いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

全日本フィギュアフルデータまとめ ~データが物語る、女子の回転不足の多さ~

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こんばんは、そしてあけましておめでとうございます。 ch191です。 昨年はぽっと出だったにもかかわらず、たくさんの方に見ていただき、ありがとうございました。 今年は少しでも内容、レイアウトを改善できればと思っておりますので、まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。

さて、年末年始は体調を崩してしまいまして、書ける状態ではなかったので、こんなタイミングになってしまいました。 今さらですが、全日本フィギュアをデータでまとめたいと思います。 まずは男子シングルから。

SP上位10人の点数を、詳しく見ていきたいと思います。(カッコ内はTES,基礎点+GOE,PCS,SS/TR/PE/CH/IN,減点)

羽生 94.36(48.76,39.38+9.38, 45.60,9.20/8.80/9.25/9.15/9.20,-0.00) 町田 90.16(48.16,40.70+7.46, 42.00,8.25/8.15/8.60/8.55/8.45,-0.00) 宇野 85.53(48.68,42.74+5.94, 36.85,7.50/7.05/7.45/7.40/7.45,-0.00) 村上 81.28(43.53,38.33+5.20, 37.75,7.65/7.25/7.70/7.60/7.55,-0.00) 無良 78.54(41.19,40.41+0.78, 38.35,7.85/7.50/7.60/7.80/7.60,-1.00) 小塚 72.39(32.54,31.30+1.24, 40.85,8.35/8.15/7.90/8.25/8.20,-1.00) 山本 67.19(35.74,30.64+5.10, 31.45,6.75/6.00/6.25/6.30/6.15,-0.00) 佐藤 66.21(36.26,35.90+0.36, 29.95,5.80/5.55/6.15/6.30/6.15,-0.00) 田中 62.83(29.28,27.90+1.38, 33.55,6.85/6.45/6.55/6.90/6.80,-0.00) 日野 61.23(33.53,37.31-3.78, 29.70,6.35/5.70/5.85/6.10/5.70,-2.00)

基礎点は宇野がトップでした。 スピン・ステップでは唯一全てレベル4を獲得するなど、高い評価を受けました。 3Aの着氷ミス(GOE-0.60)がなければ、TES50点台の可能性もありました。 しかし、PCSが全て7点台中盤に留まり、羽生や町田に水を空けられてしまいました。

羽生の基礎点が低かったのは、3Lz+3T(11.11x)が3Lz+2T(8.03x)になったことで基礎点が3.08下がり、さらにスピン・ステップが全てレベル3に留まったことが原因です。 しかし4Tと3AでGOE+3.00という最高評価をもらうなど、GOE加点で稼ぎ、TES首位となったのです。 さらにPCSも4項目で9点台をマークするなど、盤石の戦いぶりです。

町田はスピンやステップがレベル2や3に留まって基礎点が若干伸びなかったものの、GOEは全てプラス評価で、羽生に次ぐ加点をマークしました。 PCSも彼本来の点数ではありませんが、羽生に次ぐ2番目の好スコアで90点を越えてきました。

村上はGOEは全てプラス評価でしたが、加点幅がやや小さく、NHK杯から大きく得点を伸ばすことはできませんでした。 PCSもNHK杯から少し上がった程度で、もう少し上乗せしたかったところ。

無良は4Tでの転倒が響き、その他の要素でも3A(+2.00)以外では大きな加点が得られず、TESは伸びませんでした。 さらにNHK杯では4項目で8点台をマークしたPCSも全て7点台にとどまりました。

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この記事へのコメントコメント一覧

全日本フィギュアフルデータまとめ ~データが物語る、女子の回転不足の多さ~

HO太さん、コメントありがとうございます!

そしてご指摘ありがとうございます。
私も投稿したあとで気付きました。。。
訂正させていただきます。

やはり問題なのは同じISUのジャッジでも、人によって同じようなジャンプでも回転不足を取られたり取られなかったりすることですよね。
特に回転不足は明確な基準があるにもかかわらず、なぜこのようなばらつきが出るのか疑問ですし、一番良くないのは選手が混乱してしまうことだと思います。
昨年の全日本が甘かっただけに、今回の判定の辛さがより際立った気がします。
今回の判定の問題は、ISU関係者も問題視すべきだと思いますし、早急に解決すべき課題ととらえていただきたいですね。

全日本フィギュアフルデータまとめ ~データが物語る、女子の回転不足の多さ~

くわしくまとめてくださって、ありがとうございます!

回転不足判定についてですが、
>ISUのジャッジが同じ演技を見たらどうでしょうか。
>ここまでの回数にはならないと思います。

今回、要素の判定をするテクニカルスペシャリストを務めた方は、れっきとしたISUジャッジです。
昨シーズンはジュニアグランプリシリーズのポーランド大会男子、ヨーロッパ選手権男子でテクニカルスペシャリストを務めています。
2012/2013シーズンは世界ジュニアの女子を担当。このとき出場していた宮原知子はSPで3つフリーで6つ、本郷理華はSPで1つフリーで4つの回転不足判定となりました。
Sportivaの記事によると、宮原選手とコーチは今回も厳しい判定になることを予測して、3Lz+3Tを3Lz+2T+2Loに変更、後半に2A+3Tを2つ組み込む作戦にしたようです。
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2014/12/29/post_438/index2.php

ちなみに2013年世界ジュニア女子で回転不足(ダウングレード含む)判定はSP45人で36回、フリー24人で49回でした。
別の人が担当した2014年ではSP30人で22回、フリー24人で36回。違う大会を比較しても意味はないですが、2013年が少なくはなかった印象ですね。

スペシャリストが誰某さんだから厳しくなりそう、誰某さんだからそれほどじゃないかも、なんて話になること自体問題ですよね。
どうしたら国内大会でも国際大会でも、統一した基準で判定できるか、その基準を選手全員が把握できるか、真剣に検討してほしいと思います。

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あらゆるスポーツを好みます。
今アツいのはテニスとフィギュア。
気の向くまま、不定期で更新します。
【フィギュア用語】
SP=ショートプログラム
FS=フリースケーティング
PB=パーソナルベスト(自己ベスト)
SB=シーズンベスト
TES=技術点(それぞれの要素の合計点)
PCS=構成点(以下5項目の合計に一定の係数をかけたもの。)
SS=スケート技術
TR=要素のつなぎ
PE=動作/身のこなし
CH=振り付け/構成
IN=曲の解釈
GOE=出来栄え点(-3~+3まで7段階評価、基礎点にこれが加減されたものがその要素の得点となる)
A=アクセルジャンプ
Lz=ルッツジャンプ
F=フリップジャンプ
Lo=ループジャンプ
S=サルコージャンプ
T=トウループジャンプ
数字の後のx=演技後半による1.1倍後の得点であることを示す
<=アンダーローテーション(1/4回転以上1/2回点未満の回転不足 基礎点が70%に)
<<=ダウングレード(1/2回転以上の回転不足 1回転分少ないジャンプの基礎点になる 例:3F<<は2Fの基礎点で算出)
e=エッジエラー(フリップジャンプ・ルッツジャンプを正しいエッジで踏み切っていない場合につく 基礎点が70%に)
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(11月27日現在)

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