2009年07月05日

ロッテ4-1オリックス 浮上のきっかけ…

2回、サブローの右翼への本塁打で先制したロッテが、
3回にも3長短打2四球などで効率よく得点を挙げ、
小野の好投で、オリックスをラロッカの適時打の一点に抑えた。


試合は1回、オリックスが先頭・坂口の右翼線への2塁打で
チャンスを作るが後続なく、
2回も安打とバントヒットを絡めた好機に山崎が併殺に倒れた。


こうなると、流れはロッテに傾く。


2回裏、オモテの守備で北川の邪飛を好捕した気分を良くしたサブローが
久しぶりのヒットとなる本塁打を右翼席に運ぶ。
さらに、橋本、里崎の短長打で作った2.3塁で
先発・3塁の堀がレフトに犠飛を上げた。

さらに3回、安打を許した大引を牽制で刺した小野のプレーに乗ったか、
制球に苦しむオリックスの先発・平野の不調に乗じて
サブローの四球を挟んだ井口、大松、橋本の連続長短打の満塁に
里崎が押し出し四球を選び2点を挙げ引き離した。

その後は立ち直った平野、好投を続ける小野、両投手の奮投で
ゲームが締まり、ロッテがラロッカの適時打で1点を失ったものの
そのまま逃げ切った。



かつてエース級の働きをしながら、昨季を故障で棒に振り、
今季も調子に乗れない平野。
この日も走らない速球と切れない変化球の苦しみの中、
己を修正する前に相手打線に捕まった。
(ただ、その後のどん底からの立ち直りは
 今後の光明になるかもしれない?)

一方、好守備でノッた(?)サブローに乗せられたロッテ打線は、
数年前の絶好調時のつながりと迫力の片鱗を見せ、連敗を止めた。


「右肩上り」という四股名の大相撲の力士が誕生した今、
自分自身のギャップに悩む平野と、
チーム成績が低迷するマリーンズの成績が上昇するのを祈ってやまない。

posted by トウジ |19:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年07月04日

中日4-2巨人 「身体の疲れ&心の疲れ」

中日が6回、和田の適時打で先制したが、
7回に巨人がイ・スンヨプの2ランで逆転、
その裏、中日は安打と2四球で得たチャンスに
荒木、森野の連続適時打で3点を挙げ、後続を断ち逃げ切った。


試合は投手戦になるハズだった。
中日・吉見、巨人・グライシンガーの両先発は、序盤、安定感を見せた。

4回、グライシンガーが四死球とボークで招いたピンチは
ブランコ、和田の中軸を外飛に打ち取る。

吉見も6回、一死後、1.2番の連打で迎えた厳しい場面を
小笠原を三ゴロ併殺に斬って取って事なきを得た。


この後、投手心理が微妙に動き出したのか、
野球の神様の気まぐれか、ゲームが俄かに忙しくなる。


中日は6回、安打の先頭・井端を荒木が送れず、(森野・中飛)
消えかけた好機をブランコが繋ぎ、和田が右前に運んで先制。

巨人も7回、死球のラミレスを置いてイ・スンヨプが
吉見のやや低めのフォークを右翼席にアーチを架けた。

さらにその裏、中日は安打の野本を谷繁が初球で送る。
代わった山口が制球に苦しみ、
吉見の代打・立浪に2-1から、井端にも簡単に連続四球を与えて傷口を拡げ、
荒木、森野に連続適時打を許し、3点を献上した。


投手戦ともなれば、ファンや選手のみならず、投手も
好機に中軸打者に打席が回れば、当然得点を期待する。
イヤ、実は投手はその点から言えば最も「得点」を望む存在かもしれない。
そして点が入りリードすれば、「勝利」まで見えてくる。

逸機と得点が交錯した中盤、両先発投手の心は揺れ動いた。

さらにその動揺はブルペンの投手の心までも左右する。

「オレの出番はどういう場面なんだ…?」、
連投の山口は、もちろん体にも負担はあっただろうが、
この一喜一憂、試合の右往左往に心も疲れていたのではないだろうか?
(もちろんこれまで数々のそんな修羅場を切り抜けてきたからこそ
 今の山口があるのだか…)

