2007年11月30日
【山本“KID”徳郁、寝技世界王者ハニ・ヤヒーラと大みそか激突=Dynamite!!】
(スポナビより)
昨日の‘連立’報道に関する記事について数多くのコメントを頂き感謝致します。それぞれの見解、観測が交錯していてなかなか興味深く拝見させて頂きました。
さて、そんな中昨日の‘連立’報道から‘やれんのか’での「青木真也VSJ.Zカルバン戦」に関して私も含め大いに期待する向きが多い中、一方の‘Dynamite!!’では軽量級に転向した山本KID選手の参戦及び対戦カードが発表された。
すでにご存知の通り対戦相手は‘ハニ・ヤヒーラ’選手だ。
肩書きにある通り、ヤヒーラ選手はアブダビ66キロ未満での2007年王者でありその実力の片鱗は日本でも発揮しており好ファイターであることは間違いなく通好みの選手でもある。
しかしながらこのカード正直なところ前日の‘青木VSカルバン戦’が衝撃的であったためかインパクトに欠けるカードと私には映ってしまった。
年末のイベントに何故このカード?なのだ。前回のビビアーノ・フェルナンデス選手と比べると総合格闘技のキャリアではヤヒーラ選手が上回るものの柔術王者としての肩書きは比較にならない。今回‘アブダビ王者’という触れ込みで対戦カードをプッシュしていることを考えればむしろビビアーノ・フェルナンデス選手を大晦日に持ってきたほうがまだ箔が付いたように感じる。
KID選手の適正体重への階級転向に伴い軽量級を制定し進み始めている状態で手法の一つとして前回、今回と柔術王者と言った‘肩書き’ある選手と対戦させることで土台作りをしてゆくことも一つであろう。しかしその土台作りをあまりに意識過ぎるばかりに選手の選定の時点で‘肩書き’先行に囚われ過ぎてしまってはいないであろうか。その結果、私達のような所謂‘格闘技好き’にとっては世界の実力者を日本のリングで見ることができ大変嬉しいことなのではあるが、大晦日の‘Dynamite!!’というイベントでのこのマッチメーク。タイトルマッチであれば別ではあるが、果たしてKID選手を観るHERO'Sファンにとって楽しめるマッチメークなのであろうか。
彼本来のアグレッシブファイトを期待するHERO'Sファンにとっては何ともインパクトの少ないマッチメークという認識にしか映らないのではないでないかと感じてしまう。さらに前回の対ビビアーノ戦でその卓越した柔術的なポジショニングを完全に把握出来ず、醜態をさらしてしまったレフェリングにも‘肩書き’ある選手と実力者とのマッチメークには不安が募るところである。
個人的には現時点のHERO'Sの生命線はKID選手だけだと感じている。
総合格闘技・HERO'Sを繁栄させてゆくためには階級、肩書きに拘ることも当然ながら必要なことである、しかし今回は年末のイベント‘Dynamite!!’なのである。であるならば‘青木VSカルバン戦が実現したように、KID選手の対戦相手もマッチメーク出来たのではないかと欲を出してしまう。
まだ軽量級は始まったばかりであるので要望ばかりも如何かと思うが、様々な可能性を秘めているKID選手だけに期待は大きいのである。
最後に体重差の問題もあるがあえて大晦日ということで言わせてもらえれば、昨日の‘青木VSカルバン’今回の‘KID VSヤヒーラ’この両カードが‘青木VSヤヒーラ’‘KID VSカルバン’であってもバランスよく楽しめた気もしてしまった。
posted by cartier |16:00 |
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2007年11月29日
【大みそかに奇跡の大連立! 「やれんのか!」で青木真也vs.HERO'S王者カルバン実現】
(スポナビより)
どうもコメント欄を設定ミスしてしまいコメント拒否状態となっていたようですので再投稿致します。
申し訳ありません。ちなみに故意ではありませんので。
前回の記事において‘大晦日のイベントは怖い’‘利権が一年の中でもっとも絡む時期’とお伝えしたように今回の‘連立’はまさに大晦日を象徴する出来事となってしまった。
