2009年01月24日

蟻の一穴、となるか? 全日本女子バレーボール監督選考への質問状の件

今回のブログは、1月24日(土)の讀賣新聞朝刊の社会面・運動面の

 女子バレー新監督「待った」(社会面)
 協会独断に不満続出(運動面) 

の2つの記事を参考にしています。

全日本女子バレーボール監督の選考経緯を巡り、Vプレミアリーグの
5チームの監督と複数の女子強化委員が、JVAに対して説明を求める
質問状を提出したようです。

昨年11月の最終選考委員会では、会議の冒頭で立木正夫JVA会長が

 「女子監督は真鍋(政義)君にしたいと思う」

との発言をされて、その結果賛成多数で決定されたようです。

その他にも、選考途中や監督発表会見当日の出来事など、一部幹部の
独断で人事が決められた、との内容が書かれています。

監督選考の一連の流れよりも気になったのが、質問状を提出した5つの
監督のチーム側が、

 「事の真偽を明らかにしなければ、選手が代表に選出されても安心
 して送り出すことが困難」

などと主張していることです。

前監督時の選手選考や強化方法そしてJVAのやり方などに対して、
Vプレミアリーグのチーム側の不満が爆発したようです。

最悪の場合、全日本女子のレギュラークラスの約半数が代表を辞退
することになってしまいます。

そうなると、全日本女子は真鍋監督が所属する企業のチームの選手
達で固められることになるでしょう。

JVAが今回の質問状を無視してしまうと、全日本女子の人気と実力は
大幅に落ちてしまうでしょう。

Vプレミアリーグのチーム側には、代表辞退をしないようにするために
外部から何らかの圧力がかかってくるでしょう。

JVAには秘密主義を少しでも緩和してもらい、代表監督選考の過程を
明示してもらいたいです。

今回の質問状が、日本のバレーボール界の「CHANGE」につながって
ほしい、と強く期待しています。

posted by チュー新井 |11:38 | バレー | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年01月20日

翼をください 女子スキージャンプ 山田いずみ選手のお話

今回のブログは、1月19日(月)のテレビ朝日の「報道ステーション」での
スポーツコーナーの特集を参考にしています。

寒い夜には少しだけありがたい熱(苦し)い松岡修造氏の熱血レポートで、
女子のスキージャンプが取り上げられていました。

スキージャンプは男子だけのスポーツだと思われがちですが、実は女子の
選手達も空を飛び続けています。

日本では、山田いずみ選手が先駆者となって20年以上リードしてきました。

今では女子の大会が開催されるようになりましたが、以前は男子の大会で
デモンストレーションやテストジャンプなどでしか参加できませんでした。

それでも飛び続けて、今ではスーパー小学生からベテランまで40人以上の
競技人口を抱えるまでになりました。

スキージャンプは、遅くとも小学生の頃までに始めないといけないスポーツ
のようです。

あの高いジャンプ台から滑り始めて、時速90km前後で踏み切り、目の前に
地面が近づく恐怖心に、年を取ってからでは負けてしまうからです。

山田いずみ選手は小学1年生から飛び始めて、何度も命に関わる怪我を
しますが、それでも飛び続けています。

他の選手達もそうですが、「何故スキージャンプをするのか」という問いに、

 「空に向かって飛んでいくところが堪らない!!」

というようなことを、異口同音に答えていました。
(飛行機が離陸する時のイメージに近いのかもしれません)

女子のスキージャンプは、来月開催される世界選手権で初めて正式種目
として採用されます。

日本からは4名の出場枠が与えられています。

山田いずみ選手は代表メンバーとして有力視されています。

結果はどうあれ、まずは参加「できる」ことに意義があると思います。

近い将来、オリンピックでも正式種目として採用されるでしょう。

男子のみならず、女子のスキージャンプにも注目です。

続きを読む...

posted by チュー新井 |22:34 | スキージャンプ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年01月17日

ペースアップしたり、ダウンしたり、ラジバンダリ? 戸塚啓氏の「マリーシア」のご紹介

今回のブログは、戸塚啓氏の著作である

 「マリーシア <駆け引き>が日本のサッカーを強くする」(光文社新書)

