2012年01月28日
Paramés sobre Alves: "Un burro con gafas no pasa a ser doctor, sigue siendo un burro"
その内容自体は既にGoal.comなどで翻訳されて伝えられているので繰り返し書きませんけど(載せるのも腹立たしいので),それにしても酷いですね。
もしかしたら,マドリが侮辱したのではなくEladio Paramés個人,あるいはモウ個人ではないかという人がいるかもしれません。しかし,モウがマドリの監督でありクラブを代表しているとするならば,Eladio Paramésが発するメッセージはモウのメッセージであると共にマドリのメッセージとしても扱われるべきものです。
いわゆる「ポルトガル派閥」がなぜマドリで問題になったのか,その理由の一端がわかるというものです。今後の事態の推移によってはまたこの「ポルトガル派閥」はマドリ内部でも問題になっていくことでしょう。
posted by coladevaca |00:33 |
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2012年01月27日
モリーニョ監督「バルサをアウエーで倒すのは不可能だと選手は言っている」
またモリーニョ監督は、試合終了後にGKイケル・カシージャスが国王杯敗退の怒りからか、ある審判に詰め寄って「お前は今からバルセロナとのお祝いパーティーにでも行く気か?」とエキサイトしたことについても意見を述べた。
「わたしが審判よりも気になっているのは、レアル・マドリーのロッカールームで選手たちが『バルセロナをアウエーで破ることは不可能だ』と嘆いていることだ」
記者会見でいってたのとは違い,実際は審判のことが気になりすぎてカンプノウの駐車場で待ち構えちゃった上で罵声を浴びせたそうですが。
確かにフットボールの仕方はイダと比べれば変わりました。彼らは前より良い戦いをしたかもしれないし,それは称賛されるべきプレー内容だったのかもしれません。
でもやっぱりモウマドリはモウマドリであり,表面的なプレーの背後にある彼らの根本的な考え方は何も変わってはいませんでした。
結果が出ないことをひたすら他人のせいにしようという考え方。プレーで及ばない部分は場外戦で何とかしようという考え方。
カシージャスの振る舞いをみると,戦術では監督に不満を覚えた選手達も,この点では監督に何ら不満を覚えなかったであろうことが伺えます。まあ,だからこそこれからもペップバルサは彼らの先を行くのだろうなーと思うところなのですが。
posted by coladevaca |10:30 |
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2012年01月25日
またまたのクラシコがせまり,前日会見なるものが行われました。でGoal.comの記事だとあんまり雰囲気とかわからない感じでしたが,モウリーニョの記者会見はかなり異常な感じだったようです。
José Mourinho on defensive as Real Madrid prepare to meet Barcelona
Mourinho: "No respondo"(動画があるので見てみると雰囲気がわかると思います)
Guardian紙の記事からやりとりを拾ってみます。
"My colleague said that you are going to leave Madrid in the summer, Are you?" "Ask your colleague."
"Will you stay until you win the European Cup," "I don't know."
"Why have you lost the support of the fans?" "I don't know, you'd have to ask them."
"The leaks from the club." "I don't know anything."
"But do you think they are designed to damage you?" "I don't know."
"Are you happy at Madrid?" "Uh-huh".
"Do Madrid have a mental block against Barcelona?" "Ask the players."
"Have you found Madrid to be different to Portugal, Italy and England?" "All countries are different."
"Could tomorrow [against Barcelona] represent a before and after moment?" "No respondo. I'm not answering that."
"Is this the hardest moment you have had since being at Real Madrid?" "Buen momento." A pause: "Good moment. Good moment."
"You have always stood out for being a good man-manager, someone who handles groups well. But are there cliques in the Madrid dressing room?" "I don't provoke cliques."
Asked what his approach would be against Barcelona, he replied: "I have no idea: I have lots of doubts over players and will have until the end."
"What kind of doubts?" "No respondo. I have doubts but even if I had certainties I wouldn't respond."
"So, how do you expect to play?" "No respondo. I am the coach and it is my responsibility. I have no reason to say."
挙げたものが全てではありませんが,基本的には回答を拒否するか,知らないというか,誰かに聞けというか,まるでどこかの政治家の答弁のようです。スポルトによればポルケ氏になされた19の質問のうち答えたのは3つだけだったそうです。
"Are you happy at Madrid?" "Uh-huh".
メディア関係ではこれが傑作だという評判だとか。
モウといえばメディアの扱いに長けた男などといわれてましたし,いわゆる信者的なファンの中には例のマルカのリーク記事を選手を守るためのモウ様のメディア戦術だという方さえいらっしゃるようですが,それにしてはだいぶ堅い姿勢だねーという感じです。そのリーク記事について,マルカに真偽を確かめる必要がある,などといういうわけのわからないコメントを残したカシージャスさんにしろ,偉大な団結があるというラモスさんにしろ,誰も事件を否定しないわけですから,まあ答えは決まったようなもの,この会見はその結論を補強する材料といえるでしょうね。
さてこの恐ろしきスペインのメディアは,今日のゲーム後どう報じることになるのでしょうか?
