2009年05月10日

準備は整った。/マンUからどうやって点を獲ればいいか。

さて,バレンシアがマドリ相手に快心のゲームをしたことで(ありがとう,バレンシア!!バレンシアは,バルサ戦しかり,ああいうゲームをいつもできれば来季はとても怖い存在になるでしょうね),カンペオンに遂に王手ということになりました。ビジャレアルは手強い相手ですが,舞台はカンプノウ,流れはこちらにあるでしょう。

優勝を決めて,さらに新しい目標に向けて準備をしていきたいところです。さて,どうなりますか。


チェルシーを破って決勝に進んだとはいえ,獲ったのは1点だけで試合に勝ったわけでもない。プレミア勢相手に得点獲れない病は続いているといってよく,どうすれば点が獲れるのか,その解決策を見つけるのが決勝までのペップの大きな仕事になるでしょう。前例のあるマンUがまたバスを止めてくることは予想できることです。

そこで,1ファンとして,仮にチェルシーのような戦術をとってきた場合,マンUからどうやったら点が獲れるのかを考えてみようと思います。

まず,そもそもなぜチェルシー相手に1点とはいえ点が獲れたのかを見てみましょう。

得点の経過は以下の通り。

チェルシーのアネルカ,マルダ,ベレッチ,ランパード,バラックとそれなりに人数をかけた攻撃がありました(あの時間で攻撃をかけたのは戦術ミスといえばそうかも)がそれを跳ね返して,イニエスタがもってあがろうとするところをランパードがタックル,そのボールがヤヤと2人で後ろを守っていたケイタへ流れます。

でケイターから左の中盤にいたピケにパス→ピケがワンタッチで中にいたチャビ→チャビがワンタッチで右サイドを上がっていたアウベスへ一気に振る→アウベスがアーリークロス→ボージャンと競ったテリーが跳ね返すがそのボールがエトーへ→エトーがトラップミス→エッシェンがクリアミス→メッシーにボールがいって,相手を3人引き寄せたところで横のイニエスタに出してイニエスタがゴール。

イニエスタのシュートの場面を見ると,ボールの後ろに10人いると称されたチェルシーの選手があの場面では6人(アレックス,テリー,A・コール,ボジングワ,バラック,エッシェン)しかいなかったことに気づきます。ゴール前にいたバルサの選手は,エトー,ボージャン,ピケ,メッシー,そしてイニエスタの5人。数的には1人こちらの方が少ないんですが,メッシーにボールがいった時3人(エッシェン,ボジングワ,アレックス)寄せにいったおかげで,イニエスタがシュートを打つときに彼の前にいたのは3人。このうちボージャンにA・コール,ピケにテリーがついたので,結局イニエスタを止めにいったのはバラックだけでした。さすがのイニエスタといえどもう1人来たらどうなっていたことか。チェルシーの選手は疲労があって戻ってくるのが遅れたのでしょうけど,他にそうなった理由があるとしたら,時間が無いこともあってこの時のバルサの攻めはバルサらしくない縦に早い攻めだったということが注目されるのではないかと。普通にクロスをあげてもバルサのデランテーロ達の背の高さだとテリーなどに勝てることは期待薄ですが,かなり早くクロスを放り込んだことで,テリーは下がりながらクリアせざるをえず,思うようにクリアできなかった,それがエトーさんに流れてこちらのチャンスに結びつきました。

今までのペップ采配を見る限り,相手を自陣に招き寄せて背後にスペースを作らせそのスペースを使ってカウンターみたいな戦術をとることはなく,ファンもそれはバルサらしくないと考えていると思いますがそういう戦術をとらなくても相手が自陣まで攻めてきたのを防いでカウンター,そういう場面はできるはずです。向こうは守りを固めても,1点は獲らなければいけないはずですから。あるいは,アウベスとアビダル抜きでバルサのディフェンスは脆いと見て人数をかけて攻めてくる可能性は充分ありますし。

というわけで,チェルシー戦から得た教訓は,

マンUをどうやって崩すかを考えるのも大切ですが,マンUが自らバランスが崩したところを最大限利用することも考えたい。相手の攻撃が失敗したり,向こうのセットプレーの場面など,向こうのディフェンスが崩れているところを利用してカウンター,できるだけ縦に急ぎ,相手のディフェンスに人数が揃わない状況をうまく使って点を獲る。

バルサ相手に守り倒すことは相手にとってもそう簡単なことではなく,効果的な攻撃に結びつかない一見無駄に見えるバルサのポゼッションも相手を疲労させる意味はある,そうすると相手が疲れてくる後半が一つのポイントになるかなと。

posted by coladevaca |08:06 | バルサ | コメント(2) | トラックバック(0)
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準備は整った。/マンUからどうやって点を獲ればいいか。

コメント投稿者ID :

縦に急ぐ攻撃、ということはプレミアのビッグ4の直接対決みたいな攻守の切り換えが異常に早い戦いにするんですね。 
そうなるとユナイテッドに一朝一夕があるような・・・w  
自分はバルサはバルサの戦い方で行けばいいと思いますよ。       

posted by NYK | 2009-05-10 10:26

準備は整った。/マンUからどうやって点を獲ればいいか。

コメント投稿者ID :

カウンター攻撃は、たまにリーガでは見せていますよね。
一番記憶に残ってるのはカンプノウでのクラシコ、メッシが決めた2点目でしょうか。
リーガでは、さすがにあそこまでPA内に強靭なDF陣がずらっと並んでるチームはありませんが。

おっしゃる通り、今回のチェルシー戦ではもっと縦に早く行ける時でも、わざわざサイドに回してしまい、相手が戻る時間を作ってしまっていたのが数回ありました。
勿体ないと思いましたね;
もっと絶好調時のチャビだったら、違ったのかなという気もしますが。

最後の最後でゴールが決まった場面、バルサのゴール前の人数が他の場面に較べて多かったのも鍵だったと思います。
例えば前半、サイドからメッシが縦に抜いて来たシーンがありましたが、ゴール前に走り込んでるのが1人しか居なかったりして、こりゃチャンスにもならんわ・・・とがっかりしました。
確かに相手選手は5・6人居たりして、チャンスにはなりにくい場面ですが、もし3人くらい入って来ていたら? 何かしらの事故が起きる可能性はあったかもしれません。

マンUの試合はたまに見るくらいなのですが、攻守のバランスが良くてハードワークが出来るチームだと思うので、バルサはもっと緩急を付けたプレーとここぞという時に畳み掛けて攻撃に行く勇気が必要でしょう。

posted by shimao | 2009-05-10 13:05

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