大晦日のイベント‘やれんのか’で意外な対戦カードが発表された。
新格闘技団体‘WVR’の旗揚げ戦記者会見と時同じくして発表されたまさかの
‘PRIDE無敗青木真也VSHERO'S王者J.Zカルバン戦。
まずは驚いた。そして大晦日一つの楽しみとなったことは言うまでも無い。がしかし谷川代表の「今、格闘技には大連立が必要。協力ではなく積極的に参加していく」というコメントを聞きなるほどと納得した。
おそらく多くの格闘技ファンの方は今回の発表に対し喜んでおられるであろう。確かにこのマッチメークは私も大変興味深く嬉しいのだ。しかし残念ながらここで喜んで終わっていてはここに書く必要は無い。
これまで様々なことが起こりえた格闘技の世界。あえてここは別な角度から考えてみた。
今や不動と言っても過言ではないHERO'Sミドル級王者J.Zカルバン。
通常であれば年末に予定している「Dynamite!!」に参戦するものだと誰もが考えるところだ。
しかし、現状は違った。トーナメントでも全く危なげなく制覇してしまったカルバン選手に対しHERO'Sでは現時点では対戦相手がいない、用意出来ないという事を露呈している。
特にHERO'Sがプッシュしてきた日本人選手も予想以上に伸び悩みKID選手用に設ける軽量級へ多くの選手が移行することも予想され、手薄となる今のミドル級ではHERO'Sファン好みのカードを組むことが出来ない。
さらに既に発表されている桜庭VS船木というカードも昔を知る格闘技ファンからは賞味期限切れとの声が多いのも事実であり、さらにいわゆる格闘技ブームから見始めたHERO'Sファンには柴田選手と二人三脚を組み結果を出せない船木選手自体が刺さらない。
夜中の番組で船木選手を伝説として放送するもののこれまでのTBSの格闘技に対する放送の姿勢からか説得力は無く伝わってこない。
そこでHERO'S王者を自ら他の大会で有力な日本人選手とマッチメークすることで現状打破を図り、
団体の求心力回復を視野に入れているように感じる。
いかにもHERO'Sらしいと言える選択ではないであろうか。
‘今の格闘技には連立が必要’とコメントしているが大晦日イベント‘やれんのか’は今回がけじめの大会と位置付けている言わば、‘最後の一回’なのだ。その大会に対し今さら連立というのも説得力に欠けているように感じてしまう。
‘やれんのか’はご存知の通りサポートとして今後日本格闘技界において市場を開拓する予定のM-1 GLOBALが控えている。実際の連立というのはこの部分を意識しての発言なのであろう。
マッチメークへの期待とは裏腹に釈然としないコメントに首を傾げてしまう。真に‘連立’を掲げているにも関わらず前田日明スーパーバイザーが同席していない事も腑に落ちない。
HERO'Sとしては今回カルバン選手が勝利すれば更なる強さの証明となり、もし青木選手が勝ってしまったのであれば次回はHEOR'Sのリングで、と言う展開へと移行が可能だ。
さらにここきて、ヒョードル選手の対戦相手としてかねてから噂のあったチェ・ホンマン選手が再浮上し始めたのだ。
このカードもこの一戦の勝敗をきっかけにHERO'S参戦への足掛かりの一歩としたいところであろう。
さらに谷川氏は個人的に「大阪とさいたまの2元中継ができたらいい」と、「Dynamite!!」を中継するTBSと交渉する意向を示しているようだが、スポンサーの関係でまず不可能であろう。
ここまで言えば自ずと‘連立’で一番得をするのはFEGサイドである事は誰にでも判る。これまで数多くの残念な試合やコメントを見させられている一格闘技ファンとしては谷川氏の発言は正直なところ現時点で全てを鵜呑みにする事は出来ない。
話は最初に戻るが今回の‘連立’という名のもとにマッチメークされた青木真也VSJ.Zカルバン戦。単純に考えれば楽しみであることは間違いなく、余計な講釈は必要無い‘やれることだけやってくれ’と主催者サイドにはお願いしたい気持ちである。
新たに‘ワールドビクトリーロード’が動き始めた中、今回のこの大晦日での‘連立’が口先だけに終わらず、今後新たな日本格闘技界の進展することを節に願うのであるがそれはこの利権の絡む大晦日大会だけで判断する事は出来ない。