を参考にしています。

「マリーシア」というポルトガル語は、サッカーの試合で勝つために必要な
要素の一つだと言われています。

その意味するところは絶対的な答えがあるのではなく、人によってまたは
国、さらには試合の状況によって様々な答えがあるようです。

この本では、主にブラジル人選手が考える「マリーシア」について、様々な
具体例を挙げて追究しています。

ブラジル代表のカカ選手は、日本人選手の中で「マリーシア」がある選手と
して、中田英寿氏と中村俊輔選手を挙げています。

Jリーグでプレーするブラジル人が、一番「マリーシア」のあるブラジル人の
選手として、柏レイソルのフランサ選手を挙げています。

そのフランサ選手は、「キング・オブ・マリーシア」として、ロベルト・カルロス
選手を挙げています。

これらの選手達に共通するところは何か、というところは、この本を読んで
考えてみてください。

鹿島アントラーズのマルキーニョス選手は、日本人選手に対する評価の
一つとして、

 「日本人は決められたことを杓子定規に守るクセがあるなぁ」

ということを感じているようです。

この言葉から、日本代表に見られる「一本調子」の試合運びを連想しました。

90分間走り続けますが、緩急をつけることができていないのが、苦戦する
時の日本代表の特徴の一つだと思います。

この本では、ブラジルから見た「マリーシア」が中心に語られていますが、
アルゼンチンやヨーロッパ、中東などの「マリーシア」も語られています。

特にアルゼンチンの「マリーシア」は、ブラジルにとっては忌み嫌う対象の
ようです。

「気をつけよう 暗い夜道とアルゼンチン」、といったところでしょうか。

先日行われた高校サッカーの決勝戦における広島皆実高校の、3点目を
取ってからのボールキープは、良い意味での「マリーシア」だと思います。

一方、同日同時刻に行われていたバスケットボールの全日本総合男子の
決勝戦におけるアイシンの、大量リードした状況での後半以降のプレーは、
アルゼンチンの「マリーシア」に近いものがありました。
(アルゼンチンでは、試合で先制したら残り時間が40分あっても時間を稼ぐ
ことに集中する傾向が強いようです)

「マリーシア」とは何か、興味関心を持たれた方は、読んでみてください。

posted by チュー新井 |21:18 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年01月14日

お試しかっ? 全日本男子バレーボールチームへの中学生招集の件

バレーボール男子日本代表の植田辰哉監督は、6月から始まるワールド
リーグで、中学生をベンチ入りさせたいとする構想を13日明らかにしました。
(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/headlines/20090113-00000033-kyodo_sp-spo.html)

植田監督の発言の中で気になったのが、

 「キューバ相手にサーブを打たせてみたい」

というところでした。

中学生をワンポイントでピンチサーバーとして起用するのはよいとは思い
ますが、対戦相手から中学生に向かってスパイクを打たれたら怪我をして
しまうのではないか、と心配してしまいます。

さらに、中学生に他の選手と同じようなハードな練習をさせるのでしょうか?

中学生は別メニューで試合には出場させる、ということでは、他の選手達に
チームワークを求めるのは無理な話だと思います。

おそらく、毎度お馴染みの「大人の事情」があるのでしょうが、関係各位
には若い芽を摘むようなことはしないでほしいです。

JVAには、
 
 『遊びじゃないのよワールドリーグは』

と言いたいです。

posted by チュー新井 |23:17 | バレー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年01月12日

世にも奇妙な決勝戦? 全日本総合バスケットボール アイシン対日立

天皇杯を賭けた大一番は、アイシンが何とか日立を振り切りました。

第1ピリオドの立ち上がりは、アイシンが最初の5分間で10点差をつけて
日立を突き放して、試合の主導権を握りました。

日立は緊張して硬くなってしまったのでしょうか、最初の5分間で3点しか
取れませんでした。

バスケットボールはあまり見ませんが、日立の立ち上がりは

 「な~にぃ~!? やっちまったな!!」

と感じました。

第3ピリオドには、アイシンが一時最大27点差をつけて試合を優位に進め
ましたが、第4ピリオドは約9分間得点がなく、日立の猛追を受けました。

アイシンの守備は確かに堅固でしたが、攻撃は24秒ルールを最大限利用
してペースダウンしてしまいました。

アイシンには点の取り合いを期待していたのですが、試合途中で攻撃の
ペースを上げることができなくなってしまったのでしょうか?

第1ピリオドの日立と第4ピリオドのアイシンは、何とも奇妙なバスケットに
見えました。

ハーフタイムの時、テレビ中継の解説をされていた倉石平氏が、日本の
バスケットボール界の改革案を力説されていました。

イメージは、サッカーのように学校教育とクラブチーム(ユースレベルを
含む)の二本立てで、JBLとbjリーグも含めた「真のプロ化」を目指す、
といったお話でした。

今日の決勝戦を見て、日本のバスケットボール界でも「CHANGE」を進めて
いかないといけない、と感じました。

アイシンと日立には、再開されるJBLでは今日のような試合はしないことを
期待します。

posted by チュー新井 |20:58 | バスケットボール | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年01月10日

球際の強さ ラグビー大学選手権 早稲田対帝京

対抗戦の上位対決となった大学選手権決勝は、早稲田の貫禄勝ちでした。

今日の試合のポイントは、球際の強さの違いだと感じました。

早稲田は、モールやラックでの選手達の集散が早く、ボールポゼッションや
ゲームマネジメントなどで常に優位に立ち続けていました。

ここは、歴史と伝統に裏打ちされた強みなのでしょう。

帝京は、早稲田より集散のスピードがなく、さらにペナルティを積み重ねて
いってしまいました。

帝京は、2人の留学生を活かし切れなかったのが悔やまれます。

この2人にボールを集めて、他の選手達が絡むプレーが多くできていれば
違う結果になっていた可能性は低くなかったと思います。

今日のテレビ中継での薫田真広氏の解説は、非常に分かりやすくて好感が
持てました。

両チームに対するリスペクトだけでなく、試合時間帯(立ち上がり、中盤、終了
間際)でのゲームプラン、シンビン(一時退場)の選手が出た時の対処方法など
試合展開の読みがほとんど当たっていました。

また、観客の少なさが目立ったのが残念でした。

関東学院や慶応、明治、同志社などが出場しないと、盛り上がりに欠けて
しまうのでしょうか?

