2008年03月22日

コパ・デル・レイ,セミファイナル。バレンシアに敗れる。

調子が今イチなチーム同士の対戦はバレンシアの勝利に。ある意味予想通りというか,期待を裏切らないというか。会長のニンジン作戦は不発に終わりましたね。

試合内容は、ここを参考にしてください。

気づいた点をいくつか。

全体的に,ボール際はバレンシア優勢でした。出足が早く,こぼれ球への反応もバレンシアの選手の方が早かったです。彼らは,メンタル面で充実していたのでしょう。コパをとらない限りUEFAカップにさえ出られなくなりそうですからね。一方,バルサの選手は,フィジカルなのか,メンタルなのか,問題がどこにあるのかはよくわかりませんが,競り負けることが多かったです。トータルでみれば,この差が結果の差の差になって現れたのかな,という気がします。

試合のキーポイントは,先制点をとられてしまったことだと思います。バラハはもう終わった選手だと思っていた(失礼)のですが,こちらの連携ミスからとはいえ,素晴らしいシュートを決められてしまいました。

そもそも,バルサはファーストレグの結果から,攻撃に出なければならない立場にあったのですが,先制点をとられたことにより,より積極的に前に出ざるをえなくなりました。より攻撃的にいくために両ラテラルが積極的に上がるわけですが,結局,そのスペースをホアキン,マタ,ビジャあたりに使われることになりました。

単に,両ラテラルが上がっているだけではピンチにならないわけですが,問題は,両ラテラルが上がった場合でも,簡単にボールを失うことが多かったということです。バレンシアは,ラインを引いてスペースを消し,プレスはバルサがハーフウェイラインを超えたあたりからからかけ始める感じでした(つまりセントラルにはプレスはこなかった)。それに対し,バルサは最終ラインからのビルドアップが今イチ(これは,ヤヤのコンディションが予想通り悪そうだったのと,イニエスタが左エストレーモの位置にいたこと,チャビの出来が良くなかったのが影響したと思います。)だったこともあって展開にいきづまり,結局,ボールを保持できるミリートのロングボールかプジョールの攻め上がりに頼る場面が多くなり,それを跳ね返される→両ラテラルが空けたスペースを使われて逆襲,というパターンに陥ってしまいました。カウンターを食い止めるためのプレスも,バレンシアの方が球際の動きが良いので機能しませんでした。バレンシアの2点目なんかは,明らかにこのパターンでしたね。高い位置からプレスをかけてボールを奪いとる,というより,引いたところからボールを奪っての素早い逆襲。運動量は増えるはずですが,彼らは疲れもみせずによく走っており(特にサイドの選手),それは最後まで衰えなかったように思います。3点目はいきなりシルバが右サイドに流れてボールをキープしている場面から映像が始まったのでよくわかりませんが,同じようなパターンだったのかもしれません。

それ以外では,スペースを消されて攻撃が行き詰まる→痺れをきらしたかのようにインテリオールの2人がドリブルで仕掛ける→囲まれてボールを奪われる→逆襲を食らう,パターン(これは前節でもあった気がします)。イニエスタが乗り移ったかのようでしたが,彼らはイニエスタではないので,個人技で事態を打開する力はありません。サポートが遅い,パスの出しどころがない,イライラするのはわかりませすが,自制が必要でした。グジョンセンは,前に飛び出していく良さが次第に消えていってしまってます。テクニコ達の指示がダメな可能性が・・・(-_-;) 

また,イタかったのが,真ん中でボールを収めるべきエトーさんが,ことごとくボールを奪われた点です。攻撃が寸断され,逆襲を食らう大きな原因になりました。確かに相手のプレスはキツかったですが,あそこで踏ん張るのがエースのはず。本日のエトーさんは,1点とったシュート以外は,ダメだったと思います。さすがに,選手達もこれじゃヤバいと思ったのか,それとも,単にアンリが入ったためにそうせざるをえなかったのか(多分,後者だと思いますが),エトーさんが真ん中から消えて,ボージャンかアンリが真ん中にくるようになり,そうすると次第にボールが収まるようになって,攻撃が流れるようになりました。特に,ボージャンのボールの受け方は秀逸で,周りに渡せるときは素早くワンタッチで渡し,それが無理な時はプレスをかけられてもふんばり簡単に崩れすにファウルを貰ってました。

