2008年01月30日

パウエル問題・・・両者の言い分を検討する。

パウエル契約で火花 タカ・オリが30日に協議

/*斎藤(ドジャース)や福留(カブス)らの代理人を務める水戸重之弁護士は「本人がサインしていれば写しでも有効。ソフトバンクとオリックスの契約はどちらも有効だが、球界の常識としては契約を先にした方を優先しなければおかしい。統一契約書を重んじなければ、球界は大変なことになる」と話す。*/

という一節がありました。法的には,「写しでも有効」というより,契約成立について契約書へのサインは必要ではなく,両当事者の意思表示の合致があれば契約は成立し,「写し」は,契約成立や契約内容についての証拠になる,という方が適切かと思います。

とすると,今の状況においては,二重契約の疑いがないわけではない,オリックス側と契約を結んだのだとしたらそちらが優先されるべきだ,ということになるでしょう。

ソフトバンク盲点突いた!オリックスからパウエル強奪

ソフトバンクがパウエル強奪 11日に獲得発表

オリックス、連盟に異議申し立て=パウエル問題で-ソフトバンク側は正当性主張

もっとも,上記の記事を読むと,今までの慣例として「写し」にサインすることは仮契約であっても正式契約ではない,とされていたらしいので,「写し」にサインしても契約成立の証拠にはならない,とする主張が当然出てきそうです。

/*「(統一契約書は)写しであり、正式な契約には至っていないという認識だが、その間隙(かんげき)を突かれた。まさに前代未聞」*/

これを読む限りは,契約が成立していないことをオリックス側は自認しているようです。

結局,「仮契約」を結んだことで契約が成立したといえるかどうかは,その段階でどのような合意に至っているのかによるわけです。私の感覚(それはすなわち,フットボール的感覚)でいえば,通常,メディカルチェックにパスするまでは,両当事者が選手契約を締結するという合意をすることは無いと思います。仮にそういう合意に「仮契約」で至っているとすれば,メディカルチェックをパスしなかったことを理由に選手契約を結ばないとした場合,選手側から契約責任を追求される可能性があるからです。

とすると,オリックス側が契約の成立に至っていないと自認するのはある意味当たり前のことだといえます。そうすると,オリックス側の憤りには以下の疑問があります。つまり,オリックス側の主張によれば,オリックス側には「仮契約」を結んでもその選手と契約しなくてよい自由がある(例えば,メディカルチェックにパスしない場合契約しなくてもよい自由がある)と思われるが,パウエル選手にはその自由はない,パウエル選手は「仮契約」を結んだ球団と契約しなければならない,といってるようなものだ,という点です。パウエル選手側からしてみれば,契約が成立するかどうかわからない状況においては,より良い条件を求めて他の球団と交渉し,契約を結ぶのは自由なはずです。それがフェアというものでしょう(なお,法的には,契約交渉段階における責任の問題がないわけではないです)。

仮にソフトバンクが「マナー」違反を犯したとしても,その「マナー」がそもそも選手にとってはアンフェアなものであるとすれば,オリックス側の憤りは正当なものといえるかは疑問です。「村社会」のルール破りが即不当なものであるとはいえないと思います。

なお,野球協約をみると,

/*第52条 (支配下選手) 選手契約を締結した球団は、所属連盟会長に統一契約書を提出し、 
その年度の選手契約の承認を申請しなければならない。 
ただし、次年度の選手契約は、その年度の支配下選手についてはその年の12月1日から、ま 
たその他の選手についてはその年度の連盟選手権試合終了の翌日から、選手契約の承認を申請 
することができる。 
連盟会長が選手契約を承認したときは、契約承認番号を登録し、その選手がその球団の支配下 
選手になったことをただちに公示するとともに、コミッショナーへ通告しなければならない。 

第53条 (契約の効力) 支配下選手の公示手続きを完了したとき、選手契約の効力が発生す 
る。 
また、選手は年度連盟選手権試合およびその他の試合に出場することができる。*/

ということで,野球協約上は,

統一契約書を提出→連盟会長による選手契約の承認→契約承認番号の登録→支配下選手の公示

という一連のプロセスを経て,初めて選手契約の効力が発生するということになるようです。つまり,野球協約上,単に選手契約を締結しただけでは,その選手契約は有効とはいえない,ということになるわけです。

/*「統一契約書に署名、捺印(なついん)を済ませている。日本で正式に支配下選手登録するためには、統一契約書(のサイン)は唯一無二」*/

とソフトバンク側が勝ち誇っているのは,仮にオリックスとの契約が成立していたとしても,選手のサインがある統一契約書を提出できなければ,少なくとも野球協約上はその契約は有効とはいえないと考えているのかもしれません。

いずれにしろ,契約成立には至っていないことを認識しながら,選手獲得を発表してしまったオリックスの脇の甘さは,プロ球団としては批判されるべきところだろうと思います。

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posted by coladevaca |15:05 | スポーツビジネス | コメント(50) | トラックバック(1)
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2008年01月29日

もはやリーガは白旗か・・・?

