2008年04月09日

見えないものをみる感性

コーチング・クリニック誌に、「スポーツカウンセリング」という連載があります。
筆者は、浜松大学健康プロデュース学部の中島登代子先生。
中島先生は、認定スポーツカウンセラー資格を創設された方です。
今月号の連載では、中島先生が企画・開催された、浜松大学総合研究所主催の
シンポジウム「たましいの科学を語る」の、模様をご紹介いただいています

このシンポジウムの後に懇親会があり、長テーブルの端のほうで、
パネリストの1人である森岡正芳先生(神戸大学教授)とほかの先生が
野球談義で盛り上がっていたのを、長テーブルのもう一方の端で聞いていました。
録画で野球を観る(観戦する)というのはどうなのか? という話だったと思いますが、
そんなことがあって、森岡先生の本がとても読みたくなりました。

森岡先生の本は、専門書なので、町の書店ではなかなか手に入りません。
やっと先週の日曜日に新宿のジュンク堂で、今年1月に出た「ナラティヴと心理臨床」
などを購入。今、読んでいるのは、著作を探したときになぜかすごく惹かれた
『うつし 臨床の詩学』(みすず書房)です。

セラピーの世界を表した書籍であり、専門書としては読後感がよいものでした。
本書で描かれているクライエントへのカウンセラーのかかわり方は、
スポーツ指導者にとってとても参考になります。

特に、心で見なければかんじんなものは見えない、ということを示している部分、
そして、見えないものをみる感性(内的視覚)の大切さを表している部分は、
スポーツ指導者にぜひ、読んでいただきたいところです。
(もちろん小誌連載「スポーツカウンセリング」をお読みいただくのが一番です!)

個人的には、著書の最後に、美学者の中井正一の著作の引用があり、驚きました。
中井正一は親戚に当たります。
それもあって、この本との出会いがあったのかもしれません。
専門書なのに無理がなく、読んでいてなぜかリラックスできた1冊でした。

posted by コーチング・クリニック編集長 |13:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
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