2012年02月11日

エブラとの握手を拒絶したスアレス。

Luis Suarez is a disgrace, says Man Utd boss Sir Alex Ferguson

LiveSaturday football

Just to clarify, Luis Suarez refused Patrice Evra's offer to shake his hand before the game. Evra and David de Gea grabbed Suarez's arm but he walked on. Rio Ferdinand then ignored Suarez.

試合前にスアレスの物議を醸す行動があり,その後HT直前にファーディナンドのタックルがファウルにならなかったことにスアレスが怒り,で前半が終わるときにスアレスがボールを蹴っ飛ばして騒然とした後

There was trouble in the tunnel at half-time too, according to Sky Sports. Patrice Evra tried to speak to Luis Suarez but Martin Skrtel got involved and the incident escalated. There was a scrum involving several players, stewards and the police and it took both teams about five minutes to get into the dressing rooms.

トンネル内でもひと悶着あったようです。

でテンションがかなり上がったところで,後半開始。試合後はどうなるんでしょうか・・・

(追記)
試合は2-1でマンUが勝利。試合後にエブラさんが議論を呼びそうな挑発的なパフォーマンスを行い,今後もまだ騒動が続きそうです。

SAFは試合後のインタビューでスアレスさんのことを「リバプールの恥であり,もう二度とリバプールでプレーすべきではない選手だ」とちょっと聞いたことないほどの強いトーンで非難しています。

Fergie - Suarez a disgrace

"I could not believe it, I just could not believe it," Ferguson told Sky Sports.
 
"He's a disgrace to Liverpool Football Club, that certain player should not be allowed to play for Liverpool again.
 
"The history that club's got and he does that and in a situation like today could have caused a riot.
 
"I was really disappointed in that guy, it was terrible what he did."

Ferguson added: "It created a tension, you've seen the referee didn't know what to do about it.
 
"It caught him off guard. It was a terrible start to the game, a terrible atmosphere it created."

一方,KKは試合前にはスアレスはエブラと握手するだろうといってたわけですが,試合後のインタビューではこれは擁護しようがないと思ったか,自分はそういうことがあったかどうか知らない,見てないといってます。

Liverpool boss Kenny Dalgish on Luis Suarez's refusal to shake Patrice Evra's hand before kick-off, and whether that led to an alleged bust-up between Manchester United and Liverpool players in the tunnel at half-time: "I never knew Suarez refused to shake Evra's hand. I wasn't there, I never saw it. It's contrary to what I've been told. I think you're bang out of order to blame Luis Suarez for anything that happened here today. The majority of the fans behaved very well today, with a bit of banter between them."(これはBBCから)

Rio - I lost respect for Suarez

ファーディナンドはスアレスがエブラとの握手を拒絶するのを見て,自分もそうするのを止めたといってます。

(動画)
Suarez snubs Evra handshake

Luis Suarez refuses Patrice Evra handshake

Tensions run high as Patrice Evra celebrates victory

Liverpool should sell Luis Suarez - Sir Alex Ferguson

Liverpool boss Kenny Dalglish won't comment on Suarez row

posted by coladevaca |22:56 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年02月01日

夢の実現・・・?

マリオ・ゲッツェがバルサへ電撃移籍・・・!?


好きな名前を入れて遊んでみましょう。

posted by coladevaca |00:39 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月31日

ラヴェル・モリソン,ウェストハム移籍へ。

West Ham move to sign Ravel Morrison from Manchester United
Morrison set for Hammers

ラヴェル・モリソンという選手は,マンUの下部組織の出身者の中ではスコールズ以来の逸材とされてきました。SAFの評価も非常に高かったのですが,契約延長交渉が難航し(SAFがいうには選手側が法外なサラリーを要求しているからだと)その去就が注目されていました。

イングランドのメディアではバルサも契約に関心をもっているとも伝えられていました。マンUファンの間では「ユナイテッドの将来のイニエスタ」の声があるぐらいテクニックがある選手で,しかもイニエスタにはないフィジカルを兼ね備えている選手であり,バルサが関心をもってもおかしくはないタレントだと思いますが,一方で彼はピッチ外で暴力事件で裁判沙汰になるとか練習をサボるとかなど数々の問題を抱え,ペップの好みじゃなさそうだなーということもありました。

