはエストレーモでもプレーできるからいいでしょうけど,ケイタはそのあたりを改善しないとチャビやイニエスタに勝つのは難しい気がしました。
全体的には,やっぱりライカーチームに似ており(つまりは,課題も似ており),変わった点といえば,守備の意識が上がったこと,という感じだと思います。攻守の切り替えは明らかに早くなりましたし,素早くラインを上げてプレスに行く感じは出てました。この後,フィオレンティーナとプレシーズンマッチをするはずですが,そういう高いレベルの相手にどこまでキチンと仕事をしていけるか,で一応チームの進捗具合を図れるのかな,という気はします。
このゲームをみて,やっぱり本格派エストレーモは欲しい気はしましたね。ペップもライカーと同じく,利き足でない方のサイドに選手を置くようなので,中に行く意識がどうしても強くなります。このままだと,このチームも深くえぐってクロスという場面は少なくなりそうです。毎回アウベスなどを走らせるわけにもいかないでしょうし。ジェフレンが比較的縦の意識が強い選手でしたけど,彼をトップチームで起用できるかといえば難しいでしょうね・・・(-_-;)
少し前の話ですが,パルメイラスから有望な若手DFエンリケ・アドリアーノ君を獲得しました。
エンリケ、入団そしてレンタル
エンリケ、正式契約
移籍金は800万ユーロ+オプション200万ユーロ。5年契約で,すぐさまバイヤー・レバークーゼンへレンタルされることになります。
有望な若手選手を獲得し,レンタルで育てていく,という方針自体は大賛成です。ですが,そういう方針の元で獲得した選手としてはちょっと年がいってる(今年22歳)うえに,移籍金も高いですね。どちらかといえば半分ぐらいは即戦力な感じです。もう少し若くかつ安い選手を何人も獲って気長に育てる方がいい気がします。
The club ratifies its arguments
メッシーのオリンピック参加問題について,バルサは,公式にブラッターのレターへの回答として,現行のFIFAの規定はクラブに選手の提供を強制していないとして,受け入れるつもりのないことを繰り返しアナウンスするとしています。。また,問題の解決のためにAFAにした提案については拒絶されたことを繰り返しアナウンスするとしています。
posted by coladevaca |08:08 |
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2008年07月24日
メッシーだけではなく,ジエゴとかも揉めてるらしいオリンピック参加問題。
メッシは北京に行けるのか
五輪強行出場のジエゴにブレーメンは法的手段の構え
さて,そんな中で”あの”ブラッターが,23歳以下の選手の提供は義務的であるとするレターを各協会に送ったそうで,それが公表されています。
Blatter reaffirms Olympic obligation
ブラッターの論調は大体以下のような感じです。
・・・フットボールファミリーは,常に23歳以下の選手をオリンピックに提供すべきものとしてきた。この原則は過去において常に受け入れられ,疑問を呈されることは無かった。
Regulations for the Status and Transfer of Playersの附属書1の1条2項をみると,
/*The release of players under the terms of paragraph 1 of this article is mandatory for matches on dates listed in the coordinated international match calendar and for all matches for which a duty to release players exists on the basis of a special decision by the FIFA Executive Committee.*/
なるほど,コーディネートされたインターナショナル・マッチ・カレンダーにリストされた日付のマッチに選手を必ず提供しなければならない,と書いてある。にもかかわらず,確かにオリンピックはそれに含まれていない。オリンピックの日程がそれに一致するものではないからだ。
しかし,それは関連するクラブにオリンピックに選手を提供する義務がないことを意味するものではない。
一般の,特にフットボールのスポーツ・ムーブメント全体に対するオリンピックの重要性に考慮し,慣習法を基礎とするのはもちろん,オリンピックの特定の性質からも,23歳以下のプレーヤーの提供は常にすべてのクラブにとって義務であった。同じ原則は北京オリンピックにおいても妥当するものとする。
