2008年10月16日

結果<過程

 
 
この10月、各地で様々な大会が行われています。私もいろんなチームに顔を出していますが、最近、
「決勝戦で完敗して、優勝できませんでした〜★」
「準決勝で延長戦まで行ったのですが、サヨナラ負けしました...!」
などのお声を聞きます。
確かに、試合をする以上は勝ったチームと負けたチームが決まりますし、大会が行われると優勝するチームはたった1チームだけです。もちろん、負けるよりかは勝った方が、初戦敗退するよりも優勝する方が誰しも嬉しくなりますし、それが当然だと思います。
ですが、少年野球、特にちびっこ野球においては、結果はあくまでも結果で、大切なことはその結果が出るまでの過程とどれだけがんばれたかだと思います。

例えば...
◎人数が少なく、勝った数よりも負けた数が多いチームが二回戦で敗退。二回戦敗退と優勝は確かに差がありますが、一回戦には勝っています。そのことが、二回戦で敗退したことよりも注目するべきことです。
◎延長戦で負けて、三位止まり。ですが、そこまで勝ち上がってきたのですから、相手も強いチームです。その強いチームを相手に延長戦まで持ち込んだのですから、立派なことです。
◎勝ったものの、点差は僅か1点差の危ない勝利。もっと楽に試合を観たい。ところが、実は、相手チームは二年前の下級生チームの代で準優勝したこともあった強豪チーム。以前は強かったチームに対して勝ったということは、ここ二年間(最近)の伸びは自分たちの方が大きく、より成長していることの証明。目の前の結果だけにとらわれず、そういった見方も必要です。

一方、その逆もあると思います。「勝てる試合だったのに、勝てなかった」という場合です。その理由の中でも、「全力プレーを怠ったから」「元気が無く、声も出ていなかった」ということであれば、今後そうならないようしっかりと話しておかなければいけません。
ただ、その責任を全て子どもたちに負わせるのではなく、指導者にもそうさてしまった原因と今後の改善点があることも決して忘れてはいけません。子どもたちの失敗の責任は指導者にあります。


試合の結果以上にその過程をしっかり見て、次にどう繋げていくかが、指導者や大人の役割だと思います。

かく言う私も、いわゆる「勝利第一主義者」と見られることがよくあります。それは、喜怒哀楽の表現が大きかったり、試合前の気合い入れが特に目を引くからかと思います。確かに大きく感情を表すこともありますが、それは「試合に負けた」「悪い結果を出した」ということではなく、挨拶をすることや元気を出すことといった野球をする以前の問題に対してであったり、チームメイトや道具を大切にすること・全力プレーをすること、など野球の根底に関わることに対する意識と表現がより大きく、結果よりもその過程に重きを置いているからです。もちろん、私も含めてです。その瞬間だけでなく、練習の始めから終わりまで見て頂ければ、私がどういう指導をしているのか分かって頂けると思いますし、聞いて頂ければ「なぜこう指導したのか」の理由も答えられます。親御さん方の大切なお子さんたちを預からせて頂いているので、それだけ責任と自覚は持っているつもりです。
また、いくら「結果よりも過程」と言っても、試合をする前から勝敗を度外視し過ぎると子どもたちにはよくありませんので、「勝つためにどうするか・何をがんばるのか」ということを「勝つこと」以上に話しています。そして、より子どもたちのモチベーションを高める為にも、試合前の気合い入れは大きく・派手に・元気よく行います。もちろん、前向きで、子どもたちの為になるように行います。


子どもたちは目の前の試合に全力投球で臨むべきですが、指導者は空間的にも時間的にも幅広く子どもたちを見守る役割を持つ少年野球ファン・ちびっこ野球ファンではないでしょうか。
 
 

posted by chibiballer |13:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
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