マドリーとのポイント差は「9」。これはかなりキツイ数字であることは間違いないです。残り17節で,マドリーの成績+3勝以上の成績をあげなければならないわけですから。白組の調子を考えると絶望的といえるぐらい。バルサに逆転の可能性はあるのでしょうか?ビルバオ戦とかみると期待感ゼロですが,まあ,確かに数字上不可能ではないのだから諦めるわけにもいかない,というわけで白組を捉えるためのいくつかのキーポイントを考えてみると・・・

1.メッシーの復調

メッシーは、試合を重ねる事にフォームは上がっているように思うので,怪我前までの状態に戻ればチームにとっては確実にプラスだろうと思います。そしてその可能性は高いと思ってます。メッシー1人でどうにかなるものではないけど,期待感はありますね。個人技頼みなわけですけど,突然サポートの動きが良くなるわけでもないので,個人技頼みでよいのです(?)

2.ロナウジーニョの復活

今のところ,出場時間より休養する時間の方が長くなってしまったのではないか,と思える悩めるブラジリアン・クラック。前にも述べたとおり,早ければ水曜日のビジャレアル戦に復帰するという噂があります。アンリが復調気味かと思いきや,必ずしもそうでもないので,ライカーはスタメンで使いやすいといえば使いやすいでしょう。ダイエットの成果を見せてくれるのか,くれないのか。次で失敗すると本当にサヨナラだと思うので,ロニーには悔いを残さない状態で出てきて欲しいところです。ロニーがある程度使えるようになれば,チーム状況が上向く可能性はあると思います。ビルバオ戦でも,ボージャンに代えてグディをデランテーロで使ってましたけど,ああいう場面でロニーが使えれば・・・というか本来ならああいう場面でボージャンを出すんでしょうね。まあ,可能性は低いとは思います。

3.トゥーレ,エトーの復帰

コートジボワールは好調らしくかなりのところまで勝ち進みそうなのでトゥーレの早期復帰は期待薄ですが,カメルーンは,グループリーグ敗退は無いとしても,エジプトに完敗を喫するなどそこまで調子が良いわけではなさそうです。ということで,カメルーンにはできるだけ早く負けて頂いてエトーさんを返して貰いましょう。エトーさんが帰ってくれば,前線からの守備が多少はマシになるはずですし,17歳の少年にかかる負担も減るはずです。

4.クラシコ

ベルナベウでのクラシコは36節。ここで白組を叩ければ・・・というのはありますが,返り討ちに遭う可能性が今のところ大ですねー(-_-;) クラシコまでに6ポイント差に詰めて,ベルナベウで勝ち,3ポイント差で残り2節を迎えれば逆転も可能かと思います。最悪なのが,6ポイント差でクラシコに負けて(引き分けでも)ベルナベウで白組の優勝が決まるのを見ること・・・

5.ローマ

白組のCLのお相手はローマ。SerieAで好調,インテルを止めうる唯一の存在です。そして,ローマといえば,なんといっても攻撃的フットボール。そう,ローマはバルサに似ているチームなのです(強引)。しかも,ローマの中心であるキャプテンのトッティは何気にバルサびいき(インタビューとか見てるとそう思います。例えば,バロンドールはカカーだと皆がいっていた中で,メッシーを押していたのはトッティだった)!!これは頑張って貰うしかない。仮にローマがCLで白組をいい形で倒すことができれば,好調な白組のリズムが壊れることも考えられます。ファーストノックアウトラウンドが終了するのは3月5日なのでまだリーガが10節以上残っているわけです。リーガだけに専念できるというメリットもありますけど,今まで見てきた限りCL敗退はリーグ戦にもマイナスの影響を与えることが多いと思います。というわけで他力本願ではありますが,できるだけ大差で白組を叩きのめしてくれるよう祈っていましょう(^_^)

6.ライカーの解雇

上手くいくかもしれないけど,下手すると現状より悪化する可能性もあります。身近にバレンシアという格好の例があるだけに,ラポルタ一派も踏み切るのには躊躇するでしょう。バレンシアもそこまで悪い内容ではないのに勝てていないので,一度バランスが崩れたものを立て直すのがいかに難しいかがよくわかります。首を切るなら早ければ早いほどいいと思いますが,果たして。後任候補としては,やはりモウリーニョでしょうか。リッピはシーズン途中での就任は受けないとかいっていた気がするので,お暇な方達の中では他に選択肢は無い気がします。年俸は高いけど,ロニーを来季放出するならば捻出できないことはないでしょう(ロニーの年俸は手取りで850万ユーロ(約13億5千万円)といわれています)。心情的には,

/*「チームはよく戦っていたし、多くのチャンスを築いていた」と語り、チームの健闘を評価すると共に、「このように戦い続ければ首位との差を縮めることが出来るはずだ。我々は決して諦めはしない」*/

などという妄言を吐く指揮官は一刻も早く首にして頂きたいのですが。本気でビルバオ戦の戦いを評価しているのだとしたらちょっとどうかしているとしか思えません。エジミルソンが出てくるまでは相当ヤバかったはずです。もうBチームのペップに任せる方がマシではないか,と思ってみたりもしていますが,冷静に考えれば経験の浅い彼に今の状況を託すのは酷でしょうね。

