2008年01月03日
【大晦日2大イベント…終わってみれば‘やれんか!’】
明けましておめでとうございます。
昨年中は様々な多くの方にコメントを頂き大変有意義な年でありました。今年も様々な観点から記事を書くことが出来ればいいと思っております。宜しくお願い致します。
さて、大晦日は今までと同様に‘やれんのか!’をリアルタイム、‘Dynamite!!’は録画し翌日に見終えた。同じ‘総合格闘技イベント’‘大連立’とは言ったものの、自分の中ではコンセプトの違う2大会であるという認識であった。その認識の上でも結果としてはやはり‘やれんのか!’に尽きてしまいTBSでの‘Dynamite!!’には限界を感じてしまった。
‘やれんのか!’は公式発表から大晦日までの僅かな期間で開催したイベントとは思えぬほどの出来栄えであった。
*
そしてそれは戻ってきた。放送開始はいつもと変わらぬ会場風景から始まり、第一声が会場に発せられると会場は瞬時に反応し歓声が響き渡る。続いてドクター・ジャッジ・レフェリーが、コールされる毎に大小の歓声が渦巻く。この会場に訪れたファンはこのイベントの観る術、楽しみ方を判っている。格闘技のイベントでここまで選手以外の人々に歓声や反応が素直に現れるイベントも類を見ない。格闘技に本来求められるものは‘マッチメーク’‘試合内容’そして‘試合結果’であるが、そこへ向けられるファンの声と同様な思いが関係者全てにも届けとばかりに送られていたように思え、自然と目頭が熱くなっていた。
今回の‘やれんのか!’でも注目を集めている佐藤氏による‘煽りV’が始まる。佐藤氏曰く、過去映像が全く使用出来ないため相当苦労している、と言われていたが、個性あるファイター達の‘その後’を見事に映し捉える。そのセンスの良さと相変わらずのクオリティの高さには総合格闘技を忘れてしまうほどドラマチックに仕上げ、悔しさにも似た‘やられた’感に酔わされた。さらに追い討ちをかけるように立木氏の‘ファンの皆様’の第一声でそれは溢れ出た。
和太鼓と高田氏というファンも見慣れた安心出来る演出から選手入場が始まり、場内のボルテージは急加速し‘秋山’選手のコールで空気は一変し一度目の頂点に達した。だが、その頂点はつぎの選手コールへの布石に過ぎなかった。PRIDE過去10年間においてこれほどまでに‘正義’と悪’‘白と黒’とに色分けされた客席の反応は記憶に無い。だが、これで終わりではないのが今大会。メインを飾るべく最後に登場した‘ヒョードル’選手がその勇士を現した瞬間、これまで通りの大会が始まった。
この余韻覚めやらぬまま、第一試合が始まった。ここから全ての試合に関して長短の感想を書いてみる。
【ローマン・ゼンツォフ●VS○マイク・ルソー】
キャリアと知名度でゼンツォフ選手有利かと思われたこの試合。一瞬のタックルからのテイクダウンでルソー選手が典型的なアメリカレスリングベースの戦い方を仕掛けた。スタンドを得意とするゼンツォフ選手にはあの方法がベストであろう。ルソー選手のグランドでのポジショニング、体重移動は完璧だった。
【川尻 達也○VS●ルイス・アゼレード】
スタンドでの打撃戦と思われたこの試合であったが、アゼレード選手が下になるグランドでの攻防となり、圧力で上回る川尻選手が後一歩の攻撃を繰り出しながらも判定決着。アゼレード選手はあの展開になると勝機は見えないため、グランドからの移行する技術向上が不可欠。
【瀧本誠○VS●ムリーロ・ブスタマンチ】
前回の記事で瀧本選手を取り上げた際、その反応は散々であった。しかし自分が瀧本選手に関して取り上げた部分は間違いではなかったと、一安心。但し満足出来る内容とは当然言えず、まだまだ総合格闘家への通過点にしか過ぎず、勝敗の問題ではない。
【石田 光洋○VS●ギルバート・メレンデス】
五味戦の完敗からのようやく迎えたこの一戦。彼のこの試合に掛ける思いは相当なものであったのではないであろうか。
そんな気持ちの伝わってくる展開。石田、メレンデスともに強靭なスタミナを誇る2人だけに見ている方も力が抜けない。メレンデス選手が一瞬その必要な攻めに緊張の途切れにも似た場面も見られ、終始先手を打って攻めた石田選手に軍配が上がった。試合後メレンデス選手はリマッチを要求し、石田選手は拒んだが私ももう一度見たい。そしてそろそろ判定勝ちを乗り越える石田選手に期待したい。
【三崎 和雄○VS●秋山 成勲】
勝敗によってはここまで一丸となって流れていた‘やれんのか!’の空気が一変し、ここまでの他の試合をも消してしまう可能性を秘めた危険な試合。
秋山選手に緊張の色は見えず、一方の三崎選手は時折り強張る表情も覗かせる。開始直後三崎選手のフェイントを掛ける動きにも秋山選手は微動だにせず、前蹴りを繰り出す。その秋山選手を中心に三崎選手が回る展開となり、お互いけん制をするまま時間が過ぎる。
秋山選手が脅威的なスピードで放ったワンツーが三崎選手の顔面を捉え崩れ落ちる。畳み掛けるように秋山選手のパウンド。勝負あったように思われたこの場面であったが、三崎選手は瞬時に体勢を整え立ち上がる。
そしてあの場面を向かえることとなる。不穏な空気をかき消すような三崎選手への大歓声の中、三崎選手の振りぬいた左フックが秋山選手の右頬から鼻先を打ち抜いた。
腰を落とし座り込む秋山選手。ダメージの残る中すぐに起き上がろうとする瞬間、三崎選手の右の蹴りが顔面にクリーンヒットし勝利。