オリンピックチームの核心である23歳以下の選手の提供に反対することは,オリンピック規則の精神に反するものといえる。・・・
みたいな感じです。
さて,このブラッターの意見なんですが,一つの見解ではあるものの,じゃあこれでOKか,というと全然そんなことはないと思います。なんというか,FIFAの規定と整合しない見解だと思います。
なぜなら,ブラッターの見解の正当性を示す条文がどこにもないように思うんですよね。23歳以下の選手をオリンピックに出さなければならないと解釈できる条文はどこにもないと思います。というより条文を読むと,ブラッターの見解はそれに反するものとしか思えないんですよね。附属書1の1条3項は,
/*It is not compulsory to release players for matches scheduled on dates not listed in the coordinated international match calendar.*/
つまり,インターナショナル・マッチ・カレンダーに載ってないマッチに選手を提供するのは強制ではない,義務ではない,と明文で規定されていますから。これを普通に読めば,23歳以上の選手も,23歳以下の選手も,オリンピックに提供するのは義務ではないことになるはずです。ブラッターは,23歳で扱いを分けて,23歳以上の選手を提供するのは義務ではないよ,と最後に書いてるのですが,一体どの規定に基づいてそういう判断をしているのか,これまたさっぱりわからないんですよね。ブラッターの見解を見ると,自説の理由は,オリンピックの重要性,慣習法,オリンピックの性質,オリンピック精神など,全てFIFAの規定の外にあるものですよね。
ブラッターのような見解をとり,クラブにオリンピックへの選手提供義務を課すならば,それは全くFIFAの規定に基づかないものになる,というか,FIFAの規定に全く反するものになると思います。
また,彼は根拠の一つとして,過去に23歳以下の選手を提供してきたことを挙げており,それを慣習法などと称していますが,一般に,慣習法は,事実としての一様な慣行が存在すること,及び,その慣行が法規範として認められていることを示す法的確信が存在すること,が必要だとされます。これはフォーマルな法の議論ですが,参考にされてよいものだと思います。23歳以下の選手を提供することが法的なルールに則った行為と認識し,多くのクラブがそういう法的確信をもって行動してきたのか,つまりは,23歳以下の選手を提供するのがクラブの法的義務だと認識して行動してきたのか,検討が必要でしょう。そして,たとえそうだとしても,FIFAの規定ができた時期によっては,「後法は前法を破る」の原則が適用される可能性もあると思います。
なお,ジエゴの場合,ドイツサッカー協会とドイツリーグ協会は選手を参加させる義務はないとの見解を示しているとのことですが,バルサの場合は,LFP(La Liga de Fútbol Profesional)が同様の見解を示しているとされており,さらにヨーロッパクラブの代表組織たるECA(European Club Association)もバルサの側に立っているそうです。
La LFP también apoya al Barça
Blatter: Let Messi Go!
バルサは,この手紙の全体を検討し,やはり姿勢を変える必要はない,と考えているとも報道されています(但し,オフィシャルな声明はありません)。
Barcelona Plan To Keep Messi - Report
El Barça estudiará la circular de la FIFA y buscará "un punto de consenso"
孤立無縁の戦いではないですし,私もFIFAというかブラッターにいわれたことは無視して争った方がいいと思います。規定の解釈という点では優劣がはっきりしていますから引く必要はないと思います。メッシーを出すとしても,こちらの主張であるところの「義務ではない」という点を確認させてから出すべきでしょうね。
posted by coladevaca |08:37 |
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2008年07月23日
Ronaldinho To Barcelona: Thank You, Culers!