今日の早稲田のプレー内容では、日本選手権でトップリーグ勢に勝つのは
非常に厳しいでしょう。

早稲田と帝京には、日本選手権で大いに暴れてもらって、大学ラグビーの
実力を見せつけてほしいです。

posted by チュー新井 |19:46 | ラグビー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年01月06日

姐さん 事件ですか? イタリアに渡った中田久美氏の記事より 

今回のブログは、1月6日(火)の讀賣新聞朝刊のスポーツ面の

 「中田久美 指導者へ一歩」

の記事を参考にしています。

この記事のサブタイトルが、

 『イタリア修業 「楽しくないけど、面白い」』

となっており、いかにも姐さんらしい近況報告でした。

この記事の中で気になったのは、

 「日本ではバレーは6人でやるが、こちらでは1人、1人で勝負している」

というところでした。

これは同じくイタリアに渡った荒木絵里香選手も言っていたこと(Number
715号)と通じていますが、日本ではブロックでのワンタッチが求められる
ことが多いですが、イタリアではスパイクとレシーブの1対1を求められる
ことが多いようです。

 「20点以降の勝負が決まる厳しい場面での強さにつながっている」

との姐さんの分析が、今の日本に欠けているところの一つだと思います。

日本のバレーボールは、野球でいうところの「スモールベースボール」は
できていると思いますが、サッカーでいうところの「個の強さ」が欠けている
と思います。

姐さんにはイタリアでしっかり修業してもらって、ロンドン五輪後の全日本
女子バレーボールチームの監督に立候補することを期待しています。

posted by チュー新井 |23:04 | バレー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年01月05日

箱根五里の長距離ランナー? 箱根駅伝のコースでのマラソンを期待してみる?

今回のブログは、1月5日(月)の讀賣新聞朝刊のスポーツ面の

 「日本の100年 第一部 長距離の系譜1 マラソンから始まった 世界への道」

を参考にしています。

正月の箱根駅伝は、今年もドラマチックな展開があって盛り上がったようです。

個人的な話で恐縮ですが、以前は熱心にリアルタイムでテレビ中継を見て
いましたが、1996年の第72回で途中棄権が2校出た頃からはテレビ中継を
見ることに興味関心が薄れてきました。

途中棄権の様子を見たくないことや、駅伝が日本の五輪男子長距離走の
不振の一因になっているのではないか、との疑念が高まってきたことも、
テレビ中継を見なくなった原因です。

箱根駅伝は、日本の「マラソンの父」である金栗四三氏が、

 「(箱根は)五輪で勝つ選手を育成する」

という狙いでスタートさせました。

今のところ、箱根駅伝を走った日本人のランナーは、五輪でメダルを獲得
していません(世界陸上ではメダルを獲得しています)。

今年の東洋大学の柏原竜二選手のようなランナーが箱根駅伝で燃え尽き
たり、伸び悩んだりしないことを祈ってしまいます。

昨年の北京五輪のように酷暑の中でスピードレースでも最後まで競り合う
ことができなければ、メダルを獲得できない時代に突入しています。

今のままでは、日本の男子長距離走は世界から取り残されるでしょう。

そこで、箱根駅伝の5・6区のコースを中心としたマラソンレースを開催して
みるのはどうでしょうか?

箱根駅伝の4・5区(または6・7区)でマラソンを開催すれば、山登り(また
は山下り)のスペシャリストに有利なレース展開になると思います。

将来的には、福岡や別府大分、びわこなどのマラソンレースのように海外
からも高い評価を得ることができれば、山登り(または山下り)のコースが
世界標準になってくるかもしれません。

さらに、チャンスとタイミングが合えば、2016年に東京で五輪が開催される
際には、箱根でマラソンを行うことができれば、日本人ランナーがメダルを
獲得する可能性がかなり高くなるでしょう。

ただ、箱根駅伝には金栗四三氏の思いに立ち戻って五輪男子マラソンでの
メダル獲得のためのレースになってほしいので、スピードレースに耐えうる
ランナーを育成するための大会であってほしいです。

この記事の中で、帖佐寛章・日本陸連名誉副会長は、

 「箱根人気で多くの選手が集まるようになったが、今の指導者は、
 箱根を目的にしていまいか」

と言っています。

関東学連の「駅伝対策委員会」や日本テレビなどの報道関係の方々には、
原点に回帰して箱根駅伝に取り組むことを期待したいと思います。

posted by チュー新井 |22:11 | 陸上 | コメント(2) | トラックバック(0)
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