結果としてスタンドでの決着となり、共通のバックボーンである‘柔道’の文字は過去の遺物となっている。三崎選手は既に7年の総合格闘技歴により完全な総合格闘家と進化を遂げたが、一方の秋山選手はわずか3年でこの進化は脅威である。
エメリヤーエンコ・ヒョードル○VS●チェ・ホンマン
この試合2度、下になったヒョードル選手であったが危なげなく仕留めた試合であった。
本来ならばメインを飾り、‘Dynamite!!’では録画放送されるはずであったこのカードだが、急遽TBSサイドの意向により生放送されることとなったため6試合目に繰り上がった。会場のファンには‘地上波が帰って来ました’などと一種の煽りとも思えるアナウンスを懸命に伝え続けていた。このシーン、チケットを買って会場に足を運んだファンにとっては正直なところあまり関係の無い話である。観客にとってはこの場に及んで生放送で地上波に流れることを望んでいるとは到底感じず、メインがいきなり始まってしまうことへの戸惑いの色が濃く滑稽で一体感の薄れた反応となってしまった。
何よりも試合をする選手本人に失礼な話である。もともとこのような状況があり得ると聞かされていたのかは定かでないが、残り2試合後に控えたモチベーションの維持。今回、ヒョードル選手だったためその表情を読み取ることは出来なかったが、普通の選手であれば試合にも影響し兼ねない。‘大連立’におけるイベント運営手法として致し方ないと思うべきなのか。
桜井“マッハ”速人○VS●長谷川 秀彦
何ともシックリしない、噛み合わない試合となってしまった。
試合の内容もさることながら、‘三崎VS秋山’‘ヒョードルVSホンマン’戦の後でのこの試合。一種の‘箸休め’的時間となってしまったことは否めず大変残念であった。‘豪華創作料理フルコース’で腹がいっぱいになった直後に美味しい‘和菓子’を進められても中々箸は進まない。そんな感じであった。正直なところこのマッチメークであれば初めから2試合目辺りでも良かった気がした。
青木 真也○VS●チョン・ブギョン
急遽大晦日のメインとなってしまったこのカード。
そんな青木選手に気負いがあったのであろうか、ヨアキム・ハンセン戦を筆頭に過去総合で結果を残している選手達を相手に全て1R以内に一本勝ちを収めている青木選手。そんな青木選手に対し本当に総合初戦で、急なオファーだったのか?と疑いたくなるほどグランドでの青木選手の動きに対応していたブギョン選手。元オリンピック柔道銀メダリストという肩書きはあるものの、パウンドでの打撃を受けているシーンからはまだまだ未熟差が露呈しており、凄く違和感を感じてしまった。この短期間にあれだけの対応が出来るのであればかなりポテンシャルの高い選手という事になるのだが・・・。
とりあえず本日は当日の大会を総括してみた。その後の動きに関しては、改めて書く必要があると判断出来れば書きたいと思う。
posted by cartier |14:17 |
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2007年12月31日
【今年の見納め‘やれんのか!2007’‘Dynamite!!’結末はいかに】
いよいよ明日、大晦日2大イベント‘やれんのか!2007・‘Dynamite!!’が開催される。その開催に先駆け‘Dynamite!!’は昨日記者会見が行われ、本日はインフォメーション通り‘やれんのか!2007’
公開記者会見が行われた。その会場となった新宿ステーションスクエアには何と7,000人もの人が集まったと言う。
昨日は残念ながら現場に行けなかったため、ファンの反応を体感出来ず大変残念ではあったが、9月に私が行った同じこの場所でのHERO'S公開記者会見時はの記憶では3,000とか4,000人と発表されていただけに、7,000人という倍の数は相当な凄さである。
それだけ今回の‘やれんのか!’に対する様々なファンの想いが強いという現れなのであろう。
ここでは一点だけ触れたい。
それぞれの選手達に注目が集る中やはり、ひと際目を引いたのは多角的な意味でも‘敵地’に乗り込んだ秋山選手であろう。出場選手の中でもその派手な服装からは完全なヒールを自覚していることを思わせる。同時に‘強ければ何でも良い’という表れも感じ、秋山選手の全てが凝縮されているように思えた。
良くも悪くもこの手のことが出来てしまう人間は手強い。三崎選手も格闘技人生を賭けるくらいの覚悟で闘わなければ相当厳しい展開となるのではないかと感じる。
さて、ここまで紆余曲折の末たどりついた‘大晦日’。
最終的に発表となった両大会のマッチメークには見事にそれぞれ‘色’が現れており良い意味でわかり易い大会に仕上がっているように思える。
本来ならば今大会の展望を書きたいところであるが、‘大晦日’の大会というところで能書き垂れることはやめておく。ただ来年への想いを述べるなら‘やれんのか!’に関しては結果として‘新たな勢力に繋がる大会となってほしい’ということと‘‘Dynamite!!’については来年のHERO'Sが良い意味でこのお祭り大会とは違った大会を実施して頂くことを望みたい。素材は良いのだから後は調理法の問題なのだ。
今年は格闘技界において様々な予期せぬ激震が起こり格闘技本来の繁栄すべき部分とは別な部分ばかりがクローズアップされてしまった一年であった。
しかしこの大トリである大晦日での‘やれんのか!’電撃開催がその萎みつつある流れを小さな堤防となって押し戻そうとしている。この強固とは言えぬ堤防を守り関係者及び多くのファンの力で更なる防波堤となってほしい。そして来年再び格闘技の新たな波を起こしてほしいと切に望み‘大連立’が大晦日凌ぎとならないようご尽力頂きたい。
