2007年12月30日

永遠の片思い?! 日経新聞「揺らぐスポーツ&メディア 3・4」より

今回のブログは、12/19(水)~12/25(火)の日本経済新聞のスポーツ面に掲載された
「揺らぐスポーツ&メディア」の連載記事を参考にしています。

第3回目では「2人のサブロー」、第4回目では「愛称先行 実像ズレ」というタイトルで、
マスコミと選手達との間の微妙な関係について問題提起しています。

第3回目では、マスコミ報道と選手自身の情報発信(HPやブログなど)との関係から、
マスコミとの選手達との距離感を述べています。

先日行われた野球の北京五輪予選の台湾戦でのサブロー選手のスクイズの場面で、
サブロー選手のブログでは、スクイズのサインを見た時に、
 
 『うそや~ん、スクイズかよ~~~』

と思ったそうです。
(試合中の報道向け談話では、「スクイズは頭の隅に入れていた」と言ったそうです)

古田敦也氏のブログを企画運営する関係者は、

 「マスコミは発言の断片を面白おかしく加工して選手の意図とは違う形で伝えることが
  ある。ブログなら心配ない。」

と述べています。

第4回目では、今年の流行語大賞にもなった「ハニカミ王子」や「ハンカチ王子」などの
マスコミが選手達につけるニックネームの空回りぶりを述べています。

夏に大阪で開催された世界陸上では、愛称を140選手に用意したそうですが、そのうち
記憶に残っているのは、どれだけあるでしょうか?

「スポーツニュースは恐い」の著者である森田浩之氏は、

 「ニックネームの氾濫は視聴者を子供扱いしていることの表れ。」

と指摘しています。

スポーツ選手が自身のHPやブログで心情を発表するのは、マスコミの報道に対して
全面的に信用していないことの裏返しなのかもしれません。

ニックネームによる人気先行について、私が知る限りでは、野球の斉藤佑樹選手や
ビーチバレーの浅尾美和選手、バドミントンの小椋久美子選手・潮田玲子選手などは、
実像や実力とのズレを気にしており、あまり好い印象を持っていないようです。

個人的には、スポーツ報道(特にスポーツ新聞)はオヤジ向けに作っているでしょうし、
ニックネームは「オヤジギャグ」の最たるもの、と思っています。

マスコミは、良かれと思って報道したりニックネームをつけたりしているのでしょうが、
選手達からだけでなく視聴者からもソッポを向かれていることに気づいたほうがよい
のではないか、と思います。

posted by チュー新井 |21:32 | スポーツ報道 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年12月30日

やっぱり生(中継)が一番!? 日経新聞「揺らぐスポーツ&メディア 1・2」より

今回のブログは、12/19(水)~12/25(火)の日本経済新聞のスポーツ面に掲載された
「揺らぐスポーツ&メディア」の連載記事を参考にしています。

第1回目は「バレー、TVに寄り添う」、第2回目は「消えた歴史的トライ」というタイトルで、
スポーツ中継のあり方について問題提起しています。

第1回目では、バレーボールとメディアとの二人三脚の歩みから振り返っています。

松平康隆氏が手掛けたメディア利用が、ミュンヘン五輪での男子チームの金メダルの
獲得につながったわけですが、その後(特にワールドカップバレーの日本での半永久
開催)は、ラリーポイント制やテクニカルタイムアウトの導入、対戦順序など、TV局の
都合を優先するようなシステムに変わってきました。

第2回目では、ラグビー・ワールドカップでのカナダ戦の終了間際のトライが、リアル
タイムで放送されなかったことから、「ディレード放送」について説明しています。

「ディレード放送」とは、放送業界の用語で、スポーツなどを当日中に録画で放送する
ことだそうです(翌日以降に流すのが録画放送だそうです)。

ラグビー・ワールドカップでは、カナダ戦の中継はキックオフから8分遅れで始まった
そうですが、後半戦が想定していた時間より9分近く長引いてしまい、最後のトライが
リアルタイムで放送できませんでした。

バレーボールでは、試合開始から1時間以上遅れて放送するのが常となっています。

1セット丸ごとカットしたり、選手達や監督の紹介VTRを流したりして、

 「1時間の試合をいかに2時間の番組にするか」

が、求められているそうです。

フジテレビが日本開催のワールドカップバレーを放送し始めたころは、まだ生中継で
やっていました。

その頃はまだサーブ権があった時代で、フルセットにもつれ込んだ試合でdueceを
繰り返して、いつ終わるのかわからないぐらい白熱した試合を見た記憶があります。

生中継や完全放送は有料のCS放送にお任せ(第2回目より)、の時代になってきたの
かもしれませんが、これは地上波のスポーツ放送のビジネスモデルを否定することに
なってしまい、スポーツ番組が情報・バラエティ番組と同じような扱いになってしまうの
ではないか、と危惧してしまいます。

ワールドカップバレー女子の平均視聴率は16.7%だそうで、

 「テレビ離れの中、これほど稼げるスポーツはない」

という(フジテレビの関係者の)認識だそうです(第1回目より)。

何事も(?)、やっぱり生(中継・放送)が一番だと思いますし、見ているほうも一番
盛り上がって視聴率も上がると思うのですが、地上波のTV局の方々には是非とも
再考していただきたい問題だと思います。

posted by チュー新井 |13:13 | スポーツ報道 | コメント(0) | トラックバック(0)
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