なお,ライカーが最後にエジミルソンを使ってきたのはちょっとビックリ。他に切れるカードが無かったとはいえ,前節のヤバさ加減を見ている方としては,なんと勇気(?)があるのかと呆れるやら,感心するやら。というか,交代メンバーに,攻撃的な選手がアンリしかいなかったのはどうなんでしょう。微妙なところですが,ロナウジーニョをいれておいても良かった気がします。エジミルソンを出すなら,ロナウジーニョを出した方がマシでしょう,この場面では。この試合は,攻めなければならない試合であることは事前にわかっていたわけですし。表向きには,「怪我ではない違和感」によるコンディション不良で外した,ということになっていますが,実際のところはどうなのか・・・

全体的には,内容に沿った妥当な結果だったといわざるをえないでしょう。バルサは,ボールポゼッションも枠内シュートもバレンシアを上回ったはず(おそらく倍近く)ですが,プラン通り,少ないチャンスを確実に生かしたバレンシアの方が上でした。

これでバルサは,最も獲得の可能性のあったタイトルを逃し,リーガとチャンピオンズというおよそ現実的とはいえない目標に絞らざるをえなくなりました。3月に入ってからは,1勝1分3敗,失速しているのは明らかですね。このままいけば,カンプノウに白いバラの花が咲き乱れることになるのでしょうし,その場合,いくら首脳陣が信頼を表明しようと,来シーズン,ライカーがバルサの指揮をとることはないでしょう。

全然話しは変わりますが,今季でアーセナルと契約が切れるフラミニは,まだ契約延長のサインをしていないようです。本人はアーセナルとの契約延長が最優先と明言していますが,アーセナルがオファーを出しているにもかかわらず代理人からの返事はなく,そこから彼には,ミランやインテル,ユヴェントスなどのイタリアのクラブとの関係が噂されています。確かマドリーも。でも,不思議なことに,なぜかバルサの名前は出てこないんですね。アーセナルから出ることになるのなら,是非とも来て頂きたいのですが。若いし,運動量も多く,攻撃も守備も両方にハイレベル,まさにデコの後継者にふさわしい,バルサが必要としている選手だと思います。移籍金もかからないし。アーセナルには,少なくとも移籍市場では負けっぱなしなので,ここはひとつリベンジも兼ねてといいたいんですけど,噂1つも出ないんでは見込みないんでしょうね・・・(-_-;)

  • 共通ジャンル:

posted by coladevaca |07:13 | バルサ | コメント(6) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月18日

プレミアリーグの海外進出計画について(グローバリズム/ナショナリズム/ローカリズム)

いまさらながら,プレミアリーグの海外進出計画についてちょっと述べてみたいと思います。

いきなり話題が変わるようですが,新聞に小熊英二さん(歴史社会学者,慶応大学教授)のインタビューが載っていました。ナショナリズムとグローバリズムに関するものなのですが,概観としては優れものだと思ったので,内容を要約して紹介します。


A.ナショナリズムとグローバリズムは,仲の悪い双子のようなもの。両方とも,交通通信技術の発達に基づく均質化と資本主義化の産物である。(身分差や地方差を解消する)均質化が国内でなされるとナショナリズムと呼び,国際的になされるとグローバリズムと呼ぶ。ナショナリズムの形成そのものが,グローバル化の結果。

B.両者が対立するように思われる原因
B-1.国家関係の存在。
大国のグローバルな展開に,劣位の国が対抗手段としてナショナリズムを形成する,など(例:ペリー来航と明治維新)。

B-2.利益を得る階層の違い。
ナショナリズム=国内均質化は,国内における身分制廃止や福祉政策,格差解消につながる(「”同じ日本人”なのにおかしい」)→中の下ぐらいの階層(保護貿易,補助金,外資規制で守られる農民・商人,終身雇用の会社員など)の利益になる。

グローバリズム=国際的均質化は,上層(海外の投資先を模索する投資家,外国語を話し,国外でも高収入を得られる特殊技能を身につけている者など)+下層(移民労働者など)の利益になる。

