2007年10月06日

「冷静」と「情熱」の間で・・・ 「スポーツニュースは恐い」のご紹介

今回のブログは、

 「スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人>」
 (森田浩之、NHK出版 生活人新書)

という本を参照しています。

興味関心のある方々は読んでいただきたいのですが、自らを「オヤジ」と思っている
方々にはお勧めできません。

個人的に「オヤジ」とは、アルファベットの「D」を「ディ」ではなく「デ」と発音してしまう
方々を想定しています。
(Disney → デズニー、D-cup → デー・カップ、など)

この本の内容は、毎日報道されている「スポーツニュース」について、あるメッセージ
が込められていることに気づかずに見ていることの「恐さ」を訴えています。

そして、この「スポーツニュース」を見ている人や作っている人の中心が、所謂一つの
「オヤジ」であることが、「恐さ」を形作る重要な要素になっている、と思います。

先般行われた世界陸上で、走り幅跳びの池田久美子選手に対する応援VTRでは、
 
 「父親や親友の死の悲しみを乗り越えて、メダルを取ってほしい!!」

といったような内容が放送されました。

これを見て、池田選手に感情移入したり自らの人生を投影したりして、池田選手を
応援した方々は多いのではないでしょうか。

それに対して、私のような「へそ曲がり」な人間は、池田選手の人間関係や周辺情報
よりは、池田選手の走り幅跳びの優れているところや最近の記録、他の選手達との
違いなど、専門的な情報を知りたい、と思ってしまいます。

「お涙頂戴」的な話を流す裏側には、ある「メッセージ」が隠されているのではないか、
ということを、この本では述べていると思います。

ただ、「スポーツニュース」にあるメッセージが込められている現象は、日本だけでなく
世界中でも同じようにある、ということも述べています。

つくられる「ロールモデル」(アメリカ)や、炸裂する「ステレオタイプ」(ヨーロッパ)など、
世界でも日本と同じような現象があるようです。

例えば、「ステレオタイプ」では、

 冷静沈着  (北欧か!!) 
 ゲルマン魂 (ドイツか!!)
  情熱的    (ラテンか!!)

などのようなイメージは、ヨーロッパでも浸透しているようです。

「オヤジ」によって作られて消費されている「スポーツニュース」に囲まれている中で、
徹底的に抵抗している一人が、イビチャ・オシムだろう、とも述べています。

この本を読むことで、「そこまで言うか!!」と思うのか、それとも「その通り!!」と思うのか、
それは貴方次第です。

posted by チュー新井 |13:46 | スポーツ報道 | コメント(0) | トラックバック(1)
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森田浩之『スポーツニュースは恐い』 【奥さまは149cm】

スポーツニュースは恐い-刷り込まれる<日本人> (生活人新書 232)森田 浩之  ちびちび的プチ評:[emoji:i-280][emoji:i-280][emoji:i-280]   もうのんびりスポーツニュースは見れません。 日本放送出版協会 2007-09Amazonで詳しく見る by G-Tools スポーツニュースを...

2007-11-05 21:35 | 続きを読む
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