そしてもうひとつ、山口の心の疲れを増幅させたのは、立浪の貫禄。
2ストライク目の外角低めのスライダ-を振らされたベテランは、
それ以降、同じようなコースに投げ続けられたボールを
しっかり見切り続けた。

リードした中日は、一昨日の阪神戦で打たれ、中一日で登板した
セットアッパー・浅尾が、1日休み体も心も休めた成果を発揮し
(むろんブルペンでは肩を作っただろうが…)
反撃の芽を摘んで、クローザーにバトンを渡した。


「思い通りにコトが運ばないから、余計疲れるんだよねー」、
社会人(会社人?)なら一度は口にしたことがあるセリフかもしれない。
プロ野球選手も大変な商売だ。

だからこそ、身体にも心にも休養が必要なのだ!

posted by トウジ |18:27 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年07月01日

中日4-1阪神  不安と自信 8連勝と借金10

中日は6回、走者2人を置いて4番・ブランコが左中間に3点本塁打を放ち、
守っては9安打を打たれながら鳥谷の本塁打の1点に抑え、
交流戦からの連勝を「8」に延ばした。阪神は負け越しが2ケタに乗った。


このところ波に乗るチームと波に喘ぐチームの差だった。


初回、中日先発・小笠原は1死後、関本、新井に連打を浴び、
打席に4番・金本を迎えた。
制球に苦しみ、動揺を懸命に抑えながら、最後は外角低めの速球で
中飛に「打ち取り、続くブラぜルも何とか退けた。
一方の阪神先発・福原も、二死から四球と安打で得点圏に走者を進めたが、
5番・和田を投ゴロに切って取った。

同じような立ち上がりを見せた両投手、
その後は小笠原が6回まで毎回走者を許したのに対し、
福原は5回途中まで、自らのベースカバーのエラーで出した1人を除き、
完璧に中日打線を抑えた。


5回・阪神、安打の捕手・清水を福原がバントを小飛球にし進められない。
直後、赤星は三ゴロ併殺に倒れた。

その裏、中日は簡単に2死を取られた後、小笠原が鳥谷の後方に飛球を上げた。
難なく取れそうな当たりだったが、グラブに当てて落球。
井端が倒れ事なきを得たが、打撃の調子がいまひとつの鳥谷には
守備のことを考える余裕がなかったのかもしれない。
(実はこの後、鳥谷は本塁打を含む2安打するのだが…)

そしてゲ-ムは6回に入る。

阪神は2死後金本が歩き、ブラぜルが安打で繋いだが、
桜井が右翼に邪飛を打たされ、チャンスを潰した。

中日はこの試合初めて、先頭打者・荒木が安打で出塁、
森野が選んで一、二塁とし、打席にブランコを迎えた。

簡単に追い込まれたものの、打席の四番は何処か余裕を感じさせた。

次の瞬間、真ん中低めのスライダーをとらえた打球は
左中間スタンドに弾む。

一死後、動揺を隠せない福原から藤井が左中間3塁打、
代打・デラロサが歩き、打席には谷繁。
力無い打球が3塁線に転がった。

(状況から、ゴロと解った走者が瞬間にスタートを切る
 「ゴロ・ゴー」ではなかったと推測されるし、
 事実、藤井のスタートも一呼吸遅かった)
本塁に送球すればアウト…と思われたが、新井はゆっくり捌き一塁へ。
ここも調子の悪さと、守備への自信のなさが明暗を分けた。

その後、中日投手陣は、パヤノが鳥谷に一発を許したが、
河原、浅尾、岩瀬が落ち着いて後続を断った。


波に乗るドラゴンズ・ナインを自信が後押しし、
不振にあえぐタイガースが不安から崩れていく…。



人間、適度な自信は必要なようだ。


posted by トウジ |21:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年06月28日

巨人7-1ヤクルト 「いい試合」とは…

巨人は初回、2塁打の坂本を小笠原が中堅右への3塁打で返し、
続くラミレスの犠飛で2点を先制、中盤にも長打で着実に加点し、
守っては、内海がヤクルトの攻撃を相川の一発だけに抑えて
今シーズン初の完投勝利を飾った。