「まず最初に,僕は,バルサのファンのみんなに感謝の意を示したい。僕は常にみんなの愛情を感じていたよ。僕はバルセロナでとても幸せだった。みんなが常に素晴らしいフィーリングを僕に与えてくれたからね。僕は,自分の行く所全てにそういう感覚を覚えたし,そして,それが自分に強さを与えてくれたんだ。僕は,バルサのためにフットボールをするのが楽しかったし,ファンを楽しませるのが好きだったよ。僕に常に愛情を示してくれたFCバルセロナのみんなを親しい存在だと感じていたよ。いつの日か,カンプ・ノウで,みんなにお別れをいえればいいな,と今も思ってるんだ。」
「僕は,偉大なクラブに行くことになった。だけど,喪失感と共にではあるんだ。自分が幸せだった場所を去るのだからね。我々は,単に勝利だけではなく,とりわけ感情もまた共有していたからね。ブラジル人は,人を幸せにするためにも,フットボールをプレイするんだ。:それが僕のゴールであり,それに成功したことが僕は嬉しいよ。」
「さらに,僕は,自分とロッカールームを共有した選手達から受けたサポートへも感謝の意を示したい。ハイレベルなプロフェッショナルのクオリティと謙虚さの両方を兼ね備えたフットボーラーと共にプレイするのは,僕にとっては名誉なことだったよ。我々は偉大なグループだった。メンバーそれぞれが成功を勝ち取るのに貢献したんだ。1人の選手だけでは何も勝ち取れはしないんだよ。僕は,バルサで自分が得た個人タイトルについて,その中でバロンドールとFIFAワールド・プレーヤーは勝ち取ったことは特に満足しているけど,僕の仲間とそしてクラブに感謝しなければいけないと思ってる。自分の生涯の中で最高の時をここで過ごすことができたのだから,僕は感謝しているよ。」
「コーチや,マッサー,ドクター,クラブ幹部に,そして従業員。僕は彼らも忘れたくはないね。彼らはみんな我々の勝利の一部だったのだからね。自分をサポートしてくれたクラブの理事達,長年の間自分の側にいてくれたプレスの人達にも,とても感謝しているよ。」
「僕は,大きな事を成し遂げた時期の最高の瞬間に,バルサを去ることになる。そこには,色々な,本当に色々なことがあったよ。僕は,バルセロナで,バルセロナと共に幸せに過ごせた時間を愛していたよ。僕は,みんなが示してくれた愛情をずっと心の中に刻んでおく。フットボールはゲームであり,フィエスタであり,喜びを与え,喜びを広げるスポーツなんだ。我々は笑顔でフットボールをプレイする必要があるんだよ。それが我々が共に理解しあったことなんだと思う。僕と共に笑顔でいてくれたことに,ありがとう。」
「幸運を」
彼がカンプノウにやってきたのは本当に幸運なことだったと思っています。ラポルタは,ベッカムを獲るといっていたのですから。しかし,思いがけずにやってきたのはパリで不遇の時をかこっていた若きブラジリアンであり,多くの笑顔をもたらしてくれることになる最高の魔術師でした。
ただ,彼の魔法の力は長続きしませんでした。頂点を極めたと思ったら,あっという間に坂道を転げ落ちるように転落してしまいました。チームも彼も。魔法はいつか解けるものだ,といえばそうなのですが,もう少し続いても良かったんじゃないの,と神様に文句をいいたくもなります。しかし,余りに早く解けてしまったがゆえに,その最高の時間は,最高の密度をもって我々クレの心の中に刻まれることでしょう。個人的にも,彼は,彼と共に過ごした時間は,決して忘れない,忘れられないものになりました。
ロニーが今後ミランで活躍するとしても,バルサ時代のような,別世界からやってきたかのようなプレイをするのはおそらくは無理だと思ってます。彼にとっても,二度とやってこない,生涯で最高の時間をバルサで過ごしたことになるだろうと思います。そんな時間を過ごしたバルサというクラブが,彼にとって特別なクラブになったことを私は望んでいます。
ロニーとバルサの物語は,不本意な形で終わりをむかえてしまいましたが,終わりとは新しい始まりであって,互いにそれぞれの道を歩んでいくことになります。いつの日か,どんな形になるかわかりませんが(おそらく近い将来,敵として),再会することもあるでしょう。その日まで,
「幸運を」
そして
「ありがとう」
他にもニュースがあったりするのですが,今日はこれだけで。
posted by coladevaca |08:09 |
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2008年07月22日