ちなみにエルパイス紙の報道によれば,今回と同じような状況(つまりベルナベウでゲームを落としてカンプノウに行かなければならない状況)と思われる昨シーズンのユーロクラシコではモウは「勝つことは避けなければならない。」といって選手を送り出したらしいです。もちろん勝って突破できればいいですけどそれは無理,なら勝たずにゲームをUEFAとかに盗まれたと主張するべきだとの理屈だとか。
今回もやっぱり開きなおって前に出て来るんでしょうから,気を抜いたら危ないですね。まあクラシコで気を抜くような選手はいないと思いますけど。
posted by coladevaca |08:21 |
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2012年01月23日
Mourinho deja de ser intocable
マドリのウルトラスがモウのチャントを歌ったところ,ベルナベウの観衆は笛を吹いて不満を現したとのことです。これについてマルカはモウリーニョはもはやアンタッチャブルな存在ではなく,彼の就任後始めてその存在がファンの間で公に議論の対象になったと報じています。
モウはこのことについてジダンもロナウドも笛を吹かれたので問題はない,彼らはゴールでリアクションしたが私は自分の仕事でリアクションする,みたいなコメントを残してます。
話題になってるマルカのリーク記事については,それについてのミーティングをホテルで行ったそうで,リークはアンプロフェッショナルな行為であり,チームのためにならない,どっから話が漏れたのか調査するなどとモウは語ったそうです。
マルカのアンケートでは,今回のベルナベウにおけるモウへのブーイングは適切だったと思うか?という問いに対し,約6割がYes,約4割がNoと答えています。
イエローカードを出されたところ審判に近寄ろうとしてアロンソに突き飛ばされて不満げににらみつけるC・ロナウド
スペイン vs ポルトガル
というメディアが描く構図にしたがったシーンですね(笑)
マドリのようなクラブでは,常に派閥が形成され派閥争いみたいなのが存在しますが,クラブがうまくいってる時はそれが表には現れません。しかし,うまくいかなくなり始めるとそういうのが表に出てくることになります。マルカのリーク記事の内容がどこまで事実かはわかりませんが,実際のところそれはあまり重要ではありません。重要なのはそういうリーク記事が出たこと自体であり,それが示しているのは,マドリのクラブ内ではモウ采配についての不満が今までになく高まっており,それに伴い派閥争いが激化している,うまくいってる(あるいは,今はうまくいってなくとも今後はうまくいくであろうという希望が存在すると多くの人々が考えていた)ときには許されないことが,多くのファンの不満を代弁する形でそれが許される状況になっているということです。また,マルカにリーク記事が出るということは,今までモウの一方の権力の源泉であったペレスの絶対的なサポートも疑わしくなってきたというサインとも考えられます。ペレスといえどもファンの支持なしにはその地位を維持しえないので,ファンの支持を失い始めたモウと距離を置き始めることは現状では充分ありうる話だと思います。
(参考)
Mourinho meltdown and hints of civil war at Real Madrid
posted by coladevaca |11:15 |
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2012年01月07日
と問われた時にあなたは何と答えるでしょうか?もしあなたがバルセロニスタだったらV・バルデスだといい,あるいはマドリディスタだったらI・カシージャスだというかもしれません。
しかし,バルセロニスタであるにも関わらず私はバルデスだとは思いません。もちろん(?)カシージャスでもないと思います。
じゃあ一体誰だというのか?それは・・・・・・
ロベルト!!
って(・∀・;)誰?
