2008年07月31日

『オニツカの遺伝子』

最後に履いた陸上スパイクは、アシックス・タイガーPAWでした。
赤色のカンガルー皮革のアッパーで、銀色のアシックスラインが入ったタイプ。
当時としてはかなり高額でした。親にねだって買ってもらった記憶があります。

昨日小社より発売された、新書『オニツカの遺伝子』は、
日本のスポーツシューズブランドとして世界に知られる
“アシックス”(オニツカ)の精神に迫った1冊です。

ブランドを支えているのは、創業当時から続く、商品開発に対する熱い情熱。
数多くのマラソンランナーから絶大なる信頼を寄せられている三村仁司氏、
特注シューズを担当する三村氏に対して、一般のアスリートや市民レベルという、
全く別の視点からスポーツシューズの開発を行う西脇剛史氏。
プロモーションを担当した、植月正章氏。
創業者・鬼塚喜八郎氏(故人)に始まるスポーツシューズにかけた情熱の歴史を、
スポーツライターである、折山淑美氏がつづります。

ちなみに中1のときに初めて履いたスパイクもアシックスの製品でした。
白色の人工皮革のアッパーで、オレンジのラインが入ったタイプ。
監督が持ってきた段ボール箱のなかから選んだ、借り物のスパイクです。

短い陸上経験でしたが、ずっとアシックス商品でした。
理由は、私の足に一番合っていたからに他なりません。
使う者の心(足)をつかむ開発がなされていたことを、本書で知りました。

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2008年07月30日

サムライボイスで競技成績をアップしよう!

オリンピック開幕までもう間近になりました。競泳陣が選手村に入ったとか、結団式があったなど、北京関連の話題が増えています。オリンピックではいろんなことに注目しようと思っていますが、その一つというのは、一流選手が試合中に出す「声」についてです。

卓球の福原愛選手の「サー」、ハンマー投げの室伏広治選手の「ンガー」、男子バレーのゴッツ(石島)選手も「ウォ~~」などなど、スポーツや体育の実施中に発せられたり、用いられたりする音(声)のことを、「スポーツオノマトペ」といいます。
*オノマトペは擬音語・擬態語という意味です。

以前、コーチング・クリニックの特集のなかで「スポーツオノマトペ」について、藤野良孝氏にご紹介いただき、スポーツオノマトペの種類の多さと効用に、かなり驚いたのですが、このほど、藤野氏の著書『スポーツオノマトペ なぜ一流選手は「声」を出すのか』(小学館)を読んで、“(福原)愛ちゃん、「サー」を封印している場合じゃないよ~”“オグシオ、ちゃんと声出して!”という気持ちになり、オリンピックでは「声」に注目してみようと思ったのです。

福原選手、室伏選手をはじめ、テニスのシャラポア選手、ソフトボールの上野選手、陸上短距離の末続選手、柔道の塚田選手、長嶋茂雄氏、陸上の川本和久監督など、数多くの選手・指導者のスポーツオノマトペが出てきて、とても面白い! そのなかで「ははっん」と思ったのが、ジャッキー・チェンとブルース・リーが戦ったら、スポーツオノマトペ研究的には(声の強さでいうと)、ブルース・リーのほうが圧倒的に強い、という記述です。

ブルース・リーの映画(DVD?)を観たらなんだか強くなった気がして、アチャーとかアチョーとか言いながら、動きを真似たりした記憶がある方もいるでしょう。ジャッキー・チェンの映画が昔から好きなのですが、ブルース・リーを観たあとのようにはなりません…。藤野氏いわく、「アチャー」「アチョー」は、気分を高揚させるとともに、相手を威嚇する声なんだそうです。

著者の藤野氏は教育工学・スポーツ心理学・音声言語学の研究者なので、『スポーツ…』は研究をベースにした内容ですが、ちっとも堅苦しくなく、こんな話を数多くちりばめて、スポーツオノマトペの世界に読者を誘ってくれます。北京オリンピック観戦前に出合えてよかった、そう思ったので紹介します!

*サムライボイス:藤野氏が研究は海外では「サムライボイス」と呼ばれているそうです!

