2008年04月29日
恐らく多くのバルセロニスタが感じているであろうことは,今夜のゲームは,5年にわたるライカー政権の集大成であるべきであり,それにふさわしいプレーをしなければならない,ということでしょう(以前に頂いたコメントからも同趣旨のものがありました)。
このインタビューによれば,我らがライカーは,「ロナウジーニョはバルサを去るけど,自分は契約を全うしたい」などとおっしゃったそうですが,私は,このような無責任な発言から,彼もおそらくはバルサを去るつもりだろうと推測します。仮に,言葉通りに残留するつもりだとしたら,たとえチャンピオンズを制覇しようともクレとしてはそのような事態は断固として阻止すべきだと思いますが,いずれにしろ,これらはチャンピオンズの結末が見えてから語られるべき事柄でしょう。
この発言にもあらわれているように,ライカーさんの選手を尊重する姿勢は最初から一貫しています。その良い面が現れたのが最初の3年であり,その悪い面が現れたのが後の2年だと思いますし,クレとしては手放しで賛同することはできないところでありますが,私は,それはそれとして感心するところがあると思います。その結果,ロナウジーニョだけでなく,多くの選手達が今までライカーに過保護ともいえるほど守られてきたわけですが,今夜はその恩に報いる最後のチャンスであるといえます(勝てばモスクワにもチャンスがあることになりますが)。たとえライカーが迷采配をして周囲を困惑させようと,今日は,選手達の気迫で勝利をもぎとらなければいけません。クラブのため,サポーターのため,己の富と名誉のため,勝利を勝ち取るべき理由は色々ありますが,今夜は特に「今まで良くして貰った指揮官のため」という理由が付け加えられるべきなのです。
前にも書いたとおり,トーナメントという勝ち抜き戦では,必ずしも実力通りの結果が出るわけではなく(今期,バルサ以上に酷かったバレンシアがコパのタイトルを獲得したことからも明らかです),チームとしての団結や気迫などの精神的なものや運も必要となってきます。今のところ幸運の女神様はバルサに背を向けてはおらず,したがって残りの精神面さえ充実した状態でプレーできれば,勝利を勝ち取ることも可能でしょう。バルサが勝てないなんて世間の評価は気にする必要はありません。オバマさんだって,「バルサは勝てる。Yes, we can.」といっております(嘘)。それに後ろをふりかえれば「地獄」です。デポル戦のような無様な試合に対する怒りは決して消えたわけではなく,チャンピオンズという猶予期間が与えられているため表面上沈静化しているようにみえているにすぎません。
というわけで,追いつめられたカタラン・ラット達が団結し,ザ・ジャイアント・キャット・オブ・マンチェスターを退治するという結末になります。なるはずです。
バモーーーーース,バルサーーーー!!!!
posted by coladevaca |21:20 |
バルサ |
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2008年04月24日
期待して無かったとはいうものの,やっぱりどこかに期待はあった今日のカンプノウ決戦。0-0のエンパテということで,客観的にみればマンUがアドバンテージを持ってオールド・トラフォードに帰るということでしょうけど,それでも我々に収穫が無かったか,というとそうだという意見もあるようですが,私は必ずしもそうではないように思います。カンプノウのお客さんも喜んでいる感じはなく,微妙な雰囲気でしたが,拍手はありました。
マンUはちょっと予想外のあまりにディフェンシブな戦いっぷり。
ロナウド
テベス
パク スコールズ キャリック ルーニー
エブラ ブラウン ファーディナント ハーグリーブス
ファン・デル・サール
多分,こんな感じの4-4-1-1か,スコールズが底にきての4-1-4-1だったと思いますが,とりあえずロナウドを残してドン引きって感じでしたね。スタッツをみると
バルサ マンU
シュート 21本(枠内8本) 6本(枠内1本)
ボール支配率 62% 38%
マンUは,運が良ければ点は獲って帰るが,とりあえず0-0エンパテでOKという戦い方。カウンターオンリーで,ロナウド+テベス+あと1枚か2枚で攻めれば多い方というぐらいの,これがレンジャーズだったら,「アンチフットボール」とかいわれるぐらいの守備一辺倒。バルサは,シュートは多いものの,ほとんどが苦し紛れのミドルシュートでした。決定機は1度,完全に崩したがシュートまでいかなかったのが何度かありましたが,あれだけスペースを消されたら,やはり厳しいですね。いわゆる違いを作るプレイがないと。圧倒的優位という周囲には乗せられず,誰よりもバルサをリスペクトしていたのはファギーだったのかもしれません。もちろん,ディフェンス陣への信頼と,カーサでは点がとれる自信があるからこその戦術なのでしょう。逆に,バルサがフエラでこのようなやり方ができるか,というとそれができる引き出しは今のウチにはありません。これをみても,マンUはチャンピオンズを掲げる資格のあるチーム,「試合巧者」だと思いましたね。