という人も多いかと思いますが,ロベルト・フェルナンデス・アルバジェロス選手,この人こそ現在リーガで最高のポルテーロと呼ばれるにふさわしい人なのです。まああくまで今シーズンの今までのデータによればですが。
以下バルデスとカシージャスと比較する形でロベルト選手がいかに凄い人かを見ていきましょう。
出場試合数
失点数
被シュート数
1試合当たりの平均被シュート数
シュートストップ数
失点数/出場試合数
失点数/被シュート数
ロベルト
16
16(リーグ3位)
285(リーグ20位, ワースト1位)
17.8125
142(リーグ1位)
1.0000
0.0561
バルデス
16
8(リーグ1位)
103(リーグ1位)
6.4375
58(リーグ19位)
0.5000
0.0777
カシージャス
16
15(リーグ2位)
170(リーグ2位)
10.6250
85(リーグ14位)
0.9375
0.0882
つまりロベルト選手はリーグで最もシュートを受けながら(それはつまり所属チームはリーグで最悪のディフェンス陣を抱えている可能性がある)失点数はリーグ3位に抑えている(3位バレンシアと同じ失点数で,マドリ=カシージャスとたった1点しか変わりません!)ということです。1試合当たり18本近い(バルデスの3倍近い,カシージャスより1試合当たり7本程度多くの)シュートを雨あられのように浴びながら1試合平均1失点(ちなみにクリーンシート数は5)というのは驚くべき数字ではないかと思います。
今シーズンのリーガで最高のシュートストッパーといって差し支えないと思いますし,グラナダが13位でいられるのはこの人が頑張ってるから(逆にいうと,リーグ3位の失点数ながら何で13位なのかといえば,たった10点しか獲ってない(リーグ最悪の得点数)からなんですが)ということがこれらのデータから推測できます。
また最近ポルテーロにとってますます重要になってきている足技のデータをみていきますと
パス数
パス成功数
パス成功率
ロングボール数
ロングボール成功数
ロングボール成功率
1試合当たりの平均成功ロングボール数
ロベルト
452
265
0.5863
331
166
0.5015
10.3750
バルデス
280
238
0.8500
78
43
0.5513
2.6875
カシージャス
205
141
0.6878
99
45
0.4545
2.8125
ロベルト選手はパス成功率全体としては決して高くない(後述のように彼はロングボールを蹴る機会が多いことが影響していると思われる)んですが,注目すべきは他の2人より群を抜いて多いロングボール数です。バルデスやカシージャスに比べて3〜4倍近いロングボールを蹴っており,成功率もバルデスには劣るものの5割以上の成功率を誇り,数でいえば1試合平均10本以上成功させています。これはリーグ1位の数字で,リーグ2位はロングパスの名手として知られるアロンソの146/15=9.7333(成功率146/188=0.7765)。つまり成功率ではかなり劣るもののアロンソよりロングボールを1試合で多く成功させていることはポジションの差異を考えれば大きく評価されるべきではないかと思います。おそらくグラナダにおいてはロベルト選手からのロングボールを使った攻撃が意図した作戦として多く行われており,攻撃面でいえば他の2人よりもチームに貢献している可能性が高いのではないかと推測します。
こんな感じに,今シーズンの今までのデータからいうとロベルト選手が最高だといえるのではないでしょうか。今シーズン終了後にその評価がどうなってるかはわかりませんが。
(余談)
ちなみに1試合当たりの平均成功ロングボール数3位は世界最高のパサーというにふさわしいチャビさんの120/15=8.0000。その成功率なんと120/128=0.9375!チャビさんはパス成功率が1490/1600=0.9313なのでロングボール成功率が異常なことがわかります・・・例えば,リーガ最高のパス成功率を誇るのはティアゴなわけですが(890/948=0.9388),彼のロングボール成功率は47/55=0.8545ということでパス成功率に比べてちょっと落ちる,アロンソもパス成功率は1140/1288=0.8851ということでやはりそこから落ちている,これが常識的な感じだと思うんですが,チャビさんは逆に上がっちゃうんですから凄い・・・
また,バルデスとカシージャスを比べると,今回取り上げたデータ的にはほとんど全ての面でバルデスが上回ってるといえます。つまりバルデスとカシージャス,どちらか良いキーパーか?という問いだったなら,バルデスと答えなければならないデータ的な裏付けが確かに存在するのです。
posted by coladevaca |01:43 |
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2011年09月03日
デル・ニドとS・ラモスの過激発言応酬で「再び」注目を浴びたこの問題。以下では現在この問題がどうなっているかを私の知る限りで書いていこうかなと。
