2009年12月29日
全日本大学サッカー選手権大会
2回戦 対福岡大 12月23日 江戸川陸上競技場 1回戦、中京大を相手に2-0で勝利を収めた中大。2回戦の相手は夏の内閣総理大臣杯を制した福岡大となった。 序盤から両者激しい攻撃を仕掛けていく。試合が動いたのは前半19分、佐藤秀行(商3)が左サイドを駆け抜け、鈴木寛一(文4)へとセンタリングを上げる。「良いところにきた」(鈴木)というこのボールを、鈴木がきっちり頭で合わせ、中大が貴重な先取点を得た。福岡大は日本代表候補の永井を中心に果敢に攻め込むが、新井辰也(商4)、山田佑介(文4)の安定した守備により、ゴールを割らせない。前半を1-0で終わらせる。 後半に入ると、福岡大の調子が徐々に上向きになってくる。ボールが相手FWに収まり始め、また相手エース永井が高い位置からスピードのある攻撃を仕掛けてくる。中大は後手後手に回り込むようになってしまう。相手フリーキックからの強烈なヘディングは、かろうじてポストに当たり、嫌な雰囲気が中大を包み始めた。 そして後半24分、ゴール前でパスを回され、とうとうゴールを許してしまう。中大のリズムは崩れ、守りの時間が増える。そして1-1で後半が終了。試合は延長戦へと突入した。 延長前半5分、福岡大が左サイドから駆け抜ける。キックフェイントで櫛引祐輔(経4)をかわし、ゴール前へとパス。ノーマークのところを強烈なミドルがさく裂し、中大のゴールネットを揺らした。 もう後がない中大は必死に攻め立てる。本年度幾度の逆境も乗り越えてきた中大は、あきらめずにボールを追いかけ、攻め続けた。しかしゴールを奪えない。相手ペナルティエリア付近でのボールの奪い合いで時間だけが過ぎていく。 永木亮太(経3)から山田へ。そして山田からゴール前の村田翔主将(法4)へとパスがつながる。村田が相手ディフェンスを振り切り、こん身のシュートを放つ。同点。奇跡を信じた選手たちが歓喜し、村田主将を取り囲んだ。「『中大はあきらめない』ってところを見せられた」(村田)。あきらめない気持ちが、中大に奇跡をもたらした。
「PKかなって油断したのが良くなかった」(櫛引。)誰もがこのまま延長戦が終わり、PK戦へ突入すると思っていた。しかし相手のリスタートから、ロングボールは永井へ。永井は巧みなボールさばきでキープし、パスを出す。そのボールを、駆け抜けた相手MFがシュートし、ゴール。中大のゴールから1分後、再びボールはゴールネットを揺らした。 一瞬の出来事だった。そして笛が鳴り響く。中大の奇跡のゴールは、福岡大の奇跡のゴールによって打ち消され、昨年度インカレ王者中大は2回戦で姿を消すこととなった。
◆試合結果 ●中大2(前1-0 後0-1 延前0-1 延後1-1)3福岡大○ 得点:19分鈴木、108分村田 スターティングメンバー GK 小野博信 DF 新井辰也 山田佑介 佐藤秀行 田港周平 MF 村田翔 櫛引祐輔(98分⇔柴橋浩太) 鈴木寛一 六平光成(59分⇔永木亮太) FW 林容平 新田圭(45分⇔安柄俊) 佐藤監督「全国レベルの9番や10番など、向こうの個々のレベルの高さを感じた。後半は相手の攻撃の対応しているうちにうち本来の攻めができなくなってしまった。でも(相手の攻めを)我慢するっていうのは狙い通りだった。(延長後半、村田が)1点取った時点で落ち着いてやれとは言ったけど、中の選手につられているうちに外をフリーにしてしまった。(新田に代えて安を出したのは?)新田がヘディングで競り勝ててなかったので、ターゲットとしてしっかりできる安を出した。(今年のチームは)非常にいいチームだった。1年間しっかりモチベーション保っていい試合できた。今日も同点ゴール決めたのがキャプテンの村田だったってことが嬉しい。この結果を3年生がしっかり引き継いで、来年も結果残してほしい」 櫛引 「結果はしょうがない。グラウンド状態もあまり良くなくて、中大のいいところを出せずに終わっちゃった。でも出せる力は出せたかな。悔いはないです。(先制して)守りに入ってしまった。やってる時も分かってたけどうまくいかなくて。(追いつかれる展開は)今年あまり今までなかったけど、負けるとは思ってなかった。(村田のゴールで)PKかなって油断したのが良くなかったかな。このチームは最高のチームだった。これを生かして下の学年が日本一になってくれるといい」 山田 「最終的には(福岡大の)永井のうまさが光ってた。前半は新井とスペースを消し合うよう話してたけど、一瞬の隙でやられてしまった。