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2008年07月29日

鉄腕

毎日暑い日が続きます。ということで、暑気払いに西麻布にある鉄腕に行ってきました。鉄腕は野球好きが集まる居酒屋で、店内には、沢山のサインボールが飾ってあり、大型モニターには常に野球の試合映像が流れています。

昨日は埼玉西武-オリックス戦が流れていて、西武が勝つと半額になるメニューがあるというのでそれを注文し、一緒に行ったメンバー5名全員と西武を大応援! 阪神が勝つと半額になるメニューも注文して、裏で阪神も応援していたのですが、西武も阪神も負け。

2品が半額にならなかったのは残念でしたが、プロ野球と高校野球の話で盛り上がりました! 一番盛り上がったのは、印象に残っている選手の話。江川卓、松坂大輔、荒木大輔、ゆうくん、などなど。年代がわかっちゃうんですよね、これで。

西武戦が終わったあとは、夏の甲子園の名勝負を集めたDVD10巻セットの8巻目(75~79回大会)を観ながら、そうそう旭川工業が、あのとき徳島商業が、樟南がなんて言いながらさらに盛り上がりました。

店の雰囲気もよくて、料理もお酒も美味しいくて、もちろん一緒行ったメンバーは素敵な人ばかりで、大満足の暑気払いでした。 




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2008年07月27日

子ども・運動・健康

土曜日に発売になった9月号の「明日を拓くコーチング」には、
健康運動指導士の村田トオルさんにご登場頂いています。
40歳をすぎてから大学院に進み、運動遊びを研究されて、
現在、元気っずという運動遊びを指導・普及されています。
運動指導者としての村田さんに迫りました。

子ども関係で、もう1つ、記事を載せています。
それは、小児科医の岡田知雄先生の、子どもの肥満に関するものです。
子ども及び若年者の肥満は、将来のQOLを大きく脅かします。
糖尿病になり、失明する割合が6割を超えるという恐ろしい話もあります。
スポーツや運動の指導に関わる人間ができることを、
真剣に考えなくてはならないと思わせる内容です。

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2008年07月26日

カラダリセット

コーチング・クリニック最新号(2008年9月号)が、本日発売されました!
今月号の特集は、表題に挙げた「カラダリセット」です。

疲労したり消耗したり、バランスが崩れたりしている状態でトレーニングするよりも、
身体をリセット(元の状態に戻す)してからのほうが、効率的だと思いませんか?

コンディショニングが、身体を鍛えることを中心にしたトレーニングから、
疲労回復・体質改善にほうにシフトしてきているという印象があり、
最近いろいろな取り組みが見えてきたので、特集として企画しました。

パート1では、有吉与志恵先生が数多くのアスリートに実践して効果を上げている
「リセットコンディショニング」を取り上げました。特徴は、脱力、揺らぎ、ドルフィング。
ウォームアップとクールダウンで行う、代表的なリセットコンディショニングを紹介しています。

パート2は「丹田呼吸」。丹田呼吸をすると、ピークパフォーマンスを発揮する状態、
それはつまり、リラックスしながら覚醒した状態になれるのです。
麓正樹先生に丹田呼吸の有効性を、脳研究の結果から紹介していただいています。
ピークパフォーマンスを導く、丹田呼吸以外の方法も出ています。

パート3は、矢野史也先生の「アクアSPAT(超短時間骨格矯正法)」です。
SPATは「操体法」をもとに開発された、骨格リセット法です。
重力の影響が少なくなる水中では、SPATの効果がかなり増します。
効果的だけどやり方が難しいので、ぜひ写真と解説をごらんください!

パート4は、松栄勲さんの「積極的抑制によるコンディショニング法」です。
緩めたい筋肉を間接的に緊張させたのち、意識してて力を抜くことによって緩め、
姿勢を改善していく方法です。

パート5は、アメリカで定評のある「ヤムナ・ボディーローリング」です。
直径15~25cmの小型のボールを用いて、筋肉の硬くなっている部分を
ほぐしていくコンディショニングです。インストラクターの石川英明氏が、
後面、内転筋、腹部のやり方を実演・解説しています。

パート6は、活性酸素と、機能性素材「オリゴノール」を取り上げました。
激しい運動を行うと活性酸素・フリーラジカルが発生します。
活性酸素はあらゆる病態・疾患に関係しており、アスリートには対策が必須。
対策の1つは抗酸化物質の摂取。オリゴノールは注目の抗酸化物質なのです。

取材を進めるうちに、内容がどんどん深くなっていきました。
お役に立てる充実した内容に仕上がったと自負しています。
競技力向上を図りたい、トレーニング効率を上げたい方に、お勧めの特集です。

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posted by コーチング・クリニック編集長 |17:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月25日