しかし結局はビッグ・サム率いるウェストハム行きが現在近づいているようです。

(追記)
Ravel Morrison's West Ham move from Manchester United down to agents

強欲な代理人・・・

posted by coladevaca |16:09 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月29日

リバプール vs マンU戦のちょっとした感想。

前半はマンUがボールを支配してマンUペース。中盤がスコールズ・ギグス・キャリック vs ジェラード・ヘンダーソン・キャラガー。ピボーテに起用されたキャラガーが何をやってるのかよくわからない感じだったので,マンUが支配したのは当然だったような。でもチャンスはそこまで作れず1点のみに終わりました。最終的にはここで追加点を獲れなかったのが痛かった感じでしょうか。リバプールはデ・ヘアに圧力をかけてセットプレーで得点。今日のデ・ヘアは不安定だったので作戦としては効果的でだったと思います。スコールズは引退していたとは思えないようなプレーを披露していました。

しかし後半,リバプールは少ししてからキャラガーを引っ込めて(あのポジションに置かれたらそりゃツライ出来になるのはしょうがない),アダム投入。同時期にカイトも投入されましたが,それで中盤が互角になり拮抗した展開に。のちに双方チチャリート,ベラミーが投入されるもそれでもゲームは動かず。ただ全体的には後半はリバプールが主導権を握ってました。終了間際にレイナのGK→キャロルヘッド→エブラのまずいポジショニング→カイトに渡りシュートで勝負あり。

マンUは,あまり出来が良くないように見えたウェルベックを残し,スコールズに変えて(おそらくは体力の問題なんでしょうけど)チチャリートを投入したんですけど,あそこは中盤の選手を投入して3MFは保つべきだったんじゃないかなと思います。リバプールは最終的に4-4-2になったので,もしかしたらそれで流れを取り戻せたんじゃないかなと思います。あるいは最後じゃなくてあそこでベルバトフを投入でボール保持に努めるとか。マンU的には引き分ければOTでやれるわけですから無理に点を獲りに行く必要はなかったと思います。

リバプールは交代策がうまくいったのに比べ,マンUは交代策が裏目に出て負けた感じですかねー。今回はKKがSAFを采配で上回ったことが結果を左右したといえそうです。エバンス・スモーリングペアは(ビディッチがいるときと比べると)それほど空中戦に強くないのは有名で,キャロルを残したのもおそらくはそれを狙った采配であり,最後の得点は意図通りにうまくいったケースだと思います。というかエブラさんのミス絡みであり,スアレスさんも大喜びの逆転劇だったので,一部のリバプールファンからみれば「リベンジ」とか「正義が成された」みたいな感じだろうと推測します。

ちなみにリバプールは後半はセットプレー時にデ・ヘアに圧力をかけるのをやめてました。うまくいってた作戦に見えたんですけどなんで変えたんだろう・・・?


この試合では人種差別的ジェスチャーにより1人ファンが逮捕されてしまいました。この動画の左端のサルのマネをしているように見える男性ではないか,といわれています。

この試合で活躍したと思われるキャロルさんに関しては,テベスとのトレードをリバプールが提案し,シティがそれを拒否したというビックリニュースがガーディアン紙に出ています。うそくさいー。

(追記)
と思ったんですけど,その後各メディアが同じことを一斉に報道し始めており,真実だった可能性が高いように見えます。

あとQPR vs チェルシーに関しては,ファーディナントとテリーが握手するかどうかに注目が集まってましたが,結局試合前の握手を誰も行わないという予想外の対応がとられたようです。



今朝のバルサの試合について。私は見ることができなかったので試合内容はよくわかりませんが,エンパテで7ポイント差になってしまったようです。

ポイントだけを考えればクラシコまでに4詰めれば良いわけですから,そこまで悲観的になるほどのことではありません(12試合)。ただ今のバルサの勝ちきれないゲームの多さを考えれば苦しいのは確かですね。そもそもリーガを最後まで争うとCLに支障がでるのでそれもどうかなと個人的にはそう思います。私はCLにプライオリティーを置いてる人なので,どこかである程度割り切ってほしいなーと思ってます。

posted by coladevaca |14:29 | その他 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2012年01月28日

