2008年09月30日

心のエネルギー

上記は、11月号に掲載中の、連載「スポーツカウンセリング」第35回のテーマです。
筆者は、認定スポーツカウンセラーである、中島登代子先生です。

前回(連載34回)のテーマは、こころの仕事であり、こころの仕事を“家づくり”を例に挙げて紹介しています。乳幼児=土地づくり、幼児期=庭づくり、小学生期=第1回目の家づくり、中学生期=破壊、であり、ここまでのことができていれば、そのあとは何をしてもダイジョウブだそう。一方で、思春期に、いい子に育てようとしすぎて、破壊がなされていないと、のちの家づくりに苦労すると、述べています(もちろん土地づくりが重要だが・・・)。

今回(連載35回)の心のエネルギーはそれを受けた内容です。トップアスリートに少なからずいる、多くのエネルギーがあふれ出てコントロール不能な人のこと、逆に、引きこもりにみられる、現実レベルではなく、内界の仕事にエネルギーをフル稼働させている人のこと、そしてそれぞれの人に対するかかわり方などに、触れています。

中島先生は、カウンセラーの心のエネルギーの使い方について、河合隼雄先生の「何もしないことに全力を尽くす」という言葉を引用されて紹介していました。とかく指導者は、自分のもつエネルギーを相手に注いで、アドバイスやサポートを惜しみなくしがち。実は、そうしたい気持ちを押さえて何もしないようにすることが、相手の内界(こころ)を育てることになるのです。

実は、身近なところでちょうどそんなことをしていました。声をかけたり、手助けしたしりするのを、ぐっとこらえていました。不親切だよね、嫌われるだろうねと思いながらも、そういう態度をとることで、相手の内面に変化が起こることを期待していたのです。 何もしないことに全力を尽くしているときに、中島先生からそんな原稿が届いたので、かなりビックリしたのでした。

連載「スポーツカウンセリング」を、ぜひ読んで下さい。

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2008年09月29日

脳機能と運動

本日編集部に届いた『臨床スポーツ医学』の特集は「分子メカニズムから考えるスポーツ効果-生活習慣病と関連して-」です。分子メカニズムといわれても、なんだかよくわかりませんが、難しい内容のなかで、そうなんだと思ったのが、運動が脳機能に与える効果の部分です。

高齢者の研究では、有酸素運動は認知能力に効果があり、特に実行機能(目標を設定し、計画し実行する能力)が、著しく向上するそうです。また、年少者(4~18歳)の研究では、運動によって、知覚、会話、計算、知能指数など、多くの項目で成績の向上が確認されたそうです
高齢者は脳機能が衰え始めるとき、年少者は脳機能が発達しているときであり、この時期の運動は、脳機能に対して効果が著しいようです。

また、運動には抑うつ効果もあるそうです。抑うつのメカニズム(仮説)としては、運動によって成長因子が発現し、成長因子が神経新生を促進し、海馬機能が向上して、うつが抑制されると、紹介されていました。活性酸素対策を取りながら、有酸素運動を適度にとり入れることが、脳のアンチエイジングにはよさそうです。


参考文献
・有働洋・杉山博之:生活習慣病の機序 運動が脳に与える効果、臨床スポーツ医学,VOL.25,n0.10,p.1169-1174,2008.

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2008年09月28日

edge 深田氏!

昨晩は、クロコダイルであったedge(深田悦之氏)のライブに行ってきました!
コーチング・クリニック11月号に、深田氏は区立和田中テニス部コーチとしてご登場いただきましたが、テニス部コーチはボランティアで、本職はミュージシャンなのです。
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テニスコーチがミュージシャンだなんて、格好いいですね。深田さんみたいに、人はそれぞれ格好いい姿をいくつも持っているはず。深田さんのライブを楽しみながら、身近にいる多くの大人が、子どもたちに格好いい姿を見せることで、いろんな大人がいて、いろんな活動をしていて、みんな社会の一員で、みんなで支え会っているということが、子どもたちに伝っていくような気がしました。

ライブはアコースティック&ロックのライブで、会場は立ち見が出るほど。オリジナルの曲のほかに、和田中の生徒と一緒に作ったバラードや、映画「ノッティングヒルの恋人」のエンド曲、スティングの曲など、3時時間近く、いろいろな曲で楽しませていただきました。この日に歌った何曲かが、後日、「ガッコーロック」で配信されるそうです。楽しみです。

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2008年09月27日

11月号本日発売!

