2008年07月03日

チェルシー、この夏の話(GK、DF編)

ユーロも終わったのでぼちぼちチェルシーの来季についての話でもしようかと。
まだ選手の出入りも多い時期ですので、完全に私の独り言なんですが。

今回はGK、DF編ということで、なぜここからかと言うと、
新シーズンに向けて一番変化が小さそうだからなんですね。
まず現在のチェルシーのGKについて。

01.ペトル・ツェフ(チェコ)26歳
23.カルロ・クディチーニ(イタリア)34歳
40.エンリケ・イラーリオ(ポルトガル)32歳

GKに関してはおそらくこの夏の動きはないでしょう。昨シーズンはユーロも含め散々な結果に終わってしまったツェフですが、世界最高のGKの1人と言われる彼も26歳とGKとしてはまだまだ若い方。これからもっと偉大なGKになっていくだろうし、ツェフさえいればチェルシーのGKは向こう10年は安泰だと思ってます。クラブに対する忠誠心も非常に高い選手ですから、この人に関してはなんの不安もありません。
控えGKもクディチーニとイラーリオでほとんど隙はないでしょう。クディチーニがまだまだトップレベルのGKであることは彼に対する他のクラブからのオファーが尽きないことからも明らか。これだけの選手が控えにいることは誰が考えてももったいない話ですが、チェルシーファンとしてはこんなに心強い話もありません。ツェフと同時に怪我をするのだけが心配といえば心配なんですが。
イラーリオはGKの実力を計れるほどプレーを見たことはありませんが、出た試合では十分な働きを見せていますし、なによりもそのキャラクターのよさは第三GKというモチベーションの難しいポジションにとっては重要でしょう。若い選手であれば試合に出たいという気持ちを持つことは重要ですが、チェルシーのような試合数の多いクラブにおける第三GKにはその役割に卑屈になることなく、むしろ周りを盛り立てるようなベテランが必要になるのではないかと思います。イラーリオはそういう意味では素晴らしい第三GKですね。

来季のGKの話というか現状の話になってしまいましたが、私個人としては現在のチェルシーのGK陣は質の面において十分すぎるレベルにあると思っているので、来季に関しての不安はほとんどありません。あるとすればここ数年呪われているかのように頻発している怪我だけです。




続いてDF陣の話。

02.ブラニスラフ・イバノビッチ(セルビア)24歳
03.アシュリー・コール(イングランド)27歳
06.リカルド・カルバーリョ(ポルトガル)30歳
18.ウェイン・ブリッジ(イングランド)27歳
20.パウロ・フェレイラ(ポルトガル)29歳
22.タル・ベン・ハイム(イスラエル)26歳
26.ジョン・テリー(イングランド)27歳
33.アレックス(ブラジル)26歳
35.ジュリアーノ・ベレッチ(ブラジル)32歳
未.ジョゼ・ボジングワ(ポルトガル)25歳

来シーズンのフォーメーションがどのようになるのか現時点では分かりませんが、DFに関してはおそらく4バックを踏襲するでしょう。という前提で話を進めたいと思います。

まずCBについて。
昨シーズンまでのチェルシーではスタメンにテリーとカルバーリョ、控えにアレックスとベン・ハイム、不測の事態にはエッシェンやフェレイラが代わりを務めるという感じでした。カルバーリョの去就次第というところはありますが、基本的にはこのスタイルが来季も踏襲されるのではないかという気がします。
カルバーリョに関しては、彼が一体何を最優先に望んでいるのか定かではないので予測しずらいところではありますが、やはりモウリーニョ・インテルでプレイしたいという気持ちはあるのでしょう。これはカルバーリョでなくてもあると思いますが。一方のインテルも、CBの駒に不足している感はありませんが、怪我人などのことも考えればこの選手が欲しいのは当然。モウリーニョも獲得に向けて最大限の努力をするはずです。こうした推測から、私個人の印象としては、カルバーリョがどうしてもインテルに行きたいというのであれば、それを留めるのはチェルシーにとっては難しいし、無理やり残したところで良いことはないだろうと思います。
ただし、私はカルバーリョが完全にチェルシーに対する愛情を失ったとは思いませんし、新監督であるフェリポンも当然カルバーリョの残留を望むでしょうから、可能性は6:4ぐらいで残留の方が大きいのではないかと思ってます(微妙な数字ですが)。テリーなどDF陣の選手でなくても彼の貢献度はみんな知っているでしょうし、新たに加入するポルトガル系の選手たちにとっても彼の存在は大きいでしょうから、そうした選手たちからの説得もあるはずだと勝手に期待しています。
もし仮にカルバーリョが移籍した場合、来季のCBはどうなるのか考えてみると、新たに選手を獲得するということも考えられなくはないですが、攻撃的な選手を物色中といわれる現在の状況を考えればアレックスがスタメンに昇格するというのが妥当な線かと思われます。テリーとアレックスだとスピード面が不安であるというは話はよく聞きますが、私もそれは確かにそうだと思いますが、ただアレックスのCBとしての実力自体にはほとんど不安はないので、テリー・アレックスのコンビでも十分シーズン通して戦うだけの実力はあるだろうと思います。
むしろ問題は控えの質が落ちるであろうこと。ベン・ハイム、フェレイラ、エッシェン、それに昨シーズンは全く起用されずに終わったイバノビッチと、数は十分そろっていると思いますが、やはり質に関しては不安が残ります。以前のアレックス同様、ビザの問題でオランダのPSVにレンタルされているブラジル人DFアウシデスを呼び戻すのでは、という話もありますが、そもそもビザの問題が解決しているのか不明ですし、実力的にもPSV時代のアレックスほどはインパクトを残していない選手ですから、控えの問題が万事解決というわけにはいかなそうです。