「いい試合だったね」。ゲームを見終わったファンは言う。


もちろん贔屓チームが勝てば「いい試合」だろうし、
好きな選手が活躍してもそうかもしれない。

少し目の肥えた野球通なら、互いのチームが特徴を出し合った
流れが行きつ戻りつするようなゲームをそう言うかもしれない。



ひるがえってこの試合、点差を見れば大味に見えるが、
実は内容的には、記録に表れない好プレーが随所にあった。


3回まで好調・ヤクルト打線をノーヒットに抑えた巨人先発・内海。

4回、飯原に初安打を許し、バッテリーエラーも絡んで迎えた
1死3塁、打者・青木のピンチに、内野に前進守備を指示、
注文通り真正面の二ゴロに打ち取り、本塁で走者を刺した
ベンチと投手、内野が一体になってピンチを防いだ巨人。

5回、安打の先頭・ガイエルが、次打者・宮本の右前打で
3塁にスライディングで勢い余ってオーバーランしたところを
執念でタッチアウトにした巨人・小笠原の粘り。

(もちろん2つのプレーともヤクルトの走塁ミスを指摘する声もあるだろうが…)

このあたりヤクルトに向き始めていた流れを、
巨人はこの2つのプレーで阻止し、反撃のきっかけを渡さなかった。

その証拠に、6回、小笠原の安打で作ったチャンスのきっかけを
ラミレスの3塁線を抜けようかという当たりを横っ飛びで好捕し1塁に刺した
名手・宮本のプレーをもってしても、
巨人に傾いた流れを止めることはできなかった。

さらに7回、ダメ押しとなった小笠原のこの日2本目の適時2塁打で
1塁から生還した安打の坂本の走塁も好走塁と言えるだろう。


そういえば終盤、代走、守備固めのやりくりで3塁に入った
巨人のルーキー・大田は2度の守備機会を無難にこなした。

だが、試合の流れの中で生まれたそのプレーは、
残念ながら、まだ「銭が取れるプレー」の域には達していない。

大田には自分が「流れ」を引き寄せられるプレイヤーになることを
一野球ファンとして期待したい。





posted by トウジ |17:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年06月28日

競馬GⅠ・宝塚記念 「夢の旅のはじまり」(?) 

「第50回宝塚記念」(GI、阪神競馬場・芝2200メートル)は、
池添騎手騎乗の2番人気・ドリームジャーニーが
直線外から豪快に追い込み、快勝した。
2着・サクラメガワンダー、3着に1番人気・ディープスカイが入った。


「ウォッカがいないココはディープスカイはどうやっても連を外さない」
多くの競馬ファンはそう思っていたに違いない。

もちろん当事者であるライバル陣営は100%そう思ってはいなかったが、
中でもドリームジャーニーの池添謙一騎手は、馬の力を信じていた。
池江泰寿調教師によると、昨年の安田記念で騎乗して以来、
こう言っていたという。
「いつか大きいところをとれる馬。ずっと僕に乗せてください」。


レースはコスモバルクが引っ張る形の平均ペース。
ドリームジャーニーは中団の外を、当面のライバル、
ディープスカイ、サクラメガワンダーを前に見ながら進んだ。

それほど速いペースでもなく、追走に脚を使った訳でもないが
4コーナーを前にディープスカイの脚いろが怪しくなる。
また、4角で手応えが一番よく見えたサクラメガワンダーにも伸びがない。

そんな中、4角を回って外を進んだドリームジャーニーは
池添が1週間気にしていた天気にも恵まれた良馬場のもと、
騎手のゴーサインに、放たれた矢のように脚を伸ばし、
3歳時、2006年暮れの朝日杯フューチュリティステークス以来の
GI2勝目の栄光のゴールを駆け抜けた。


GⅠ勝利から2年半遠ざかっていたことで、
「早熟」と決め付ける声もあった。

だが、父:ステイゴールド、母の父:メジロマックイーンというこの馬が
まだ「終わる」ハズがない。

調教師も「来年になればもっと良くなってる気がする」と太鼓判を押す
この馬の「夢の旅路」は、やっと始まったところだ。




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posted by トウジ |16:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年06月27日