La AFA insiste en que Messi estará en Pekín
Welcome Barça
結局,日曜日には結論が出ず,とりあえずメッシーはチームと共にスコットランド・ツアーに参加することになりました。既に現地にメッシーも含めて到着しています。
一方,アルゼンチン代表は,最終メンバーを発表しました。
Porteros:
Oscar Ustari (Getafe)
Sergio Romero (AZ)
Defensas:
Pablo Zabaleta (Espanyol)
Ezequiel Garay (Real Madrid)
Luciano Monzón (Boca Juniors)
Federico Fazio (Sevilla)
Nicolás Pareja (Anderlecht)
Medios:
Javier Mascherano (Liverpool)
Fernando Gago (Real Madrid)
José Sosa (Bayern München)
Ever Banega (Valencia)
Juan Román Riquelme (Boca Juniors)
Delanteros:
Lionel Messi (Barcelona)
Ezequiel Lavezzi (Napoli)
Sergio Agüero (Atlético de Madrid)
Angel Di María (Benfica)
Lautaro Acosta (Sevilla)
Diego Buonanotte (River Plate)
とっても強そうですねー。メッシーがいなくてもフツウに優勝する力があるように見えます。Buonanotteとかバルサ獲らないかなー。
AFAの関係者は,このリストは最終的なものであって変更はなく,メッシーは数時間以内に日本に向けて出発してチームと合流するだろう,といっているそうです。しかしながら,バルサ側は,オリンピックがFIFAのカレンダーに載ってない以上,選手を提供する義務はない,として依然としてメッシーを引き留める姿勢を崩していないようです。今後数時間で結論を出す,ともいってるようですが,どうなりますか・・・
そもそも論なんですが,オリンピックチームが23歳以下の選手で構成されるのは,代表やクラブでプレーする機会が与えられない若い選手に活躍の場を与える,ということがあったはずです。ところが,最近では,アーセナルに象徴されるように若手選手にプレー機会を与えるチームも増えており,オリンピックチームに主力を出さなければいけないクラブも出てくるようになりました。
オリンピックはどう位置づけられるべきなのか。というより,年代別代表の位置づけをもう少し議論する必要がありそうです。例えば,上のカテゴリーの代表に選ばれたことがある選手は,下のカテゴリーの代表には選んではならない,という今まで一部において慣例として行われて来たことをルール化することを考えてもよいかもしれません。フル代表でプレーする機会のある選手を下位カテゴリーにまで起用するのでは,結局,それ以外の若手選手がプレーする場が減るということになりますし,その選手にとっても,休みが少なくなってしまい怪我する確率も増えるということで,望ましいことばかりとはいえないはずですから。
Iniesta, Cesc y Puyol dan una lección de fútbol en Uzbekistán
EURO-2008 CHAMPIONS ARRIVED IN UZBEKISTAN
SARDOR RAKHMATULLAEV REMINDED THE GOAL WICH HAS BEEN SCORED 4,5 YEARS AGO
プジョー,イニエスタ,それにセスクは,EUROによる休暇延長の間にウズベキスタンに出稼ぎに行っております・・・(-_-;) エトーさんも行った例のKuruvchiとかいうクラブですね。なんなんでしょう,このクラブは。バルサと提携しているといいますが。未だエトーさんとの契約も諦めてないらしいです。
ヨーロッパ・チャンピオンであるスペイン代表のメンバーという感じになりましたが,本来は,プジョー,イニエスタ,チャビだったらしいです。チャビがお母さんの健康問題でとりやめてしまったので,代わりにセスクになったらしいです。プジョーあたりから
「休みがまだあるなら一緒にウズベキスタンに行かない?いいバイトがあるよ。」
