2008年06月21日
北京は夢か幻か? 「五輪ボイコット 幻のモスクワ、28年目の証言」の紹介
今回のブログは、 「五輪ボイコット 幻のモスクワ、28年目の証言」(松瀬 学氏 新潮社) を参考にしています。 今から28年前のモスクワオリンピックに、日本はアメリカとともにボイコットしました。 日本のスポーツ界にとって、大きなターニングポイントになった出来事でした。 この本では、モスクワオリンピックの代表選手や競技団体の幹部、官僚そしてマスコミ などの当事者へのインタビューをまとめています。 内容としては、スポーツと政治の関係について述べられており、少し堅苦しいですが、 当時現役だった選手達の話だけでも、充分興味深いものがあります。 レスリング協会会長の福田富昭氏(当時は五輪代表コーチ)の、 「オリンピックに一度出ないということは、前後四年の八年の空白といってもいい。」 という言葉が、レスリングやバレーボールなどの苦境をよく物語っています。 個人的には、 陸上の瀬古利彦氏、柔道の山下泰裕氏、バレーボールの松平康隆氏 などの話が興味深かったです。 モスクワオリンピックをボイコットしたことが、マラソンの代表選考や「柔道」と「JUDO」、 バレーボールの国際大会の日本開催、サッカーくじ、水泳の水着問題などに繋がって くるのではないか、と思っています。 もし、万が一アメリカのブッシュ大統領が北京オリンピックをボイコットする、と言った としても、日本は北京に行くのかどうか、考えてみるのも面白いと思います。 スポーツが政治に負けた出来事として、忘れてはならないことだと思います。
posted by チュー新井 |23:36 |
オリンピック |
コメント(4) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/chuarai/tb_ping/129
この記事に対するコメント一覧
北京は夢か幻か? 「五輪ボイコット 幻のモスクワ、28年目の証言」の紹介
お邪魔いたします。
モスクワオリンピックは流石に幼かったせいか記憶に薄いですが、
クマのマスコットだけは強烈に記憶に残っています。そのせいか
クマ=モスクワみたいなイメージが当時の私にはできました(笑)
今にして思えばマスコットキャラのアニメを先行放映したりメディアミックスの
手法が手練れだったのでは!?と思います。
個人的にバレーの球が新しくなった件にちと触れましたが
ニュースで囓っただけですので、なにか情報がありましたら
お教えいただければと思います。日本的には個人的には
有利な球か?と思っていますが・・・どうなんでしょう?
posted by お!TAKさん | 2008-06-24 20:24
お!TAKさんへ
お!TAKさん コメントありがとうございます。
「ミーシャ」は、ロシア語で「成功を祈ります」という意味だそうです。この本の中でも、モスクワ五輪組織委員会と「商談」をされた広告代理店の方のインタビューが掲載されています。モスクワの次のロサンゼルスから、「商業主義」が始まったようです。ボイコット表明後の「ミーシャ」の話も載っています。
新しいバレーボールの球は、ゴルフでいうところの「真っ直ぐ飛ぶ」ボールのイメージのようです。レシーブはし易くなると思いますが、サーブは変化する度合いが減ると思います。日本にとってはプラマイゼロだと思いますが、とにかく慣れることに尽きると思います。
posted by チュー新井 | 2008-06-24 23:02
北京は夢か幻か? 「五輪ボイコット 幻のモスクワ、28年目の証言」の紹介
モスクワ五輪のボイコットですか・・・選手に「公」の部分を強制する出来事だったようで・・・当時はガキンチョだったのでさっぱり覚えてないですが・・・
本は読んでないのですが、山下選手などはボイコットを聞いて涙を流したようで・・・そんな行為に「軟弱者」と呼ぶ胸糞悪いブログも昔読んだな~あっという間に閉鎖になったけど(^-^)
日の丸を背負うなら「公」と「私」の2つの立場を持たないといけないっていうのは分かるんですが、あんまり国家への思いに偏るのもね~ただあんまり個人主義の選手でも応援に力が入らんし・・・アテネで金を獲った選手は皆「公と私」のバランスみたいなもんがあったような・・・普通に感動しましたね~
今日ようやく二宮清純氏の「中田久美の頭脳」を読みました~中田やっぱり偉大ですね~
posted by 夕焼け | 2008-06-25 00:08
夕焼けさんへ
夕焼けさん コメントありがとうございます。
柔道の山下さんは、一人の観客としてモスクワに行ったそうです。その時のエピソードは、なかなか興味深いものがありました。
アテネでの躍進は、ボイコットからの巻き返しが実を結んだようで、実に20年以上も時間がかかったようです。スポーツは、政治からのそして経済的な自立、ということが永遠の課題だと思います。
日本のバレーボール界は、指導者育成のシステムも早急に整備してほしいですね。特に、女子では女性監督の育成を図ってほしいです。
posted by チュー新井 | 2008-06-25 09:51