C.最近の日本でナショナリズムに引きつけられる人が増えたのは,1992年以降の経済停滞が原因の1つ。経済成長の停滞,産業空洞化,若年失業者の増加→新自由主義的政策の導入→貧富の格差拡大→移民排斥運動やネオナチの支持者増加,という欧米でみられる現象の焼き直し。

D.ナショナリズムは常に反グローバリズムであるとは限らない(例:新自由主義者のサッチャー,レーガン,小泉は,同時にポピュリズム的なナショナリスト)。「アメリカでは国旗に敬礼しているから日本でも」「日本人としてのアイデンティティーをしっかりもたないと国際人としては通用しない」などの論調は,ナショナリズムとグローバリズムの混交,双子の関係をよく表している。

E.ナショナリズムとグローバリズムの敵は,ローカリズム。交通通信技術と資本主義の発達でローカリズムや地域共同体を破壊させてこそ,人々に国家という想像の共同体に愛着をもたせることができる。グローバル企業にとっても,自給自足のローカル共同体は破壊すべきもの。


という感じです。

個人的に補足するなら,E.について,ローカリズムは,ナショナリズムあるいは国家によって壊されていきましたが,当然良い面もあり,それはそこから逃れた自由な「個人」が誕生したことでしょう。中間団体の破壊なくして自由な「個人」は誕生しえませんでした。

こんなものをなぜここで紹介したのかといえば,これを道具にプレミアリーグの海外進出計画について分析してみたい,と思ったからです。

プレミアリーグの海外進出計画については,FIFA,UEFA,AFCなどから反対され,今のところ計画はほぼ頓挫したようです。これらのアクターの行動の根底に(プレミアリーグも含め),経済的利益の追求があることはほぼ間違いないことでしょう。

しかし,経済的利益からAFCなどが反対するのはわかりやすいのですが,FIFAやUEFAが反対するのはそうわかりやすい話ではありません。

UEFAの会長であるプラティニさんのインタビューを読むとそれはどうやら,ナショナリズムからのグローバリズムに対する反対,つまり,彼の中では,フットボールの有する価値(観)は,国家という政治共同体が形成する境界に沿って生成されたものであり,それを乗り越えることは許されない,という立場からの反対ではないかと考えられます。ブラッターのコメントは詳細ではなかったのでよくわかりませんが,今までの言動からするとおそらく同様の立場からの反対なのでしょう。ビジネス的な面からいっても,彼らは,国家に沿った既存の境界があるからこそビジネスができる(例えば,ヨーロッパスーパーリーグができてしまえば,UEFAチャンピオンズリーグは不要になるわけです。つまり,国際組織は,「国」が無くなったらいらなくなってしまうわけですから,それを希薄化させるような動きには組織防衛/自己保存の観点から反対しなければならないわけです。)わけですから,反対するのも当たり前でしょう。

一方で,選手やサポーターからは,過密日程などの理由からの反対もありますが,ここではより理念的な問題をとりあげようと思います。その一例として,ギジェム・バラゲさんのコラムをとりあげます。

余りまとまりが無い文章ですが,簡潔にまとめるなら,おそらくプレミアリーグの「地元と密接に結びついた歴史や伝統」が海外進出によって損なわれてしまうのではないか,という懸念から反対するという意見だと思われます。これは,グローバリズムに対するローカリズムからの抵抗,ということになるでしょう。ここで注目されるのは,プレミアリーグが,ナショナルなものとしては捉えられていない,ということです。世界中で放映され,それによって多額のテレビ放映権が流入し,オフには海外集金ツアーをし,世界中でユニフォームを売り飛ばしているプレミアリーグを,ナショナルなものとするのは無理があるという認識だろうと思います(この点で,プラティニやブラッターよりよほど現実的な見方といえるでしょう)。それでも,プレミアリーグの根本にはローカルなものがあるのであり,プレミアリーグの海外進出は,それをほり崩してしまうのではないか,という懸念があるというわけです。

つまり,プレミアリーグの海外進出計画(グローバリズム)は,ナショナリズム(UEFA,FIFAなど)からもローカリズム(地元サポーターなど)からも反対にあってる,ということになります。多方面から反対にはあっているが,その反対は同床異夢だということになりそうです。これはEで描かれた構図(グローバリズム,ナショナリズム vs ローカリズム)とは少し違いますね。