緊迫のFAカップ。

本来FAカップは最古の伝統と格式のある大会だといっても,どうしてもリーグ戦に比べれば注目が落ちる大会なのですが,本日行われる2試合は通常とは異なる注目を集めています。

まずは伝統のリバプール vs マンチェスターU。

ご存知のようにスアレス事件があってからの初の対戦で,エブラさんの出場が予想されます。リバプールファンの中ではスアレスさんはエブラさんにはめられた的な考え方を持つ人も少なくないので,大きなブーイングをもって迎えられるでしょう。

もう1つはQPR vs チェルシー。

こちらも人種差別発言絡みで,アントン・ファーディナンドとジョン・テリーの関係が注目されるゲーム。試合前に両者が握手すべきかどうかみたいな議論がありましたが,そんな話で終わらず,QPRに空の銃のカートリッジを送りつけるという行為に出た大バカ者が出てきてしまい,つまりファーディナンドに対する死の脅迫を行われたと理解されて,現在警察が捜査を行っています。その結果,観客の検査も厳重に行われるようで早くスタジアムに来場するようクラブが呼びかける事態になってます。

というわけでこちらの方はちょっと深刻な感じになっており,一体ゲームがどういう雰囲気で行われるのか注目されるところです。

posted by coladevaca |20:00 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月28日

アーセナルのジャック・ウィルシャー,シーズン絶望か?

Jack Wilshere hands Arsenal and England a fresh injury scare

トレーニングへの復帰が迫っていたウィルシャーですが,また怪我が再発してしまったらしく,シーズン絶望の疑いがあるとガーディアン紙は伝えています。詳しくは専門家の診断を待たなければわからないとのことです。

posted by coladevaca |01:20 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月08日

アンフィールド人種差別発言事件の容疑者を警察が逮捕。

したそうです。

Man arrested over alleged abuse of Oldham footballer Tom Adeyemi
Liverpool promise life ban for any fan who racially abused Tom Adeyemi

エイントリーの20歳の男性だとか。

この件では,色々情報が錯綜してましたが(以前紹介したリバプールファンさんのブログが詳しいです。),言われてたとおり人種差別発言があった,とまでは現時点でいうことはできないですが,少なくとも逮捕に至るぐらいの根拠のあった出来事だったようです。

当初は,「いや発言ではなく,コインが投げつけられたのだ」という情報もありました。また「Manc Bastardではないか」という情報もありましたが,それを伝えたBBCの記者は,リバプールファンの方だったと思います。そうであって欲しいという願望みたいなのが影響した可能性はあったと思います。「だからBlack Bastardではない」という可能性以上のかなり強いニュアンスで言ってたので。この情報に対しては当初から,Manc Bastardといわれたぐらいで涙目になるほど彼が激怒するだろうか?ということが言われてました。デイリー・ミラー(この事件を最初に伝えたメディア)は最初逮捕者も出たということを間違えて伝えて,リバプールファンからでっち上げ報道だと批判されてましたが,最も大事な情報の核は間違ってなかったのかもしれません。BBCは事実が見極められないとして当初差別的発言というぼかした感じで伝えでいましたが,結果的にはデイリーミラーの方が事実に近かったのかもしれないんですから,世の中解らない,タブロイドだからと頭から決めつけるのは良くないのかもしれませんね。

リバプールファンの証言を拾ってみると,ゲームに訪れていた人は実際何があったか,かなり近くにいた人でもわからなくて,だからスアレスの歌とかブーイングとかが起きたらしいですが,一方,テレビで見てた人達はかなり多くの人があの出来事を見て最初に人種差別のことが頭に思い浮かんだそうです。上記のリバプールファンさんのブログにもあるように,人種差別行為で容疑者が逮捕される事自体,実はそう珍しいことではない,何万人もいるファンの中にはそりゃ愚かな行為をする人もいるだろう,そんな大した問題ではないはずだ,というのが本来の姿のはずですですが,リバプールはスアレス事件の処理を誤ったことにより大きな代償を払うことになっており,リバプールファンでさえスアレスの件と結びつけずにはいられないんですから,本当にクラブ経営陣の責任は重いと私は思います。

posted by coladevaca |09:52 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月07日