ここは来年以降の総合格闘技界の動きを見てその時に改めて判断させて頂きたい。
あくまでもこの世界が繁栄してゆくことを願って。
posted by cartier |14:30 |
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2007年11月28日
【新格闘技大会「戦極」3.5代々木で旗揚げ=WVR】
(スポナビより)
ここ数ヶ月間、総合で主だった記事を書くことが無くほとんどボクシング主体であったのだが、ここへきて大晦日の‘やれんのか’に続き今回の‘ワールドビクトリーロード’が記者会見をし少々総合も活気付いていくのかな、と思うこの頃、スポナビファンブログも様変わりしつつあり少々寂しい部分も感じられる。あくまでも私は自分のスタンスを守って続けるつもりでありますが。
さて、本題となるが
大晦日の‘やれんのか’開催発表で総合の話題も息を吹き返してきた昨今ではあるが、ここへきてあの新団体‘ワールドビクトリーロード’(WVR)の旗揚げ大会の概要が発表された。
発表された出場予定選手は、下記の4名。
吉田秀彦(吉田道場)
瀧本 誠(吉田道場)
菊田早苗(GRABAKA)
川村 亮(パンクラスism)
そして‘階級とルール’が発表された。詳細に関してはスポナビ記事を参照して頂きたい。
今回の出場予定選手の中でやはり気になる選手は大晦日の‘やれんのか’への出場も噂されていた吉田選手であろう。会見にも出席している吉田選手は‘やれんのか’へもオファーがあれば出場したい、とコメントしており、さらに主催者であるWVRも団体設立発表時のコメント同様他団体への出場に対してオープンな姿勢を見せていたが‘やれんのか’から‘戦極’までの間3ヶ月。
もちろん出場可能なスケジュールではある。
*以前PRIDE出場時には2003年8.10GP開幕戦にて田村選手に勝利したあと11.9の決勝にてシウバ選手と対戦しており、さらにシウバ戦後の2ヶ月足らずの大晦日にはホイス選手と対戦してる。その他にも2006年5.5GPでは西島選手と対戦後、7.1決勝ではミルコ選手と戦っていた。
今回この大晦日大会をけじめと位置付けている‘やれんのか’と詳細なスケジュールや団体としてのビジョンが若干不明な部分もあるが動き始めたWVR。
そしてこの吉田選手の新たなコメントからは完全に戦いの場は‘戦極’と判断すべきであろう。
仮に大晦日‘やれんのか’参戦であればヒョードル選手との対戦とも噂されていたが、いづれにせよその3ヶ月後に新天地であるWVR旗揚げ大会を迎えるのは酷である。
そして‘GRABAKAのドン’菊田選手の参戦。
郷野選手を初めとする同じGRABAKA所属の選手達が新天地への参戦を発表していた際、年末までに新たな動きを示す発言をしていたのでそのスタンスから今回の参戦に特別な驚きは無い。彼のような卓越したバックボーンを持つ選手には一試合でも多く様々な選手との戦いを見せてほしい。
最後に今回の発表会見。出場予定選手は名前の知られた4人ではあるにも関わらず、正直なところ私は何故かマイナー色を強く感じてしまった。そこには個の選手というより所属団体(吉田道場・GRABAKA・パンクラスism)色を強く感じてしまうからであろうか。
さらにはこの‘戦極’というイベント名。もちろん名前やタイトルで団体、大会を判断することなど論外であることは承知の上であり、大会の中身が肝心なのであるが‘PRIDE’消滅後の後継のイメージを少なからず感じさせる団体と位置付けするとしていたものにとっては何ともサプライズ感の少ないイメージは拭い去れないのではないだろうか。
もちろん堅実かつ確実な事を発表するにこしたことはないのではあるが。
実際に盛り上げるだけ盛り上げて大会後に見事に裏切られていたといった興行もあるだけに無用で過剰な演出は今の格闘技界には必要無い。しかしイベントには期待感を促すことも必要であり、ましてはプロの大会であってアマチュアではないのである。日本の総合格闘技熱が冷めつつある昨今、せめて一部の対戦カードや強豪外国人選手の発表は旗揚げ大会には不可欠だったのではないであろうか。