プレミアリーグの海外進出計画が今後どうなるか,はよくわかりません。ナショナリズムは置いておいて(説得的な理由を彼らが並べられるとは思えないので),ローカリズムの保護を訴える意見は,「地元と密接に結びついた歴史や伝統」を重んじ,いってしまえば無意識にしろ地元のサポーターの地位を特権化(地域性に基づく特権化)するわけですが,海外のサポーターは,それこそサポーターという地位の「均質化」を求めることでしょう(”同じサポ”なのにおかしい)。ギジェム・バラゲさんのコラムから引用すれば

「イングランドのファンが、おれたちのために1試合観戦するのをあきらめることは、そんなに問題なのか?」

ということです。これは(文化的な意味において)クラブが誰のものであるのか,ということを考えざるをえない問題です。リーグは,クラブの集合体であるからです。そして,それはたとえソシオ制度をとったとしても同じことです。クラブは,「地元のサポーター」のものなのか,それとも(どこに住んでいるかは関係はなく)「クラブのサポーター」のものなのか。前者なら,地元のサポーターが特権的にふるまうのは仕方のないことでしょう。クラブが地域共同体の象徴なら,その地域共同体に参加するサポーターこそが大事なサポーターであり,そこに参加していないサポーターなど二級サポーターだ,ということになりそうです。後者なら,それらは理由がないことになるでしょう。地元のサポータが優遇されているように見えるのは,単に数が多いからにすぎないということになるでしょう。ほとんどのクラブはこの点が曖昧になっている(今までは,明確にする必要性がなかったですし,クラブ経営の観点からもそれは賢明なことだった)と思いますが,仮にプレミアリーグが海外進出しようとするなら,この困難な問題に一定の結論を出さなければならないと思いますし,それに興味がありますね。

ちなみに,上記で「明確にする必要性がなかった」と書きましたが,日本の場合は,「地域密着」を唱うのが流行ってるように,あえて明確にする場合が多いように思います。クラブ立ち上げ期には有効な手法でしょうから,それは妥当なことだと思いますが,歴史的な観点からいえば,明治維新以降とり壊しが進んだ地域共同体を復活させる1つの動き(もちろん時代の流れに適合した新しい形で。地域共同体が復活したからといって「個人」が消失するなどは考えられないように。)と捉えられるかもしれません。いずれ「代表 vs クラブ」の議論にも影響することになるかもしれませんね。

  • 共通ジャンル:

posted by coladevaca |02:53 | スポーツ文化 | コメント(9) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月06日

嗚呼,メッシーは6週間離脱・・・

全く馬鹿げている。アトレティコ戦で怪我,というならまだしも,あんなどうでもいい試合に出て怪我することになろうとは。

メスタージャでのコパ・セミファイナル(3/20)
CLクォーターファイナル(4/1-2,4/8-9)
コパのファイナル(進出できたとしたら,4月半ば?)

いずれもメッシー抜きで戦うことが決定しました。

仮にCLのクォーターを突破できたとしたら,CLセミファイナル(4/22-23,4/29-30)に合わせて復帰を図ることになり,セカンドレグあたりに出てくることになるのでしょうか。

メッシーがいない今,CLは,とりあえず素晴らしい組み合わせになることを祈るしかありません。

ベスト8は,

バルサ
ローマ
チェルシー
マンチェスターU
アーセナル
シャルケ
フェネルバフチェ
(おそらく)リバプール

シャルケか,フェネルバフチェがいいなー。他のクラブに比べて,力はやはりワンランク落ちると思うので。プレミア勢,ローマは出来れば避けたいところ。特にミランを完全に叩きのめして意気あがるアーセナルは嫌だなー。

マドリーは,CLでローマに完敗。カウンターができない時に攻め手に欠ける,ある意味予想通りの展開になったわけですが,彼らは今季2冠だと意気込んでいましたから(特にやたらと好調だった前半戦のおかげで)敗退のショックはおそらく大きく(ベルナベウでまたしても敗戦,というのもありますし),しばらくはリーガでももたつくと思います。しかし,そのショックが収まれば,リーガ一本に絞れるだけあって,また勝ち点を伸ばしてくることになるでしょう。ロビーニョとペペ(CLでは早くも退場になってましたが)が戻ってきましたし。そんなマドリーを追い上げるためには,メッシーの力は是非とも必要だったのですが・・・(-_-;)