リバプールファンがゲーム中に人種差別的発言か。

Oldham's Tom Adeyemi suffers 'racial abuse' in Liverpool FA Cup tie

リバプールはFAカップで実質3部リーグのオールドハムに5-1で勝利。

したのは良かったんですが,試合終了10分前ぐらいにタッチラインでボールを拾い,キーパーに投げた後上がって行こうとしたTom Adeyemi 選手に対し,リバプールファンが"You fucking black bastard"と叫んだとか。これにTom Adeyemi 選手が激怒し始め,そこに選手やレフェリーなどが集まり始めて,試合は数分間中断したそうです(動画で確認して記述を修正しました)。

リバプールは調査の上適切な措置をとると言ってるそうです。ファンの暴走を全てクラブの責任にされたらたまらないでしょうけど,スアレス事件のクラブの対応と関連づけられてまたメディアに批判されるかもしれませんね。

(追記)
現在の所,警察が捜査を行っており,一部メディアでいわれていた逮捕者が出たということもないようです。人種差別的発言がなされたかどうか公式には未だに調査中ということです。

posted by coladevaca |08:21 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月04日

スアレス事件から見るリバプール。

新年早々リバプールブログになってますが(笑)スアレス事件はリバプールとスアレスさんがFAの処分を受け入れるという形で決着となりました。

Statement from Liverpool FC
Statement from Luis Suarez

これにより

The games Suarez will miss:
3 Jan, v Man City, Premier League
6 Jan, v Oldham, FA Cup
11 Jan, v Man City, Carling Cup
14 Jan, v Stoke, PL
21 Jan, v Bolton, PL
25 Jan, v Man City, CC
31 Jan, v Wolves, PL
6 Feb, v Tottenham, PL

When he can return:
11 Feb, v Man Utd, PL

ということで2月11日のマンU戦に復帰予定ということになりました。早速エブラさんと再び対決ということになりそうです。

声明は色々言ってますが,簡単に要約するなら,スアレスさんは今までと同じように自分の行為はウルグアイでは何の問題もないのだといい,リバプールはFAは証拠の無い告発に基づいて主観的な間違った処分をしたといってます。つまり,自分達は正しくFAは間違ってる,でも処分は受け入れる,と。

自分達が正しいと思うならこの先も争えばいいのでは?

と思いますが,このまま続けるとクラブのイメージに良い影響は決してないだろうし,処分を受けいれた場合リーグ戦は5試合欠場で済むということで酷くダメージが生じるともいえない,なら受け入れた方が得策みたいな損得勘定の元にこの決定がされたのでしょう。

今回の声明についてguardian紙においては酷評されてます。

Liverpool's blind loyalty to Luis Suárez leaves no room for contrition

メディアにおける評判はかなり悪いようです。

Premier League - Papers slam Liverpool conduct

Transcript of Kenny Dalglish's press conference about Luis Suárez

ダルグリッシュ監督もシティ戦後の会見で色々つっこまれてますね。謝罪が無いのはショッキングな出来事とかリバプールの声明はFAの陰謀論ですか?みたいな。


イングランドのメディアではよく指摘されてますが,リバプールのこの事件の処理の仕方はだいぶマズかったと思います。

例えば,SAFがエブラさんをサポートするにあたり,マンUというクラブを前面に出すことはしませんでした。エブラサポートTシャツを選手に着せることもなければ,クラブの広報の方がスアレスさんをネット上で批判することもなかった。一方,You'll Never Walk Aloneのモットー通りなのかもしれませんが,リバプールはクラブが前面に出てスアレスさんをフルサポートしました。しかしその結果,いざ自分達に不利にケースが動いた時に自分達に及ぶダメージをコントロールすることが難しくなってしまったように見えます。