それでは,我々は下を向くばかりか,というと必ずしもそうではないと思います。色々収穫はあったと思います。
まず,今の我々でもそこそこやれるという自信。そして幸運。
とりあえず今日のマンUが超ディフェンシブだといっても,カウンターでのチャンスをほとんど作らせなかったのは評価していいと思います。最初にミリートのマズイプレイでハンド→PK→バルサ側みんな真っ青→ロナウドが外してロナウド真っ青,なんてのもありましたが,あれ以外はチャンスらしいチャンスはキャリックがマルケスを抜いたところぐらいだと思います。相手がボールを譲ってくれたとはいえ,最後までボールも失わなかった。実際のところ選手がどう思ってるのかは知りませんが,周囲はリーガでの失態で自信を失いかけていたように思います。それが,カーサとはいえ,マンU相手にここまでできたのはちょっとした自信にはなると思います。前回,結構いい勝負ができるんじゃないか,と書きましたがそれは半信半疑のものでした。それが「もしかしたら,イケる?」というある種の自信に変わったと思います。前線から労を惜しまずに走り,それにちょっとした違いを作るプレイと,ちょっとした幸運があれば・・・。アウェーゴール無しのエンパテは,仮に我々が先制すれば大きなアドバンテージを手にできることを意味します。マンUも1点をとりにくるでしょうから,今日よりライン裏のスペースは明らかにできるでしょう。下手にリードして,できもしない守りきる戦術をとる余地が無くなった分だけ良かったといえなくもない。マンUにアウェーゴールを与えなかったフットボールの神様は,まだ我々を見放してはいないと思います。
デコの戦線復帰。
「怪我明けで全く試合に出てない選手をいきなり使ってきたよー,バルサ名物,ライカーの迷差配だー(-_-;) 」とスタメンをみたときは不安がよぎりまくりでしたが,蓋を開けてみると,本調子ではないものの意外に悪くなかったですね。デコの特徴というのは,やはり前線からの守備→攻守の起点になるということだと思うのですが,らしいプレイが何度か見られました。それとリーダーシップ。某解説者は,プジョールがいないのがイタいとおっしゃってましたが,彼は確かに真にプロフェッショナルで,情熱的なプレーヤーであるものの,他人にあまり影響を及ぼそうとしない,どちらかといえば,1人で頑張るタイプなんですよね。例の騒動の時にエジミルソンが,プジョールはキャプテンとしては行儀が良すぎる,ロッカールームでサボってる選手の胸倉を掴んで怒鳴りつけるというタイプじゃない,といってたように,周りを怒鳴って何かさせるというようなタイプじゃないんです。バルサカンテラはしつけがしっかりしすぎているのか,カンテラ出身者は良くも悪くも謙虚で礼儀正しい好青年タイプが多く,プジョールもその例外ではないわけです。カピタンとしては,自分の背中で語るタイプなのだと思いますけど,それでうまくいってる時はいいんですが,それでダメな時はやはり違うタイプのリーダーが必要になってくる。そこで,やはりデコのような何かと周りに口を出して指示するタイプのリーダーがチームに必要とされるわけです。最近は,自らの行いがおかしかったり,試合に出てなかったりで,周囲への影響力は低下気味でしょうけど,プレイが改善されてくれば,リーダーシップも自ずと発揮されてくるでしょう。この試合で,デコが一応使える状態にまでなったことが明らかになったことは収穫だと思います。
あと,メッシーは,まだまだ我慢の時。
交代の時,明らかに不満げでしたが,まだ怪我明けで,フォームも戻ってきていないのが明らかだったので,妥当な交代だったと思います。それでも出場時間は徐々に伸びてはきています。週末のデポルティーボ戦はローテーションするべき(ライカーが「まだ諦めていない」など御乱心しそうなのが怖いよー(-_-;))だと思いますが,メッシーだけは,フルではないにしろ出場させてフォームを上げていくべきでしょう。今のバルサにおいて,違いを作るプレイは,それでも彼しかできないものです。2年前なら,コンビネーションで違いを作ったのでしょうが,やはり今のチームでは,突発的に発生することはあるものの,継続性はあまり期待できません。そこでやはり個人技に頼らざるをえません。今シーズン当初,バルサはメッシー頼みのチームといわれてましたが,最後になってもそうであることには代わりなく,ここまできたら彼に頼る以外に道はないのです。彼をトップフォームに近づけていくことをテクニコ達は最優先に考えていくべきなのです。
・・・課題もそりゃ色々あります。しかし,今はポジティブになって周囲が団結し,チームを後押しするべきだと思うのです。チャンピオンズで成功したら,ライカーが残っちゃうじゃん・・・などと考えるのはやめることにします(笑)。この1週間を希望をもって過ごせる,とりあえずはこの幸運を楽しみたいと思います。
posted by coladevaca |08:35 |
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2008年04月23日
