2007年05月27日
BlauGranaさんは,「バルサ」でぐぐると公式サイトの次にくるぐらいの,日本における著名なバルサ応援サイトですが,そこに目を疑うような事が書いてありました。引用すると,
/*バルサBの3部リーグ(実質的には4部リーグ)降格が決定し、その背後ではなにやら、不穏な動きが見え隠れしています。それはフィゲラスというバルセロナ近郊の町のクラブが2部B残留を決めた場合、その権利をバルサに提供(売却)しようかというもの。どのような方法によってその手続きがなされるのか、それはまだよく分かりませんが、バルサがこの提案に飛びつきそうだというのには甚だクエッションマークがついてきます。・・・*/
事の当否は別として(私は,反対ですが。初の3部リーグ(実質4部リーグ)落ちよりも遙かにクラブの歴史に泥を塗ることになると思います。),そもそもこんなことが可能なんでしょうか?本来であれば,リーガあるいはスペインサッカー協会の規約にでもあたるべきなんでしょうけど(さらには,スペインの裁判所の判例にあたるべきなんでしょうけど),生憎スペイン語が全くできない私としては,それらの手段によることができません。
一つの考え方としては,
「そんなことが話題になるぐらいなのであるから,当然可能なのだ」
ということですが・・・。
仕方がないので,日本の常識から考えてみますと,そもそもリーグ残留の権利って,個々のクラブが処分可能なのでしょうか?処分可能であれば,契約によって,移転することは可能でしょうが,仮に処分可能な権利であるとすると,降格するクラブで,かつ,資金のあるクラブは,その権利を買い取ろうとするでしょうし,そんなことが横行すれば,昇格・降格システムが無意味になってしまうでしょうから,処分可能な権利であると考えるのは合理的ではありません。
それとも2部や3部だったらOKなシステムをとっているのでしょうか?スペインのフットボールには,謎な所が色々あって,少し前のことですが,移籍の際の契約条項に縛られて,元白組のポルティージョが,マドリー戦に出られない,なんてこともありました。レンタル移籍ならまだしも,完全移籍でこれは・・・。各クラブがこういう契約を結びまくったら,リーグは明らかにまわらなくなると思うんですが。
そもそも,リーグ残留の権利が,個々のクラブに帰属するのか,という問題もあります。つまり,どのクラブがリーグに残留するか,を決めるのはリーグの(権能という意味での)権利ではないか,とも考えられます。
/*第20条の2〔J1,J2クラブの入れ替え〕
1. J1における年間順位の下位2クラブがJ2に降格し,J2における年間順位の上位2ク
ラブがJ1に昇格する.
2. J1における年間順位が16位のクラブと,J2における年間順位が3位のクラブは,入
れ替え戦を実施し,その勝者がJ1となり,敗者がJ2となる.
3. J2における年間順位上位3クラブのいずれかが,10月に開催される理事会までに,第
19条に規定するJ1クラブの資格要件を具備する目途がたたない場合,第1項および第2項
の規定にかかわらず,次の通りとする.
(1) 当該J2クラブは,J1に昇格することができない
(2) 当該J2クラブが一つの場合,J1における年間順位の下位2クラブがJ2に降格し,
J2における年間順位の上位3クラブのうち資格を満たす2クラブが入れ替え戦なしにJ
1に昇格する
(3) 当該J2クラブが複数の場合,入れ替えの処置については,理事会で審議決定する
4. J1クラブおよびJ2クラブ(以下総称して「Jクラブ」という)が会員資格を喪失した
場合の入れ替えの実施方法については,理事会で審議決定する.*/
Jリーグの規約でもそのあたりは明らかでないような気がします。ということでおそらくは解釈問題なのでしょうが,社団法人という形態からすれば,最終的には社員総会の決定によるということになり,それは,リーグの権利だという解釈になるのかな。
とにかくよくわからない今回の話。どなたか詳しい方がいらっしゃれば,是非ともお話を伺いたいです。
posted by coladevaca |15:03 |
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2007年05月24日
昨日の予想が外れまくってしまってとんだ赤っ恥をかいた気もしますが,恥をかいたのは私じゃないよ,私のpoorな機械だよ,と責任を転嫁している管理人です。こんにちは。
恥といえば,ブンデスはリーグタイトルが決まってたんですね。これは私の恥です・・・。
昨日の試合の展開は,実は中の人の予想通りだったりもします(1 - 0あたりのしょっぱいスコアでミランでしたが)。アンチェロッティは試合前にごちゃごちゃいっていたようですが,結局のところ,両チームは極めて「モダン」あるいは「現実主義」的に戦ったわけで,戦い方の違いが大きくあったようには思えません。ひたすら相手にプレッシャーを掛けるためにかけずり回り,相手のスペースと時間を奪いにいく。得点は,ミスやら個人の力やらで,その仕掛けをかいくぐった時に生まれたものでした。極論をいえば,ジェラードやカイトが生まれたチャンス(相手の仕掛けをかいくぐった時に生まれた時間とスペース)を生かせなかったのに比べ,カカやインザーギはそれを生かしたという違いだけかもしれません。息の詰まるような緊迫した試合でしたが,どこか「退屈な」試合。現代サッカーの頂点/到達点を示すとともに,その反面,限界をも示した試合だったような気がします。
さて,ミランがCLを制し,カカがおそらくはバロンドールの最有力候補に踊りでたわけですが,では表題のようにミランは「欧州最強クラブ」と評価されるべきでしょうか?