色々と書いてしまったがこのような苦言も期待の表れの一つとしてご了承願いたい。
まだまだ未知数であるWVRだからこそ今後の発表に期待したいと思う。
posted by cartier |13:00 |
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2007年11月22日
【PRIDEが一夜限りの復活!? 噂の大みそか格闘技イベント「やれんのか!」開催決定!】
(スポナビより)
以前より噂されていた旧PRIDEスタッフを中心とする大晦日イベントが発表された。
この話実はかなり以前からイベント仲間から情報が入っていてその事をこのブログで書いた際、一部の方から‘そのような不確かな情報を安易に記事にするものではない’とお叱りのコメントを賜ったためそれ以降あえて触れずにいたが、ようやくここへ来て現実への運びとなりそうだ。
この大会はあくまでも‘旧PRIDEスタッフによるファンに対するケジメ’としているが、サポートとしてあの新興勢力‘M-1GLOBAL’の文字が踊るあたりからは純粋な‘けじめ’だけではなくM-1GLOBALの‘実験的発想’も含まれ当然そこには今後の日本格闘技市場確保の見方をするのが妥当であろう。
現にM-1は夏の日本開催をも示唆しているようである。
しかしながら自分の中で毎年大晦日のイベントとして定着していた‘PRIDE’が名前を変えながらも流れを汲んだイベントとして行われることに対し喜ばないわけがない。
この大晦日の大会、場所は噂通り‘さいたまSA’だ。そして現時点で発表されている出場選手は
エメリヤーエンコ・ヒョードル
ヨアキム・ハンセン
ヒカルド・アローナ
ギルバート・メレンデス
ルイス・アゼレード
三崎和雄
青木真也
川尻達也
桜井“マッハ”速人
石田光洋
長谷川秀彦の11名というほぼ武士道の選手だ。
全7~8試合となる予定であるから単純にあと3~5人の出場が見込まれているということか。
この時点で旧PRIDEを代表する吉田、五味選手といった名前が入っていないのはあえて伏せているのか。それとも吉田選手に関しては一部で大晦日他の大会で‘柔道家対決実現か’などと言われてもいるので依然不明ではあるが。
しかし最後までPRIDEに拘っていた吉田選手。今回旧PRIDEスタッフが集結しての大会となれば参戦を表明しても何ら不思議ではない。
そして五味選手。彼は以前大晦日の大会であれば‘やっぱり日本人対決でしょ’とコメントしている。
当時は山本KID選手との対戦も噂されたが現時点での2人の体重差を真摯に考えれば実現は甚だ疑問だ。
となるともし、今回参戦となった場合考えられる選手は青木選手あたりであろうか。
このカード実現すればかなり興味深い試合となりそうである。
まあ五味選手に関してはUFCサイドが以前より関心を持っている選手であることから現時点ではこれ以上語ることはない。
そしてヒョードル選手の対戦相手は一体誰か?様々な噂はあるのものの残念ながら私に入った情報は無い。
あと気になることは当然ながら残りの参加選手と他の対戦カードであるが、ここまで書いていて実は私は現時点ではさほど願望はない。と言うのもまずあのような終わり方をしてしまったPRIDEが名称は変わるもののその流れを汲んだ大晦日イベントを発表したというところに痛く感じ入ったからだ。
その部分を酌んで残りの出場選手と対戦カードに関しては今後の成り行きを見守りたいと思う。
ただ、そうは言いながらも悲しいかな人間は欲のあるもので当然ながら‘では今後は?’というところに向かってしまうのも事実である。
そして更に純粋な格闘技ファンからすればさほど問題としないところではあるが、イベント運営企画を仕事としていた私としては気になるのは一体スポンサーは何処なのか。既に発表の通りスカパーにてPPVでの生放送は決定している。
ヒョードル選手のPRIDE時代のギャラは1試合につき1億~1億2千万~3千万と言われていた。
果たして今回‘一夜限りのイベント’に対し地上波も無い状態でこれらの金額は何処が負担するのであろうか。