*
最後に、このブログを初めて半年間数多くの方々にご意見賜り大変有意義な時間を過ごせる事が出来ました。厳しいご意見、疑問、同調して頂く声、煽り(笑)その全てに対し感謝致します。時には‘○○○叩き’と言われたり、‘アクセス目当て’と言われることもありましたが、決してそのような次元でこのブログに時間を割いているわけでは決してありません。格闘技と言うマイナーな、ファンの意見が交換されることの極めて少ない時代を経験してきた者としてはこのブログを活用して最大限自分の考えを伝えたいという思いや繁栄を常に願う気持ちだけなのです。論調などからも一部の方に対し不愉快な思いをさせてしまっていることは大変申し訳なく思っております。しかし決して安易な気持ちではないということをご理解頂ければ幸いです。
そしてその様々な‘今の意見’が聞けることが大変嬉しくそれが活力となっていることが全てです。
来年以降も様々な視点から考え、判断し通り一片のつまらぬブログにならぬよう続けたいと思っております。今後とも宜しくお願い致します。
そしてこのスポナビブログを管理されている事務局の方々ご苦労様でした。
来年も引き続き宜しくお願い致します。
【重低音ストンピング】管理人‘cartier’
posted by cartier |10:36 |
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2007年12月29日
【本当に青木VSJ.Zカルバン戦は組まれていたのだろうか?】
海外メディアの専門情報‘TATAME'によると‘やれんのか!2007’での目玉カードとされていた、青木選手の対戦相手J.Z.カルバン選手は12月5日既に手術を受けていたとの記事が掲載されていた。さらには復帰は2月と匂わすコメントが書かれている。
大晦日出場予定の上で12月5日に手術することなどまず有り得ないため、何やらここまでの情報のその食い違いから疑問が湧いてきた。一部のサイトでもこの話題を取り上げられており、大晦日に向け論議が起こりそうである。
そこでこの対戦カードの発表を日本のメディアと今回記事を掲載した‘TATAME’とで時系列に沿って追ってみる。
11月28日 青木VSJ.Z.カルバンにおける対戦カード発表(日本)
12月 5日 J.Z.カルバン選手左膝半月板の手術を受ける。その際‘2月頃復帰と示唆’(TATAME)
12月17日 J.Z.カルバン選手が練習中に怪我(左内側靭帯断裂)を負いドクターストップ。(日本)
12月20日 プロモーションのため日本来日。‘やれんのか!’実行委員会との協議。
12月23日 ‘やれんのか!'実行委員会よりに‘青木VSカルバン’戦消滅との記者発表。
今回の`TATAME'の情報は事実か否かは明言は出来ないが、私がこれまで見てきた過去の記事や今回わざわざ虚偽を言う必要性が無い事を考えれば信憑性は高いと思える。
様々な条件で考えてみると、対戦発表が11月28日であり、もし仮に手術の行われた12月5日までの間に怪我を負ったとしてもその間1週間。一週間で手術の判断となったのであれば怪我は相当重傷(左内側靭帯断裂と発表)であり、日本への報告が17日という、怪我をおったと推定した日(11月28日~12月5日)より最低でも12日間のブランクがあったことになり大いに疑問が残る。
そしてその手術後結果から復帰は2月と示唆していることからも安易な手術(左膝半月版損傷)ではなかったと簡単に推測出来る。
‘果たしてこのカード本当に組まれる予定であったのだろうか。’
初めから試合をする意思が無く、手術を行っていた可能性すら考えられてしまう。
真相は定かではないが事実であるとするならばあまりに無責任な話である。
手術が本当であったならば最低でもその時点(5日)に報告していれば代替選手ももう少し幅広く選択出来る余地があったのでないであろうか。(まさか、あらかじめチョン・ブギョン選手が用意されていたとは考えたくはないが。。)
今回‘貸し出す’FEGはこの話をどこまで把握していたのであろうか疑問が残る。
しかし何ともこの時期に来て煮え切らない思いである。
posted by cartier |10:45 |
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2007年12月25日
【更なる進化に期待=瀧本VSブスタマンチ】
去る18日に大晦日2大イベントの一つ‘Dynamite!!’で大晦日らしい2つのカードが発表され、前回の記事へもカードに関して様々な賛否のコメントが寄せられ、そのほとんどが疑問を呈するものであったことからも‘イベントカード’としての位置付けは免れないところである。(危惧していたとおり‘U-STYLE’ルールも浮上。)
そして対照的な意味で衝撃であった一昨日の‘青木VSカルバン’戦の消滅発表。
こちらにも多くのご意見を賜わり、代替選手への予想や希望が聞かれた。試合は組まれるとのことであるので、ここは新たなカード発表を待つしかないのであるが。
そんな2大会のマッチメークに関する発表がされる中‘やれんのか!’において追加対戦カードとして既に発表済みである‘瀧本誠vsムリーロ・ブスタマンチ’という柔道対柔術とも例えるこのカード。
前回の記事にも書いたのだが、この2大イベントそれぞれに方向性‘色’がこの追加カードでより濃くなったと言えるのではないだろうか。