カルバーリョが移籍する場合は、スタメンクラスとは言わないまでも、ある程度プレミアリーグで実績のある選手などを補強する必要はあるかもしれません。




次に右SBについて。
昨シーズンまでずっとチェルシーのウィークポイントと呼ばれていたこのポジションですが、現状では逆に供給過多の状態といえるでしょう。このポジションが弱点でなくなるかどうかは、おそらく来季のスタメンで起用されるであろうボジングワの出来次第といったところですが、その控えにはフェレイラ、ベレッチの2人、さらにCBでありながら右SBもこなせるというベン・ハイムとイバノビッチ、そして昨シーズンのスタメンだったエッシェンと一つのポジションの控えとしてはかなりの数を揃えています。
ただしほとんどの選手がユーティティに複数のポジションをこなせるので、右SB専門の選手というとボジングワとベレッチということになりそうです。フェレイラも本来は右SB専門の選手ですが、現在では左SBやCBの控えとして起用されることも多いので、彼はDF一般の控えという扱いになるのではないでしょうか。ベンチ入りできる選手が限られる中ではこういう選手、しかも不満を言ったり退場したりすることの少ないフェレイラのような選手が非常に貴重な戦力といえます。ボジングワの加入で放出も噂されるベレッチですが、ブラジル代表監督時代のフェリポンはベレッチがお気に入りであったとの話もあるので、このベテランをボジングワの控えとして残す可能性はありそうです。

ボジングワがすんなりスタメンに定着してくれればほとんど不安のない来季の右SBですが、うまくプレミアのスタイルに適応できずに再びエッシェンをコンバートするようなことがあると、今度は一気に控え選手を持て余すということになりそうです。




最後に左SBについて。
ここはおそらくDFラインで一番変化の少ないポジションでしょう。スタメンにアシュリー・コール、控えにブリッジのイングランドコンビに、三番手としてポルトガル代表でもスタメン左SBであったフェレイラがいます。アシュリー・コールに関しては、アーセナル時代に見せたような彼のスピード感あふれる攻撃参加が、チェルシーに来て以降はほとんど鳴りを潜めてしまっていますが、DFに関しては個人的に世界最高の左SBだと思っています。攻撃面での期待が大きい選手だっただけにチェルシーではうまくいっていないという評価もされがちですが、チェルシーにとっては守備面での貢献度だけでも十分に価値のある獲得だったと思います。新監督のフェリポンはブラジル人ですから、ブラジル風のサッカーがもしチェルシーに導入されるのであればアシュリー・コールの攻撃参加も新シーズンは増えるかもしれません。
ブリッジは個人的に好きな選手で、右足を全く使えないため守備などではハラハラすることも多いのですが、機を見た攻撃参加とクロスの精度はアシュリー・コールを上回ると思います。モウリーニョ政権以降、チェルシーのSBには守備が第一に求めれてきたため出場機会は少なかったですが、個人的にはもっと見たい選手です。フェレイラに関しては、攻撃面、守備面とも特筆したものはあまり感じませんが、とにかくDFラインであればどこでもこなせる貴重なバックアッパーという存在ですね。

左SBに関しては昨シーズンまでとほとんど変化は見られないだろうと思います。個人的にはアシュリー・コールの攻撃参加をフェリポンがどのように活かしてくるかが興味深いですね。彼も守備専にしておくにはもったいない選手ですから。



とりあえずGK、DF陣に関して、私が個人的に見た来季に向けての状況はこんなところです。
最後にフォーメーションでまとめてみます。


      ○                        ○
     左SB     ○        ○      右SB
            CB1       CB2
                  ○
                  GK

GK:ツェフ、クディチーニ、イラーリオ
CB1:テリー、アレックス(、アウシデス)
CB2:カルバーリョ、ベン・ハイム、イバノビッチ
右SB:ボジングワ、ベレッチ、フェレイラ
左SB:アシュリー・コール、ブリッジ、フェレイラ

カルバーリョが残留するこの布陣であれば、質と層のバランスもなかなか良さそうな気がします。カルバーリョが残留してくれることと、ボジングワがユーロで見せたようなプレーをしてくれることに期待ですね。

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posted by chelsea8485 |19:48 | チェルシー | コメント(2) | トラックバック(0)
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