2008年06月14日

ちびっこ野球の練習メニュー8 〜トンネルの練習!?〜

 
 
〔トンネル〕・・・野手が打球を捕れずに、股下からその打球を後ろに逸らすこと。

トンネルはあってはいけないプレーですが、少年野球、特にちびっこ野球では時々お見かけしてしまうプレーですよね。

しかし、今回はこの「トンネル」を使った練習メニューを書いてみます。

まず、ちびっこたちを三つのグループに分けます。一つのグループはキャッチャー兼コーチへのボール渡し役として、ホームベースの一歩前に。そこでは、ただボールを捕るのではなく、キャッチャーのホームベース上でのクロスプレーやファーストでのアウト・セーフぎりぎりの捕球体勢などの状況設定を与えます。次のグループは二塁ベースの一歩前で、最後のグループはセンターの守備位置で一列に並びます。

それでは、練習スタートです!

最初に、ホームベースにいるコーチがライトへ、もしくはレフトへボールを転がします。そのボールに向かって、二塁ベースの一歩前で並んでいたちびっこ(Aのちびっことします)とセンターの守備位置で並んでいたちびっこ(Bのちびっことします)が一人ずつ走り出します。そして、Aのちびっこは転がっているボールに追い付き、そのボールを正面で捕る構えをしますが、ここで!「わざと」トンネルをします!!ただトンネルをするのではなく、顔を股下まで下げ、トンネルしたボールをそのまま股下から見続けます。つまり、その姿は前屈したようになり、後ろから見れば股下から顔を出したようになり、見ていて面白くもなります(失礼★笑)。このトンネルは試合中にはしてほしくないプレーですが、わざとトンネルするということに、ちびっこたちは面白がってするようになります。いつもはしないプレー・してしまったら怒られるプレーができる・していいということもそうですが、やっぱり友達がするその姿が笑いを誘うのでしょう。ですが、正面で捕る構えからトンネルする為には、どの位置でそうできるか、ボールと自分のスピードを計算し、その位置まで全力で走らなければいけません。ここがポイントです。普通に正面で捕る時も同じようにこう考えますが、トンネルをしていいということで「捕らなくちゃいけない…」というプレッシャーは無く、その姿は面白いということもあり、ちびっこたちは知らず知らずのうちにいい練習をしていることになります。
そして、そのトンネルしたボールは、センターの守備位置から走っているBのちびっこが通常の捕球姿勢で捕り、ホームベースにいるちびっこへ送球します。ここでは、「内野手の捕り方」「外野手の捕り方」など、最初から状況設定をしておきます。
つまり、この練習は、普通のゴロを捕る練習に「わざとトンネルをする」練習を加えたものです。
アレンジとして、ちびっこのスタート位置をより前にするなど距離を変えてみたり、正面での捕球体勢ではなく逆シングルの構えでのトンネルにしたり、トンネルするちびっこを一人ではなく二人や三人にしたりすることも面白いと思います(三人が縦一列に並んでトンネルし、股下から顔を出す様は、本当に愉快というか、ほほえましいというか、思わず笑ってしまいます)。また、特に入部して間もないちびっこには、捕球体勢でのトンネルよりも、走りながらそのままジャンプしてボールを飛び越す方がより楽しめるでしょう。その時、ほかのちびっこも、ジャンプするタイミングで「ジャンプ!!」と声をかけるのもいいですよね(こうすると、「ジャンプ!!」と声をかけた時に、思わず自分もジャンプしてしまうちびっこもいて、これまたほほえましいです)。


してはいけないことを敢えてさせることによって、「これはしてはいけないんだ」「こうしたら失敗するんだ」ということをちびっこたちが自分の身を持って実感してくれれば最高ですね。また、それをちびっこたちが楽しめながらできれば、指導者としてより嬉しい限りですよね☆
 
 

posted by chibiballer |08:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
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