本日、27日は、コーチング・クリニックの発売日です!
今日発売になったのは11月号です。特集は「股関節トレーニング」。股関節トレーニングといっても、股関節の周辺部、もちろん骨盤や体幹部を含んだ部分のトレーニングやストレッチングを取り上げています。

特集パート1では、スケートのトレーナーとして著名なJISSの福田崇氏に、アスリート向けのトレーニングを紹介いただきました。股関節周囲のエクササイズを行うと、体幹機能が向上し、股関節と骨盤の安定性が高まり、バランス能力が高まると、福田氏はいいます。ある競馬の騎手は、股関節トレーニングでバランス能力が高まり、落馬がなくなったそうです。中臀筋を鍛えるバンドを用いたトレーニングをはじめ、さまざまな股関節エクササイズが出てきます。

パート2では、芦原会館西山道場所属の空手家・小林由佳さんに、股関節痛の発症と改善への取り組みについて、語っていただきました。骨や筋には異常がないに、股関節が痛いというアスリートは少なくありません。小林さんもその1人。優秀なスポーツドクターと理学療法士のお陰で、リハビリチェックによって問題が指摘され、現在、改善に取り組んでいるところです。下半身の弱さが股関節痛や腰痛にの原因とは。眼からうろこが落ちるはず。

パート3は、股関節トレーニングを行って、前十字靱帯(ACL)損傷を防ごう(!)という内容です。紹介いただいたJISSの小笠原一生氏は、ACL損傷を起こしやすい「膝関節外反」をコントロールするのは、関節外転筋(中臀筋)の筋力だと指摘しています。正しい動きを獲得するための「動きだしトレーニング」などを、ぜひウォームアップに採用してください。

パート4では、アスターという手技を用いた、股関節周辺筋のストレッチングを松本不二生ドクターに、パート5では、真向法(まっこうほう)体操を、真向法協会会長の佐藤良彦氏に紹介いただきました。真向法は、最近ブームになっています。この機会に正しい方法を知っていただきたいと思います。

特集以外では、明日を拓くコーチングには、杉並区立和田中テニス部外部コーチの深田悦之さんにご登場いただきました。深田さんはミュージシャンなんです! ミュージシャンの登場は本誌では初めて。
今晩、ライブが渋谷で行われます。もう少ししたら、会場(クロコダイル)に向かいます!

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2008年09月25日

お父さんのライフスタイル

先日届いた『体育の科学』2008年9月号に、幼児の身体活動量が紹介されていました。
研究では、身体活動量を1日の“歩数”で示しており、4~6歳児の平均歩数は、
男児が約1万4000歩/日、女児が約1万2000歩/日。

休日になると歩数が減る子どもと、変わらない子どもがいます。
休日の歩数は親の歩数と相関が高く、
休日に歩数が減るのは親(特に父親)の影響が高いそうです。

休日に、親が昼間で寝ている家庭と、朝から元気に出かける家庭とでは、
子どもの身体活動量に差が出てくるものです。
住んでいるマンションの近くに小さな運動場&公園があり、
休日になると遊び子どもたちの“キャッキャ”という声が響きますが、
見ると親が一緒に遊んであげているんですね。

歩数は身体活動量に関係します。身体活動量は体力に、
特に幼児の場合には調整力(神経系)の発達に影響を与えます。
活発に動く子どもは健康です。
お父さん、子どもと一緒に外遊びをしてください!

参考文献
・加賀谷淳子:幼児の身体活動量と運動強度,体育の科学,p.604-609,Vol.58,No.9,2008.

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2008年09月24日

『つなげる力』

9月27日にコーチング・クリニック11月号が発売になります。この号の「明日を拓くコーチング」のコーナーに、杉並区立和田中学校テニス部外部コーチの深田悦之氏にご登場いただきますが、そのつながりで、先日、文藝春秋社から発売された、『つなげる力』を読みました。

この本は、前杉並区立和田中校長の藤原和博氏が著されたものです。
塾と学校をつなげた「夜スペ」、世界と学校をつなげた「よのなか」科、社会と学校をつなげた「地域本部」など、いろいろなプロジェクトを成功させた藤原氏の発想力、言い換えると問題解決力を紹介しています。

藤原氏が一貫して言っているのは、外部の力で学校を活性化させること。「『つなげて結べば』エネルギーが入ってきて、学校が活性化する。なにより生徒が刺激受け、より動機づけがはかれるのだ」

テニス部外部コーチの深田氏が、和田中に関わるようになったのも、藤原前校長から声をかけられたのがきっかけです。和田中テニス部と深田氏は、まさに藤原氏によってつなげられ、ドラマティックに変化しました(11月号参照)。その藤原氏のつなげる発想力を知りたくて、この本を読んでみたのです。

『つなげる力』には、スポーツに直接触れた文章はありませんが、6章の「人を動かす」=リーダーシップのところは、関係しているかもしれません。藤原氏はリーダーシップの五箇条を紹介し、その本質は「情報編集力」だ述べています。
「自分の目の前の相手が何につながりたいのか、即座にイメージできるかどうか。どこで、いかに、何と何をつなげるのか。それがわかったときに人は動く」

五箇条の部分は、日頃のコーチングの参考になると思います。そのほかのところも、いろいろな問題で身動きがとりにくい状態にある指導者に対するアドバイスになっていると思います。
本誌の深田氏のコーナーをお読みになった上で、『つなげる力』をお読みになって頂けたらと思っています。

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2008年09月21日

コアコンディショニング

今日は、朝から名古屋国際会議場。
日本コアコンディショニング協会(JCCA)のシンポジウムに参加してきました。
シンポジウムは今回で4回目、2年ぶりの開催だそうです。

この2年間でコアコンディショニングが大きく進化しました。
まずコアセラピーが確立され、コアリコンディショニングが誕生しました。
コアセラピー部会が活発に活動しており、エビデンスを得るために、様々な研究を進めています。

岩崎会長の基調講演もすごかった。
どう表現していいのかわかりませんが、1つ次元が変わったような気がしました。
今後の展開が楽しみです。


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2008年09月20日

ポール到着!