ただ少々残念ではあるがこのカードあまりブログ内を見る限り取り上げる方も少なくファンの反応も今一つといった感じは否めない。
私自身もこの記事を発表後に書き終えていたのであるが‘青木VSカルバン’戦消滅のショックからそちらを先行してしまっていた。
ただ、実はこのマッチメークには来年以降の総合格闘技界を考える上で大変注目していたのである。
瀧本選手は既に発表があったように来年3月旗揚げ戦を行う新興格闘技団体‘ワールドビクトリーロード’への参戦が決定している。
この発表には今回の大晦日に参戦の噂が絶えなかった‘吉田秀彦’選手も参戦が決まっており、形としては来年3月旗揚げに向けて万全の状態で望むため大晦日不参加と示していた。しかし今回の瀧本選手の参戦が発表されたことで旧PRIDEファンとしては少々複雑な部分もあるのかもしれない。
さて、瀧本選手に関してであるがデビュー戦となった戦闘竜戦に始まり4月8日のPRIDE34での‘ゼルグ“弁慶”ガレシック’戦を迎えるまでの5試合に対する評価は正直なところPRIDEファンをしても満足出来る試合内容では決してなかった。
その戦いぶりには‘オリンピック柔道金メダリスト’の肩書きも何か別次元のものとすら思われた。
そんな歯がゆい試合を続けていた彼が迎えた総合格闘技第6戦目。
対戦相手は噂の強豪‘ゼルグ“弁慶”ガレシック’。コアな格闘技ファンからPRIDE参戦への要望が多く、私もその試合を見て別な場所で記事を書き来日を待ち望んでいた選手である。
戦前の予想では、5戦目の武士道其の十で対戦した超新星‘ケガール・ムサシ’選手に屈辱のドクター・ストップ負けを屈した瀧本選手が、そのムサシ選手の打撃を上回るとも言われる‘弁慶’選手相手では再び咬ませ犬的な役割りに終わってしまう可能性が高いと思ったファンが大半だったのではなかろうか。
しかし試合は実力通りのガレシック選手の回転の速い打撃にダウン寸前まで追い込まれるも、都度これまで見せることの出来なかった‘流れるような’グランドからのポジショニングの攻防の末、圧巻とも言えるアームロックで劇的勝利を飾った。
この勝利はまさに‘練習の賜物’であり、確かに柔道金メダリストというこの上ない肩書きとバックボーンを持ってはいるものの、そこは総合格闘技。グランドでの打撃対策も行わなければならない。
様々なポジショニングでの対策を多く積み重ねなければあのような動きは出来ない。あの動きはまさに‘柔道と総合との融合’が成し遂げた勝利であった。
そしてまさにこれからと言う時にあの‘PRIDE消滅’という現実。
つぎの試合に期待が持てる結果を出した瀧本選手であっただけに、私は大変残念でならなかった。
『PRIDE34』のVTRをお持ちの方は是非一度、大晦日前にご覧になって頂きたいと思う。
そして大晦日の対戦相手は‘ブラジリアントップチームの重鎮 ムリーロ・ブスタマンチ’選手。
今さら多くを語る必要も無い、ブラジル柔術界の実力者である。
年齢的な体力の衰えをカバーするに足りるその柔術テクニックは未だ健在であり、更に打撃に関しても非凡なセンスを持っており、なかなか超えることの出来ない壁となっている。
そんなグランドのスペシャリストに対し、直近の2戦共に立ち技中心選手と対戦していた瀧本選手としては本当の意味での‘総合格闘家’‘柔道と総合との融合’の進化が問われるのではないであろうか。
何れにせよ、瀧本選手にとって厳しい試合になることは間違いない。
立ち技に関してはお世辞にも評価出来るレベルではないが、あのグランドでの総合適応能力の上達を考えれば前試合よりも技術は向上しているのではないかという期待もある。
柔道時代から絶えず周囲からの様々な声を跳ね返し、勝負してきた瀧本選手。
‘総合格闘家の遅咲き’としてここは一つ更なる進化を遂げた戦いを再び見せ付け、3月旗揚げを迎える‘ワールドビクトリーロード’への手土産として乗り込んでほしいと思う。
瀧本 誠(日本/吉田道場)
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアントップチーム)
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2007年12月23日
【衝撃! J.Z.カルバンが負傷欠場、青木戦が消滅=やれんのか!大晦日!】
(スポナビより)
本日‘やれんのか!’より衝撃的な発表がされた。
今大会屈指の好カードである‘注目の青木真也VSJ.Z.カルバン’戦が、カルバン選手の練習中による左ひざの負傷(靭帯断裂)のため欠場となりこのカードが事実上消滅した。
‘大連立’と言う名の下組まれたこのドリームマッチ、個人的には大晦日の2大イベントである‘やれんのか!’‘Dynamite!!’その全てのカードの中でもっとも注目していたカードであった。
以前の記事にも書いたように今回の‘大連立’に関して現時点では全てを手放しで喜んでいたわけではなかった。しかしながらこの‘青木VSカルバン’戦だけに関しては主催者の思惑とファンとしての思いが合致したドリームカードだと素直に楽しみにしていただけに心底残念な気持ちである。
悔しい思いをしているのは私を含めたファンのみならず、関係者そして何より戦うはずであった当事者である青木、カルバン両選手であることは言うまでも無い。
現時点では青木選手の代替試合は未定であるが、一ファンとしては正直なところここからテンションを上げる事は難しい。
考えられる対戦相手は現状を考慮すれば、FEGサイドより選出するほかないかと思われるが果たして誰となるのか。