って誘われたんでしょうか。1万人の観衆の前で,ユースの選手達を教えた3人。ひとつ言えるのは,セスクは未だバルサとは縁が切れてないってことが図らずも証明されたということですかねー。フレブが,「彼はバルサを愛しており,いつかここに帰ってくるだろう」と発言し,物議を醸していたようですが,こういうのを見てるとありえないことではないな,と思いますね。
このKuruvchiというクラブ,2005年にできたそうなので,まだ3年の歴史もない新興クラブのようです。つまりは,お金持ちが一気に作り上げたクラブなのでしょう。ウズベキスタンというのは独裁国家らしいのですが,そうすると,そこでのお金持ちというのは,独裁政権と結びついて,資源で儲けた人である可能性が高い気がします。そういう人が所有するクラブと結びつきを強めるのってどうなんですかねー。お金の力には勝てないということなんでしょうけど。
エトーさんがスコットランドで怪我したらしいです。
Eto'o da el susto
といっても,移籍話が壊れてしまうような酷い怪我ではなく,軽いものだとされています。アホルタ一派は,胸をなで下ろしたことでしょう。とりあえず火曜日の朝のセッションはお休みするようですね。
移籍といえば,ドログバ,アジアツアー不参加,チェルシーに圧力,バルサと合意,みたいなニュースが流れています。しかし,今のところそれらはメディアが勝手に騒ぎたてているに過ぎず,つまり,移籍の動きがオープンになっているわけではない中での情報であることは確かです。そして,真実ドログバと合意していたとしても,チェルシーとの交渉がうまくいく見込みがあるかどうかはまた別の話であり,また,エトーさんがバルサから出ていくといわない限り,その行き先が決まらない限り,この話が実現することは無いだろう,ということもまた確かでしょう。
posted by coladevaca |07:52 |
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2008年07月20日
Ya sabe que no cuenta
チキとペップ及びエトーさんとの会談が予定通り,最初の練習後行われ,そこで直接エトーさんに構想外であることを告げたそうです。しかし,そこで具体的にどのようなやりとりがあったのか,例えば,構想外とする理由は何か?とかエトーさんは聞いたはずですが,そのような具体的なやりとりは現在伝わってきておりません。
この会談においては,エトーさんの代理人であるJosé María Mesallesも同席し,移籍交渉のやり方として,まずはエトーさん側が経済的な条件で他のクラブと合意に達した後,クラブ間での交渉がもたれること,ロナウジーニョのケースと同じやり方で勧めていくことが確認されたそうです。
構想外であっても,チームの活動から外れることは無く,エトーさんは,今後普通にチームの一員として活動し,セント・アンドリュースのキャンプにも行くそうです。
様々なクラブの興味が囁かれていますが,今のところ公式なオファーはどこのクラブからも届いていないそうです。
それでは代わりの9番はどうなるのか?といえば,こちらの見通しは全然立っていません。
アデバヨール,ビジャ,ベルバトフ,ドログバ
らが候補のようですが,ムンドの報道によれば,その中でも現在ドログバが最優先候補だそうです。
Drogba sueña con el Barça
といっても,何ら具体的な話があるわけではなく,記者がドログバがバルサのユニを着ることを夢見ているといってるに過ぎないように思えます。少なくとも,それを示唆する本人のコメントはどこにもありません。
チェルシーは,ドログバに対し,週給10万ポンド以上,年俸600万ポンド(約757万ユーロ,約12億7900万円)にせまる契約延長のオファーを出しているそうですが,ドログバはバルサがチェルシーに移籍金の額を聞くように求めているとしています。
しかし,チェルシーがそう簡単にエースを手放すはずもなく,またお金に困っているクラブでも無いことから,30歳の選手に対して巨額のオファーを提示しなければならない羽目になるでしょう。
FIFAがメッシーの参加を促した,あるいは,命令した,したがって,メッシーのオリンピック参加は決定した,というような報道が以前なされましたが,バルサの公式見解は,そのようなものはなく,FIFAからの公式な回答待ちということになっています。バルサは,FIFA主催の大会でなく,FIFAカレンダーにないオリンピックに選手を提供する義務はない,と主張しています。