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昨日、ノルディックウォーキング(NW)のポールが届きました!
ノルディックウォーキングのポールを販売しているミモットさんに相談して、お勧め頂いたのがこのポールです。
ピンクの色合いがなかなかグッドで、コルクのグリップもいい感じです。
カーボンなので軽め。扱いやすそうで、気に入りました。

ということで、今朝はマイ・ポールでNWです。
ウォーキングは時々やっていたのですが、NWは久しぶり。
最初はぎこちなかったのですが、すぐに慣れました。
ただし、ウォーキングペースより、若干遅めになってしまいます。
もう一歩先のコツをつかまないといけないみたいです。

朝、不定期ですが、早渕川沿いを歩いています。
ピンクのポールでNWをしている人を見かけたら、私です。
お気軽にお声をかけてください。

追記
10月12日に、新潟の八色の森にて、第1回八色の森健康ウォーキングが開催され、NW(10KM、5KM)が行われます。ベースボール・マガジン社がお手伝いしているので、なんとか仕事の都合をつけて参加したいと思っています! 


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2008年09月14日

学生スタッフの力

先週は早稲田大学の早稲田キャンパスで、日本体育学会第59回大会が開催されていました。取材が重なって行けなかったのですが、最終日の12日の午後に、同じ開場で日本トレーニング科学会の設立20周年記念シンポジウムが行われるというので、前日徹夜までして行ってきました。

トレーニング科学会は、比較的若い学会だと思っていましたが、もう20年にもなるんですね。設立にかかわった当時20代の新進気鋭のトレーニング科学研究者は今や40代に。この学会を牽引していくのは若手だという、学会のポリシーに立ち返り、大学及び大学院に所属する若手研究者によって、このシンポジウムが行われました。

シンポジウムのテーマは、「競技力向上へのトレーニング科学サポート~学生スタッフの力~」であり、大学大学院に所属する9人のパネリストが登壇。各々が各大学で実施している競技力向上のサポート活動を紹介していました。

内容につては別の機会に紹介したいと思いますが、発表した若手研究者の何人から、「コーチや選手の理解を深めることが大変」という、いつの時代にも出てくる意見が、ここでも出ていました。

それに対するJISSの平野裕一先生のコメントが印象的でした。
「ある競技団体では、強化責任者に我々の科学サポートを受け入れてもらうのに約2年かかりました。サポートの立場はそういうものだということをわかってほしい。現場から信頼を得るためにチャレンジしてください」

科学でサポートしますといきなり言われても、ハイそうですかと、無条件に受け入れることは、ほとんどありません。ましてや競技力向上に役に立つんだと、大上段から言われると、現場から拒絶されてしまうのがおちです。(普通の一般社会でもそんなもんです)

そうしたことも含めて、若手のトレーニング科学者には、研究だけでなく、現場でのサポート経験をたくさん積んでいく必要があると思います。現場で、選手やコーチとコミュニケーションをとり、信頼関係を構築し、科学への理解が深まるような下準備をすることが、サポートを成功させる秘訣だからです。

科学ではないそういった部分の理解を深めるためにも、今回のような若手研究者が集う機会をどんどん増やしたほうがいいですね。

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2008年09月13日

edge 深田悦之氏

今日は、杉並区立和田中学校に行ってきました。和田中学校は都内で初めて民間人の校長を登用した中学校であり、夜スぺ(進学塾との提携による夜間の塾)を行うなど、画期的な活動を行っています。

今日は、明日を拓くコーチングの企画で、和田中学校のテニス部外部コーチを務める深田悦之氏を取材しました(インタビュアーはスポーツライターの水城昭彦氏、カメラマンは金城聖子氏です)。

深田悦之氏は、実はミュージシャンであり、ボランティアの外部コーチとして、女子テニス部を指導しています。元高校球児であり、テニスを始めたのは大人になってから。テニス指導のスタートは和田中学からであり、指導歴は今年で5年目だそうです。

子どもの数が減り、教員の数も減って、部活動の存続がままならない状況が続くなかで、外部コーチの存在が注目されています。外部コーチとして中学部活動を指導している深田氏のお姿に迫りました。

掲載は、9月27日発売のコーチング・クリニック11月号です。
そうそう、9月27日には、深田氏のバンド「edge」のライブが、渋谷で20時からあるそうですよ! 深田氏の記事を読んだら、渋谷に直行でしょう!

edge Aco & Rockin' LIVE
日程:9月27日
会場:クロコダイル 渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1
開場:18:00
LIVE START:20:00~
LIVE CHARGE: 2500円 (+ドリンク OR フード)

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posted by コーチング・クリニック編集長 |19:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
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