なぜ「再び」なのかといえば,この問題は決して新しい問題ではなく古くから議論されてきた問題だからです。
リーガのクラブの経済格差は大きい,その原因の1つにテレビ放映権料収入の格差がある,これを是正すべきではないか。
この点に関しては既にコンセンサスができており,昨年の11月にそうした考えに基づく改革案もでき,多くのクラブが同意したという状況にあります。
しかしもちろんのこと,デル・ニド会長があんな発言をするぐらいですからセビージャはこの改革案には満足ではなく,反対し同意しなかった。その他にビジャレアル(先頃会長が何かいってましたよね),ビルバオ,ソシエダ,エスパニョール,サラゴサなどが反対しています。今では反対派はもっと増えている,というのがデル・ニドの現在の説明ですが,とりあえずこの6クラブが反対しているのは確定的で,この反対派6クラブはG-6と呼ばれています。
つまり改革することは既に決まっているが,その改革の仕方を巡って対立しているというのが今の状況ということになります。G-6は急進的な改革を志向し,2強を含めそれ以外のクラブは漸進的な改革を志向しているようにみえるという感じです。
そもそもリーガの場合,テレビ放映権契約は今まで各クラブ個別になされており(なお,これは改革案でも変わりません)テレビ放映権料を「分配する」という発想が今まで全く無かったわけですが,これからはそれを変えて2強も含めて放映権料を共同管理しそれを分配するというプロセスに変えようということにはG-6もそれ以外も同意しており変わりはありません。
問題となってるはその分配の仕方です。
La mayoría de los clubes de la LFP firman un acuerdo sobre los derechos de TV
改革案は,現在2強はあわせて44~47%のシェアを持っているとされますが,これを34%に削減する,現在あわせて13%のシェアを持っているとされるバレンシア,アトレティコも11%に削減する,残りの45%を1部16チームでシェアし,さらに9%を2部のチームでシェア,さらに残りの1%を降格組の経済的損失を補填するための費用とするというものでした。
この改革案は,2強+バレンシア,アトレティコの立場からすれば現状の放映権料収入からあまり変化がない(シェアが下がってもリーグ全体として6億5000万ユーロから8億ユーロへの収入増が見込まれるとされたため。私的な机上の計算では2強は1億4000万ユーロから1億3600万ユーロへの微減,アトレティコ,バレンシアは4200万ユーロから4400万ユーロへの微増)ため受け入れやすく,その他の多くのクラブにとっては放映権料収入が倍増に近いクラブも出てくる(現在1部のクラブの最低は1200万ユーロですがそれがどのクラブも2200万~2500万ユーロが最低保障されることになるため)ということで多くのクラブが支持し協定書に署名することになりました。
しかしセビージャなど一部のクラブはこれに反対し署名を拒否あるいは保留しました。G-6のメンバーを見ればわかりますが,彼らはバルサ,マドリ,バレンシア,アトレティコに次ぐ力を持つクラブが多いです。なぜ彼らは反対なのか?
La gran mentira
この改革案では現状11.67倍あった放映権料の格差は5.44~6.18倍に半減します。これはプレミアの1.67倍,ブンデスリーガの2.11倍,リーグアンの3.59倍よりも大きい数字ですが,確かセリエAよりは小さくなるはずで(未確認)大きく改善されるのは間違いのないところです。その結果,戦力格差が縮小する可能性も生まれます。もっとも,それはセビージャなどの中位クラブが強くなる結果としてではなく,1部16チームがほぼ同じ額の放映権料収入になる結果それより弱かったクラブが強くなることにより戦力格差が縮まる形になることが予想されます。セビージャなどからみれば自分達の地位が脅かされることになる可能性が出てくるわけです。この形で放映権料の格差が縮小しても収入的にもフットボール的にも彼らにとってはほとんど旨みがなく(G-6案と比べればそれは明確),だから反対しているのだと思われます。
この改革案に対してG-6は別の提案を対案として提示しました。
Amos y tiranos
それによれば,まず総額の40%を使って各クラブに1800万ユーロずつ固定で分配する,そして残りの60%を視聴者数,PPVの視聴者数,過去5年の成績,歴史的な順位から出されるポイント,当年の順位,コパ・デル・レイの成績など変動する各種成績にしたがって分配すると仕組みだとしています。
正確なところは変動部分の詳細な中身が不明なのでよくわかりませんが,おそらくプレミアリーグっぽい分配比率を目標としているのでしょう。仮にプレミア上位と同じ程度になるとするとマイナス7000~8000万ユーロという大幅な収入減になる2強は当然こんな提案を受け入れられないと拒否しています。それは予想通りですが,興味深いのはこの提案は他の多くのクラブからも支持されなかったということです。支持されなかった理由は私にはよくわかりませんが,もしかしたら1つには変動部分無しの全て固定費として受け取った方が予算を組む上で都合が良いというのがあるかもしれません。あるいはG-6などより弱いクラブにとっては各種良い成績を上げる→変動部分で大きく分配が増えるということが想定しがたいのかもしれません。とすればG-6案に賛同してあえて2強などと敵対するメリットがない,インセンティブに欠けると考えることは充分ありえそうです。
