2009年05月21日

さすらいの公営ギャンブル 「バクチと自治体」のご紹介

今回のブログは、集英社新書の

 「バクチと自治体」(三好 円)

を参考にしています。

この本では、公営ギャンブルである地方競馬、競輪、オートレース
そして競艇の現在・過去・未来を、東京都の公営ギャンブルを中心
に述べています。

東京都は4つの公営ギャンブルを手掛けてきた唯一の自治体で、
戦後日本の公営ギャンブルの歴史を象徴しているようです。

公営ギャンブルの波乱万丈な歴史や地方自治体との関係など
少し難しい話などもありますが、公営ギャンブルが好きな方々は
是非一読してみてください。

スポーツとの絡みでは、
 
 プロ野球の「黒い霧事件」 → オートレースの不正事件(昭和45年)
  サッカーのtoto「BIG」 → 競輪の「ケイリンくじ」(平成20年)

などがありますが、企業スポーツと同様に1990年代をピークに公営
ギャンブルも長期低落傾向に入っています。

JRA(日本中央競馬会)は特殊法人で、昭和40年代前半までは地方
競馬より売上は負けていましたが、昭和48年にハイセイコーが大井
競馬場からJRAに移籍してから右肩上がりの成長となり、昭和59年
には競艇から「ギャンブルの王座」を占めましたが、さすがのJRAも
平成10年度をピークに売上は低落傾向に入っています。

公営ギャンブルでもファン層の高齢化やくじ化による「推理」の要素の
排除など、Jリーグと同様な課題を抱えているようです。

競輪と競艇そしてオートレースは日本で誕生した「競技」で、競輪は
「KEIRIN」としてオリンピックの正式種目となっていますが、競輪の
売上減少は競技レベルの低下も引き起こす懸念があります。

今のままでは、地方自治体が事業から撤退して公営ギャンブルは
消滅してしまうかもしれません。

今後の公営ギャンブルのあり方を考える上でも、公営ギャンブルに
興味関心がない方々でも、是非一読してみてください。

posted by チュー新井 |20:34 | 公営競技 | コメント(6) | トラックバック(0)
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