2011年11月18日
ロンドン五輪の出場権を賭けた今回のワールドカップでは、日本は惜しくも4位で終わり
来年の世界最終予選兼アジア予選で出場権の獲得を目指すことになりました。
今回のワールドカップでは主力選手達の怪我やコンディション不良などで戦力が整わ
ない中で、若手の選手達の頑張りと成長などで出場権の獲得に手が届きそうになった
ことは、チーム全体の底上げにつながったと思いますので、来年の世界最終予選兼
アジア予選での出場権獲得は確実だと思います。
その一方で、戦力が整わないことで選手起用に苦労したことが4位で終わったことの
主因の一つだったと思います。
初戦のイタリア戦では、データや確率などからセンターに山口選手とセッター対角に
新鍋選手を起用したのだと推測されますが、思い切って最初からセンターに岩坂選手
そしてセッター対角に山口選手を起用していれば、負けたとしても岩坂選手の成長を
速めることになり、山口選手の調子が良くなかったら他のウィングスパイカーの起用を
早めることができたと思いますので、その後の戦い方や選手起用などにもっと活かす
ことができたのではないか、と思います。
第1ラウンドで日本に勝ったイタリアと中国が、調子を上げていきロンドン五輪の出場権
を獲得したことは、日本が眠れる昔の女王達を起こしてしまってロンドン五輪でのメダル
獲得をより厳しくしてしまったかもしれません。
ファイナルラウンドのドイツ戦ではフルセットに縺れ込む激戦でしたが、ドイツが取った
第2・3セットはともに2点差しかなく、もし第3セットを取っていたらフルセットにならずに
勝ち点3を奪取できていたと思います。
セット中盤での2枚代えは相手を突き放す目的があると思いますが、セット終盤になると
選手交代があと1枚しかないので、逃げ切りや逆転の手立てがかなり限られてくると思い
ますので、2枚代えを前提にした選手交代に固執し過ぎないほうがよいと思います。
ブラジルとアメリカにストレート勝ちしたことは、日本はランキング上位に対するバレー
ボールが出来つつある一方で、あまり実力差がないと思われる中国やイタリアそして
セルビアに負けてドイツとはフルセットまで縺れ込んだことは、特に欧州勢に対して
苦手意識を持ちつつあることになると思います。
日本は来年の世界最終予選兼アジア予選で出場権獲得を目指すことになりますが
少なくともアジアの1位で出場権を獲得するので、残りの出場権を獲得する国々に
よって日本のロンドン五輪でのメダル獲得の可能性が大きく左右されそうです。
今のところ出場権を獲得した国は
開催国枠:イギリス
ワールドカップ枠:アメリカ、イタリア、中国
の4カ国となり、来年世界各地で行われる大陸別の予選からは
欧州:セルビアまたはドイツまたはロシアなど
南米:ブラジルまたはアルゼンチンなど
北中米:ドミニカ共和国またはキューバなど
アフリカ:アルジェリアまたはケニアなど
で各大陸から1カ国ずつで4カ国となります。
世界最終予選兼アジア予選からは、日本とアジアからは韓国またはタイなどから
1カ国、残りの世界最終予選枠から2カ国と予想されますが、セルビアまたはドイツ
またはロシアなどの欧州勢が勝ち上がってくることを予想されます。
来年のロンドン五輪には欧州勢が最大で5カ国出場する可能性があり、1次リーグを
通過して決勝トーナメント1回戦でランキング上位あるいは苦手意識を持っている国と
当たることになると、ベスト4に進むことは厳しくなりそうです。
ランキング上位に対してだけでなく、苦手意識を持ってしまっている国々との戦い方も
しっかりと立てるとともに、実際に対戦することとで経験値を上げていく、選手達だけで
なくチーム全体に課された宿題はかなり重そうです。
posted by チュー新井 |22:54 |
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2011年11月13日
今大会今一つ調子に乗れていないブラジルとの一戦は、日本が予想外のストレート勝ちを
収めました。
この試合のブラジルは、攻撃面ではスパイクを打ち降ろして日本のブロックに引っ掛かり
守備面ではブロックが揃わなかったり割れたりして日本にスパイクを決められて、一つ一つ
のプレーの質が高くなかった印象を受けました。