昨日は‘Dynamite!!’において既に試合の出場が発表されていた‘藤鬥嘩裟’選手が主催者側の意向によって欠場が発表された。
この件については一度記事にしたのであるが、書き終えた後のあまりの空虚感にアップをやめていた、しかし一言だけ言いたいことはこの直前での考えられない欠場報告を行いながら、同時に藤鬥嘩裟選手に対し4月に試合を行うといった先走りを感じさせる‘慎重さに欠けた’約束をしてしまう辺り‘恥の上塗り’にならなけばと思ってしまう。
posted by cartier |18:20 |
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2007年12月13日
【ヒョードルvs.ホンマン、サップvs.ボビー、秋山vs.三崎が決定】
(スポナビより)
これまで様々な噂や、ニュアンスを感じさせるコメントが各方面より伝わってきていたが、噂は現実となった。
ヒョードル選手と対戦するホンマン選手の噂に関してはK-1WGPへの出場が決まっていた為まさか同月において2大会の出場など様々なことを考えれば有り得ない話であったため本当に毎度の格闘技界の‘噂’レベルにしか捉えていなかった。
この2試合当然ながら賛否両論であることは間違いなく、正直なところ私もかなり複雑な思いなのである。
それは決してこの2つのカードのマッチメークが云々と言うわけではないのだ。それは果たしてこのカードは‘PRIDEのケジメ’として行われる大会で、あの独特の空間の中で行われるべき試合なのであろうか考えてしまったのだ。
‘やれんのか!’開催発表会見の際に何度も口にされていた‘ケジメ’という言葉。それはPRIDEを応援してくれていた多くのファンに対するものであったと私は受け止めた。
しかし現実は‘ケジメ’が何時しか‘大連立’に変わってしまっていたようだ。
それだけ現実には‘やれんのか!’の運営において様々な困難、障害があったことが伺われる。
準備期間や様々な外圧も当然あったであろう、現に‘やれんのか!’のロゴも書体が以前PRIDE時に使用していたものと酷似しているという事で変更となっている。
今回の2試合‘けじめ’としては違和感を感じるが‘大連立’との視点で考えれば納得出来るマッチメークなのである。
前記事にも上げたようにPRIDEを感じさせる4試合が発表された。そしてここからイベント運営の仕事を経験してきた私なりの勝手な感想を述べてみたいと思う。
本日発表された‘やれんのか!’での対戦相手となる秋山・ホンマン両選手。
格闘家としてその様々な部分で賛否が交錯する両選手。この両選手を賢く大晦日という注目される大イベントに出場させ魅せる方法として他の‘アウェー’会場での試合を組んだ。
本来であれば秋山選手はHERO'S(FEG)の看板となりうる選手であり常識的に考えれば‘Dynamite!!’参戦が妥当である。
ところが事実として未だあの事件から明確に拒絶するファンも当然ながら存在している。復帰戦を韓国で行ったことなどからも時間は経過していても日本の会場での反応はまだまだ未知数である。
そこで会場の反応をダイレクトに放送せず大晦日での試合を組む方法として他のビックイベントへの参戦。それが‘やれんのか!’であったのではないであろうか。
そのように考えてみると‘大連立’と同時に秋山選手への日本の格闘技ファンの反応を確認出来る一つの目安でもあったのではないか。
そしてそれは賛否は届かずも中継と言う形をもって大阪で開催の‘Dynamite!!’でファンへアピールすると同時に反応も確認出来る。
つまり‘大連立’とは言え完全に‘Dynamite!!’の今後を占う意味も含んだ主要コンテンツの一つとして納まっている。
イベント企画としては‘お見事’と言うべき上手い戦略だと思う。あっぱれである。
しかしこれはあくまでもイベント側から見た私的な主観であり格闘技ファンとしてのものではない。
前回の記事でシュルト選手が参戦可能であるならばホンマン選手の参戦も該当してしまう、といったことを書いてみたが一月のうちに競技は異なるとは言え、2大会参戦などということが現実化してしまうなんて・・・。
当初よりホンマン選手はK-1WGPトーナメント出場が決まっており、グランプリトーナメントは激闘の中、怪我を負いながらもファイトする選手もいる程過酷でありそのような大会でいくらトーナメント初戦敗退をしたとは言え、1ヶ月も満たないうちに別な格闘技大会へ参戦出来てしまう。K-1とはその程度のものなのだろうか。本来あの過酷なトーナメントに出場することが決まっているにも関わらず年末出場の噂が出ること自体が可笑しな話なのだが。(K-1を棄権でもすれば別であるが)
もしかしたら噂ではなく、決定していた事なのかも知れない。そう考えてみると改めてK-1WGPトーナメントをどのように捉えていたのだろうかと考えてしまう。
実際に11月20日の時点で既にヒョードルVSホンマン戦を示唆するコメントをM-1 Globalサイドが述べていた。
いくら選手本人が了解している事とは言え、選手の体調管理も格闘技という競技である以上考える必要があるのではないか。現状では場当たり的に使い回しているように思えて仕方が無い。今回ホンマン選手だから良いといった問題ではない。
奇しくも今回の合同記者会見の席上にて代表として魔裟斗選手が