今回のイベント発表は嬉しいことには違いないのであるが‘大晦日のイベント’は怖い。一年で利権がもっとも絡む時期である。
しかし逆に考えればこのイベントの成果次第ではサポートが‘M-1GLOBAL’であることからも別な枠組みでの再燃も十分考えられる。
多くのPRIDEファンには少し水を差すようなことを書いているように聞こえるかもしれないが、私はこの大晦日に再び‘格闘技イベントの選択’が出来ることを本当に喜んでいる一人である。その部分を酌んで頂きご勘弁願いたい。
そして余談ではあるがスカパーに関しては契約解除も考えたが、IGFが開催されるということで思いとどまり、第1回大会を見た後再度解約の方向に向かい、第2回大会後解約は決定的となっていた。しかし解約の手続きをする時間が無く結局今日に至っていたわけであるが解約しなかったことにホッとしている。
果たして大晦日の‘やれんのか!’を目の当たりにして‘M-1GLOBAL’は一体何を感じ何処へ進んで行くのであろうか。
‘けじめ’は‘幕開け’となるのであろうか。
何れにせよ大晦日の‘やれんのか!’楽しみである。
posted by cartier |17:00 |
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2007年11月19日
【JPBAが世界挑戦に日本、東洋王者限定】
前回の記事でWBCの新ランキング制導入に関して少し触れたが、JPBA(日本プロボクシング協会)からも世界戦に関するプランが上がってきた。
世界王座挑戦資格に‘日本王座’もしくは‘東洋太平洋王座’のいずれかのタイトル獲得を条件とする方向で動き始めたとのこと。
報道にもあるが、以前20年くらい前まではたしかに‘世界王座への挑戦は日本王座もしくは東洋太平洋王座獲得者に限る’という内規があった。しかしながらあくまでも内規であったためその当時のボクシング界事情やジムの規模などから特例的な試合もあったようだ。その内規復活には‘王座獲得者でなくとも世界ランカーが世界挑戦出来ないのはおかしい’との意見等で内規廃止後議論は宙に浮いた状態で今に至っていた。
そしてまさにこの‘宙に浮いた隙間’を縫ったような方法で実現してしまった10月のあの忌まわしい世界戦。
私が物心ついた頃から見ていた‘ボクシング’にはやはり日本、東洋太平洋王座を獲得し‘世界’へという図式は幼いながらも順番(段階)として誰に教わることなく理解していた。
そしてその段階を踏み見事に世界王座を獲得した選手達。一例を挙げると
辰吉丈一郎 日本バンタム→WBCバンタム
薬師寺保栄 日本バンタム→WBCバンタム
川島郭志 日本スーパーフライ→WBCJバンタム(現スーパーフライ)
竹原慎二 日本・東洋ミドル→WBAミドル
畑山隆則 東洋スーパーフェザー→WBAスーパーフェザー・WBAライト
戸高秀樹 日本Jフライ→WBAスーパーフライ・同バンタム
名城信男 日本Sフライ→WBAスーパーフライ
そして現ジム会長でもあり‘150年に一人の天才’と呼ばれていた大橋秀行会長も日本ライトフライ王者からWBA・WBCストロー級の王者となっている。
現役王者では
新井田豊 日本ミニマム→WBAミニマム
長谷川穂積 東洋バンタム→WBCバンタム
坂田 健史 日本フライ→WBAフライ
そして逆に私がボクシングにのめり込む決定打となった崇拝すべき名ボクサー‘村田英次郎’を筆頭にバトルホーク風間、横田広明、吉野弘幸、坂本博之選手ら日本・東洋王座奪取後期待されるも世界を取る事が出来なかった選手達も大勢いる。
現在世界挑戦が発表されている2選手。川嶋勝重選手に関してはあえて言う必要も無いが元世界王者で元日本スーパーフライ級王者、池原信遂選手は元日本バンタム級王者である。
ここまで見ているといかに段階を踏む事が世界に近づく一歩となるかはご理解頂けるかと思う。それでもなお世界は遠いのであるから。
しかし、実は意外な事に日本・東洋両王者にも君臨せず見事に世界王座に輝いた選手達もいる。
具志堅用高 WBAJフライ
渡嘉敷勝男 WBAJフライ
渡辺二郎 WBA・WBCJバンタム(現スーパーフライ)事実上の統一王者