7.ラインを上げてのプレスの復活

バルサの得失点をみてみると,40得点は第2位(1位は,マドリーの46得点),14失点はリーグ最小失点(2位は,マドリーの16失点),つまり数字上は,「マドリーよりバルサの方が守備的なチーム」なわけです。なんでそうなっているのか,といえば,今季は高い位置からのプレスを(意図した場合も,それができずに結果的には)放棄して,相手のプレスをかわすためにDFラインを下げ,中盤の位置も下げているからでしょう。ボールの回復点が後ろになるため,どうしても相手の体勢が整った状態で攻めざるをえなくなるので,得点が増えない,逆に,後ろに人数をかけてスペースを消している分だけ失点は少ないということになったのだと思います。やはり,以前のようにラインを上げて前線からプレスをかけ,攻守の切り替えを早くして攻め続ける姿,バルサらしい姿を追求することがマドリーに追いつくためには求められるといえます。というか,どうせ追いつけないんだから,と開き直ってリスクを恐れずにバルサらしく攻撃的に戦い,得点も失点も増える形でタイトルを逃してくれた方が全然マシだと個人的には思ってます。まあ,これも可能性が低いですね・・・(-_-;)

水曜日のビジャレアル戦に負けるようなことがあると,「残念賞」的コパのタイトルも逃してしまうことが確定するので,今季はノンタイトルの可能性が高くなるということになるでしょう。今の調子ではチャンピオンズは,クォーターファイナルで敗退する可能性が高いと思います。誰かなんとかしてくれー。

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posted by coladevaca |08:22 | バルサ | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年01月26日

「やれんのか」ルールをふりかえる。

「やれんのか」の「三崎vs秋山戦」に端を発する一連の騒動について,色々意見があるようです。私も興味を持ってちょっと追っかけてみたんですけど,ここでは反則→ノーコンテストという判断の元になった「やれんのか」のルールを検討してみようと思います。

ルールはここに書いてあるのですが,これを読むと,

/*■4点ポジションおよび“猪木-アリ状態”における足による加撃について
いわゆる頭部・顔面へのサッカーボールキック・踏みつけは反則とする。だが、頭部・顔面への膝による攻撃は反則ではない。*/

どうやらこれがルールらしいことがわかります。ここで疑問がいくつか浮かぶでしょう。

「4点ポジション」とは何か?
「猪木-アリ状態」とは何か?
「サッカーボールキック」とは何か?

これらの定義はいずれもこのルールには書いてありません。仕方がないので,

/*★このルールにより、想定されるシチュエーション*/

とある,つまりは,このルールを適用した時には,こういう感じになるはずです,という想定されるケースを述べているところから推測してみましょう。

まず,この部分をみても全然見当も付かない「猪木-アリ状態」については,

「猪木-アリ状態」=一人が立った状態で、相手が寝ている、または脚を相手につきだして座ったまま膠着している状態Wikipedia)

というWikipediaに載っていた定義で間に合わせることにします。同様に,「サッカーボールキック」は,

サッカーボールキック=グラウンド状態の相手に対して、サッカーボールを蹴るが如く足の甲でキックを放つ技Wikipedia)

スタンドポジション状態の選手によるグラウンドポジション状態の選手への顔面、頭部への蹴りHERO'Sルール)

で間に合わせることにします。さて,

/*グラウンド状態において、両手両足など身体の部位4点がマットについた状態、いわゆる「4点ポジション」状態にある相手へのヒザ蹴りを認める。*/

これをみると,どうやら

「4点ポジション」=グラウンド状態において、両手両足など身体の部位4点がマットについた状態

ということがわかります。また,ここでわかることは,「グラウンド状態」と「4点ポジション」は概念的にイコールではなく,「グラウンド状態」は「4点ポジション」を包括する概念であること,ということです。それでは,「グラウンド状態」って何?というとこれまたどこにも書いてない。そこで,

「グラウンドポジション(状態)」=足裏以外の身体部位が継続的にマットについている状態

というHERO'Sルールの定義でとりあえずはまかなうことにしましょう。「グラウンドポジション」=「グラウンド状態」,「足裏」=「両足裏」と解釈した上でです。なお,本来ならスタンディングポジションの定義も欲しいところなんですが,探しても見つからなかったので,まあ常識的に「足で立っている状態」ということで話を進めます。

さて「猪木-アリ状態」とは,「一人が立った状態で、相手が寝ている」状態らしいのですが,これを,一方がスタンディングポジションで,他方がグラウンドポジションにあることをいう,と置き換えてみましょう。そうしますと,

「サッカーボールキック」とは,一方がスタンディングポジションで,他方がグラウンドポジションにある状態(「猪木-アリ状態」)において,スタンディングポジションの選手によるグラウンドポジションの選手への蹴りをいう

となると思います。この定義は,

/*×4点ポジション・“猪木-アリ状態”から頭部・顔面へのサッカーボールキック、踏みつけ
スタンディング・ポジション状態の選手によるグラウンド・ポジション状態の選手への顔面・頭部へのキック・踏みつけは禁止とする。*/