「2、3年前と比べると格闘技界は明らかに衰退している感じがするし、このままではマズイと思う。選手、プロモーターも一丸となって盛り上げていきたい」とコメントしていたがこの格闘家として現状を理解している発言を受け止め、再度熱を取り戻すためには‘その場限り’で凌いでいてはいけないのだ。
果たしてこの追加2カード、格闘技を愛するファンの皆さんはどのように感じられるのでしょうか。
追記:新格闘技団体であるワールドビクトリーロード‘戦極’旗揚げ戦へ外国人2名(サイボーグ、バハドゥルザダ)の参戦が発表されたようだ。どうもこの2つの発表は重なるな。
posted by cartier |18:26 |
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2007年12月13日
【やれんのか!ヒョードルの対戦相手は以前より噂のチェ・ホンマン。そして三崎は・・・】
一昨日の‘Dynamite!!’に続き‘やれんのか’追加対戦カード注目の2試合が記者会見に先立ち高田延彦ブログにて公表された。
・エメリヤーエンコ・ヒョードルVSチェ・ホンマン
・三崎和雄VS秋山成勲
以上の2カード。
12時からの記者会見の模様が現時点では伝わってきていないので一旦ここまでとし、私的記事は後ほど書くこととしたい。
posted by cartier |12:20 |
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2007年12月11日
【吉田秀彦、やれんのか!大晦日参戦見送り。そしてヒョードルの対戦相手は】
まずは、先日行われたK-1の感想だが至って順当であった。
個人的には特筆すべきことがあまりなく、唯一上げるのならば‘グラウベ選手のハイキック’‘格闘技王国オランダの壁’この2点であろうか。
K-1が発足する以前よりオランダは格闘技王国として多くの名選手を世に送り続けていたのであるがその牙城は未だ崩れる事はなく、そして今後も続くことを感じざるを得ない大会であった。
しかし昨今のスポナビブログ内で内容はともかくK-1の記事の多い事には驚かされ、同時に依然としてK-1は高い感心を持たれているのだなと改めて感じた。
さて、本題であるが大晦日の‘やれんのか!’開催発表以来少しずつではあるが当初出場予定として発表された選手達の中で対戦カードが決まり始めている。
そして、当初より参戦の噂としてここまで上がっていた‘吉田秀彦’選手が改めて参戦を見送り、前回の記事の通り新格闘技団体ワールドビクトリーロード(WVR)の旗揚げ大会‘戦極’へ照準を絞っている事が判った。
このことは‘戦極’開催が3月であることを考えれば前回の記事にも書いたが参戦は無いと考えていたのだが、これまでの吉田選手の旧PRIDEに対する強い思いから、よもやの噂が細く続いていたのであるがこれで‘ヒョードルVS吉田’は完全に消滅したと考えるべきであろう。
ここで一度、決定したマッチメークを確認してみると
・青木真也VSJ.Zカルバン
・桜井“マッハ”速人vs長谷川秀彦
・川尻達也vsルイス・アゼレード
・石田光洋vsギルバート・メレンデス
そして現時点においてマッチメーク未定の参加予定選手を上げると
・エメリヤーエンコ・ヒョードル
・ヒカルド・アローナ
・三崎和雄
・ヨアキム・ハンセン
以上の4カード、残り4選手のわけだが、先に発表されたカルバン選手のサプライズは別として他の3カードは参加発表された選手の中でマッチメークされており容易に考えられた対戦でもある。
では、残りの4選手ではというと、皆さんもご存知である通り4選手全て階級が違うためこの中でのマッチメークは不可能である。
となれば自ずとこの発表されている選手以外の選手との対戦と考えるしかないのであるが、これまで噂に上がってきた選手や、個々の選手の思いなどからはあの‘大連立’あっての対戦選手の名が燻り続けており、さらには同日に行われる‘ハッスル’に‘マーク・ハント’選手が参戦するとの話もあり目が話せない部分でもある。
そこでやはり一番の注目選手でもある‘ヒョードル’選手の対戦相手について改めて考えてみた。
先日のK-1にて3連覇を成し遂げた‘セーム・シュルト’選手がヒョードル戦へ名乗りを上げていると同時に谷川氏も相変わらず本気なのかリップサービスなのか判らないが‘ダメージがないならば大晦日参戦発言をしている。(ただしシュルト本人はそのためにはもっとトレーニングが必要、と大晦日は時間的に否定している)
ダメージ云々の問題では無く、1ヶ月内に2大会に出場などと言うプロデューサー発言としては論外のことをコメントしてしまうところが谷川氏なのだが。
しかしこの谷川氏の発言が満更妄想でも無いと判断するならばもう一人噂の大男が該当してしまう。
今の総合格闘技の世界は些細な噂が大きな誤解へと発展してしまう状況でもあるので確実なコメントを前後を照らし合わせ判断していゆくことが肝心であるが。特に‘大晦日’なので。
そこで今回の‘大連立’が何処まで双方の相乗効果も含めた大晦日イベントとなるのか個人的に考えた時、ヒョードル選手の対戦相手にハリトーノフ選手辺りが組まれても現状の実力差は別としてこれまでとこれからの展開の上ではストーリーとして成り立つのではないか、そして今を逃すとこの2人の対戦は今後実現しない可能性もあるのではないかと考えた。この二人の対戦は今や旬を過ぎて感もあるが、‘旧PRIDEでのやり残し’との視点から考えれば十分受け入れられるのではないであろうか。
現時点で‘Dynamite!!’への参加選手やカード情報などの新たな情報がこちら以降聞かれないためあくまでも個人的観測ではあるのだが。
