2008年02月28日
卓球・ホープスの視機能
卓球では小学生以下を「ホープス」として、選手の育成を行っています。 現在、中国・広州で開催中の世界卓球に、中学3年生の石川佳純選手が出場していますが、 彼女はホープス出身の1人で、04年全日本卓球選手権大会ホープスの部で優勝しています。 編集部に『同志社保健体育第46号』(同大学保健体育研究室発行)が届きました。 そのなかに卓球の「ホープス」の視機能を調査した研究が掲載されていました。 (村上博巳ら:ホープスナショナルチーム女子卓球選手のスポーツビジョン特性,同志社保健体育,第46号,p.17-36,2007年) 研究では、ホープスと学生トップレベルとを比較しています。 ホープスが統計的に有意に劣っていた視機能は、 「眼球運動」…素早く動くものを目で追う能力 「瞬間視」…瞬間的に多くの情報を認識する能力 「眼と手の協応性」…見えたものに素早く反応する能力 有意ではないものの、平均値でみると低かったのが、 「KVA動体視力」…直進してくるものを見る能力 「DVA動体視力」…水平移動するものを見る能力 「深視力」…距離感(特に前後)を見分ける能力 静止力(一般の視力検査でわかる視力)は、6歳でほぼ成人と同じ程度になります。 そのほかの視機能は、ホープス時代にはまだ未成熟のようです。 石川佳純選手は小学6年生で全日本選手権に出場し、一般相手に2勝しています。 石川選手のような、将来有望なホープスの選手たちが、 ジュニア(高校生以下)、ナショナル(一般)に進んだときに、 どのような視機能の発達を示すのかわかれば、 視機能に応じた選手強化ができると思います。 <参考> 研究では、次の2つのグループを比較していました。 ・ホープスナショナルチーム女子選手(年齢10.8±1.1歳、卓球歴5.1±0.9年) ・関西学生リーグトップクラス女子選手(年齢20.1±1.0歳、卓球歴12.2±2.1年)
posted by コーチング・クリニック編集長 |12:09 |
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