2008年05月31日

ブラッターとプラティニが違法行為を奨励。/テン・カテを取り戻せ!!/現実味を増すラポルタ不信任。

FIFA Congress Approves Quota Scheme

いわゆる「6+5ルール」制度の導入がFIFA総会で採択されたそうです。そのターゲットがもっぱら各ヨーロッパリーグにあることはいうまでもありません。

しかしながら,上記記事にもあるように,この制度については既にEU(欧州連合)が,ローマ条約48条に定められた労働者の自由移動の原則に反する違法な制度であるなどとして反対しています。ブラッターとプラティニは「この重大な制度が達成しようとするものが保証されるよう,法の範囲内であらゆる手段をとる」みたいなわけのわからないことをいってますが,誰がどうみてもこの制度は違法であるとしかいいようがありません。フットボール選手だけを「労働者」から除外することなど考えられないからです。前にもいいましたが,その理屈は既に欧州司法裁判所において何度にも渡り明確に否定されています。

フットボールは世の中のルールに従わなくてもよい,何か特別な存在であるとでも勘違いしてるのか,世界中で人気があるスポーツだから特別扱いされる,違法行為も許されるなどと奢っているのか,こんな常識が無い大人達が,世界のフットボール界をリードしているなどという事実に改めて呆れざるをえません。


テン・カテのチェルシー退団が決定

これを絶好のタイミングといわずしてなんというのでしょうか。本人はもう一度マネージャーをやりたいのかもしれませんが,ペップの経験不足を補うのには絶好の人材です。キャラも鬼軍曹キャラで申し分なし。是非とももう一度来て貰うべし。


Guardiola Agrees Two-Season Barca Deal

バルサが,ペップと正式に2年契約を結びました。まあ,それはいいとして,この記事で注目すべきは,Tito Vilanovaさんをどうやらアシスタントコーチに起用することになりそうだというところです。「ファンタジスタ」ではなく。以前にもお伝えしたとおり,この方はバルサカンテラ出身で,地方のクラブを転々としてきた方だそうです。その経験がバルサBでは役に立ったそうなんですが,逆にいえば,この方も1部リーグなりヨーロッパの経験が無いわけです。というわけで,テン・カテ,やっぱり必要だと思うなー。

ちなみに,この2年というのはラポルタの任期と同じで,一見ラポルタと一蓮托生っぽくなったわけですが,実はペップにとってはラポルタが現時点で首になった方がいいのではないか,という気がします。

まず,ラポルタが不信任されずにこのまま居座り続けた場合を考えると,この場合,クレの怒りというのは地下に一時的に潜るだけで,今の不満がいきなり雲散霧消するということはないでしょう。また何かの拍子に(というかペップの失敗をキッカケに)爆発することは確実です。そうなれば,今度は間違いなくラポルタは耐えられなくなるし,ペップも首が飛ぶことでしょう。

一方,ラポルタが不信任された場合を考えると,まずペップはおそらくこのままのはずです。新会長が新しく指揮官を見つけてくることも考えられないわけではないですが,ペップと契約を結んだ以上,何もさせないでいきなり首にするというのはちょっと考えにくいでしょう。仮に現時点で新会長になれば,恐らくはペップにも多くの猶予期間が与えられるはずですし,多少の失敗も許される雰囲気になるでしょう。新会長に新監督ということで,おそらくライカー1年目と同じぐらいは。

このように考えると,ペップの命運はラポルタが握っている気がしますね。


Opponents Ready To Try And Topple Laporta

ラポルタ不信任手続を進めていたオリオル・ジラルトさん率いるソシオ有志は,なんと最終的に9473名もの署名を集めてしまい,この結果から,黄色信号どころかラポルタ理事会が不信任されるのがかなり現実的になってきたというのが現状のようです。というわけで戦闘準備完了だぜ,という彼のインタビューです。

「我々のクラブは,何かをもっと高いところへ変わらなければいけないんだ。」「この会長の元で何かがとても間違っていたんだ。それはスポーツ的な理由だけじゃないんだよ。この2年間は悲惨だった。このクラブの会長は紳士である必要があるんだよ。」

「我々が手続を進めていけば,恐らく6月末かあるいは7月の始めに投票が行われることになるだろう。」

「クラブは,本当に,本当に酷い状況にあるんだ。」「彼らは多くのことを約束したけど,その約束は何も果たされなかった。クラブは壊れてしまい,選手達は絶望の中にいる。ロナウジーニョがいい例じゃないか。」

「ラポルタは,彼が約束したものとまるで反対のことを行ったんだよ。信じられないほどにね。5,6年前の新聞を読んで,それから彼の行ったことを見てごらんよ。まるであべこべじゃないか。」

「我々には変化が必要なんだ。それが,6月末かあるいは7月の始めに起きることを望んでいるよ。多くのクレは悲しみ,そしてとても怒っているんだよ。」

「私たちがした中で最も重要なことは,このクラブの会長であるためには紳士でなければならないと会長に思い知らせたことなんだ。ソシオに対しても,プレスに対しても,そして選手達に対しても,会長というのは礼儀正しく振る舞わなければいけないんだよ。」

不信任投票の目的ですが,ラポルタの2010年までの二期目の任期を短縮することが目的となります(なお,三選は許されてません)。そして不信任投票が成功した場合,新たな会長を選出する選挙が行われることになりますが,今のところその準備ができていると発言しているのは,サンドロ・ルセー元副会長だけだそうです。

個人的には,ラポルタの任期すべてがおかしかった,とは思いませんが,ここ2年は明らかにおかしかったのは確かだと思います。ジラルトさんの会長は紳士でなければならない,という発言の意味は正直よくわかりませんが,ラポルタ一味がここ2年間嘘をつき続けてきたことは確かですし,それは明らかに紳士的ではないといえばそうなので,そういう意味では共感できますね。とにかく会長たるもの,何よりクラブのため,ソシオのため,クレのために働かなきゃなりません。それを怠るようなことがあれば民主的な手続により引きずりおろされることになる。バルサが,金持ちの大株主が我がモノ顔でふるまう株式会社ではなくて本当に良かったと実感しますね,こういう時には。


先日お伝えしたマンチーニ解任,モウリーニョ就任のインテルの件ですが,解任を決めた会談の様子と称されるものが載っていますね。

マンチーニ&モラッティ、会談の内容は・・・

おもしろすぎる・・・「私は君を追い出さなければならないんだ」というのがいいですよね。モラッティさんはいつから監督解任義務を負ってるんですか?っていう。マンチーニさんならずともつっこみたくなりますわー。これで,マンチーニさんがチェルシーにいって,CLでインテルと対戦するようなことがあれば(UEFAマジックによって実現するる可能性が高いと思いますが),他のクラブのファンといえども注目する一戦になるでしょうね。

もっとも,インテルとしてはこんなことがあったことは否定していますが。

Inter Deny Reports Of Row

いわく,会談は「完全にプロフェッショナル」なものであり,現在の報道が続くようであれば法的措置も辞さないと脅してる,そうで。

「新聞に書かれたり,報道されたりしたことは・・・事実とは異なる。」

「実際には,会談は,礼儀正しく行われた,完全にプロフェッショナルなものだった。コーチが,マッシモ・モラッティ会長に対してリスペクトに欠けるような行為をすることは絶対に無かった。」

ま,どちらがリアリティがあるかといえば・・・

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posted by coladevaca |02:14 | バルサ | コメント(0) | トラックバック(0)
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