日本ハム5-4ロッテ 「昔の名前」じゃありません

2回、二岡の適時二塁打で先制した日本ハムが、
4回に糸井の2ランと二岡の連続本塁打、
続く5回にも糸井の適時打で5点を挙げ、
中盤以降追いすがったロッテに1点差で逃げ切り、
序盤好投した八木が無キズの6勝目を挙げた。


いわば「場外乱闘」がもとで今季から北海道日本ハムに移籍した二岡。
内に秘めたモノは別として、もともと「覇気」をあまり感じさせないタイプで、
名手・金子誠の存在もあり、出場機会にはそれほど恵まれない。


しかしきょうは梨田監督が好調を見抜いたのか、先発・指名打者で起用、
その期待に見事応えた。

2回、左中間2塁打のスレッジを置いて、
内角球を右翼線ギリギリに落とす2塁打で先制点。
あの「黒とオレンジ」のユニフォームを着ていた彼と同じバッティングだった。

さらに4回、糸井の2ランに続き、またも真ん中の速球を右へ。
中押しの4点目をそのバットで叩き出した。


糸井がその後の打席でもう1本適時打を放ち、
中盤以降ロッテが反撃して1点差に追い上げたため、
決勝点にはならなかったが、久々…と言える活躍だった。


かつての溌剌とした攻守を望むのは、正直なところもう酷かもしれない。
だが、「いろいろあった」ベテランが、新天地とも言える場所で、
限られたチャンスの中ながら自分の型を守ってプレーを続けている…。


そんな野球もあっていいじゃないか…と思う。


それは人生にも通じることなのだから…。



posted by トウジ |17:53 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年06月02日

交流戦 オリックス5-7中日   たまたま…



3-5の2点ビハインドで迎えた8回、
中日は先頭・井端以下の連打に、ブランコの本塁打で4点を挙げ
浅尾、岩瀬とつないで逃げ切った。


ホントの野球ファンには甚だ申し訳ないのだが、
筆者はこの試合、たまたま8回の表の攻撃を見ただけだった。


だがそれは、敵の直前のイニングの攻撃を考慮しなくても
「Turning Point」に充分な展開だった。



スコアテーブルを参考に、簡単にこの試合を振り返っておく。

2回、ブランコの右中間本塁打で先制した中日を、
5回、安打に敵失、四球に長打を絡め
5点を入れたオリックスが逆転する。

中日も7回、和田のソロで3-5とし、問題の8回を迎えた。


(蛇足かもしれないが、直前の7回ウラ、オリックスが
 先頭・坂口の2塁打に四球を絡め迎えたチャンスに
 スクイズを失敗し、チャンスをつぶしたことも
 付け加えておかねばなるまい…)


8回、中日はたまたま、1番・井端からの攻撃だった。

「1番・井端が塁に出て、2番・荒木がヒットエンドラン、
 3番・森野がタイムリー、4番・ブランコ、ホームラン!」

そんな歌は、成績(いまいち)不振の今季は、
まだCD化の話も出てこない。

だが、たまたま井端から始まった攻撃はその通りになった。

細かいことを言えば、個々の打者のねばりや、
森野のスイングがファウルチップになった運、
相手バッテリーのコントロールミス… 確かにそれもある。


しかし、たまたま井端から始まった打順がそうさせた面もあるハズだ。


とにもかくにも、実に久しぶりに見た「ドラゴンズの攻撃」だった。


もちろんオモテのヒーローは2本塁打のブランコだが、
真のヒーローは、7回二死から9番・谷繁に回し、8回を1番からにした
ヒットの藤井といったら言い過ぎだろうか・・・?


posted by トウジ |22:11 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年05月30日

交流戦 ソフトバンク 9-5 中日     ピンチの後にチャンスあり

ソフトバンクが3,4回と相手のミスやアクシデントに乗じて
5点を挙げ先行すれば、中日も5回、記録に残らない相手のミスや
連打でビハインドを一気に解消した。
しかしホークスはその裏、安打と3四死球を足場に2点をリードし、
8回に多村の復帰後初本塁打と長打2本でダメを押した。