という「想定されるシチュエーション」とも適合的だと思えます。

そうだとすると,「いわゆる頭部・顔面へのサッカーボールキック・踏みつけは反則とする。」というルールの文面を考えた時に秋山選手が「4点ポジション」だったかどうかは結構どうでもいいことなのではないか,と思えます。なぜなら,グラウンドポジションとは,足裏以外の身体部位が継続的にマットについている状態をいうわけですから,足裏以外の1部位が継続的にマットについていさえすれば,グラウンドポジションといえるからです。つまり,「3点ポジション」も「グラウンドポジション」に含まれるわけです。

つまり,このケースが反則になるかどうかは,秋山選手が「4点ポジション」にあったかどうかよりも,足裏以外の身体部位が「継続的に」マットについていたかどうか,「3点ポジション」だったかどうか,がまず問題になるのでは?と思えるわけです。

私と違う解釈をとるなら,「グラウンド状態」なり「グラウンドポジション」を別の定義をする必要があるでしょう。ここで,プライドのルールを見てみますと,

/*グランド・ポジション(仰向け)*/

と14条にあるので,

グラウンドポジション=仰向け

とプライドは考えていたことがわかります。これならイメージ的にもまさに「猪木-アリ状態」に適合的ですし,今回のケースで「4点ポジション」を問題にする意味がわかりそうなのですが,仮にそういう定義をとったとすると,

「4点ポジション」=グラウンド状態において、両手両足など身体の部位4点がマットについた状態

の定義と整合性がとれるのかが疑問になってきます。「グラウンド状態」と「グラウンドポジション」とは違うのでしょうか?仮にそれが同じだとして,グラウンドポジション=仰向け,だとするなら,秋山選手が「4点ポジション」に無かったことは何の議論の余地も無く明らかです。

結論としては,「グラウンド状態」あるいは「グラウンドポジション」をどう定義するか,どう考えるかによって全く状況が変わるのではないかと思われます。HEROSと同じように考えるのであれば,「4点ポジション」を議論する意味はない(「3点ポジション」で足りる)し,プライドと同じように考えるのであれば,「4点ポジション」で無かったことは明らか。実際,どう考えていてるんですかね。「グラウンド状態」と「グラウンドポジション」は同じなのか違うのか。ルール作成者も運用者も何にも考えてなさそうですけどね。

ちなみに,菊田早苗さんの見解は,

/*だいたい足の裏以外のお尻や背中がマットに付いてるとグランドとみなされ、お尻がついてない状態だと、三点か四点かどうしようというふうになる。どうして三点、四点が重要になるかと言うと、それを利用して攻撃させないというずるい選手をなくすためと、三点でも攻撃出来ないとなると紛らわしくなるからでしょう。

なので、完全な亀状態だったり、タックルの後の完全な正座状態だったりしてる以外は流れの中でのあの中腰での攻撃は全然問題ないはず。すなわち四点とは、ボクの見解では亀状態や正座状態の人には蹴りを入れてはいけないというもので、まさしく紛らわしいあの起き際の攻防は3点であり、攻撃オッケーの位置だという判断です。主催者もそう思ってると思うんだけど。

なのでお尻も背中もついてない、起き上がりの際の四点でもないあの状態が攻撃OKとボクらが判断するのは当然のこと。*/

 というもの。これを読むと,菊田さんは,プライドルールに近い感じで「グラウンドポジション」を考えているように思います。また,「4点ポジション」の考え方はルールを読む限り「やれんのか」とは少し違う,「やれんのか」は菊田さん程限定的には「4点ポジション」を考えてないように思います。

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posted by coladevaca |12:56 | その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年01月25日

ビジャレアル vs バルセロナ(コパ・デル・レイ 1/4ファイナル ファーストレグ)

< スタメン >

         アンリ
 イニエスタ          ジョバニ

      デコ     チャビ           
         マルケス

シルビーニョ           ザンブロッタ
      ミリート  テュラム

         バルデス

新加入のホセ・マヌエル・ピントは控え。カンプノウで登場することになるのだろうか。メッシー,ボージャン,グジョンセン,オレゲールが他の控え。カピタンとエジミルソンはメンバー落ちです。

とりあえず,前半は寝そうになりました。というか本当に寝てしまったので全部は見てないんですが,ビジャレアルは,それほどDFラインにプレスをかけにいくわけでもなければ,ボールを貰いにくるデコやチャビにプレスをかけるわけでも無く。前線や中盤にプレスをかけてボール奪取というより,ゴール前に壁を作ってそこでボール奪取,という感じでした。ゴール前に近いあたりでボールを回復し,そこから攻撃に入るわけですから,あまり怖い感じではありませんでした。何本かいいミドルシュートと,一度決定的なチャンスがあったけど今の守備陣の安定感からすると安心してみていられる感じだったと思います。