スポーツ小説

先日、旅の友に近藤史恵の「サクリファイス」(新潮社)を選んだと書きましたが、
スポーツ小説としてはかなり優れた一冊で、のめり込んで、読んでしまいました。
本屋大賞の次点でなので、ある程度のレベルとは思いましたが、
スポーツ小説というだけけでなく、ミステリーとしても完成されていて、
この夏一番のお勧めの一冊です(出版されたのは昨夏ですが・・・)。

そんなことを思っていたら、今日、ある席で「サクリファイス」の書名が出てきたので
びっくりしてしまいました。
ある席というのは、第16期JPIC読者アドバイザー養成講座の講義の中です。

今日は夏休みをとって、上記講座を朝から受講しているのですが、
午後からの講義で、講師の越高一夫先生が「ブックトーク」を行い、
(ブックトークは、テーマを立てて何冊かの本を複数の聞き手に紹介する読書案内)
紹介した本の1冊が「サクリファイス」だったのです。

越高先生が挙げたテーマは「スポーツを読む」。
このテーマで紹介されたのは、次の6冊でした。
どれもとてもいい本だと思うし、私も読んでいただきたいと思うものばかりなので、
6冊ここに挙げます。

『カゼヲキル①助走」 増田明美 (講談社)
『RUN! RUN! RUN!』 桂 望実 (文芸春秋社)
『風が強く吹いている』 三浦しをん (新潮社)
『Keeper』 マル・ピート作 池 央耿訳 (評論社)
『リバウンド』 エリック・ウォルターズ作 小梨直訳 (福音館書店)
『サクリファイス』 近藤史恵 (新潮社)

ちなみに、3つめまでが陸上長距離・マラソン系、4番目がサッカーのキーパー
5番目がバスケットボール、6番目が自転車ロード種目です。

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2008年07月24日

ポール・ギャリコ

ポール・ギャリコは、猫を題材にしたファンタジー小説の「ジェニー」、映画化もされた「ポセイドン・アドベンチャー」などを著した、戦前戦後にかけてのアメリカの人気小説家です。小説家に転身する以前はスポーツライターで、1920年代後半から1930年代にかけて、アメリカで最も高給取りのスポーツライターだといわれていたそうです。

凄く恥ずかしい話なのですが、ポール・ギャリコのことも、彼がスポーツライターであったことも、つい最近知りました。小誌連載のスポーツカウンセリングの筆者である、中島登代子先生から、ギャリコの小説「7つの人形の恋物語」がミュージカルになったと、ご紹介いただいたことがきっかけです。

中島先生は、スポーツカウンセラーを養成する日本臨床心理身体運動学会を設立された方で、この学会の会長を、臨床心理学・ユング心理学の大家である山中康裕先生が務めています。ギャリコの「7つの人形の恋物語」(王国社)が翻訳出版されたときに、あとがきを書いたのが山中先生で、そのご縁で音楽座ミュージカルのプロデューサーである石川聖子氏におめにかかり、ギャリコについて知ったのです。

「七つの…」の小説は、人形と会話ができる身寄りのない少女・ムーシュと、そんな彼女を人形劇一座に入れたにもかかわらずむごい仕打ちをする冷酷なキャプテン・コック、そして7つの人形たちの物語を描いています。

計り知れない感動を与える大人向けのファンタジーであり、人間のたましいに触れる内容であると、石川プロデューサーは言います。小説もまだ読んでいなし(もうすぐ「ジェニー」を読了)、もちろんミュージカルも観ていないので(公演は8月23日から)、私から詳しいことはいえませんが、山中先生の推薦文には次のような一文があります。

「……多重人格の心理とそのセラピストの心理になぞらえる「関係性発展の機微」をこれほど見事に書き上げた本はほかに類を見ない、言いましたが、今回のミュージカルは、まさにそれを舞台に見事に実現してくれました。…」

たましいのレベルで動くと奇跡が生じ、人は成長します。日頃から選手のたましいのレベルでと向き合っているスポーツの指導者の方々に、ぜひご覧いただきたいと思っております。

音楽座ミュージカル「七つの人形の恋物語」が8月下旬に公演されます・
・東京公演  8月23日(土)~31日(日) 赤坂ACTシアター
・大阪公演  9月20日(土)・21日(日) イオン化粧品シアターBRAVA!
・神奈川公演 9月27日(土)・28日(日) グリーンホール相模大野