メッシーは,おそらくこれからも同じような怪我をすることになりそうですし,それが彼の選手としての可能性を狭めていくことになりそうな感じですが,それに対してはどうしようもない,といっているようにみえるバルサの医師団のコメントは果たして妥当なものなのでしょうか。医学的な知識がないだけになんともいえないんですけど,素人的にはもうちょっと何とかならないのー,といいたくなります。

  • 共通ジャンル:

posted by coladevaca |12:24 | バルサ | コメント(6) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年03月02日

中途半端なライカー。敗戦は自業自得。

アトレティコ・マドリーに4-2で敗れたゲームについて。もうタイトルにつきるかと。

見てびっくりメッシー,ベンチスタート。なるほど,確かにいずれメッシーは休ませる必要はあるでしょう。ローテーションを採用すること自体には異議があるわけではありません。しかし,それは今か?とは誰もが思ったのではないでしょうか。ヤヤのことも同様です。

心の底からこういいたいです。

なぜ,次のカンプノウでのセルティック戦で休ませるのはダメなのか?と。

マンUはフラム戦において,ロナウドとルーニーをベンチスタートさせました。CLに備えて。それはわかります。リヨンはCLの優勝すら狙える強豪クラブであり,1戦目の結果からしても全力を注がなくてはならない相手だからです。しかし,セルティックは?圧倒的強さを誇るといわれたカーサの試合を見た限りでは,どうみてもリーガのどのチームよりも弱く(あの守備はありえないぐらい粗雑),おまけに,フエラでは逆に圧倒的な弱さを誇るチームです(グループリーグ全敗)。バルサは,逆に,先日のクラシコでマドリーに敗れるまでカンプノウでは2年間に渡って不敗を誇り,また,1戦目の結果から,たとえ0-1で負けても通過できる状況なわけです。

一方,アトレティコは,トーレスがいなくなったとはいえ,歴史的にみてバルサが苦手としている相手であり,クン・アグエロ,フォルランの強力2トップにマキシとシモンと強力なアタッカー陣を有する,たとえ毎年期待外れの結果しか残してないとしても,そして,最近調子を崩していたとしても,紛れもないビッグクラブであり,おまけに舞台はビセンテ・カルデロン。マドリーにプレッシャーをかけるためにはどうしても勝たなくてはならなかった1戦のはずです。

普通に考えれば,メッシーやヤヤはアトレティコ戦でプレーをさせ,セルティック戦は休ませるべきでしょう。そうじゃないのは,リーガを軽視しているからではないか?と批判されてもおかしくはないでしょう。

では,ひるがえって,ライカーはCL重視かというと,これまた本当にそうなの?といいたくなります。なぜなら,CLにどうしても勝ちたいのなら,セルティック戦のファーストレグでメッシーとヤヤにイエローをとらせて,カンプノウでのセカンドレグは休ませるべきだったと思うからです。ここでイエローを消化できないと,クォーターファイナルかセミファイナルで両名が欠ける可能性が極めて高くなるからです。噂される「次期監督」ならイエローをとらせたと思います。ベンゲルやファギーでもそうしたでしょう。

リーガよりCL,ではなく,リーガとCLの両方を狙いにいったけど,それなら細心の注意を払って戦略を立てるべきなのに,そのような繊細さはなく,選択に失敗してしまったようにみえる我がバルサ。マドリーは,審判に助けられたとはいえ勝つべきところで執念をみせ,エースのロビーニョが復活し,また上昇気流に乗ってくる気がします。マドリーを追いかけなければいけなかったところで,自らのミスで追いかけることができなかったツケは必ず回ってくるでしょう。

まあ,間違いなくメディアからは袋叩きにあうでしょうし,それでまたチームの雰囲気も悪くなるとすれば,本当に何てことをしてくれたのか,と思いますね。

  • 共通ジャンル:

posted by coladevaca |07:09 | バルサ | コメント(11) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加