一方,我がバルサは,そんなわけでボールはキープできるし,壁の前まではボールが回るんですけど,そこからは相変わらずのサポート不足,連携不足で崩せる感じ無し。おまけに個人技も全然ダメで,希望が無い感じでしたね。唯一の見所は,真ん中にいたイニエスタ→外に開いたアンリで,アンリのシュートが外れた場面,アンリ→上がってきたマルケスで,マルケスが裏に抜け出た場面くらいか。

で,後半。ジョバニに代えてメッシー投入。それで,左からアンリ・メッシー・イニエスタの3トップに変更。この並びがポイントで,アンリはほぼ左固定だったんですが,メッシーとイニエスタは流動的。メッシーは,後半から出てくるくらいなのでまだまだフィットしてない感じがアリアリでしたが,それが原因なのかドリブルは控え,真ん中にいるときは,ディフェンスを引き連れて中盤に降りて来てスペースを作り,そのスペースに入ってくるデコやイニにパスを出すようになります。それでそこそこチャンスを作れるようにはなっていくんですが,結局,点は決まらず。最大のチャンスは,メッシー→イニで,イニがラインの裏に抜け出したチャンスがあったんですが,結局,キーパーに止められて得点ならず。最後のところでどうもうまく連動して崩しきれません。アンリに代わって入ったボージャンやチャビに代わって入ったグジョンセンも不発。ビジャレアルはラインが伸びだしてから前からプレスをかけてチャンスを作ったこともあったけど,やっぱりミドルシュート止まり,単発攻撃。バルサより酷かったように思います。

というわけで0-0のエンパテ。ライカーの150勝目はならず。4戦連続ドロー,ここ3試合で1得点となかなかお寒い状況です。ロナウドをデブだとかいった罰が当たったのかな(リンク先の「ロナウドは確かに太っていた」の翻訳は最初は「ロナウドは,そう,デブだった」だったんですよ (^_^) )。後半は今までに比べればマシな内容だったと思いますけど,やっぱり全体的には微妙な我がバルサでした。結果だけをみれば,カンプノウを残してエンパテで,一応アドバンテージはあるのかな。

そういえば,次のリーガ,サン・マメスのビルバオ戦には間に合わないけど,次のコパの試合にはロナウジーニョは間に合いそうらしいです。リハビリというか,ダイエットに励んでたらしいですが,何かあんまり期待感/待望感がないのも事実。酷い内容とはいえ,一応負けてないし,前みたいな調子なら戻ってきても多分チーム状況は変わらないし,で。とはいえ,冬の補強がないことが確定しているバルサにおいて,唯一チームに変化が起きそうな要素かもしれないなあ。じゃあ,やっぱり期待した方がいいんだろうか・・・

話は変わりますが,来シーズンの補強話としてルカ・モドリッチという話があるみたいです。本人もファン・デル・ファールト並にノリ気のよう。おそらくは今シーズンで契約の切れるエジミルソン,あるいは,移籍が噂されるデコの代わりということなのでしょう。グジョンセンも移籍するかもしれないですし。クロアチア人というとバルサでさっぱりだったプロシネチキを思い出しますが,果たしてどうなるんでしょうか。個人的には,中盤に誰かを入れるなら,現在プレミアで絶賛活躍中のアルテッタを呼び戻して欲しいんですが。

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posted by coladevaca |21:05 | バルサ | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年01月22日

浦和レッズは「クラブ時代」の象徴か?

浦和レッズがスポナビ・アワード2007に選ばれたそうです。ここのコメント欄をみると,罵声を浴びせ合っている人達がいてなかなかおもしろいですが,ふと目を留めたのが,「クラブ時代の象徴 浦和レッズが導いたもの」という宇都宮徹壱さんのコラムです。結論部分を引用すると,

/*2007年という年は、間違いなく“青の時代”から“赤の時代”へと移行するターニングポイントであった。もちろん“青”は日本代表であり、“赤”は浦和レッズ、つまりクラブである。それまで代表人気で回っていた日本のサッカー界は、この年、浦和を象徴とするクラブに、完全に自転軸をシフトさせたのである。*/

私は,この論調には違和感を覚えました。

結論からいえば,

「それでも,代表優位の時代は変わらない。」

ということになると思います。

そもそも,なぜ日本のフットボールシーンがクラブではなく代表中心に回っていたのかを考えてみると,様々な要因があるものの,大きな理由の1つとして,

「代表チームの参加するコンペティションが世界とつながっているオープンなものであったのに比べ,クラブが参加するコンペティションはドメスティックでクローズドなものであったから」

というシステム/制度レベルの差があったと思います。

クラブの戦いはいくら頑張っても日本一どまり。日本のフットボールのレベルが世界レベルにあるならそれもOKなのでしょうが(メジャーリーグベースボールのように),世界では評価されないレベルにあるため「日本一」といわれても微妙な感じは否めません。ACPなんてものもありましたが,「日本がトップレベルにあるようなアジアって微妙」という感じで,結局,クラブの戦いが制度的に有する閉塞感は拭いされなかったように思います。

一方,代表の戦いは,日本のフットボールのレベルとは無関係に,制度的には世界のトップにたどりつける(世界のトップと戦える)可能性があるため,やはりそれは魅力的なものがあったのだろうと思います。