El G-6 ya es G-8 y puede llegar a ser G-10
例えば,上記記事は2011/7/11に書かれたものですが,デル・ニドがいうにはG-6のクレームにマラガとベティスも加わりG-8と考えられる,さらにはラーヨとグラナダが加わりG-10になりそうだ,という感じですが,それはつまりこの時点での明確な反対派はG-6のクラブだけであることを示唆しています。
Del Nido amenaza con un boicot a la Liga
上記記事は2011/8/31に書かれたもので,デル・ニドはセビージャはボイコットも辞さない,既に8クラブが反対派におり,さらにはラーヨとグラナダが我々の話を聞いている,としています。つまり7月に話していたことの過激バージョンだなと。
なお,7番目,8番目のクラブとされるベティスとマラガは改革案への署名を保留したクラブです。
"Hasta la Champions va camino de ser escocesa"
上記はバレンシアのマヌエル・ ジョレンテ会長のインタビューですが,戦力格差などいろいろ嘆いていますが,しかしそれでもテレビ放映権料分配についてのバレンシアの立場について説明してくださいと問われると,現状のバランスの欠いた分配状況で最も被害を受けているのは3番手のクラブである自分達だとした上で,しかし反対派の提案には説得力がないし受け入れられないといってます。我々はバルサとマドリは他のクラブより多く分配されるべきだと理解しているが,同時にバレンシアとアトレティコは他のクラブよりもビッグクラブでありそれを理解すべきだといっています。つまり2強が優越する立場にあることを認めつつ,自分達はそれに次いで優越的な立場にあり,セビージャなどとは一緒にされたくないということのようです。
COMPARATIVA DE LAS DOS PROPUESTAS
上記はG-6を支持するファングループが改革案が署名される前に作成した改革案とG-6案を比較する図です。正確性に欠けるところがあると思いますが(この図は総額9億ユーロ,改革案における2強の取り分を35%で計算している,またG-6案の数字をどうやって算出したのかが不明。5つの要素は書いてあるものの,それらをどう組み合わせてどういう仕組みで数字を出していったのかが不明。)イメージ的に違いを捉えるには良いかなと。改革案と比べてG-6案だと中位クラブが最も大きい恩恵をうけることがわかりますし,下位になればなるほど改革案と比べてそれほど恩恵を受けるわけでもないのがわかります。
簡単にいえば,2強の収入を切って中位クラブに重点的に分配するのがG-6案で,その最大の恩恵を受けるのはセビージャ,ビルバオ,ビジャレアルなどG-6に含まれるクラブになるだろうということです。それに比べて改革案は,今までの放映権収入をいじらずに新しく増えるであろう放映権収入を下位クラブを中心に上乗せ的に分配するものだといえると思います。
G-6案に乗れば中位クラブほどではないにしろ改革案よりは収入が増えそうなバレンシアやアトレティコがこの案に対してネガティブな姿勢をとってるのが興味深いところです。ジョレンテ会長の発言を踏まえると,おそらく彼らは収入増より,リーガの勢力図を崩したくない意図が強いのだと思います。どんなにテレビ放映権料の構成を変えようとそれ以外の面での差も大きく2強を抑えてそれ以外のクラブが優勝するのはよほどのことがない限り起きない(放映権料の分配で「公平」だと称されるプレミアリーグで優勝する可能性があるのはそれ以外で巨額の収入を得ているマンU,大富豪の資金があるチェルシー,シティに実質限られるのと同じ。プレミアは歴史的にはマンU1強リーグ(19年で12度タイトル獲得)),だから現実的にはバレンシア,アトレティコはCL出場権獲得がメインターゲットであり,G-6案で収入増になってもセビージャ,ビジャレアルなどもそれに近い額を受け取るわけですから,CL出場権を巡る競争は自然厳しくなる。CL出場権を落とすことによる収入減/ステータス減のリスクを考えると,バレンシアやアトレティコはたとえ収入が少なくなっても潜在的なライバルとの確かな差が保障される改革案の方を選んだのだと考えられます。
これとは反対に,前に触れたように改革案では2強+アトレティコ,バレンシア以外はほぼ同じ額が分配されることになる,とすれば現在の下位のクラブにとって現在の中位クラブとの差が詰まる可能性はG-6案よりも高くなる。つまり改革案はG-6案より下位クラブにとってはフットボール上都合が良い案といえ,だからその他のクラブのG-6案への支持が思ったより広がらない原因かもしれません。
バルサとレアルでリーガが破滅する!?「2強18弱」の歪んだ経済バランス。