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2008年07月23日

集中講義で鬼ごっこ

浜松大学の集中講義を受けてきました。
科目は「身体表現の芸術と(心理)臨床」であり、講義は
22日から3日間、朝から夕方まであるのですが、その1日目を受講しました。

講師は仁里文美先生(金城学院大学准教授)です。
仁里先生は、臨床心理学、社会心理学の研究者であり、
ダンスセラピーで有名な高安マリ子先生の教えを受けた、
その世界では3本の指に入る方です。
認定スポーツカウンセラーの養成にも携わっておられます。

午前中の講義では「身体自我」「無意識」「身体の声を聴く」について学びました。
身体自我は、意識下にある自我とは違って無意識に近いところにあります。
立ち上がる動きですら、身体をどのように動かすのかを考えながらでは、
うまく動けないことからも、身体自我が無意識に近いものだと理解できます。

無意識のなかにその人が表れており、身体がいかに情報を発信しているのか、
身体が訴えたいことをどれだけ聴くことができるのかなど、
いろいろな例を上げながら、ときには体験も交えて紹介されて、
とても勉強になりました。

午後からは、アリーナに移り、身体を使っての授業です。
身体の力を抜いて、相手に身体を委ねること、
1人遊びと、友達と一緒の遊びのときの遊びににくさ、
鬼ごっこの鬼になったときの気持ちなど、
心と身体のつながりをいろいろと体験する授業でした。
2日目、3日目の授業が気になりますが、この日はここまで。

スポーツをやっている人は、よく動けるとおっしゃっていました。
身体の反応がいいそうです。(身体と心とがつながりやすいのか)
仁里先生、ありがとうございました。

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2008年07月22日

浜松大学に来ています

先々週&先週がかなりハードな日々だったので、
この連休は結構のんびり過ごしました。

昨日は、午前中にある大型書店へ。
旅の友に近藤史恵の『サクリファイス』(新潮社)を選んだあと、
新幹線に乗り込み、こだまで掛川へ。
掛川から天竜浜名湖鉄道に乗りました(初めて乗ります)。

たった1両の電車で80分あまりゆられてて、ある無人駅で下車。
予定より早めに着いたので、最寄りの神社にお参りしました。
緩やかで贅沢な、私にとってはとても貴重な時間を過ごしました。

さて、目的地は、浜松大学です。
連載「スポーツカウンセリング」の筆者である中島先生のお誘いで、
カウンセリングのケースカンファレンスに参加させていただきました。

あるカウンセリングのケースを聞いたのですが、
カウンセラーとのカウンセリングを通して、
クライアントがダイナミックに変わっていきます。
中島先生が「卵から孵る」とおっしゃっていましたが、
まさにその通りです。

ケースはある教員の例ですが、
たましいのレベルではスポーツ指導と同じものがありました。
(スポーツ指導に限ったことではありませんが・・)

スポーツという、リアルな身体活動の重要性と、
スポーツの指導者の役割の大きさ、そして
スポーツカウンセリングの必要性を、再確認しました。
端折っているので、うまく表現できていませんね。

今日は、浜松大学で二里先生の授業をうけます。

20080722-00.JPG


天竜浜名湖鉄道の「天竜二俣駅」です。木造の風情のある駅です


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2008年07月20日

第1回ノルディックウォーカーの集い

コーチング・クリニック誌では、現在、ノルディックウォーキングの
連載を掲載しています。これが好評で、かなり喜ばれています。

さて、以前、このブログで、やまちぃこと、山内和幸さんたちが、
ノルディックウォーキングのクラブ設立を計画していると紹介しました。

このほど「ノルディックウォーキングクラブ関東」が無事設立され、
クラブ初イベントである「第1回ノルディックウォーカーの集い」が、
今週の土曜日(26日)に開催されることになりました!

ポールメーカーとか、協会とかのしがらみなく、
純粋にノルディックウォーキングを楽しみたい、
という人たちが集まって設立されたクラブであり、
イベントは、どんな方でもウェルカムだそうです(事前申し込み必要)

実は、コーチング・クリニックがこのイベントの後援をしています。
私も26日のイベントに参加したかったのですが、
かなり前から予定が入っていて、参加がかないません。

でも、やまちぃさんがやてくれるので、楽しいことは請け合いです。
小誌の連載にて興味もたれた方は、是非、参加してみてください。

ちなみに雨天の場合には中止だそうです。

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