2007年05月01日

パワー発揮のポイントは「真下」

6月号の特集では、松本整さんの「パワーチェンジトレーニング」を取り上げました。
松本さんは競輪の元選手であり、S級トップクラスが出場するG1レースを45歳で制しており、
現在、トレーニングジムを経営しながら、順天堂大学運動生理学研究室にて研究を行っています。
特集では研究内容に触れており、その内容は5月号「スプリントを斬る」にも繋がっています。
それは、スポーツ動作にとって効率のよい「力発揮の大きさと方向」についてです。

5月号の「スプリント…」では、スプリント時の骨格モデル(松尾彰文先生作成)を掲載し、
接地中のキック力の大きさと方向を、矢印の長さと向きで表しています。
図ではキック力を地面反力に置き換えて示していますので、細々した説明は端折りますが、
要するに、真下に大きなキック力を発揮することが、
スプリントにおける効率のよい力の発揮であることを紹介しています。

一方、6月号の松本さんは、競輪のペダリングを例に挙げ、次のように紹介しています。
「最も効率よく力を伝達できるのは、クランクに対して力が90度の方向に発揮されたとき」
陸上のスプリント種目も、競輪も、効率のよい力の発揮タイミングは同じであり、
それは、地面に対して・クランクに対して90度のとき、なのです。
簡単にいうと、力を伝えたい対象物に対して「真下」にパワーを発揮する、ということです。

スプリント走では、斜め後ろに蹴ると身体が効率よく前に運ばれそうな気がします。
自転車も、ペダルを強く踏み込み続ければ、効率よく前に進みそうな気がします。
しかし、大きな力を発揮できても、発揮タイミングが悪ければ、無駄な力を発揮しているだけ。
1歩ずつ、1ペダリングずつ、1ストロークずつ無駄を省いていけば、最後にもっと追い込めるはず。
松本さんは、6月号の特集で効率的な筋力・筋パワー発揮のトレーニング方法を紹介しています。
自転車限定ですが、その考え方はトレーニングの参考になると思います

posted by コーチング・クリニック編集長 |15:16 | トラックバック(0)
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