「誰かがリーガの放映権を一括で管理、販売しなければならない。リーガの放映権収入がリーグアンを下回るなんてあり得ない。ワールドカップとユーロ、そしてチャンピオンズリーグの王者である国のリーグの収入がプレミアリーグの半分に満たないなんてあってはならないことだ。もし放映権収入が6億ユーロから12億ユーロに増えれば、たとえバルサとマドリーに大半の額が渡ったとしても他クラブがより多くの利益を得られるはずだ」
リーガの放映権の一括管理が実現しないのは,バルサやマドリが邪魔しているせいだけなようには私には見えません。高い地域意識がスペイン代表の団結を妨げていたとするなら,同じメカニズムで「リーガ」として団結できないという面があるようにみえます。つまり高い地域意識に裏付けられた「クラブ」優先主義の結果であり,スペイン文化の影響があるのだと思います。2強はもちろんのこと,バレンシアやアトレティコも「リーガ」ではなく自「クラブ」の利益を考えて動いてるように見えますし,G-6もその点で疑わしいのではないかと。例えばG-6案はリーガの放映権料の分配についての話なのになぜコパの成績で変動させようとするのでしょう?他のリーグを見てもカップ戦の成績を組み込む例は無いようにみえます。しかしコパの過去の成績をみれば・・・
この件をよく知らない人からすれば,「2強 vs その他のクラブ」であり,その一枚岩の「その他のクラブ」をデル・ニドが代弁しているかのように見えるでしょう。しかし今のところデル・ニドはG6という6クラブ(G-8,G-10とするなら8,10クラブ),1部2部あわせて42チーム40クラブある状況での6クラブ(8,10クラブ),その代弁をしているに過ぎません。
放映権の一括管理を避けたいバルサとマドリーがチラつかせた目先の小金に対し、2強に次ぐ高分配を得ているバレンシア、アトレティコをはじめとした安定志向のクラブが食いついた結果だった。
この結果を受けた直後、ビジャレアルのジャネサ副会長は「成長を望むクラブがある一方、何かを失うことばかり恐れているクラブもある。僅かな期間で意見を翻したクラブすらあった」と他クラブの消極的な姿勢を嘆いた。
つまり多くのクラブにとってG-6案は改革案より魅力的に映らなかった,G-6案は「目先の小金」に負けてしまうような説得力に欠ける提案だったということです。多くのクラブは間違いなく現状の放映権料収入に不満でしょうが,それが即デル・ニドを初めとするG-6の発言や行動,提案に賛同することとイコールにはなりませんでした。
本来はこのような反応を踏まえて他のクラブにとってより魅力的な案になるようG-6案を練り直すべきだろうと思うわけですが,デル・ニドはそうするよりメディアでアジテートする方を選んだように私には見えますね。
(追記)
下位クラブはなぜG-6案を支持せず改革案を支持することになったのか?
セビージャ側の認識を示した記事を見つけました。
EL SEVILLA Y SU POSTURA POR HACER MÁS JUSTO EL REPARTO DE LOS INGRESOS TELEVISIVOS TOMA FUERZA (VER VIDEO)
基本的に私が前に書いていたことと同じですが,私は大事な点を見落としていたなと。
セビージャ側の認識によれば,その理由は2つ。1つは,今までよりも遥かに高い額を最低保障されるのは魅力的であること。テレビ放映権料が予算の70%に達するクラブもあるそうで,それを今までより高額で保障されるのは魅力的だということです。2つめは,16クラブ一律というのは下位のクラブにとって彼らのゴールを達成するのに都合がよいこと。私はセビージャとかと張り合ってうまくいけばELとかに行けそうだからか,と思ってたんですがそんな上を向いた話ではなく下を向けば・・・という話,横並びのチームが増える→降格を避ける可能性が今までより高くなる,というのが大きいようです。極論をいえば降格する確率が3/16になるみたいな。G-6案は2強の突出を抑えた上で上位から下位に向けて徐々に差をつけていく案ですが,下位クラブは,中位クラブとの間でもそして下位クラブとの間でもできるその「差」を嫌ったということです。
下位クラブもG-6とは違う意味で「差」を嫌って「公平な分配」を求めたということになりますねー。
(追記その2)
本文で「高い地域意識がスペイン代表の団結を妨げていたとするなら,同じメカニズムで「リーガ」として団結できないという面があるようにみえます」と書きましたが,スペインにおいては「リーグ」という集合的アイデンティティはなく,クラブの寄せ集めを超えるものではない,と私の書いたのと同じ趣旨のことをマドリ在住のガーディアンの記者Sid Loweも最近の記事で書いてます。
There is no sense of collective identity, no "league" to speak off – just a confederation of clubs in which the voice of two is heard louder and more often than anyone else.