2回までは中日・荒木のヒット1本(それも盗塁死)。
打撃戦には似つかわしくない、静かなスタートだった。

先にチャンスを作ったのは中日。
3回、一死から四球の平田を谷繁の1ゴロで進め、井端がライト前へ。
中日らしい点の取り方と、誰もが感心した瞬間だった。

ホークスのライト・多村が好返球。
走者の足はホームベースに届かなかった。


その裏、ヒットの長谷川を田上が初球に送り、
投手・チェンの悪送球を誘い(記録はベースカバー・荒木のエラー)、
さらにこれを森本が初球で進めた。

攻撃にリズムが出るとチャンスが拡がる。

本多の2ベースで先取点、
川崎がWBCのイチローばりのセーフティバントで繋ぐ。
そしてオーティズがライトに犠飛を上げた。
さらに4回、多村、長谷川、田上の連続長短打で2点を追加する。
(途中、中日先発・チェンの緊急降板もあった)


対する中日も5回、ホークス左翼・松中の記録に残らないミス
(正面・頭上の打球に目測を誤る:記録は2塁打)と連打、
四死球に犠飛を絡め一気に試合を振り出しに戻す。
だが、続く一死満塁に5番・和田は2ゴロ併殺に倒れた。


こうなるとホークスも引き下がらない。
川崎のヒットを挟む2四球での満塁のチャンスに、
4番・松中の2ゴロ併殺崩れで1点。
死球で奪った再び満塁のチャンスに
多村がライトに犠飛を運んで差を広げた。


その後は両軍必死の投手リレーで膠着状態になったが、
8回、多村の嬉しい復帰初ホームランと2ベース2本で試合を決めた。

和田の併殺打と、
記録に表れないミスを犯し、チャンスでの凡打に必死の形相で走った
松中の併殺崩れの違いも大きかった。
(松中のゴロは当たりが悪く併殺は難しかったが…)



「ピンチの後にチャンスあり」、
「ミスや好プレー、四球でゲームの流れが変わる」
といった格言・金言が野球にはある。



どちらにも勝機があったゲームを、
多村が好返球で流れを引き寄せ、チャンスを拡げ、
犠飛で最低限の貢献をし、そして最後に一発で決めた。


荒れた試合を勝利に導いたのは、どちらかといえば地味な男の
最初は地味な、そして最後はハデな活躍だった。

posted by clubtojyo-sports |17:53 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年05月25日

交流戦 中日 10-4 北海道日本ハム     一気呵成、あ、そこまで望んでないのに・・・。

初戦、中日の勝利を受けた交流戦2戦目、

藤井の本塁打で挙げた先制点を
北海道日本ハムが犠打を挟む4連打で引っくり返したが、
5回、中日が安打と打撃妨害、井端の安打で同点、
6回にはブランコが死球で出て、和田の中越え2ベースで逆転し、
さらに7回、藤井の安打を足掛かりに、
失策に四球、連打を絡めてこの回7点を奪い、
最終回に2点を与えたものの、余裕で逃げ切った。


野球には勝敗を決する「流れ」がある・・・とよく言う。


その「流れ」を左右するものとは、エラーであったり、
打ち損じであったり、好投であったり、ファインプレーであったりする。


今日のゲームで言えば、
2失点で踏ん張っていた先発・朝倉を7回に継いだ
高橋聡文が後続を断ち、
ウラのヒメネスのエラーに乗じた6安打で一気に試合を決めた中日が
うまく試合を運んだということだろう。



前日に続いて投手陣がなんとか踏ん張り、
打撃陣が相手のミスにつけ込んで得点を奪い逃げ切る。


中日らしい戦いが戻ってきたのと同時に、
抑えの岩瀬を休ませて、

「巨人を追うのはウチしかいない」という落合監督の言葉が
いよいよ現実になる(?)










posted by clubtojyo-sports |21:39 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年05月24日

交流戦 中日 1-0 北海道日本ハム  オレはまだ死んでいない

中日が、このところ決まらなかった投手リレーを
先発・川井、セットアッパー・河原、クロー^ザー・岩瀬と何とかつなぎ、
4回、4番・ブランコのバックスクリーンへの一発の1点を守り勝った。