この試合の日本は、今持っている力をチーム全体で出し切ってブラジルを押し切ることに
成功したと思いますが、ブラジルが先日のセルビアのような攻撃をしていればストレートで
負けることはなかったでしょう。
ブラジルは今日の敗戦で今大会でのロンドン五輪の出場権を獲得する可能性は日本より
低くなりましたが、南米予選で勝ち上がってくると思いますので、強いブラジルが復活する
ことを願っています。
ロンドン五輪の出場権を獲得するのはイタリア、アメリカ、中国、ドイツそして日本に絞られ
てきましたが、日本がファイナルラウンドでドイツに勝つことができればロンドン五輪の出場
権を獲得する可能性が高くなってくると思いますので、ケニア戦では控え選手を中心にスト
レート勝ちをしてほしいところです。
バレーで負けても試合に勝てばよいと思いますので、日本が奇跡を起こすことを願っています。
posted by チュー新井 |23:38 |
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2011年11月12日
ヨーロッパチャンピオンのセルビアとの一戦は、これといった対策もなくストレート負け
しました。
セルビアは、高さとパワーを前面に出すというよりもそれらを日本に意識させてブロック
アウトや軟功を絡めて、日本の守備を翻弄し続けました。
日本は、セルビアよりもサーブレシーブやコンビネーションなどで上回っていましたが
セッターのトス回しやトスの質そしてスパイカーの決定力などが悪かったことが主要な
敗因だと思います。
セット終盤での2枚代えを前提とすると、序盤から中盤にかけての選手交代は1枚だけ
となり、日本がリードして逃げ切ろうとする流れでは有効だと思いますが、相手がリード
している流れでは後追いになってしまい、逆転勝ちをする可能性は低くなると思います。
今大会のメンバーの中で、試合の流れを引き寄せて逆転勝ちを呼び込むことができそ
うなメンバーが見当たらないのが実情だと思いますので、2セットを先取されて後がない
試合展開では2枚代えに拘らない選手交代をして粘りを見せてほしいと思います。
セルビアに負けたことで、ロシアや中国などのように日本が苦手意識を持ってしまって
いるチームが一つ増えてしまったと思いますが、この後のブラジルやドイツ、アメリカと
の対戦においてチーム全体としてどこまでそしてどれだけ勝利に対する執念を持って
プレーができるかが、今大会の収穫とともに今後の希望にもつながってくると思います。
posted by チュー新井 |12:57 |
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2011年11月06日
アジアの最大のライバルである中国との一戦は、ウィングスパイカー同士の激しい打ち
合いに競り負けてしまいました。
高さとパワーを前面に出してくる国との戦いは苦戦することが多いと思いますが、現在の
日本で対抗できるのは木村沙織選手以外には見当たらないのが現状だと思います。
今日の中国は、背番号1番の王一梅選手の他に4番の惠若琪選手や17番の張磊選手
などが力強いスパイクを打ち続けていました。
今日の試合で起用された江畑幸子選手や新鍋理沙選手は、試合の中で弱気のプレーが
度々見られて、今はまだ激しい打ち合いには気持ちの面で競り負けてしまうと思います。
個の力は試合を通して強くなっていくと思う一方で、激しい打ち合いの試合では選手起用
や途中交代などのベンチワークで総力戦に持っていくしかないと思いますが、今日の試合
ではセット終盤での2枚代え以外にはそれほど動くことはありませんでした。
今日の試合では、セットの序盤から中盤にかけてリードしていた方が終盤に逆転されると
いう流れが続いていたので、メンバーチェンジのタイミングを計ることが難しかったとは思い
ますが、試合の流れを掴んで離さない采配をしていかないと激しい打ち合いの試合を勝ち
取ることは難しいと思います。
今後の対戦国の中には今日の中国のようなチームは見当たらないと思いますので一先ず
心を整えてリスタートしてほしいと思います。
posted by チュー新井 |23:14 |
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2011年11月04日
