ホースレース・ロマネスク

2017 マイルチャンピオンシップ プレビュー

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★はじめに

 今週は秋の古馬マイル王決定戦・マイルチャンピオンシップが開催されます。  古くは日本で一番堅いGⅠ、と呼ばれた事もありましたがそれも今は昔、様々な路線から馬が集まる中で問われる適性も変化していき、一筋縄ではいかないレースとなっています。  今年はそれに抜けた実績馬がいないという点も混戦模様に拍車をかけ、未だ時計の掛かる馬場コンディションへの適応など含めて難しいレースになると思いますが、まずは今までの足跡を見ていく中で的中へのヒントを探っていきましょう。

★コース傾向分析

 今週から京都はCコース替わりですが、多分これはあまり影響がないと思います。  昨日の時点でも結構内伸びが顕著で、コース全体が満遍なく荒れている、というイメージでしたので、仮柵が広くなっても基本的にはどこを通しても差はない、フラットな条件でのレースになると考えます。当然ですが、多少パワーの要る馬場に対する適性は重く問われます。

 過去10年の平均ラップは、34,5(11,50)-23,5(11,75)-34,7(11,57)=1,32,7(11,59)という推移になっています。  基本的に天候が安定していて、稍重より悪化した条件での開催がないので、時計面でもそこまでブレは出ていないですし、基本的には前後半フラットに流れての底力勝負、強い馬がきっちり台頭しやすいレースであるのも、かつては荒れないレースだった要因のひとつにはなるでしょう。

 ただ近年の淀は顕著にコーナーワークでの有利不利が出やすい条件になりやすく、特に高速馬場ですとそれは顕著です。  今年は昨日の馬場水準から考えれば、流れて1,33,0前後、平均なら1,33,5くらいが目安になってくると思うので、そこまで枠順に目くじらを立てずとも平気かもしれませんが、内を立ち回る器用さがある馬は、基本的に内枠を引ければそれに越したことはない、と言えるでしょう。

 あとラップバランス的に言及しておくなら、過去10年でも前半5年くらいは、平均ラップに程近い波の少ないレースであることが多かったですが、近年は中盤2Fが極端に速いか遅いか、の二極化が見て取れます。  これはおそらく、4F目に上り坂があるコース形態の中で、先行争いが激化するとペースが緩まず坂に入っていって、逆にすぐに隊列が落ち着けば前の馬が坂でコントロールしようとする、近年に特有の現象だと感じますね。

 今年は逃げ馬がマルターズアポジーで、この馬はどちらかというと中盤を緩めず後続の脚をなし崩しにしてくるタイプではあります。  ただ近2走のマイル戦がそういう中盤を作っているからといって、京都のGⅠの舞台でコース経験に乏しい武士沢Jがどう出るか、というのは決め打ちするのは怖いところですし、番手勢もウインガニオンあたりではあまりつついていきそうもないので、この辺りは枠の並びなど総合的に判断しないとならない部分でしょう。

 ともあれ、中盤が緩むと中距離型の差し馬が台頭しやすく、緩まないとスピードタイプの前残り、差してくるにしてもタイトにコーナーを回ってきた馬などの条件がつくようになるので、ここのイメージはしっかり持っておいた方がいいと考えますね。  後はまた週末、特に土曜日に傘マークがついているので、その影響度や馬場の変化にも繊細に注意を払いたいところです。

★有力馬分析

・イスラボニータ

 3歳時に皐月賞を制しダービーでも2着に入った、フジキセキ晩年の最高傑作も、古馬になってからはGⅠでは軒並み惜しい競馬ばかりで、タイトルを積み重ねられないまま6歳の秋、競走馬生活の晩秋を迎えています。  ただ先輩皐月賞馬のロゴタイプも6歳で安田記念を制し、7歳でも惜しい2着と結果を出していますし、この馬もまだまだ能力の減衰は感じられませんので、最適条件のこここそしっかり結果を求めたいところです。

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雑談
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この記事へのコメントコメント一覧

2017 マイルチャンピオンシップ プレビュー

>ced9331様

 コメントありがとうございますー。

 記事更新頻度に関しましては、このブログを開始する時点で、1年365日途切れなく競馬カテゴリだけで記事が書けるか?という実験も兼ねよう、と決めていたのはあります。ここまで来たらこれもしっかり達成はしたいところです。
 流石に来年は、このスポナビが続く続かないに関わらず、週1~2日はお休み頂くか、或いはもう少し緩い、タイムリーな話題を拾っての雑談的な要素で済まそうとは思っていましたし、移転して今ほど肩肘張らなくてもいいかな、となれば余計にそういう方向にシフトしていくとは思います。

 いずれにせよ、こいつ暇人だなーと思われているのは想像に難くないですけれどもね。。。
 ただ、文章を書く事が完全に趣味の領域として習慣づいていますので、特に苦になることはないですし、これからも同水準の、良質と思っていただける記事を提供出来るように頑張ります。
 

2017 マイルチャンピオンシップ プレビュー

初めてコメントします。凄まじいペースでよく書いていますね。
継続をお願いという声が出るのも分かる気がします。
感服しますわ。

2017 マイルチャンピオンシップ プレビュー

>J.N様

 コメントありがとうございますー。

 個人的に交流重賞、好きなんですよね。
 単純に頭数が少ない分だけ展開に紛れも少ないので、適性判断が正しかったかどうか見極めもしやすいですし、その中でどれくらい地方馬が肉薄できるか、って考えるのも楽しいです。
 まあ地方はどうしたって広く浅くではありますので、コアなファンの方には物足りないとは思うのですが、今後も積極的に続けていきたいコンテンツです。

 予想に関しては、少しずつ本来の気質である本命党から脱却するのを、色々批判を戴けた秋前くらいからより強く心がけるようにして、ようやく馴染んできたかなぁ、ってところはあります。
 そもそもラップ適性判断をベースにした予想ですと、強い馬を強い、と担保するよりも、ここでなら、って穴馬を見つける方がスタンスが噛み合うのはあるんですよね。

 なので、どの道痛みを負わない、という意味で一定の無責任さが付きまとうなら、同じラインの評価の時に、より嵌った時に価値がある方(=人気のない方)を選ぼう、となるべく開き直ることにしました。
 その意味では先週の武蔵野Sは、サンライズ2騎の取捨で割り切りが甘かったのが痛恨でしたけど、今後もそのあたりのバランスを上手く取っていけたらな、と思っています。

こんにちは。

はじめまして。

毎週、毎週楽しみに読ませてもらっています。

私もブログ継続希望者です。

交流重賞も丁寧に展望、回顧しているので読み応えがありますし、何より予想が一段と面白くなりました。

生活に支障がなければ、是非お願いします。

失礼しました〜。

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