一つの有力な解釈としては「CLという欧州最強クラブを決めるコンペティションを勝ち抜き頂点にたったわけだから,ミランは欧州最強クラブである」というもの。真に正論であって,説得力があります。
もう一つは,「CLを勝ったとしても,彼らは昨季3位,今季はリーグで勝ち点30以上も差をつけられての4位のチームであり,国内最強ではないチームを欧州最強であると評価することは論理的に矛盾している」というもの。これもそれなりに説得力がある気がします。すっかりミランのCL優勝に霞んでしまった感のあるインテルのサポーターはこう思っても不思議でないような気がします。
後者のような解釈がでてくる余地があるのは,そもそもCLという大会は,その名称とは異なって,「チャンピオン達の大会ではない」ということがあります。実態は,「主要リーグの上位クラブ=ビッグクラブ+αが争う大会」であって,今回の決勝は「チャンピオンでないクラブ同士による,チャンピオンズリーグ決勝」といえるものでした。このような方式によるのは,多分にマーケティング的な要因によるものでしょう。
ところで,ここで他のスポーツ,規模的にフットボールと比肩しうる存在といえるアメリカのプロスポーツと比べると,欧州プロフットボールのシーズンはある種独特のものがあることに気づきます。すなわち,アメリカのプロスポーツにおいては,唯一のタイトルをレギュラーシーズンとポストシーズンとに分けて争い,ポストシーズンの覇者がタイトルを獲得するわけです。レギュラーシーズンは,一種の予選といってさえよいかもしれません。一方,欧州フットボールにおいては,リーグ,国内カップ戦,欧州カップ戦など複数のタイトルを通年で争います。なぜこのような方式をとるのか,といえば色々要因があるでしょうが,一つには,アメリカンプロスポーツが基本的にドメスティックな存在にとどまるのに対し,欧州プロフットボールは,インターナショナルな存在であること,もう一つには,スポーツマネジメント的にいえば,戦力均衡や敗者復活などを考慮してのことであり,通年に渡りフットボールに興味を持ってもらうための仕組みであるといえると思います。つまり,アメリカンプロスポーツにおいては,ドラフト制度やサラリーキャップ制度で達成しようとしていることを,欧州プロフットボールでは,複数のタイトルを争わせることによって達成しようとしているといえるでしょう。
もっとも,前者の理由は,現実に変化しつつあり,いずれ妥当しなくなる時がくるかもしれない,と思っています。歴史的にいえば,例えば,白組が5連覇したころのチャンピオンズカップタイトルは,今ほど権威があるタイトルではありませんでした。このころは,それよりも圧倒的にリーグタイトルの方が重んじられる時代だったと記憶しています。それが時代が進むにつれ,チャンピオンズリーグタイトルが,徐々に重んじられるようになってきました。その理由は何でしょう?「主要リーグの上位クラブ=ビッグクラブ+αが争う大会」という方式によって,ワールドカップを超えるレベルの大会になり,ファンにとってそれが魅力的,というのもあるでしょう。ただ,それを超えて,私は,ヨーロッパの政治/経済/文化の統合が進んだのが大きいのではないか?と思っています。そういう方式をとらなかったチャンピオンズカップ時代においても,徐々にタイトルの権威が高まっていったからです。少なくとも,欧州の人達にとって,CLのタイトルが,リーグタイトルが霞む程の輝きを持ち始めたのは,かようなフットボール以外の理由が大きいのではないか?と思っています。いいかえれば,欧州フットボールが,インターナショナルな存在から,一種のドメスティックな存在へと転換しているといえます。そうだとするならば,アメリカプロスポーツのようなレギュラーシーズン/ポストシーズンという枠組みに移行しつつあるのではないか,と推論できます。つまり,レギュラーシーズン≒リーグタイトル,ポストシーズン≒チャンピオンズリーグという枠組みであり,チャンピオンズリーグという「唯一のタイトル」を争うのが各クラブの目標になり,リーグはその予選にすぎない,という感じになるということです。もっとも,欧州統合が進んだといえども,未だ主権国家の壁があり,アメリカンプロスポーツのように完全にドメスティック化するとは思いません。前年度のシーズンの成績で,出場資格を獲得する今のCLの方式は,今後も維持されることでしょう。戦力均衡や敗者復活などのマネジメント的理由は,今後も欧州プロフットボールの仕組みが劇的に変わらない限り妥当するはずですし。
そもそも,なぜこんなことを思ったのか,といえば,今季の我がバルサをどう評価すべきか?ということを考えたからです。まだ全然わかりませんが,「仮にリーグを制したとして,それでも今季は失敗だったと考えるべきなのだろうか?」ということです。バルサの周囲では,派手な移籍話が取り沙汰されており,それはおおよそ今季の「失敗」という評価を前提にしていると思います。フットボールの中身の劣化具合から,何らかのテコ入れが必要なのは明らかですが,それでもリーグを制した年でさえ「失敗」の烙印を押してしまうのはどうか,ともいえると思います。周囲がバルサの失敗を語るとき,そこには,当然,CLのタイトル争いからの早期離脱をことさらに悲観的に考える思考,言い換えれば,CLタイトルをリーグタイトルよりも重んじる思考が背後に隠れていると思います。私の中でも,CLタイトルをあのような形で落としたことのショックは,リーグタイトルの奪取では癒されない,というような漠然とした想いがあります。この想いを説明するとしたら,「CLこそが争うべき唯一のタイトルになってきているのではないか?」という観点から説明できるような気がするのです。
