ホースレース・ロマネスク

2017 アスター賞 9月第2週新馬戦など レース回顧(土曜編)

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★9/9(土) 中山9R アスター賞(芝1600m)

 いよいよ秋になって500万下の特別戦が登場してきます。  暫くは特別戦と新馬未勝利ごった煮で回顧記事を出していこうと思いますので、レース名表記もこんな感じで統一していこうかなと。  色々ごちゃ混ぜになって見にくい部分などあるやもしれませんがご容赦くださいませ。

 さて、中山の土曜の馬場ですが、ここ2年の傾向から騎手の意識としてもそれなりに重い馬場、と考えていたところに、予想外の超高速馬場だった結果として、極端にペースが遅く仕掛けも遅いレースが連発した、というのが特徴的でした。  日曜の京成杯オータムハンデを見てもわかる通り、ペースが上がれば時計は出る馬場で、実際そこまでレベルの高いメンバー構成ではなかった2Rの未勝利戦が47,2-47,2と平均ペースで1,34,4を出しています。  なので一連のレースも、全体時計としての評価は難しく、後半要素での見極めが重点になってくる感じですね。

 ともあれこのアスター賞では、最内のソイルトゥザソウルが好スタートを決めて先頭を窺うのを、外から新潟のマイル戦を勝ち上がったクレバーバード、福島1800m戦で強い勝ち方をしたノームコアが追いかけ、結局この2頭が先頭2番手、ソイルトゥザソウルが2列目のポケットと言う位置取りになります。  トッカータとマイティ―ワークスがその後ろに続き、人気になっていたルッジェーロははっきりと立ち遅れて後方から、緩いペースに恵まれて楽に馬群の後方に取りつきながらレースを進めていきます。

 ラップは36,9(12,3)-24,5(12,25)-33,7(11,23)=1,35,1(11,89)という推移でした。  最初の1000mが61,4と相当に遅く、そこからじわっと引き上がってはいくものの、後半4Fが12,3-11,6-11,1-11,0と、ゴールまで継続して加速していく数字になっています。  これは明らかに軽い馬場の中で全馬が全く足を出し切れておらず、ようやくエンジンがかかったのがゴール前、と言っても過言のない推移ではあり、それでも一定の加速力と切れ味の質、最低限の持続力は問われていて、切れ味の低い馬、坂加速適性が乏しい馬には苦しかったレースだったと思います。

 勝ったノームコアは、結果的に道中の位置取りが功を奏した形ですけれど、こういうドスローの流れで勝ち切れるタイプなのかは半信半疑でしたので、その意味では好走スポットの幅を広げてきた面白い勝ちっぷりだったとは思います。  スタートがとびきり速い、というほどではないですが、五分に出てしっかり先行策、クレバーバードがスーッと出していってくれたので、それをずっと目標に折り合いをつけられたのも良かっただろうと感じます。

 仕掛けどころの3コーナー過ぎから軽く促すくらいで反応できていましたし、極端な加速は問われていませんがコーナーでの加速をそつなくこなしてきてはいるのかな、と。  直線入り口でクレバーバードをパスして先頭に立ち、その勢いのまま坂でも減速せず押し切ったので、おそらくレースの上がり時計とこの馬のラスト3Fは同じくらいで、坂加速性能と持続力、切れ味の質も平均的に兼ね備えているいい馬ですね。  新馬戦はかなりペースが上がったところからの再加速、持久力の高さを見せていましたし、血統面からは珍しい印象を受けたのですが、このレースではスローからの切れ味勝負、というハービンらしい勝ち方が出来ており、ポジショニングが上手な上である程度追走面でも耐性があるのは心強いですね。

 ただ2、3着馬にラスト1Fで詰められているのはあって、その意味でより高いレベルでの切れ味の質は足りない可能性が高く、距離もマイルで流れてしまうとポジショニングで甘くなる可能性がありますので、1800~2000mのややスロー、くらいが一番強い競馬が出来そうなイメージです。  牝馬ですので2歳戦の内は阪神JFが目標になるでしょうが、関東馬でもあるので府中の1800m、或いは中山2000mを視野に入れても面白い馬かもしれませんね。

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この記事へのコメントコメント一覧

2017 アスター賞 9月第2週新馬戦など レース回顧(土曜編)

>エピカリス様

 いつもコメントありがとうございますー。

 確かに基本的にはディープの仔は重駄目でしょうねぇ。
 欧州調教馬で注目されていた2歳牝馬のセプテンバーも不良馬場のGⅠで負けちゃいましたし。
 エイシンヒカリとかキズナみたいな馬もいるのでなんともですけど、なんとなく重い馬場で走るのってこのディープ×ストキャのニックス配合くらいに感じます。ただこの配合だと本質的なスタミナが足りないっていうもどかしさがある気はしますしね…………。

 東京記念いいメンバーですよね。
 南関長距離路線の雄ユーロビートに、世代交代を突き付けたいウマノジョーがいて、そこに他地区の有力馬が挑んでいく、って感じでとても面白いレースになる予感がします。
 キトキトはベストは2000m前後の気はしてるのですが(名古屋大賞典はスムーズだったら勝ち負けだったと思ってますし)、少なくとも1400m~1600mよりは長い方がいいでしょうね。

 そしてドラゴンエアルが来てるんだからオヤコダカも、と言いたくなる気持ちは確かにありますね。
 まぁオヤコダカにとって2400mはちょっと長い気はしますが、今年中に2000m前後の交流重賞はどこか使ってみて欲しいですよねぇ。

「2017 アスター賞 9月第2週新馬戦など レース回顧(土曜編)」へのコメント

 いつも拝見してます。
レースを見てませんが、サトノダイヤモンドがまさかの4着。本番での巻返しを期待しますが、ディープ産駒は欧州の馬場に合わないのでは。エルコン・フェスタ・オルフェ、凱旋門賞で好走した日本馬は血統的にパワータイプです。
 個人的には明日の東京記念が楽しみです。いいメンバーが揃いました。近年、地方馬同士の交流が盛んになってきたと感じます。これまでは賞金の面で遠征しなかった南関勢も小久保厩舎を始め遠征するようになりました。狙いはカツゲキキトキト。
枠も恵まれ、距離も合う。単複で。
 追加
オヤコダカが地元のレースに出走します。
例えるなら、キタサンがオープン特別に同均で出るようなもんです。本当に何とかならないものなのか。能力を買っているだけにもどかしいです。

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