まだまだ、今回の三崎選手の話や五味選手についても書きたかったのだが、これだけでも長文なのに更に恐ろしく長くなってしまいそうなのでここまでにしたい。
最後に今少し触れた‘Dynamite!!’にて桜庭選手と対戦が決まっている船木選手が現在‘GRABAKA’道場へ週2.3回出稽古を行っているとHERO'S公式HPに載っていた。
柴田選手と二人三脚で練習を行い指導していたものの結果を出せない柴田選手。一方の船木選手は対桜場戦用に‘GRABAKA’で練習をしている・・・何か違和感を感じてしまうのは私だけであろうか。。
※最近マザーボードのチップセットファンの異音が酷くビクビクしながら作業をしています。今のPCが3年目なので寿命と言えば寿命なので交換しなくては。。しかし何故この手の機械モノは年末に調子が悪くなるのだろうか。。。
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2007年11月29日
【大みそかに奇跡の大連立! 「やれんのか!」で青木真也vs.HERO'S王者カルバン実現】
(スポナビより)
どうもコメント欄を設定ミスしてしまいコメント拒否状態となっていたようですので再投稿致します。
申し訳ありません。ちなみに故意ではありませんので。
前回の記事において‘大晦日のイベントは怖い’‘利権が一年の中でもっとも絡む時期’とお伝えしたように今回の‘連立’はまさに大晦日を象徴する出来事となってしまった。
大晦日のイベント‘やれんのか’で意外な対戦カードが発表された。
新格闘技団体‘WVR’の旗揚げ戦記者会見と時同じくして発表されたまさかの
‘PRIDE無敗青木真也VSHERO'S王者J.Zカルバン戦。
まずは驚いた。そして大晦日一つの楽しみとなったことは言うまでも無い。がしかし谷川代表の「今、格闘技には大連立が必要。協力ではなく積極的に参加していく」というコメントを聞きなるほどと納得した。
おそらく多くの格闘技ファンの方は今回の発表に対し喜んでおられるであろう。確かにこのマッチメークは私も大変興味深く嬉しいのだ。しかし残念ながらここで喜んで終わっていてはここに書く必要は無い。
これまで様々なことが起こりえた格闘技の世界。あえてここは別な角度から考えてみた。
今や不動と言っても過言ではないHERO'Sミドル級王者J.Zカルバン。
通常であれば年末に予定している「Dynamite!!」に参戦するものだと誰もが考えるところだ。
しかし、現状は違った。トーナメントでも全く危なげなく制覇してしまったカルバン選手に対しHERO'Sでは現時点では対戦相手がいない、用意出来ないという事を露呈している。
特にHERO'Sがプッシュしてきた日本人選手も予想以上に伸び悩みKID選手用に設ける軽量級へ多くの選手が移行することも予想され、手薄となる今のミドル級ではHERO'Sファン好みのカードを組むことが出来ない。
さらに既に発表されている桜庭VS船木というカードも昔を知る格闘技ファンからは賞味期限切れとの声が多いのも事実であり、さらにいわゆる格闘技ブームから見始めたHERO'Sファンには柴田選手と二人三脚を組み結果を出せない船木選手自体が刺さらない。
夜中の番組で船木選手を伝説として放送するもののこれまでのTBSの格闘技に対する放送の姿勢からか説得力は無く伝わってこない。
そこでHERO'S王者を自ら他の大会で有力な日本人選手とマッチメークすることで現状打破を図り、
団体の求心力回復を視野に入れているように感じる。
いかにもHERO'Sらしいと言える選択ではないであろうか。
‘今の格闘技には連立が必要’とコメントしているが大晦日イベント‘やれんのか’は今回がけじめの大会と位置付けている言わば、‘最後の一回’なのだ。その大会に対し今さら連立というのも説得力に欠けているように感じてしまう。
‘やれんのか’はご存知の通りサポートとして今後日本格闘技界において市場を開拓する予定のM-1 GLOBALが控えている。実際の連立というのはこの部分を意識しての発言なのであろう。
マッチメークへの期待とは裏腹に釈然としないコメントに首を傾げてしまう。真に‘連立’を掲げているにも関わらず前田日明スーパーバイザーが同席していない事も腑に落ちない。
HERO'Sとしては今回カルバン選手が勝利すれば更なる強さの証明となり、もし青木選手が勝ってしまったのであれば次回はHEOR'Sのリングで、と言う展開へと移行が可能だ。
さらにここきて、ヒョードル選手の対戦相手としてかねてから噂のあったチェ・ホンマン選手が再浮上し始めたのだ。
このカードもこの一戦の勝敗をきっかけにHERO'S参戦への足掛かりの一歩としたいところであろう。
さらに谷川氏は個人的に「大阪とさいたまの2元中継ができたらいい」と、「Dynamite!!」を中継するTBSと交渉する意向を示しているようだが、スポンサーの関係でまず不可能であろう。
ここまで言えば自ずと‘連立’で一番得をするのはFEGサイドである事は誰にでも判る。これまで数多くの残念な試合やコメントを見させられている一格闘技ファンとしては谷川氏の発言は正直なところ現時点で全てを鵜呑みにする事は出来ない。
話は最初に戻るが今回の‘連立’という名のもとにマッチメークされた青木真也VSJ.Zカルバン戦。単純に考えれば楽しみであることは間違いなく、余計な講釈は必要無い‘やれることだけやってくれ’と主催者サイドにはお願いしたい気持ちである。