メッシ、バルセロナに到着
「メッシが残ることに期待している」
そんな状況において,国際オリンピック委員会(IOC)の会長であるジャック・ロゲさんは,選手の提供は義務づけられるが,免除される場合がある,という発言をしています。
Messi Can Miss Olympics, Says Rogge
Rogge da la razón al Barça y Messi podría jugar la previa
「我々は,オリンピックへの選手の提供により影響を受ける全てのクラブに,23歳以下の選手がオリンピックに行くのを許可しなければならないことを知らせるレターを送ったんだ。別の観点からいえば,それらの選手は,北京でオリンピックゲームが行われる間は,所属チームのためにプレーすることは許されないことになるね。」
「しかしながら,チャンピオンズ・リーグの予選ラウンドを戦わなければならないクラブ,選手の負傷を防ぐために選手の提供に反対するクラブ,に対しては,我々は例外を認めようと思っているんだ。」
義務はあるのか,という問いに対して,義務はあるけど,例外もあるよ,あなたの場合は例外です,というお答え。本当に義務があるのか疑わしいようにも見えるのですが。
メッシーを行かせるべきかどうか。メッシーは基本的に頑固な子であり,オリンピックに相当乗り気なのは間違いないので行かせてあげたい気はしますが,行って怪我でもされた日には困るのも事実。一方,メッシー抜きで予選ラウンドを勝ち抜けないようなチームには,何の希望も見いだせないのも事実。難しいところです。
メッシーは,アルゼンチン代表チームに月曜日に合流予定であることから,この問題の決着は日曜日につくことになるとされています。
posted by coladevaca |08:05 |
バルサ |
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2008年07月18日
Eto'o Confirms Uzbek Interest
エトーさんは,お休みが19日まであることをいいことに,本当にウズベキスタンまで行ってたみたいですね。タシケントのインターコンチネンタル・ホテルで行われたプレス・カンファレンスにおいて以下のようにいっております。
「Kuruvchiは僕に興味を持っているよ。それが,この国の人々に会い,ここの興味深い全てのものをみるために,この場所に来ている1つの理由だね。」
「僕は何かを明確にしたいんだ。僕に興味を持っているクラブが複数あり,そして自分にとってベストとなる選択をしたいね。」
「今夜,僕はスペインへ戻るよ。そこで僕は,自分の最終的な判断を固めることになるだろう。」
「どこで次のシーズンプレーするか,まだ決めたわけじゃないよ。土曜日,僕は,チームでトレーニングをスタートすることになる。もし僕がクラブを変えることを決めたなら,それは僕のキャリアにとってプラスとなるものしなければいけないだろうね。」
というわけで,現時点でKuruvchiと合意に達したことは否定しましたが,今後そうなる可能性はゼロでは無いようです。
おそろしいのは,エトーさんは,例の大噴火事件の如く,時々我々の常識を超えた行動をとることがあること。今回がそうでなければいいんだけど・・・(-_-;)
報道によればKuruvchiは,エトーさんとの6ヶ月の契約のために4000万ユーロを払うつもりがあるんだとか。アホルタなら十分だといいそうだ・・・エトーさんにどれだけの年俸が用意されるのかよくわからないですが,おそらく現状のバルサとの契約をかなり上回る超高額年俸,それで半年プレーした後,フリーで移籍できる。そう考えると全面否定しないのはそれなりに理由があることともいえそうですが,それでもねー。
エトーさん,アホルタやチキのような連中こそ放り出されるべきであなたは出て行く必要は無いんです,残留を心から願っていますよ o(><)o
ちなみに,最近の地元メディアはロビーニョ移籍話で盛り上がってるわけですが,どうせロビーニョのサラリーアップ作戦に利用されて終わりだろう,と思います。
posted by coladevaca |08:22 |
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