posted by coladevaca |07:14 |
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2010年07月27日
我らがレアル・マドリーから,その象徴というべきラウールとグティの退団が明らかになりました。
これについてマドリティスタの方々がどう思っているのか,よくは知りませんが,率直な感想をいえば,バルサにとっては良かったことだな,と。
グティについては,まず戦力的にいってマドリにまだ必要なピースだったのではないかと。しばしばマドリではグティがいないと崩しきれないという現象が起きるからです。メンバー的にいって,ロナウドやカカーなど突破を仕掛けるのが1流の選手はいれどラストパスはやはり・・・新しく来たディマリア,カナレス,ペドロ・レオンも違うだろうし,残りの選手ではシャビ・アロンソがいますが,彼は後ろからゲームを作ることはできても,最後の決定的なパスは必ずしも出てくるわけでもないと思いますし。そうするとVDVが代役ということになりそうな気もするけど,グティは天才でしたが,VDVはまあそこまで・・・ということで。まあ,やるフットボールのタイプにもよるんでしょうけど。
また,個人的にはグティのキャラはそんなに嫌いではなかったですね。露骨に反バルサなところとか,色々馬鹿なことをやるところとか。なんというか,一番マドリのユニフォームに誇りをもっている感じを受けましたし,自分がマドリディスタだったらきっとお気に入りの選手になってたんじゃないかなと思います。バルサでいうと,年齢は違えどちょっとピケに似てる感じがします。
ラウールについては,かねてからペレス会長との因縁があり,昨シーズン,ペジェさんが起用しなくなったのにも上からの圧力があったのではないか,とまことしやかに囁かれてました。もちろん当事者達は否定していますが。これで念願かなって,ペレス会長に逆らうドレッシングルームの支配者が消え,後を聖イケルが継ぐことになったわけですが,さすがに何の影響も無いことはないでしょうと。
聖イケルのキャプテンシーについて,例えば代表を見ていると,彼がうまくやれているのはバルサ組とうまくやっているところが大きいと思います。バルサ組にはプジョーがいて,2人で補完しあいながらうまくできたと思いますが,さて1人になった時どうなるか。今まではラウール・グティ・イケルで話し合いながらできたものが,今度は頼りになるカンテラーノといえば,アルベロアとグラネロですからねー。また,彼はどちらかというと不満を内に貯めるタイプということで有名であり,不満が貯まりすぎてキレることがあるわけですが,それにどう影響することになるかというのも注目でしょう。
マガトさんの鬼のしごきにあえばフィジカルは上向くはずですし,賢さと(小)技でゴールを奪ってきた選手ですから,出場機会があればラウールはまだ輝ける存在でしょう。「マドリのマテラッツィ」の道を選ばなかったのは,選手としては良い決断だったと思います。
モウリーニョがきて,ラウールやグティが去る,考えようによっては昨シーズン以上の変化かもしれませんね。またマドリは年齢構成的にいってかなり若いチームになっています。私は基本的に若いチームの方がフットボール的にも経営的にも好ましいと思うタイプなのですが,ただそれはペテランがいらないということではありません。サー・アレックスが若手を起用しつつ,それでもアカデミー上がりのベテラン達をできる限り残しているのは,必ずしも能力面での話,金銭的な面での話からだけではないと思ってます。
セスクの件では,セスクは木曜日にベンゲルさんと話しあうとカタランメディアは伝えています。現在アーセナルは,オーストリアにいますが,フレンドリーマッチの後ロンドンに帰ってきて,オフィシャルフォトを撮影するそうで,その後話しあうとかなんとか。もしこの話が事実なら,木曜から金曜にかけて話が動くことになるでしょう。
あとエンリケ君はラシンにローンが決まりました。ちなみに買い取りオプションはついていないそうです。一応将来的な成長は期待されてるんでしょうか。というのは,バルサじゃ戦力外みたいな扱いなんですけど,ブラジル代表には招集されてるんですよね,今度のアメリカとのフレンドリーマッチに。つまりは次の4年後のワールドカップを見据えた非常に若いブラジル代表の中に入っている,テストを受けられるほどには期待の星であるというわけで。頑張って成長し,バルサに戻ってきて欲しいですね!