ロンドン五輪の出場権を賭けたワールドカップバレーの初戦は、両チーム共に
バタバタしたバレーを展開する中でイタリアが高さとパワーで押し切り、日本は
初戦を落としました。
今回の日本の成績は、6勝5敗を最低限にどこまで上積みできるか、と予想して
います(ブラジルとアメリカ、セルビア、中国には敗戦、ドイツとイタリアとは接戦)。
初戦のイタリア戦では、眞鍋監督はセッター対角に新鍋選手に起用するとともに
センターに山口選手を起用するという采配をしました。
今の新鍋選手にセッター対角を任せるのはまだ荷が重過ぎると思いますし、今の
山口選手にワールドカップの戦いの中でセンターとして起用するのは少々厳しいと
思いました。
大会の初戦ということで選手達に硬さや緊張があってミスが多かったと思いますが
試合におけるマイナスの要素を補う眞鍋監督の選手起用や選手交代などの采配
(特に第3セット以降)に一抹の不安を感じる敗戦だったと思います。
初戦の戦いを見た限りでは、正直なところ3位以内は非常に厳しいと予想しますが
強豪国の星の潰し合いに期待するとともに眞鍋監督の采配にも期待しています。
posted by チュー新井 |23:29 |
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2011年08月27日
今年のワールドグランプリでは、全日本女子バレーボールチームは5位で終了しました。
大会を通じて感じたことは、栗原恵選手の代わりとなる選手の不在と一対一の弱さです。
栗原恵選手の持っている力の一つに二段トスを打ち切る力があると思いますが、今大会の
(木村沙織選手以外の)ウィングスパイカーの中で栗原恵選手の代わりになる選手はいな
かったように感じました。
竹下佳江選手がアンダーハンドで上げたり竹下佳江選手以外の選手がトスを上げたりして
二段トスになってしまう場面が多くなることが想定されますので、相手のブロックの隙間を
抜くことやブロックアウトを狙うことだけでなくリバウンドで切り返すことも重要だと思います
ので、今大会で起用された(木村沙織選手以外の)ウィングスパイカーのレベルアップが
必要だと感じました。
今年の秋に日本で開催されるワールドカップバレーでは迫田さおり選手、石田瑞穂選手、
狩野舞子選手、江畑幸子選手を選手のコンディションや対戦相手との相性、試合の流れ
などを勘案して起用することになると予想されますので、眞鍋政義監督の采配が鍵になる
と思います。
また、竹下佳江選手が前衛にいる時に相手チームは竹下佳江選手のブロックの上から
スパイクを打ってくる確率が高いので、レシーブする選手は相手のスパイクのコースに
入ってレシーブする確率も高くなり、相手のスパイカーとの一対一の対決になります。
ただ、レシーブする確率が高くても、相手のスパイクがエンドラインを狙ってくるのか、
アタックライン付近に打ちおろしてくるのか、フェイントでくるのか、確率は割れてくると
思いますので、相手のスパイカーのその日の調子やトスの上がり方などを勘案して
瞬時に対応する、いわゆるひとつの「動物的勘」を駆使して相手との一対一に負けない
プレーをしてほしいと思います。
ワールドカップバレーの出場国はまだ決まっていませんが、恐らくブラジルとアメリカが
勝ち上がってきてロンドン五輪の切符を獲得すると予想しますので、日本はヨーロッパと
アジアの予選を勝ち上がってきた国を最後の切符を争うことになるでしょう。
個人的には日本に何とか3枚目の切符を獲得してほしいのですが、ワールドグランプリを
見る限りではかなり難しいミッションになると思います。
コンビやスピード、データなども大切ですが、今後は個の力のレベルアップのほうが優先
順位が高いと思いますので、各選手のレベルアップに期待するとともに監督の采配次第
で勝てる試合を落とさないことも祈っています。
posted by チュー新井 |18:09 |
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2010年11月14日
今年のワールドグランプリで優勝したアメリカとの大一番は、日本の
持ち味が発揮されて32年ぶりのメダルを獲得しました!
