2008年07月31日
メッシー,オリンピックへ。
Messi waiting for FIFA’s decision フィオレンティーナ戦のためにイタリアに飛ぶ前のメッシーのコメント。 「状況を整理するよ。僕は,クラブの立ち位置を理解している。僕たちは,クラブのために懸命にプレイしているからね。それと同時に,僕は最初から,自分のナショナルチームのためにプレイしたいといってきたし,それが今まで何か問題になったことはなかった。僕はFIFAが何というか待っているんだ。もし彼らがオリンピックに行くな,といえば僕は行かないだろうし,彼らがオリンピックに行け,といえばCASの判断を待たずに行くことになるだろうね。なぜなら,CASの判断を待っていたのでは遅すぎるからなんだ。僕のチームメイトとナショナルチームのコーチング・スタッフが僕のことを待っているんだよ。一度代表チームに行っても,CASがクラブに戻れ,というなら,僕はクラブに戻るだろうね。でも,その判断が出るまでは,僕はナショナル・チームとそのチームメイトと共にいたいんだ。」 「バルサは,僕がオリンピックに行くことを許可しないという姿勢を維持していて,僕は,それを理解しているし,クラブの姿勢は正しいものだと思っているよ。でも,それと同時に,バルサは,僕の夢がオリンピックで母国のためにプレーすることであることを理解しなければならない,と思っているんだ。」 チャンピオンズ・リーグの予備予選のファースト・レグでプレーして,その後,オリンピックに行くという案については, 「僕は,その案はダメだと既に伝えてあるよ。ナショナル・チームがそれを望んでいないんだ。彼らは,選手のグループが全ての時間を一緒になって働くことを望んでおり,それは普通のことだと思う。」 アルゼンチンからのプレッシャーについて, 「僕は,心配していないよ。僕は常にナショナルチームのためにプレーしたいといってきたからね。」 「僕が今まで発言してこなかったのは,ナショナル・チームとバルサが,僕に,彼らの間で問題を解決するといってきたからだよ。でも,最初から僕はオリンピックに行きたいといっていたはずだよ。」 そして,FIFAは,予想通り,23歳以下の選手をオリンピックに解放することは義務であるという決定をしたようです。 Single judge rules on release Slim Aloulouというチュニジアの人が単独で審理したようです。なぜ合議で審理しなかったのかは不明。 さて,結論として,インターナショナルマッチカレンダーは,オリンピックに選手を解放するかどうかの問題とは関係がないとしたわけですが,その理由を要約すると, 1988年以来,クラブは常に23歳以下の選手をオリンピックに提供してきたという長年の異論のない慣行を考慮すると,それらは慣習法を生成し,それによって正当化される。FIFAのEmergency Committeeもその決定においてこの原則に言及している。 1988年のFIFA Congressにおける23歳までの選手がオリンピックでプレイする適格を有するとの決定に言及したFIFAのEmergency Committeeの決定。FIFA Emergency Committeeは,2006年のFIFA Congressにおいてもその原則は確認されているとしている。 オリンピックに参加することはあらゆるスポーツの分野における全てのアスリートにとってユニークな機会であり,それゆえに23歳以下の選手の参加を妨げることは正当化できないであろうこと。 としています。 この決定を受けて,バルサも予想どおり,CASへ仲裁を申し立てる意向を示しています。 争点となりそうなのは,1988年以来の慣行が慣習法を生成するか,生成するとしてもRegulations for the Status and Transfer of Playersの附属書1の1条3項と抵触するならば,後者の方が優先するのではないか,というところでしょうか。 なお,後ろの2つの理由にはこういうつっこみが入るでしょう。「全てのアスリートにとってユニークな機会」であることがオリンピック参加を妨げてはならない理由になるとするなら,23歳以上の選手の参加も妨げてはならないはずで,23歳以上の選手の提供が義務ではないとしている意味が分からない,それに,そもそもそうだとするなら,FIFAが23歳以下の選手を中心にオリンピックチームを構成するとすること自体の意味が分からない,と。 個人的には,メッシーの意見は,理屈として1つの筋が通っているものだと思いますので,支持したいと思います。つまりは,CASが取り消すまでは,FIFAの決定を有効なものとして扱い,それに従って行動し,CASが取り消せば,FIFAの決定を無いものとして,原則に戻ってクラブの決定に従って行動する,ということですからね。バルサとしては,CASで自分たちの思うところを主張し,FIFAの決定を取り消して,メッシーを取り戻すのみですね。
posted by coladevaca |01:29 |
バルサ |
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メッシがアルゼンチン代表に合流 【KILOMAGAZINE】
バルセロナが現地時間30日、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが北京五輪に参加することを認める姿勢を示したようだ。 23歳以下の選手の五輪派遣を義務とするFIFA(国際サッカー連盟)と、主力の離脱による国内リーグやチャンピオンズリーグ予備戦への影響を避けたいクラブ側とで対立が続いている、選手の北京五輪出場問題。同日にはFIFAが改めてクラブ側に23歳以下の選手の五輪派遣は義務であるとの決定を通達するなか、バルサは公式HP上で、同連盟の規定に従ってメッシを中国に向かわせることを発表した。なお、...
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メッシー,オリンピックへ。
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この件については、以前からあいまいにされてきたことなので、今回CASではっきりした決定がされることはいいことだと思います。
南米の選手が以前よりも年齢的に早い段階で、欧米のリーグに移籍してきたために発生した問題ですし、今後も同じケースは増えてくると思うので、今回はっきりした決定が出ればいいと思います。
23歳以下の選手という規定は、FIFAのW杯と五輪の差異を作るために妥協案としてできた規定とはいえ、FIFAの関与した慣習法として認められそうな気がします。
私の予想は、23歳以下の召集は断れない、オーバーエージは拒否可能、だと思います。
posted by 垢頭巾 | 2008-07-31 09:10
メッシー,オリンピックへ。
コメント投稿者ID :
メッシは人間的にも一本筋の通った、素晴らしい選手ですね。これだけ自分のクラブに忠誠心を示している選手は殆どいないでしょう。
マラドーナは勘違いしてますよね。自分がバルサに居た時とは違う。メッシは給料のために沈黙していたわけではない。マラドーナよりずっとバルサというクラブを理解しているし、病気治療の恩も感じている。金や名誉でバルサに居る訳ではない。
posted by メッシ最高 | 2008-08-05 14:40
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