そもそもそういう決断をするにあたり一体どのような調査をしたのか?スアレスさんの話はなぜそこまで信頼できると考えたのか?Comolliさんはスアレスさんに"Why,because you are black"だといわれたと認識していたようですが,そうだとするならこの件でエブラさんとの争いになったら苦戦するであろうことをクラブ上層部はなぜ認識できなかったのか。それならより穏当かつ早期の問題解決,例えば,スアレスさんの言い分も含めて「自分の国では問題のない行為だったからイングランドでも問題ないと思っていたがそうではなかった,結果的には人種差別的な発言をして相手を傷つけることになってしまい申し訳なく思ってる」みたいに謝罪のメッセージを公表すればより早期に問題解決はできたのではないか。仮にそうしても今と同程度処分は受けることになったかもしれません。しかし,リバプールのクラブの名声へのダメージも,スアレスさん本人のイメージに対するダメージも,現状よりはよほど良い状態で事件を処理し終えることができたのではないでしょうか。

リバプールファンにとってはスアレスはF・トーレスに代わる新たなアイドルなのだと思いますが,あるリバプールファンのブログによれば

Emile Heskey: MORE effective for LFC than Luis Suarez, and here's the proof...

スアレスさんはもちろん優秀な選手ではあるものの,もしかしたらヘスキーの方が効率的であるらしく

The Question: why are Liverpool struggling to score at home?

またリバプールが勝てない理由としてシュートが入らないというのが挙げられてますが,スアレスさんのシュート決定率は7.2%,アンディ・キャロルの5.9%に近いわけです。

つまり,客観的にいえばスアレスさんはリバプールというビッグクラブが全てを投げ出して守らなければいけない程の選手なのかどうか?ファンの心情としてはそれでよいとしても,クラブの判断としてはどうなのか?2280万ポンドと今回の騒動でリバプールが被ることになったダメージは果たして本当に釣り合いがとれるものなのか?

リバプールは一般にマンUにイングランドNo.1クラブの座を明け渡してしまったと評価されていると思いますが,それを巻き返すにはクラブのマネージメント面を改善することも必要なのではないか,リバプールの危機管理の失敗例と評価できそうな今回の事件の処理を見て私はそう思いました。

(追記)

☆現在アメリカでスペイン語の文学や言語学を教えるウルグアイ人教授によるFAのスペイン語の理解能力に疑問を呈する記事

Professor in Hispanic Studies dissects the FA’s Suarez report

簡単にいえば,FAがスペイン語やリオデルプラタ周辺の文化の理解に乏しかったことが,スアレスさんを信頼性に欠けるような人物にみせたところがあるのではないかと。

仮にスアレスさんの主張通りだったとしても,エブラさんが人種的に侮辱されたと感じる可能性があったことはこの教授さんも認めるところです。この方の見解を前提にしたとしても,イングランド社会においては軽率な発言だったことは否めないのではないかと思いました。

☆リバプールファンからの興味深い分析

SUAREZ: WHY THE GUILTY VERDICT WAS CORRECT

STUART'S INQUIRY

☆スアレスさんはエブラさんに向けてではない形で謝罪の意を表したそうです。一方,リバプールは処分のプロセスで不公平な扱いがあったとしてFAへの不満を引き続き覚えているとか。

Luis Suárez apologises but Liverpool still face criticism in race row

☆リバプールサポーター・ズクラブ日本支部(Liverpool Supporters Club Japan)会長さんのブログ
プレミアリーグ
この件についての日本語で読める分析が載ってます。

ちょっと思ったのが,この件について日本のリバプールサポーターは英語圏(必ずしもイングランド在住とは限らない)のサポーターと違って余り関心がないんですかね。リバプールサポのブログをいくつか覗いてみたんですけど,クラブが本国で四面楚歌というぐらいに凄い批判を浴びているのに淡白というかスルー気味というか。リバプールの姿勢を批判的に評したこの記事にも批判の1つや2つも来るかなと思ってたんですけど,そういうこともなく。

姿勢の違いが生まれた原因は,言語の壁があるからなのか,それともそれ以外なのか。なかなか興味深いところだと思いました。

posted by coladevaca |14:01 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月01日

スアレス人種差別発言事件報告。

皆様明けましておめでとうございます。本年もよろしければ読んで頂ければと思います。

さてFAはスアレス事件につき詳細な処罰理由を公表しましたが,115ページもあるので読むのがめんどくさい,ということでサクっとまとめてあるものを読んでみました。

'Composed' Patrice Evra taken at his word in race row with Luis Suárez

Football Association report says Luis Suarez evidence 'unreliable'