上背がある選手が入ってきたこともある。(188cmの)新井が勝てない場面もあったので…。後輩には、どんな状況でもあきらめないってことを伝えたかったし見せたかったので、それが伝わればなと。(4年間は)早かった。一緒に戦ってきた同期の仲間との思い出ばっかり。練習も遊びも、いつも一緒だったので。(1年前、学年のカラーである明るさをチームに反映させていきたいと言っていたが)100パーセント実現できた」 村田主将 「悔しい。グラウンドも悪かったのでうちのサッカーらしくつなげず、苦しかった。守ってしまうところがあって、ベンチの指示と自分たちの気持ちが違っちゃう部分もあった。怖がらず俺らのスタイルを出していけば良かった。(延長で一度追いついたゴールは)『中大は諦めない』ってとこを見せられたのかな。今年1年間でラスト数分で負けたのは今日が初めて。これが次へのステップなのかもしれない。自分はすごくこのチームが好きでした。大学入ってこれ以上のチームはないなって思える仲間に出会えたと思う」 新井 「悔しいです。(最後に同点に追いついて)PK戦かと思っちゃった。チーム全体でPKにいくか点を取りに行くか迷った。(今年一年は)充実した一年だった。下級生は中大サッカーを受け継いで頑張ってほしい。みんなにありがとうと言いたい」 鈴木 「同点に追いついたときはいけると思った。全力でいけて良かった。勝敗を分けたのは気持ち。追いついてスキができた」 小野 「守りのリズムは良かった。永井が速かった。相手2トップにやられた。(中大の4年間は)良いところも悪いところも見てきた。変わっていく中大の中でプレーできて良かった」 柴橋 「引退して悲しい。負けは仕方ない。悔しいけど良い試合だったと思う。4年間楽しかった」 ※記事のアップが大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます
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posted by サッカー部担当 |20:45 |
サッカー部 |
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福岡大は日本代表候補の永井を中心に果敢に攻め込むが、新井辰也(商4)、山田佑介(文4)の安定した守備により、ゴールを割らせない。前半を1-0で終わらせる。
後半に入ると、福岡大の調子が徐々に上向きになってくる。ボールが相手FWに収まり始め、また相手エース永井が高い位置からスピードのある攻撃を仕掛けてくる。中大は後手後手に回り込むようになってしまう。相手フリーキックからの強烈なヘディングは、かろうじてポストに当たり、嫌な雰囲気が中大を包み始めた。
そして後半24分、ゴール前でパスを回され、とうとうゴールを許してしまう。中大のリズムは崩れ、守りの時間が増える。そして1-1で後半が終了。試合は延長戦へと突入した。
延長前半5分、福岡大が左サイドから駆け抜ける。キックフェイントで櫛引祐輔(経4)をかわし、ゴール前へとパス。ノーマークのところを強烈なミドルがさく裂し、中大のゴールネットを揺らした。
もう後がない中大は必死に攻め立てる。本年度幾度の逆境も乗り越えてきた中大は、あきらめずにボールを追いかけ、攻め続けた。しかしゴールを奪えない。相手ペナルティエリア付近でのボールの奪い合いで時間だけが過ぎていく。
永木亮太(経3)から山田へ。そして山田からゴール前の村田翔主将(法4)へとパスがつながる。村田が相手ディフェンスを振り切り、こん身のシュートを放つ。同点。奇跡を信じた選手たちが歓喜し、村田主将を取り囲んだ。「『中大はあきらめない』ってところを見せられた」(村田)。あきらめない気持ちが、中大に奇跡をもたらした。
「PKかなって油断したのが良くなかった」(櫛引。)誰もがこのまま延長戦が終わり、PK戦へ突入すると思っていた。しかし相手のリスタートから、ロングボールは永井へ。永井は巧みなボールさばきでキープし、パスを出す。そのボールを、駆け抜けた相手MFがシュートし、ゴール。中大のゴールから1分後、再びボールはゴールネットを揺らした。
一瞬の出来事だった。そして笛が鳴り響く。中大の奇跡のゴールは、福岡大の奇跡のゴールによって打ち消され、昨年度インカレ王者中大は2回戦で姿を消すこととなった。
◆試合結果
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