好調の北海道日本ハムと、今一つ波に乗れない中日、
苦戦が予想される中、このところ安定感を見せる中日・川井は
バックの好守もあって粘り強く投げ抜いた。

4回に4番・ブランコの一発でリードをもらい、
6回までカーブや落ちる球を交え、北海道日本ハム打線を抑えた。

7回、意地で攻め立てた北海道日本ハムにも
中日ベンチは慌てず河合に続投を命じる。

そして、また好守(荒木にはフツーのプレーか?)もあり、
川井は後続の投手に託した。


そして8回、マウンドに登ったのは約2年ぶりの登板の河原。
巨人、そして西武で修羅場をくぐり抜けてきたベテランだ。

テレビの評論家はこの登板に不安を口にしたが、
河原の顔には適度の緊張と、経験と、自信が溢れていた。
「オレはまだ死んではいない」…と。


前日のセットアップの失敗で、浅尾、平井、小林といった投手は
「きょうは使わない、残ったオマエらで何とかしてみろ…」という
ベンチの命令にもどうにか応えた。

そして9回は岩瀬が登板し、
走者を許すも得点は与えなかった。



落合監督はよく言う。「きょう野試合がどうのこうのじゃなく、
140何試合をトータルでみているんだ」…と。


であるなら、きょうも試合の意味するところは大きいといえるだろう。


中継ぎ陣に休養を与えたばかりでなく、
1人の実績ある男の復活を演出し、
先発投手に勝ち星、クローザーにセーブを付けた。

確かに結果論かもしれない。

だが、人は結果を得た時、またひとつ強くなるのだ。



















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2009年05月24日

交流戦 阪神 雨天ノーゲーム 千葉ロッテ    記録と記憶

阪神・福原、千葉ロッテ・小林宏先発で始まったゲームは
両チーム無得点のまま、4回ウラ阪神攻撃中に
雨天ノーゲームとなった。


今シーズン、ともに今一つ波に乗れず借金を抱える両チーム。


1回裏、きのう死球を受けた赤星に替わり1番に入った平野が
一塁前へのドラッグバントで出塁した。
トレードマークでもあるヘッドスライディング。
「何かを変えたい…」、そんな気迫がにじみ出たプレーだった。

関本が送り、鳥谷は左飛に倒れ、
4番・金本が2-3から四球でチャンスを広げたが、
新井が打たされた中飛でチャンスは潰えた。


2回、千葉ロッテは井口、大松の連打を里崎が送り、一死2,3塁。
バーナムJr.が1ゴロに倒れ、今江は敬遠で2死満塁。

交流戦のセ・リーグ主催試合では指名打者はない。
阪神の選択も当然だった。

打席には9番・小林宏。

もちろん、今シーズン初打席。
打撃も良い小林は、前日のホームゲーム・中日戦の渡辺俊介と
そのためにローテーションを入れ替えたとも伝えられた。

果たして小林は、福原のストレートに喰らい付く。
4球ファウルでねばる気迫を見せ、カウントは2-3.

それでも最後は一飛に倒れた。

両チームとも得点はなく、
その後もホームベースは遠いままゲームは雨で流れたが、
「さぁ、これで一から出直せ…」とばかり天が計らったゲームに
それぞれのチームの1人ずつのプレイヤーが見せた闘争心。



記録に残らない試合が記憶に残した時間だった。











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2008年11月09日

日本シリーズ 西武3-2巨人 「若さ」が魅せたシリーズ

2点を追う西武は8回、片岡が死球で出塁しすかさず二塁へ盗塁。
栗山の送りバントで三塁に進み、中島のサードゴロでノーヒットで同点とした後、さらに、2四球を選び、
平尾がセンターに勝ち越しタイムリーを放って試合を決めた。

勝った方が日本一の最終決戦、先手を取ったのは巨人だった。

初回、西武は先頭・片岡が初球をレフト前に運び、二塁に盗塁、
3塁に進んだ後、中島の遊ゴロの時、中途半端な走塁で三本塁間で刺された。
その裏、巨人は木村拓の四球と小笠原の左翼線2塁打でチャンスをつかみ、
先発・西口のスライダーがひっかかり暴投となって先制、
続く2回、坂本のレフトへのソロで2点目を挙げた。