このような状況において,クラブワールドカップは,日本のクラブシーンにおいて存在していた閉塞感を打ち破り,制度的に世界への扉を開いてくれたということができます。浦和レッズのブレイクは,トヨタカップからクラブワールドカップへという制度/システム変更が無ければ存在しえなかったでしょう。

しかし,ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

「クラブワールドカップは,本当に制度的に世界への扉を開いたのだろうか?」

宇都宮さんのコラムを引用してみましょう。

/*最終的に浦和は、この大会で「世界3位」の称号を得ることになった。だが、ミランとの準決勝で明白となった彼我の差もまた、ほろ苦い思い出となった。スコアこそ0-1と僅(きん)差であったが、その1点は長谷部誠が語った通り、「5点、10点に匹敵する」1点であった。とはいえ、これまで「別世界」でしかなかった欧州のビッグクラブに対し、日本のビッグクラブが公式戦で真剣勝負を演じたことが、日本サッカー史のメルクマール(指標)となったのは紛れもない事実。浦和ファンのみならず、日本のサッカーファン全体にとっても、世界のトップとの距離感をはっきり認識することができた。その意味で、今大会における浦和の貢献度は計り知れない。*/

ここでキーとなるのは,欧州のビッグクラブが真剣勝負を演じた,ということです。しかし,今回のミランは真剣だったかもしれないが,次のヨーロッパチャンピオンがどこまで本気でやってくれるのか,疑問に持つ人は多くいると思います。クラブワールドカップというタイトルの重みはいかほどになるのか,それが予測できない状況においては,クラブワールドカップは必ずしも世界への扉を継続的に開いてくれることにはならないかもしれない。つまり,日本に「クラブ時代」が訪れるかどうかは,欧州のビッグクラブがこのコンペティションに対してどのような姿勢をとるか,にかかっている部分が大きいということになるわけです。

ワールドカップのタイトルは,既に権威あるものとして確立されているが,クラブワールドカップのタイトルは,まだまだ未知数。ワールドカップでの戦いは,世界との戦いであるとほとんどの人が認識しているが,クラブワールドカップは,必ずしもそうでもない(浦和レッズの世界3位に「」を付けたがる人が何と多いことか!!)。このような状況において「クラブ時代」の到来を告げるのは時期尚早であるといえるでしょう。

さらに,より根本的な疑問をこのコラムからは感じました。

また,宇都宮さんのコラムを引用してみます。

/* 私見では、決勝のセパハン戦よりも、むしろ準々決勝、準決勝での韓国のクラブ(全北現代、城南一和)との死闘こそが、今大会のクライマックスであったと考える。代表戦ではない、クラブ同士の対戦でも「日韓戦」がこれほどまでに両国のサッカーファンを熱くさせるということを、浦和とそのサポーターは私たちに証明して見せた。普段は浦和の「数の力」を快く思っていない他クラブのサポーターでも、この「日韓戦」には心底感情移入できたのではないか。*/

この発想は,正直「クラブの時代」とは全くそぐわないものだと思います。結局,クラブ同士の戦いを「疑似代表戦」にみたてて盛り上がっているわけですから。それなら別にクラブ同士の戦いじゃなくていいわけで,代表戦の数を,「日韓戦」を増やせばいいじゃない?ということになるでしょう。

前の引用にも現れていますが,宇都宮さんは,浦和レッズの戦いを評価するうえで,「日本サッカー史」とか「日本のサッカーファン」とか,「クラブ」とは別の「日本」という尺度における成果でしか評価しようとしていないといえます。宇都宮さんは,浦和レッズのサポーターでは必ずしもないでしょうから,浦和レッズとのつながりを求め,それを評価するうえでは,どうしても「日本」という尺度に頼らざるをえないのでしょう。しかし,それは「クラブの時代」を語る言葉として適切なものだとは思いません。「クラブの時代」においては,他のクラブの躍進を,そのクラブのサポーター以外が持ち上げる必要などないはずだからです。他のクラブは,基本的には自クラブの生存を脅かす,利害が対立する存在のはずですから。

今回,宇都宮さんは,でもどうしても,他のクラブを褒めたくなった。同じ「日本のクラブ」だから。だから「日本」という尺度を持ってくる。しかし,「日本」という尺度は,基本的には「代表」のものなのです。「日本」という尺度から「クラブ」を語ることは,「代表」から「クラブ」をみているのと同じ,「浦和レッズ」を「日本代表」の代替物として扱っているのと同じなのです。

したがって,「クラブ」を「代表」のアナロジー以外で理解することが「クラブの時代」の到来には必要であり,「クラブ」が「日本」という尺度から語られ続ける限り「代表優位の時代」が続くことになるだろうと私は思います。

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posted by coladevaca |01:42 | スポーツ文化 | コメント(4) | トラックバック(1)
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2008年01月19日