しばらく更新をサボっていた間に,バルサの調子は下降の一途をたどり,ここ最近10試合で3勝4分3敗という目も当てられない惨状に。その中でも,何とかチャンピオンズのセミファイナル進出は決めており,そしてついにその日がやってくることになります。今一度この幸運に,セルティック→シャルケというほぼ理想的な組み合わせ抽選をしてくれたフットボールの神様に感謝をしなければいけませんね。
そして,その幸運もここまでか。セミファイナルの相手は,タイトル獲得の本命といわれるマンチェスター・ユナイテッド。今シーズンコンスタントに調子を維持し,プレミアリーグの首位を走るビッグクラブです。下馬評では,どん底バルサが相手であることを理由にマンUが圧倒的に有利,という感じだと思います。2年前のヨーロッパチャンピオンが,バーミンガムやフラム並みの扱いを受けているわけです。
正直なところ,2年前だったら,勝敗を度外視して,「攻撃的で,魅力的なチーム同士」の戦いに胸をワクワクさせていたものだと思うのですが,今では何となく醒めているというか,とにかく無様な負け方だけはしてくれるな,という夢も希望もないネガティブな考えが浮かんできてしまいます。少なくともウチはもう「攻撃的で,魅力的なチーム」じゃないしねー。これは私だけなのか,それとも他のクレもそうなのか,はよくわかりませんが,楽観的に考えている人は少ないように思います。
・・・とはいえ,それでも実は結構いい勝負ができるんじゃないか,と思わないでもなかったり。
その理由として,まず歴史的にマンUとは相性は悪くないこと。
公式サイトにもあるように,チャンピオンズでは負けたことがない(1勝3分)そうです。直近の試合が10年近く前の話ですし,勝ちまくってるわけでもないので微妙ですが。でも,マンUは指揮官が全然変わってないわけで,つまり,バルサにはチャンピオンズで勝ったことがない指揮官が今も指揮をとっているわけですから,それなりに意味があるのかな,と。
マンUはリーグタイトルが残っておりチャンピオンズだけに力を注ぐことができないこと,また,マンU圧倒的に有利の下馬評の中で,挑戦者として戦えること。
バルサにはこのタイトルしかもう残されていないわけですから,追いつめられているわけでもあります。「窮鼠猫を噛む」ということもありえないわけではないでしょう。一方,マンUはリーグも追いかけなければならなければいけません。「二兎を追うものは一兎をも得ず」となることもないわけではないでしょう。昔の人はいいことを言ったなー(≧∇≦)b
それと矛盾するようですが,期待を裏切りまくっている今のバルサはあまり期待されていないのも事実であって,ある意味気楽にやれるともいえます。ダメで元々,開き直ってやって欲しいところです。一方,圧倒的な本命とされるマンUの選手達は決して油断しない,とコメントしていますが,ここまで評価の差が大きいといくらファギーが気をひきしめるよう促そうとも,少しは自然と気が緩んでしまうものです。少しばかり緩んだところで,大勢に影響はないようにも思えますが,チャンピオンズのような勝ち抜き戦では,強いチームが必ずしも勝つわけではなく(勝ち残ったチームが強いチームなのだ,という主張もありそうですが),小さな失敗,小さな差異が最終的に勝敗を分けることも決してすくなくはないのです。
メッシーが戻ってきたこと。
「ロナウド vs メッシー」などという論調もあるようですが,現時点ではロナウドの方が上であることはやる前から明らかであるように思えます。メッシーは怪我明けで,この前のエスパニョール戦を見た限り本調子には遠い感じです。90分出すべきかどうかも迷うところですし。それでも,彼なら,メッシーならなんとかしてくれる,と期待を寄せずにはいられません。2年前は出場ができなかったファイナルへのモチベーションが,彼を本来のレベルにまで引き上げてくれることを期待しています。また,実は,イニエスタの方が勝負を分けるようなプレーをしそうな感じがしたり(^_^) 最近有名になってきたとはいえ,ビッグゲームでの活躍が無いためか今イチ地味な感じが否めないイニ(見た目もありますが)。そろそろ大きい仕事をしてくれてもいい頃だと思います。
とまあポジティブな材料だけを集めてみましたけど,実際どうなるかは蓋を開けてみないとわからないのは確かです。腐ってもバルサというところを見せて欲しい。せめてこの試合ぐらいは満席になるであろう観客からの賞賛の拍手で試合を終えることにして貰いたい。ここでよい結果が出せなければ,もうシーズンは終わったも同じ。あとはクラシコだけという寂しいことに(それもパシージョをするという最悪の事態になる可能性もある)。とにかくここが踏ん張りどころです。バモス,バルサ!!
<予想スタメン>
ボージャン
エトー メッシー
イニエスタ チャビ
トゥーレ
シウビーニョ ザンブロッタ
ミリート マルケス
バルデス
posted by coladevaca |07:08 |
バルサ |
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