その後、5回に西武の代打・ボカチカの本塁打はあったが
両軍、中継ぎ投手陣が踏ん張り、1点差の緊迫した状態が続いた。


8回、西武は先頭の片岡が巨人・越智から四球を得て(手を叩いて喜び)出塁、
続く栗山が送り、1死3塁から中島の三ゴロでスタート良く本塁を陥れた。
さらに2死無走者から中村、守備から入った野田が連続四球を選び、
「ラッキーボーイ」平尾が越智の決め球・スライダーを中前に運び中村を迎え入れた。

このシリーズは試合前、「空中決戦」と言われた。
両軍とも本塁打の数が多く、それが試合を左右するとみられたからだ。

ところが始まってみれば、試合を左右したのは「足」を絡めた攻撃だった。

巨人・鈴木、西武・片岡がダイヤモンドを駆け回る姿が印象に残る。

だが、それにも増して試合を左右したのは「中継ぎ」陣の奮闘だった。
巨人・西村、越智、山口。
6戦目までの巨人の中継ぎは完璧だった。
第5戦で上原に早々と見切りをつけ勝利に結びつけたのも彼らがいたからだった。

西武も第6戦で帆足を見切り、つないだ第4戦の完封投手・岸の素晴らしい投球で流れを作った。

そして第7戦、この日で「終わり」の「中継ぎ陣」、石井一、涌井、星野、グラマンで
もぎ取った勝利は実に大きなものだった。

片岡も初回の拙い走塁を8回の好走でリベンジし、
ムードメーカー・平尾はシリーズを通して打ちまくった。

得意の「足」と「つなぎ」で日本一を勝ち取った西武、
栄冠にあと一歩まで迫りながら、最後の最後に力を発揮できなかった巨人。

だが、野球人気の陰りが声高に叫ばれる中、
「力を存分に発揮する真剣勝負は面白い」を実際に見せてくれた両チームには感謝したい。

おめでとう! 埼玉西武ライオンズ。
そして来季こそ!読売ジャイアンツ。



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2008年10月22日

プロ野球セリーグ CS第2ステージ第1戦 中日4-3巨人 意地vs意地

プロ野球セ・リーグ、クライマックスシリーズ(CS)第2ステージ第1戦は
中日が巨人を4-3で破り、巨人の1勝のアドバンテージ含み1勝1敗とした。
中日は3-3の9回、中村紀のセンター前タイムリーで勝ち越し、ウラを岩瀬が抑えて勝利をたぐり寄せた。


中日は初回、イ・ビョンギュの先頭打者&4番・T.ウッズの追撃ホームランで2点を先取、
ウラに巨人がラミレスのタイムリーで1点差に迫った。

4回、巨人が谷のホームランで追いついたが、
5回に中日が荒木の好走塁(投手エラー&フィルダース・チョイス)
&和田が選んだ押し出しで再びリードを奪うが
またしてもその裏、木村拓のタイムリーで巨人が試合を振り出しに戻した。

9回、森野の四球と和田のヒットで中日がチャンスを迎え、
中村紀が巨人・抑えのクルーンからセンターにタイムリーを放って試合を決めた。


こう書いてくれば誰だってヒーローはノリだと思うだろう。

だがこの試合、井端の存在なくしてはゲームは成り立たなかった。



よく、少年野球も高校野球も「守備からリズムを作り攻撃につなげる」という。 

それをこのゲームで具体化したのが、中日が誇る中継ぎ投手陣と
名手・ショートストップ「6」だった。

シビれる勝負どころ、7回の鈴木尚の三遊間への難しいゴロ、
右足の状態が思わしくない井端はスライディングしながら自分の右方向のゴロをさばき、
立ち上がった勢いで右足で踏ん張り一塁に送球、俊足の鈴木を刺した。

そして8回、勝負の行方を決めた高橋由伸の前進守備へのゴロ。
投手の頭を越えてきたゴロを左足を軸に2塁ベース方向に下がりながらキャッチ、
体を反転させて右足で2塁ベースを踏み、さらに180度回転して
左バッターの高橋を1塁で刺した。