「3ヵ年計画」と「ベストメンバー規定」を繋ぐもの。

今朝,LeeさんのBlog「サンフレッチェ降格の理由」という記事をへぇーと思いながら読んでいました。乱暴に要約してしまえば,

「育成型クラブ」というクラブのコンセプトを忘れて優勝を目指した結果,大したお金もないのに(ベテラン)選手を補強せざるをえず,補強した選手に押し出される形で若手が試合に出られなくなり成長しきれず,で結局,優勝もできずに負債と主力になりきれない元期待の若手選手だけが残った。それが降格の原因の1つだ。

ということだと思います。私にはサンフレッチェに関する知識がほとんど無いので,この点について批評するとかそういうことはできないのですが,ここでふと思ったのは,

「そもそも,なぜサンフレッチェは優勝を目指したのか?」

っていうことなんですよね。これを読んでいる方の中には,

「そんなのプロである以上あたりまえじゃーん?何でそんなこと疑問に思うわけ?」

という方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら,ヨーロッパフットボールをご存じの方ならば,それがフットボールの世界では全然当たり前でないことを知っていらっしゃると思います。いわば「特定のクラブを除いて優勝を目指さない(目指してはいけない)」のがフットボール界の常識とさえいえるかもしれません。

そうであるにもかかわらず,サンフレッチェはなぜ優勝を目指したのだろうか?というのを考えてみたいと思います。

ヨーロッパとJの違いでいえば,確かに,Jクラブ間には,例えばマドリーとレバンテの間にあるような泣きたくなるぐらいの絶望的な戦力格差(それは経済格差にほぼ等しいですが)というのは無いように思います。最近,浦和がそこから抜け出してヨーロッパ的ヒエラルキーを構築し,その頂点に立つべく頑張っているようですが,未来はともかく今のところは(差は明確にありますが)そこまでの差はないように思います。したがって,このような状況から「うちもうまくやれば優勝を狙えるかも」と考えてしまったということはあるかもしれません。

私は,そういう状況判断よりも「どのクラブも優勝を目指さなくてはならない」という一種の義務感を下敷きに達成できる見込みもなく安易に目標を立ててしまったのではないか,と推測しています。主力の流出が相次ぐジェフの経営者達が,現実感もないまま「Jリーグの頂点を目指すチーム作り」(仮に現実感をもってこういう目標を立てたのだとしたら,それは・・・。しかもまたも「3カ年計画」・・・。)といってることからもそれは伺えるような気がします。

では,そのような優勝を目指す義務感を生み出すものは何なのか,といえば,それは私は「プロ野球的感覚」ではないか,と思います。プロ野球をあまり知らない私がいうのも何ですが,プロ野球の場合,ほとんどどのチームもシーズン前には「今年こそは優勝を」なんてことをいってる気がします。もちろん,そうでないチームもあるようですが。クラブ経営者達がやたらと「優勝」という目標を立てたがるのは,フットボール的感覚で物事を考えておらず,プロ野球的感覚で物事を考えているからではないだろうか?と思います。そして,これはおそらく相当数のメディアやサポーターもそうではないのだろうか?と思います。Jリーグよりは遥かに歴史があり,今でも我が国におけるキング・オブ・プロスポーツであるプロ野球は,経営者達のスポーツに対する見方,感覚にこのように影響を与えているのではないか,と推測します。

プロ野球のチームが「優勝」という目標を立てるのは,Jクラブがそのような目標を立てるよりは合理的なことだとは思います。なぜなら,プロ野球は,ドラフトや保留権制度など様々な問題を抱えながらも戦力均衡に配慮する制度が確立されていますし,そしてプロ野球には何より目指すべきタイトルが1つしかなく(日本シリーズ制覇),どんなに成績が悪くてもリーグから降格することも無いとすれば,実現可能性を無視して「優勝」という目標を立てても余り弊害はないし,むしろシステム的にみても自然といえるでしょう。

前述のように,フットボールの世界/システムでは,リーグ優勝を目標とすべきでないクラブは沢山存在しえますし,そのようなクラブにはそれぞれの状況にあわせた目標を立てるべきだとされているように思います。ヨーロッパでいえば,リーグ残留,国内カップタイトル,ヨーロッパカップタイトル,そしてヨーロッパカップ出場権獲得など・・・(こう書いてると,Jクラブには,ヨーロッパカップ出場権獲得に相当する目標がないため,無理をしてでもリーグ優勝というものを目指したくなる,というのはあるのかなとは思います)。つまり,いくつかの獲得すべきタイトル/目標があるシステムなので,とりあえずはリーグ優勝を目指すという考え方はフットボール的感覚からは生まれ得ない,フットボール的感覚にはそぐわないものだと思うわけです。

ちょっと話は変わりますが,また「ルールを守っているからいいというのは違う。」などという珍言(ルールを守っていても駄目なら何のためにルールがあるかわからないからです。そこまでいうのなら問題が起こる前にJ側が納得する守るべきルールを先に決めておくべきでしょう。)が出て来たいわゆるベストメンバー規定問題について。以前にこの問題については触れたことがあるのですが,そこで触れなかった視点がありうるかもしれないなー,と思いました。つまり,この規定もやはりプロ野球的感覚で出来ているのではないか,と。プロ野球では,目指すべきタイトルが1つですから,複数のタイトル/目標のうちの自己のプライオリティを考えてターンオーバー制をとるのはちょっと考えにくい(そもそも運動量が少ないので考える必要もない)わけですが,フットボールでは,ターンオーバー制をとるのは常識なわけです。世界の常識を日本の非常識にしてしまうのは,世界のマイナースポーツである野球を見すぎてきたからではないのか,と。