アメリカは試合全体を通して粗いプレーが続いてチームとして熟成
していなかったことが日本の勝利に結びついたと思いますが、ベスト
4に入ったことで自国開催の責任を果たすことができた上に銅メダル
を獲得したことで、日本は長年の鬱積を払うことができたと思います。
今大会の日本は、サーブとブロックそして守備の意識も出来も良い
状態が続いたことや、攻撃面では木村選手の獅子奮迅の活躍と江畑
選手のブレイクが大きかったことと、普通に考えれば中国がベスト4に
入るところ、中国の調子が上がらず日本が千載一遇のチャンスを活か
したことも評価できると思います。
ただ、木村・江畑選手だけでなく竹下選手や佐野選手などに依存し
過ぎるところは、選手層の薄さという課題が改善されていないところ
だと思います。
また、準決勝のブラジル戦のように先行するよりは3位決定戦のアメ
リカ戦のように追いつ追われつという試合展開のほうがベンチワークを
活発にすることができると思いますので、今後も挑戦者としての意識を
持ち続けたほうがよいと思います。
来年のワールドカップでは日本が3位以内に入ってロンドン五輪への
切符をゲットすることが期待されますが、中国やアメリカなどが黙って
はいないでしょうから、これから始まるV・プレミアリーグにて選手層の
底上げがされることが望まれます。
まずは激戦の疲れを取り、来年のワールドカップそして再来年のロン
ドン五輪に向けて多彩な攻撃と粘ってつなぐバレーを維持することと
ともに、江畑選手のような新戦力を酷使しないことを祈っています。
posted by チュー新井 |22:38 |
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2010年11月13日
世界ランク1位のブラジルとの一戦は、久々にいい夢を見させてもらい
ました。
第一セットは日本がサーブでブラジルを崩して奪取することができまし
たが、第2セットはブラジルが日本のサーブに慣れてきましたが、接戦
の末落としました。
第3セット以降は現在の世界ランキング通りの試合展開になって、ブラ
ジルが土俵際からのうっちゃりで逆転勝ちを収めました。
今日の日本は、木村・江畑選手の調子が良かったことやチーム全体
で守備に対する集中力が高かったのですが、第1・2セットを連取した
ことで選手交代がしづらくなったことが逆転負けの一因になったと思い
ます。
試合を有利な展開で進めている中でのベンチワークは動きにくい面が
あると思いますが、第3セット以降木村・江畑選手頼みの攻撃となった
中で、1・2次ラウンドでやってきた2枚代えをしてローテーションを回す
ことはせず、さらに荒木・石田選手をワンポイントでしか起用しなかった
ことが、大金星を逃した一因だと思います。
日本とブラジルの実力差はアマゾン川の川幅ほどあると思っています
が、ワールドグランプリや今日の試合などからすると、日本はブラジル
に対する苦手意識を払拭すること、ブラジルは日本に対する苦手意識
が芽生えてくることを期待できると思います。
アメリカとの3位決定戦は、今日の逆転負けでチーム全体の気持ちが
切れていなければ銅メダルの可能性は低くないと思いますので、いい
夢で終わらせることなく正夢になることを期待します。
posted by チュー新井 |22:15 |
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2010年11月07日
1次ラウンドで中国に勝ったトルコとの一戦は、激しい打ち合いの末に
振り切りました。
トルコは1次ラウンドで韓国には負けており、日本のような速さや巧さを
得意とするバレーボールに苦手意識を持っていると推測されます。
ただ、今日の試合では日本の攻撃に対する守備はしっかりと対応して
おり、データ収集をしっかりやっていたことが見えました。
日本は、江畑選手が好調であったことと木村選手が軟攻で通したこと
が勝利につながったと思います。
江畑選手が良い意味で捉えどころがなかったこと、木村選手がデータ
の裏を行ったことで、トルコは守備を整えることができなかったと推測
されます。
トルコにはネスリハン選手という大砲がありますが、今日の日本には
江畑選手と木村選手の2つの大砲が機能したことで、トルコを上回る
ことができたのだと思います。
次の対戦相手の韓国は、キム・ヨンギョン選手という大砲だけでなく
チーム全体が好調なようなので、最後までもつれる試合展開になる
と予想しますが、引き続きベンチワークが鍵になると思います。
念願のベスト4まであと一歩ですが、これを逃すと当分の間訪れそう
にない二度とこないチャンスだと思いますので、何としてでも韓国に
勝ってほしいです。
posted by チュー新井 |22:14 |
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2010年11月07日
2次ラウンド初戦の中国戦は、内容のない敗戦だったように思います。
中国は2次ラウンドを全勝してもベスト4に入るのはかなり厳しい状況
ですが、今日の王一梅選手の鬼気迫るプレーには圧倒されました。
今日の日本は、1次ラウンドのポーランド戦の時のような激しいベンチ
ワークは全く見られず、中国の執念に負けていました。
眞鍋監督は、試合後の会見で
「(王一梅選手に)あえて竹下選手をマッチアップさせた」
(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/2010/wc_w/text/201011060009-spnavi.html)
と述べており、「あえて動かなかった」ということなのかもしれません。
ロシアと中国が全勝すれば日本はトルコと韓国に勝てばベスト4に
入るので、眞鍋監督がそこまで読んだ上で臨んだのかもしれない、
と好意的に解釈しています。
ただ、一度悪い流れになってしまうと、なかなか修正ができなくなる
恐れがあります。
次のトルコ戦では、悪い流れを断ち切って勝つことを期待しています。
posted by チュー新井 |00:38 |
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