posted by coladevaca |08:22 |
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2010年07月21日
リーガの日程が発表され,バルサはラシンが開幕戦の相手になります。クラシコは11/28の第13節(カンプノウ),4/17の第32節(ベルナベウ)となるそうです。
La estadística juega a favor del Barça
我らがレアル・マドリの開幕戦の相手はマリョルカですが,リーガの歴史上,開幕戦でマリョルカと戦ったクラブが優勝した例は無いそうです。
というわけでジョゼ君,残念でしたね(笑)
Hleb no quiere dejar el Barça
昨日のペップの会見では,ローン予定=戦力外とされていたフレブさんですが,本人はバルサを離れるつもりがないそうです。戦力外といわれようともポジション奪取のためにトレーニングに励みペップにアピールするつもりというのなら,個人的には応援したい感じです。
posted by coladevaca |08:19 |
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2009年11月11日
もちろんクレとしてマドリ敗退を願いながら観戦してたわけですが(マドリのトリプレッテの野望が3部のチームによって阻まれたということで笑いがとまりませぬ(‐^▽^‐)),でもそういうのを抜きにしてアルコルコンのプレーは素晴らしかったと思います。
もちろん個々の選手のクオリティーはマドリはいうに及ばず,他の中堅から下の1部のチームにも及ばなかったし,力の差は明らかにあったわけですが,それを埋めようと個々人の必死さは凄かったです。またただ引きこもってるわけでもなく,時として前からプレスかけてショートカウンターを狙ったり,底から不器用ながらもボールを運んでゴール前まで持っていったりと,あわよくばベルナベウで1点獲ってしまおうという姿勢も好感がもてましたし,確かにファーストレグで少し気を抜いていたであろうマドリがボコボコにやられてしまったのはおかしくはないなあーと思いました。
マドリも内容的にそこまで悪かったかといえばそうではなかったと思いますし,何度かシュートがバーを叩いたりと不運だった所は結構大きかったと思いますが,試合内容からいってアルコルコンが5-0でここで敗退するのにふさわしかったか,といえば明らかにNoだと思うし,結果は内容を反映して妥当なものだったのではないかと思います。ベルナベウの観衆が,我がチームのふがいなさに憮然とした表情をしながらも,盛大な拍手でもってアルコルコンの奮闘を称えたことからしてマドリファンも結果にはある意味納得する人が多いのではないかと。
そして,つくづく思ったのはプロフットボールってやっぱり凄い世界だなと。確かにマドリの選手とアルコルコンの選手にはフィジカルにしてもスキルにしても確実な差があるのは見てとれるわけですが,でもものすごい差があるかというと必ずしもそうでもないともいえるわけです。少なくとも個々人が必死になってチームとしてまとまれば,マドリといえど5-0とかで軽くひねることはできない,ある意味その程度の差しかない,ともいえるわけです。でも彼らのサラリーや移籍金には天と地ほどの差がある。つまりは,マドリとアルコルコンの実力差は彼らのサラリーの差と見合うものなのかと思わないではないです。現在のシステムではそれでバランスがとれている,それぐらいの貧富の差はあってしかるべき,それが市場の出した答えである,また個人的にいってじゃあ毎週アルコルコンの試合を見る気になるか,といえばならないでしょうし,そういうチームにお金が集まらないのは自然といえば自然,なんですが・・・そういう答えで皆がそれなりに納得し,普通に巨額のお金を一部に集中させているプロフットボールというシステム,改めて考えてみると本当に凄いことですよねー。
ジェフレン ボージャン ペドロ
イニエスタ ジョナタン
ブスケ
マックスウェル プジョー マルケス アウベス
ピント
+フォンタス,メッシー,チャビ
バルサはこんな感じのメンバーで3部のチームにボージャン*2,ペドロ*1,メッシー*1,チャビ*1で快勝。久しぶりに見ててストレスがたまらない内容でしたのでまあ良かったです。目下最大の課題であるところのチャンピオンズに勢いがつながれば良いですが・・・
ペドロは相変わらずエストレーモとしてはイマイチ(3部の選手にさえ通用しないドリブルはいかがなものか)ですが,またゴールを決めました。そろそろ本格的に9番として起用してみちゃあどうですかと。第二のエトーになるかも・・・
最後に,かつてのバルサ戦士ロベルト・エンケさんが亡くなったそうです。バリバリの現役選手,今キャリアの頂点にいるともいえた選手なのでビックリです。自殺だといわれているようですが・・・ご冥福をお祈りいたします。
posted by coladevaca |08:07 |
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2007年03月03日
セビージャのラモス監督、意識不明から復帰
この事件について,いいたいことはほぼ全て昨日のエントリーと,レスして下さった方への回答でほぼ述べてしまったと思いますが,当事者/被害者であるファンデ・ラモス監督のコメントが出てましたので紹介したいと思います。というのは,監督は,私と同じように考えていらっしゃるからです。
「今回の事件によってベティス側に重い罰金と、場合によっては国王杯からの2年間の締め出しが予想されているが、それについてラモス監督は、「1つの野蛮行為によって、5万人ものファンが責任を負わされるのはあってはならない。サッカーを見に来るファンの大半は普通の人たちで、応援するチームのサッカーを楽しむために来ている。また、クラブが1人の軽率な人間によって責任を負わされるのも同じく正しいことではない。あるべき姿は過ちを犯した当事者にその責任を負わすことだ」とコメントした。」
クラブにバランスのとれていない責任をかぶせ,試合から閉め出してしまえば,過激主義者が善良なサポーターからフットボールを奪うことを認めるのと同様の結果になってしまいます。あくまですべきなのは,その行為を行った個人の処罰であって,それと予防的な再発防止措置を組み合わせるのを原則とすべきでしょう。
posted by coladevaca |08:13 |
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