往年のドラゴンズの名セカンド、「バックトス」の高木守道さんはよくこう言う。
「井端がやるとファインプレーが普通のプレーになる」。


ゲームの流れを引き寄せたこの日の好守も
フツーの人にはフツーに見えたのかも知れない。


だがそれは、短期決戦の流れを確実につかんだプレーだった。

そしてドラゴンズは貴重な勝利を手にした。

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2008年10月21日

プロ野球パリーグ CS第2ステージ第4戦 西武9-4日本ハム  自分で蒔いた種

西武は1回1死3塁から中島、中村、石井義の3連打などで4点を先制。
2回にも1点を挙げ、3回には細川が2ランを放った。
7,8回にも1点ずつを挙げてダメを押し、
投げては石井一が7回を3点の好投で王手を掛けた。


「自分で蒔いた種も、ちゃんと自分で刈り取れば
周囲に悪い影響を与えないばかりか、
発奮させヤル気にさせることができる…」。

古今東西、そんな格言は聞いたことがないし、
そんなケースはそれほどあるとは思えない。

だが、この夜の石井一久は涼しい顔でそれをやってのけた。

1回表、「四球、投犠打、四球、見逃し三振、見逃し三振」
イニングのスコアテーブルに書けばただこれだけのことだ。

その前半、石井一は何度首をかしげただろう・・・。

思うように自分を、投球をコントロールできないいらだち。
確かにそれは感じられた。

しかし、それを抑え、見事なまでの低目への投球で相手打者に天を仰がせたその瞬間は、
数々の修羅場をくぐり抜けてきたベテランならではの術が18.44メートルの間を支配した。


そしてその裏、ヤング・ライオンズのいい意味の「若さ」がそのムードを増幅させる。


ヒットの片岡を栗山が送り、クリーン・アップの3連続短長打と
大島のヒットでスコアボードの左下スミに「4」を記した。

その後も着実に点を加え、
石井一の前に6回まで2安打の日本ハム打線は7回に意地を見せたものの
アドバンテージの1勝をもつ西武に王手を許した。


さまざまな経験をしてきた者は、「自分の始末は自分でする」。


言うのはカンタンだ。
でも本当にそれができる存在は、世の中にどれほどいるのだろう・・・?

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2008年10月18日

セ・リーグCS第1ステージ第1戦 中日2-0阪神

中日は初回、2死三塁から4番・ウッズがレフト前にタイムリーを放ち先制。
6回に森野のライトへの特大のソロで加点した。
投げては先発・川上が7回を4安打に抑え初戦を飾った。

まるで高校野球を見ているようだった。

3戦決戦のクライマックス・シリーズ第1ステージ。
緒戦をとった方が圧倒的に優位に立つのは
子どもの頃から野球を続けてきた彼らには必然だった。

その緊張を解き放ったのは
初回、中日先頭イ・ビョンギュが安藤の初球をたたいた
やや詰まったセンター前ヒット。
ゲームが始まった瞬間のこの展開は中日ナインに勇気を与え、
阪神の守備陣を不安にさせた。

2番・荒木がブラッシュボールをものともせず、こともなげに送り、
この日3番の森野が難しいボールを1塁にころがし走者を進める。
そして、4番に起用されたT.ウッズが詰まりながら三遊間を割った。

中日が、高校野球のような、去年までの攻撃で先制点を挙げた。

その後は両軍チャンスを迎えながら点には結びつかず、
中日・川上、阪神・安藤が見事な投球で試合を支配する。

先に動いたのは阪神。4,5回のチャンスを逃し、
安藤に代打を送った関係で、6回アッチソンををマウンドに送る。
それが試合を微妙に動かした。

先頭・森野がストレートをライトスタンド上段に運ぶ。2-0。

その後は7回まで川上、8回・浅尾、9回・岩瀬の必死の継投で
大事な1戦目をモノにした。

負けられない一戦。勝たなければならない一戦。
すべての呪縛を解き放ったのは先頭打者の初球安打に違いない。

積極性と無謀は紙一重。この日は「韓国のイチロー」と呼ばれた男の
「心にまかせたバッティング」がチームを勝利に導いた。

そして中日は2年連続日本一に向けて発進した。




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