(ちなみにガッツ石松は東洋ライト→WBCライト)
高山勝成 WBCミニマム
このように必ずしも日本・東洋いずれかの王者にならずとも世界王者を獲得出来た選手がいることも事実ではある。当然ながらその当時の様々なボクシング事情からGOサインが出たものもあるかと思われるが、段階を踏んだ選手達ほど多いわけでは決して無い。
王者になる為には実力(力)だけではなくメンタル面での経験も重要なことであり、うまく世界王者奪取となれば良いが、逆にその経験不足ゆえ招く試合を行ったことによる惨事をも考えなければスポーツ競技としてのボクシングは完全に崩壊してしまう。
そしてその最たるものがあの10月の世界戦。世界戦という大舞台で曝け出してしまったあれだけの醜態については‘異例’だと言う声もあるであろう。しかし現実起こってしまったことなのである。
あのような世界戦の権威衰退を防ぐ意味とWBCの新ランキング制度の概要でも示唆している実力の違いによる惨事を防ぐ事からもまず日本・東洋王者獲得者を限定とすることには賛成である。
ボクサーの寿命は長くは無い。その選手のファイトスタイルなどから選手生命にも違いはあるが、誰もが少しでも早く王者へ進むことも考えている。そしてそこには残念ながら実力だけではなくジムの規模や、ボクシング情勢が存在してしまう事も確かだ。
私も今までに何人もの日本・東洋王者となりながらも世界戦の組めなかった選手、時間が掛かってしまった選手を観てきた。
今回の‘内規復活’はこれで完了といったことではなく、今後は‘内規’をクリアした選手達への世界戦へ向けての道筋を整備しジムの規模関係なく少しでも多く挑戦する場を作っていく事が出来ればボクシング界の汚名も返上出来、人気回復へと進むのではないであろうか。
その意味でこれから更にJPBA、東・西ボクシング協会、JBCにはご尽力頂きたい。
そして更に希望を言わせて頂ければ、今回の時同じとして新ランキング制を実施予定のWBCのようにOPBF(東洋太平洋)にものランキング制度の見直しを是非考えて頂きたい。
今回の‘内規復帰’となった場合大変重要なポジションとなるため。
※文章構成上王者一例の中で‘選手名’に関しては○○選手と記載致しませんでしたがこの記事は敬意をもって書いている文章である事をご理解頂きたい。
posted by cartier |11:12 |
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2007年11月16日
【‘伝説の男’サムゴー欠場、山内の相手はJ-NETWORK喜入に】
本日のスポナビ格闘技記事の中ではやはり、気になるところで‘ヒョードル選手の大晦日の試合’に関して書くべきだったのかもしれないが、あまりに様々な情報が錯綜していることから現時点で話すことではないと判断し、‘現実’である全日本キックのことを記事とした。
大成功に終わった全日本キック60キロ級トーナメントに続けとばかりに70キロにおいてもトーナメントが組まれ、前回その顔見せとも言える石毛、サムゴー両選手の戦いを記事とした。
両者共に勝利を収めこのトーナメントに期待は高まっていた。
そしてその後の参加選手発表では正直なところあまりテンションは上がらずスター選手の揃った60キロと比べれば少々地味なメンツであったことは否定出来なかった。
それでもデビューから無敗を続けあのベテラン金沢選手から4度のダウンを奪い未だ無敗街道を進み続ける‘クリストフ・プルボー’の参加などで展開としては期待がもてたことも事実だ。
何より前回の‘前哨戦’で石毛、サムゴー両選手が期待を裏切らぬ勝利を飾ったことで期待値は上向きつつあった。
そんな矢先の、いや、大会直前での怪我によるサムゴー選手の欠場発表。
怪我では致し方無いとはいえあまりに痛い、痛過ぎる欠場だ。
そして急遽その代替選手はJ-NETWORKスーパー・ライト級元王者の喜入衆選手が発表される。
あまりに突然の事なので致し方無いことは承知ではあるのだが、彼の戦歴などからも残念ながら多くを望むことは出来ない。が、しかしここはこのような評価をしてしまう私を覆すような好ファイトを是非とも期待したい。
