2008年04月22日

女性アスリートと納豆

今朝、編集部に届いた学会・研究会誌の表紙に「納豆」の文字を見つけました。
納豆といえば、一時期よく話題になった「イソフラボン」のことが思い浮かびます。
イソフラボンは納豆などの大豆に含まれており、エストロゲン(女性ホルモン)と
似たような働きをすることが知られています。
健康情報番組でよく話題になりましたが、スポーツがらみでは、
研究や報告を聞いたことがなったので、目をひきました。

先の研究では、スポーツ系の女子大生性と文科系女子大生を対象に、
納豆の摂取状況と月経随伴症状(下腹部痛、腰痛、下痢、不安感など)
との関係を調べています。その結果の一部は次の通りです。

・納豆を週2回以上摂取している人は、健康状態が良好の人が多く、
月経痛を訴える者の割合も低かった。
・納豆の摂取頻度が週1回以下のグループでは、
月経前・期間中の下痢や、期間中の下腹部痛を訴える人が多かった。
・48項目の月経随伴症状を訴える割合は、納豆の摂取頻度が
週1回以下のグループで高かった。

どうやら女性アスリートの場合には、普段から意識して納豆をとるようにすると、
コンディションにいろいろなプラスの影響があるようです。
もちろん、コンディションの維持には、トレーニングの内容や休養、
普段の食事内容なども、大いに関係するとは思います。

ついでに、食品安全委員会のサイト(大豆及び大豆イソフラボンのQ & A)を見ると、
日本人が日常的に食べる大豆の量では、これまでに副作用の報告はないそうです。
ただし、サプリメントなど、食事以外からの摂取に対しては、過剰摂取を防ぐために
1日上限30mgが、大豆イソフラボンの目安量として設定されています。
日常的に食事からとるほうが、栄養バランスもアップするのでお勧めです。

ちなみに、納豆100gには73.5mg、豆乳100gには24.8gの
大豆イソフラボンが含まれています。

参考文献
・柳田美子・山田浩平・鯉川なつえ:スポーツ系及び文科系女子大生の納豆摂取状況が月経随伴症状に及ぼす影響, p.29-39, 順天堂大学スポーツ健康科学研究第12号, 2008年. 

posted by コーチング・クリニック編集長 |14:24 | コメント(0) | トラックバック(0)
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