ここで表題に戻れば,私は,現時点では,CLを制したミラン=欧州最強クラブであると言い切ることには疑問があるように思いますが,いずれはCLを制したミラン=欧州最強クラブであると言い切ることに何の疑問もなくなってくる時がやってくるのではないか,と思っています。
posted by coladevaca |15:50 |
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2007年05月23日
お久しぶりです。って誰に言ってるのかわかりませんが、最近忙しくて更新する暇が無かったのですが、やっと一息ついたので更新しようと思います。
まあ、既にフットボールのシーズンは終焉の時を迎えつつあり、イングランドやイタリア、フランスなどは既に今シーズンのチャンピオンが決まり、主要リーグで決まって無いのは、我がバルサも未だ可能性のあるリーガとブンデスぐらいとなりました。
それで、今日、チャンピオンズリーグの決勝があるわけです。残された時間も少ないですが、今さらながら優勝予想をやりたいと思います。といっても、理論的な話などゼロ。そういうのは既にやってる人がいるので、いまさら私がしゃべっても何の意味もない。むしろ、余り人がやってない手法でやりたいと思います。
皆さん、チャンピオンズリーグに、「公式ビデオゲーム」があるのをご存知でしょうか?UEFA Champions League 2006 - 2007というやつで、海外の大手パブリッシャーであるEAという会社が出しております。残念ながら日本語版は存在しませんが、グローバル化のこの時代、日本で手に入らぬわけがありません。ということで、このゲームが今、手元にあるのですが、そのゲームで実際に、リバプールとミランに戦って貰って、その結果を私の予想とします!!安易で馬鹿げているのは100も承知ですが、まあ復帰明けはこういう感じもありかと。
設定は、World Classレベル、実時間10分ハーフ。もちろん両者ともコンピューターが担当します。さてさて、どうなるか。とりあえずデフォだとミランにロナウドがいるのでそれを外さなきゃ。
うーん、コンピューターはオリベイラとジラルディーノの2トップ・・・。この時点で違うような。クリスマスツリーの1トップてのが大方の予想みたいだし。それに対し、リバプールは、カイトとベラミーの2トップ。
最初の決定機は、リバプール。しかし、ベラミーがゴール前でフリーのボレーを外す。次の決定機もリバプール。カイトがダイレクトで強烈なロングシュートを放つが、ジーダが何とかセーブ。その次が先制点。ジェラードがショートコーナー、ベラミーが上げて、キャラガーがヘッド、こぼれた所をカイトが押し込んで先制。とりあえず、前半終了。前半は、基本両者ともカウンター気味の攻撃を仕掛けるが、リバプールが押し気味に試合を進めて、セットプレーから先制しました。
後半。最初の決定機は、またもリバプール。チャビ・アロンソのクロスから、ベラミーがうまくトラップ、そのままシュートを打つが、ジーダが何とか弾く。で、コーナーキック。またベラミーがショートコーナー。中に放り込んで、ボールが溢れて、危うくミランのゴールに入りそうになる。次の決定機は、ミラン。カカのクロスから、ジラルディーノが強烈ヘッド。だがこれは、キーパー正面。さらに、ジラルディーノ、カカのスルーバスから抜け出してシュート。レイナが何とか弾く。おお、カイトとのコンビネーションで、ベラミー、独走。キーパーとの1対1を決めて、リバプール2点目。ミランの反撃。ジラルディーノ、クロスでオリベイラ、ヘッド。これもキーパー正面。次は、リバプール。スローインからマスチェラーノがヘッドで流し、これをカイトがシュート。ジーダが弾きだす。ゴール前でセードルフが倒されて、フリーキック。しかしピルロのキックはバー直撃でゴールならず。これで最後か、と思いきや、ありゃ、最後にペナントがロングクロスをあげて、カイトがそれをダイレクトスーパーボレーで決める。こりゃすごい。
というわけで、3 - 0でリバプール圧勝。カイトが2点、ベラミーが1点。とりあえず、これが私の予想ということで。すごく現実味が無いですが、我がバルサをコテンパに負かしたリバプールには負けて欲しくないし、私の願望にも沿った形でコンピューターが答えを出してくれたようなのでそれを尊重したいと思います。
さて、実際どうなるか楽しみですね。
posted by coladevaca |23:25 |
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