でいくつか気になったことを。

We received expert evidence as to the use of the word "negro" in Uruguay and other areas of Latin America. It is often used as a noun to address people, whether family, friends or passers-by, and is widely seen as inoffensive. It is inoffensive when its use implies a sense of rapport or the attempt to create such rapport. However, if it were used, for example, with a sneer, then it might carry negative connotations. The Spanish language experts told us that if Mr Suárez said the things Mr Evra alleged, they would be considered racially offensive in Uruguay and other regions of Latin America.

In our judgment, Mr Suarez's use of the term [negro] was not intended as an attempt at conciliation or to establish rapport; neither was it meant in a conciliatory and friendly way.

スアレスサイドのメインの反論といえたのは,negroがウルグアイ社会ではフレンドリーな言葉であるということでした。まあ仮にそうだとしても,イングランド社会ではそうではないことは明らかでスアレスさんは少なくとも1度はnegroと言ったことを認めたといわれていた,したがってこの点が影響があるとしたら罰の重さを判断するにあたってだろうと個人的に思ってましたが,FAが専門家(ちなみにProf Peter WadeDr James Scorer共にマンチェスター大学に関係がある方のようで,リバプールファンからすれば不信感を抱くかもしれませんね)にあたったところによれば,その使われ方や文脈によっては,例えば今回のエブラさんに対して使ったような文脈ではウルグアイでも人種的にオフェンシブな言葉になるそうです。というわけでこの反論も余り効果的ではなかったようですね。

Suarez was found guilty on the "balance of probability" - a lower standard than the criminal standard of "beyond all reasonable doubt".

有罪とするにつき,刑事的な立証の基準であるいわゆる「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度の立証」によったわけではなく,それよりも「証拠の優越」みたいな,どちらの方が真実である可能性が高いか,のような緩やかな民事的な立証の基準によったのだそうです。

This case is not about whether Mr Suarez is in fact a racist. Indeed, the commission will no doubt conclude that there are some indications that he is not.

リバプールは,物議を醸したスアレス支援Tシャツなどで「スアレスはレイシストではない」という反論キャンペーンをはってきました。しかしそれはある種の論点ずらしであったことは明らかで,問題となってるのはスアレスが人種差別主義者かどうかではなく,彼が人種差別的な発言をしたかどうかということでした。レイシストでなくてもレイシスト的な発言はする,一般的な意味でいう「犯罪者」でなくとも犯罪を犯す時はあるわけです。この件でFAはWhether the words or behaviour are abusive or insulting is an objective matter; it does not depend on whether the alleged offender intended his words to be abusive or insulting.と客観的な行為を問題にしてるのであって,スアレスの意図やその背後にある人格などは問題にしていないことを明確にしてます。スアレスがレイシストかどうかは少なくともある行為を処罰するにあたっては一応どうでもいいことであり,FAとしてはその点を明確にしてリバプールの論点ずらし的な不明瞭な反論を封じることを意図したのだと思います。

(参考)FAが認定した処罰に関わる事実

388. Our findings of fact which are directly relevant to the Charge are as follows:
(1) In response to Mr Evra's question "Concha de tu hermana, porque me diste in
golpe" ("Fucking hell, why did you kick me"), Mr Suarez said "Porque tu eres
negro" ("Because you are black").
(2) In response to Mr Evra's comment "Habla otra vez asi, te voy a dar una porrada"
("say it to me again, I'm going to punch you"), Mr Suarez said "No hablo con los
negros" ("I don't speak to blacks").
(3) In response to Mr Evra's comment "Ahora te voy a dar realmente una porrada"
("okay, now I think I'm going to punch you"), Mr Suarez said "Dale, negro,
negro, negro" ("okay, blackie, blackie, blackie).
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(4) When the referee blew his whistle to stop the corner being taken, Mr Suarez used
the word "negro" to Mr Evra.
(5) After the referee had spoken to the players for a second time, and Mr Evra had
said that he did not want Mr Suarez to touch him, Mr Suarez said "Por que,
negro?".

posted by coladevaca |10:02 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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