今回の70キロトーナメントここまで日程の延期など順風に事が進んでいたわけではない。よもやこのまま試合結果にも波乱の風は吹き続けるのであろうか。
posted by cartier |17:35 |
キック全般 |
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2007年11月15日
【WBC新ランキング制の導入へ】
随分とご無沙汰してしまいました。
ネタとしてはミゲール・コットVSシェーン・モズリーなどもあったのですが、忙しさやら、内藤選手の世界戦以降一瞬の‘燃え尽き症候群’のような気持ちも重なり本日に至ってしまいました。
ご心配のコメントも頂いたりと大変恐縮しておりますが、
本日より再びネタがある限りは責任もって書こうかと思っております。
さて、そんな中昨日‘WBCが新しいランキング制度を導入’といった情報が入ってきた。
内容に関しては記事を参照して頂きたいのだが、趣旨としては‘負傷にもつながりかねない実力差の開いた対戦を回避するのが目的’ということだ。
この時期でのこの新制度の導入というのは少なからず前回のあの世界戦が影響してることは否定出来ないであろう。
まあ、あの試合の場合は‘逆の意味で実力差から負傷にも繋がりかねない行為’があったわけだが。
さらに現時点で発表されている新制度の条件に関しても読んでいると日本人であれば思い当たる点が多い。
この新制度の導入に関しては複数の要素を考慮するとのことであり現時点では前進を意味する制度改革であると思われる。
あと問題はどこまで詳細にしこの基準の均等制を保てる制度案が確立出来るかではないであろうか。
少なくとも現状のランキング制にメスを入れたという点は大いに評価し今後のその内容に期待をしたいものである。
ここ数年WBCはオープン・スコアリング・システムの試験的導入を図ってきたりと様々な改革を試みており日本においてのイメージと言う点においてはWBAを一歩リードしているように感じられる。
今後は当然ながら統一戦などの意味合いからも一定の部分は足並みを揃える必要もあるのであろう。
今後の両団体の動向に注目したい。
そして、同時期に発表された元WBCスーパーフライ王者‘川嶋勝重’選手のWBA同級チャンピオンの‘アレクサンデル・ムニョス’選手への自身8度目となる世界戦。
前回の世界前哨戦となる試合では想像を遥かに上回る実力者であったためか彼らしい見せ場は少なかったものの接戦の末何とか判定勝利を奪った。
あの時点での川嶋選手の実力をどのように判断すべきかは別としても、現時点での元世界王者ではなく、プロボクサーとしての川嶋選手の実力を考えた場合正直なところ今のムニョス選手を倒すことは困難であろう。9月の防衛戦での対相澤戦においては全く危なげなく勝利し日本人選手に対する対戦意識を不動のものとした感がある。
しかしながら川嶋陣営もそこは勝機なくして挑戦などあるはずもなく、あの大橋会長のこと必ず秘策を用意してくることは容易に想像出来るところだ。
その意味では現時点での川嶋選手の実力以上のファイト内容も考えられ少し期待出来る部分もある。
海外では今、中量級の数々のスーパーファイトが注目されているが、今後は日本もこの川嶋選手が再度王者となれば名城選手、東洋太平洋C河野選手などのSフライ級やフライ級WBC王者内藤選手、WBA王者坂田選手、ミニマム級WBA王者新井田選手、WBC王者イーグル選手、高山選手などの軽量級さらにはWBCバンタム級王者の長谷川選手にも良い刺激となるのではないであろうか。
奇しくも川嶋選手は内藤選手と同じ33歳。少しブームのようにボクサーの高年齢が話題にも上がるが、結構なことではないか。年齢関係無く本物のボクシングを見せられれば。それが日本ボクシング界の活性化へと繋がる足ががりとなれば。
そんな思いも含めて川嶋選手には是非彼らしいボクシングを見せてほしいものである。
posted by cartier |14:08 |
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