新たに‘ワールドビクトリーロード’が動き始めた中、今回のこの大晦日での‘連立’が口先だけに終わらず、今後新たな日本格闘技界の進展することを節に願うのであるがそれはこの利権の絡む大晦日大会だけで判断する事は出来ない。
ここは来年以降の総合格闘技界の動きを見てその時に改めて判断させて頂きたい。
あくまでもこの世界が繁栄してゆくことを願って。
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2007年11月22日
【PRIDEが一夜限りの復活!? 噂の大みそか格闘技イベント「やれんのか!」開催決定!】
(スポナビより)
以前より噂されていた旧PRIDEスタッフを中心とする大晦日イベントが発表された。
この話実はかなり以前からイベント仲間から情報が入っていてその事をこのブログで書いた際、一部の方から‘そのような不確かな情報を安易に記事にするものではない’とお叱りのコメントを賜ったためそれ以降あえて触れずにいたが、ようやくここへ来て現実への運びとなりそうだ。
この大会はあくまでも‘旧PRIDEスタッフによるファンに対するケジメ’としているが、サポートとしてあの新興勢力‘M-1GLOBAL’の文字が踊るあたりからは純粋な‘けじめ’だけではなくM-1GLOBALの‘実験的発想’も含まれ当然そこには今後の日本格闘技市場確保の見方をするのが妥当であろう。
現にM-1は夏の日本開催をも示唆しているようである。
しかしながら自分の中で毎年大晦日のイベントとして定着していた‘PRIDE’が名前を変えながらも流れを汲んだイベントとして行われることに対し喜ばないわけがない。
この大晦日の大会、場所は噂通り‘さいたまSA’だ。そして現時点で発表されている出場選手は
エメリヤーエンコ・ヒョードル
ヨアキム・ハンセン
ヒカルド・アローナ
ギルバート・メレンデス
ルイス・アゼレード
三崎和雄
青木真也
川尻達也
桜井“マッハ”速人
石田光洋
長谷川秀彦の11名というほぼ武士道の選手だ。
全7~8試合となる予定であるから単純にあと3~5人の出場が見込まれているということか。
この時点で旧PRIDEを代表する吉田、五味選手といった名前が入っていないのはあえて伏せているのか。それとも吉田選手に関しては一部で大晦日他の大会で‘柔道家対決実現か’などと言われてもいるので依然不明ではあるが。
しかし最後までPRIDEに拘っていた吉田選手。今回旧PRIDEスタッフが集結しての大会となれば参戦を表明しても何ら不思議ではない。
そして五味選手。彼は以前大晦日の大会であれば‘やっぱり日本人対決でしょ’とコメントしている。
当時は山本KID選手との対戦も噂されたが現時点での2人の体重差を真摯に考えれば実現は甚だ疑問だ。
となるともし、今回参戦となった場合考えられる選手は青木選手あたりであろうか。
このカード実現すればかなり興味深い試合となりそうである。
まあ五味選手に関してはUFCサイドが以前より関心を持っている選手であることから現時点ではこれ以上語ることはない。
そしてヒョードル選手の対戦相手は一体誰か?様々な噂はあるのものの残念ながら私に入った情報は無い。
あと気になることは当然ながら残りの参加選手と他の対戦カードであるが、ここまで書いていて実は私は現時点ではさほど願望はない。と言うのもまずあのような終わり方をしてしまったPRIDEが名称は変わるもののその流れを汲んだ大晦日イベントを発表したというところに痛く感じ入ったからだ。
その部分を酌んで残りの出場選手と対戦カードに関しては今後の成り行きを見守りたいと思う。
ただ、そうは言いながらも悲しいかな人間は欲のあるもので当然ながら‘では今後は?’というところに向かってしまうのも事実である。
そして更に純粋な格闘技ファンからすればさほど問題としないところではあるが、イベント運営企画を仕事としていた私としては気になるのは一体スポンサーは何処なのか。既に発表の通りスカパーにてPPVでの生放送は決定している。
ヒョードル選手のPRIDE時代のギャラは1試合につき1億~1億2千万~3千万と言われていた。
果たして今回‘一夜限りのイベント’に対し地上波も無い状態でこれらの金額は何処が負担するのであろうか。
今回のイベント発表は嬉しいことには違いないのであるが‘大晦日のイベント’は怖い。一年で利権がもっとも絡む時期である。
しかし逆に考えればこのイベントの成果次第ではサポートが‘M-1GLOBAL’であることからも別な枠組みでの再燃も十分考えられる。
多くのPRIDEファンには少し水を差すようなことを書いているように聞こえるかもしれないが、私はこの大晦日に再び‘格闘技イベントの選択’が出来ることを本当に喜んでいる一人である。その部分を酌んで頂きご勘弁願いたい。
そして余談ではあるがスカパーに関しては契約解除も考えたが、IGFが開催されるということで思いとどまり、第1回大会を見た後再度解約の方向に向かい、第2回大会後解約は決定的となっていた。しかし解約の手続きをする時間が無く結局今日に至っていたわけであるが解約しなかったことにホッとしている。
果たして大晦日の‘やれんのか!’を目の当たりにして‘M-1GLOBAL’は一体何を感じ何処へ進んで行くのであろうか。
‘けじめ’は‘幕開け’となるのであろうか。
何れにせよ大晦日の‘やれんのか!’楽しみである。
posted by cartier |17:00 |
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