簡単にまとめれば,プロ野球で育ってきた人達が,プロフットボールリーグを運営しているからおかしなことになっているのでは?ということなんですが,どうですかねー,この思いつきは。

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posted by coladevaca |21:14 | スポーツ文化 | コメント(8) | トラックバック(1)
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2008年01月17日

バルサが掴んだ「ささやか」な2つの勝利。

久しぶりですが,更新してみます。

2007年は,クレとしては最悪の1年だったなあ,と改めてふりかえってみるとそう思います。先シーズンは,期待されながら獲得したタイトルは,結局どうでもいいスペインスーパーカップとカタルーニャカップのみ。CLも全然ダメだったし,同勝点ながら自分達の自滅によりリーガタイトルをマドリーに持って行かれる大失態。そして今シーズンも,大金を投じた的確な補強で,少なくとも表面的には歴代最強ではないか,といわれながらどうにもパッとせず,最悪のクリスマスの夜を経て,どん底へ・・・ってな感じで,もうどうにもならない年でしたね。

メンバーは揃ってるのに結果が出ないのであれば,それはマネージャーやコーチングスタッフの能力不足なりミスなりであって,したがって,その責任をとってやめるのが筋ということになるでしょう。確かに,リーガは未だ半ばが経過しただけですし,可能性的にはまだどのタイトルも諦める状況にはなってないわけですが,あの戦い方でタイトルを獲得する姿がどうにも想像できないのでやっぱり「早く責任とれよー」と思っちゃいますねー。

なお,負傷を理由に雲隠れしつつあるロニーを,クラシコの結果で責める気はありませんが(基本的に,あのような結果がもたらされたのは上記のようにライカーを始めとするスタッフの責任だと思ってます),ファンなりメディアなりの前にさっぱり出てこなくなるのもプロ選手としてはどうかな,とは思いますね。

さて,そんな状況で開けた2008年,いきなりパッとするわけもなく,アンリの復調もあってボチボチやっている感じの我が似非アーセナル風バルサ。ここまでで良かったことといえば,コパでマドリーが敗退したことぐらいでしょうか。バルサがタイトルホルダー・セビージャ相手ということでベストメンバーで戦ったのに比べ,マドリーは1st Legに負けているのにカシージャスもラウールもいない(ロビーニョ,ファン・ニステルローイ,スナイデルは後半投入)控え中心だったので負けて当たり前といえば当たり前でしたが。もちろん負ける気は無かったでしょうが,やはりそういう状態だと気の緩みは生まれるでしょうから。話はそれますが,マドリーは随分「良いチーム」になりましたね。ここ最近何試合か,負けることを祈りながら見ているのですが,そう思います。随分とガムシャラに走るようになったというか,イタリア風味のチームになったというか。すごくしぶとく勝ちを拾うチームになっていて,嫌なチームになったと思います。まあ,でもああいうフットボールをやるために,カペッロを首にしてシュステルを呼んだのか,と考えると?って気がしますが。

さて,ピッチ上でイマイチなバルサも,ピッチ外ではささやかな勝利を収めていたりもしています。まず,以前にもとりあげたクラブから代表への選手のレンタルに伴う補償問題。これで1つの解決をみたようです。今まで,ベンゲルさんやらベニテスさんやらが文句をいっても何か曖昧にされてしまっていたこの問題。今,こういう形で結果が出たのは,ラポルタ会長というビッグクラブの首脳がリーダーシップをとって強硬に主張したのが大きかったのではないか,と推測します。これはバルサだけではなく,クラブ側の勝利だといえますが,そこにバルサが大きな役割を果たせたことはクラブとして誇ってもよいことだろうと思いますね。そして,これは「ささやか」な勝利ではなく,後々に語り継がれるべき「偉大」な勝利になるかもしれません。

もう1つは,既に世間的にはとっくに忘れ去られていただろうスペインのフットボールクラブのドーピング疑惑問題。他のクラブは,公式に否定する声明を出して放置していたらしいのですが,我がバルサはこれを法廷に持ち込んで,結果,30万ユーロ(約4800万円)の損害賠償を勝ち取ったらしいです。弁護士費用などもかかったでしょうし,クラブとして大した収入になるとは思えませんが,それでも曖昧にせずに無実を証明し,適当なことを書いて儲けようとする記者に制裁を加えられたのは良かったことだと思います。多分ル・モンドからは解雇されるでしょうし。

ドーピングといえば,我那覇選手。とりあえずは解決の方向には進んでいるようですが,色々お金もかかって大変そうです。今後も注視していきたい問題ですが,個人的には「ドーピングの検査をする方」の問題をちょっと考えてみたい気がしています。

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posted by coladevaca |19:18 | バルサ | コメント(0) | トラックバック(0)
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