2008年05月26日

雨のモスクワ ユナイテッドCL制覇!

チャンピオンズリーグ決勝。
マンチェスター・ユナイテッド×チェルシー、ルジニキ・スタジアム。

ユナイテッドは、ファン・デル・サール、エブラ、ビディッチ、ファーディナント、ブラウン
ロナウド、キャリック、スコールズ、ハーグリーブス、そしてテベスとルーニー。パクが不在で、ベンチにはギグスやアンデルソン、ナニなど。

チェルシーは、ツェフ、アシュリー・コール、テリー、カルバーリョ、エッシェン、マケレレ、ランパード、バラック、マルダ、ジョー・コールにドログバ。

両チームともに、守備をしっかりと意識した上での立ち上がり。序盤のポゼッションはユナイテッド。ただ、リスクを冒して攻めるような場面はほとんど見られませんでした。目立ったところでは15分のシーン。左サイドでロナウドがエッシェンと対峙。軽いステップで交わすと中へクロス。中に入りすぎたハーグリーブスの頭を越してしまうが、惜しい場面。なかなかチャンスがないので、チェルシー苦手のセットプレーがチャンスになるかな?といった印象の前半。20分過ぎ、スコールズがマケレレに遅れ気味に入ってイエロー。止まりにくそうな鼻血が流血、大丈夫か?

そして前半26分、セットプレーではなかったですが、右サイドからのスローイン。ブラウン → スコールズ → ブラウン でワンツー、そして間をおかずに左足で中へセンタリング。中央から少し左に寄ったところで打点の高いキレイなヘッドを見せたのはロナウド。これがゴール左隅にストっと綺麗におさまり、一発勝負の大事な決勝戦で先手を取ったのはユナイテッド、1-0。エッシェンがマークを外してしまい一瞬フリーにしてしまい、ツェフも飛ぶことができず。自分が思ってたよりも早く得点が入った決勝戦。しかし攻守がかなり締まった好ゲームなので、打ち合いになる様相はありません。

33分、ランパードから右に流れたドログバへ。これを頭で中央に折り返したところバラックを背にリオが対応。しかし、抑えきれずボールに触られてしまいましたが、これはファン・デル・サールがスーパーセーブ。序盤にあまりチェルシーにチャンスを作らせてなかっただけに、最初にヒヤっとしたシーン。ちょっとした甘さとか緩慢が命取りになりますよね。おどろいた・・。

34分、チェルシーのCKからカウンター。ルーニーが自陣深くから前線に走るロナウドへ。これがゴールライン際で繋がると中へ折り返し、テベスが得意のダイビングで合わせるもツェフの正面に。さらにそのこぼれ球をテリーが何とか足を伸ばしてかき出したところにキャリックがダイレクトにシュート。しかしこれもツェフが右手でスーパーセーブ。このチャンスは決めたかったなぁ・・。この先のもう一つ、ギグスのチャンスと並んで、この試合数少ないチャンスのうちの一つ。

42分にはルーニーが右からグラウンダーでテベスへ。テベスの前にマケレレがついていたので、ボールが自分のところまで届くと思ってなかったか、決定的なチャンスでしたが、うまくミートできず逸してしまいました。こういうチャンスを逸していくことから、流れが徐々にチェルシーへ。

43分にはエリア手前からのFK。ドログバとバラックが並んでいると、リーグ終盤でのユナイテッド戦を思い出してしまいます。ここはキッカーはバラックでしたが、上にあげてしまいチャンスは逸しますが、流れを呼び込む布石はこのあたりから。このまま前半を終えれば、後半もユナイテッドが優位に立って試合を進められる、そういう流れの試合だったと思いますが、その思惑は終了間際の同点弾で崩れてしまいます。エッシェンの遠目のシュート、これが間に入ったキャリックが触ると、そのボールがリオの背に当たりこぼれたところをランパード。最初のエッシェンのシュート、そのリフレクションに反応してしまっていたファン・デル・サールもそっちに足を取られてしまったために防ぎきれず。不運としか言いようがないが、30分過ぎてから少し中盤でのプレスが甘かったか・・と思うと、エッシェンにノープレッシャーでシュートされる点から失点に繋がってる、ということなんでしょうね。これで1-1、試合は振り出しに。

後半序盤はどっちにペースというわけではなかったですが、ちょっとすると圧倒的にチェルシーが支配する展開に。9分、エッシェンの攻撃参加。エリア手前でパスを受けるとロナウドとビディッチを切り返しで外して左足シュートもここは吹かして終わり。12分、バラックのミドル。前半の終わりから見えた中盤のスペース。ここも時間とスペースを与えてしまい、十分狙いをつけてから撃たれているだけに、不安要素が残ります。このあたりを機に一気にペースをつかまれる展開。つらい時間帯が続く。ピッチコンディションもあってか、後半のうちにリオも足を痙攣するなど相当守備にタフな試合。そのあとも痙攣する選手は続出。78分にチェルシーに決定的場面。ドログバが体を斜めに倒しながら、右の外側を巻くようなシュート、これがポストに当たってノーゴール。決まっててもおかしくなかった・・。両監督ともなかなか動かない、動けない展開で、87分にスコールズからギグスに代わったのがこの試合初めての選手交代。そして延長戦へ・・。リーグ戦では延長戦は当然ないので、この両チームで延長戦を戦っているのがなんだか不思議な印象。

延長戦も最初にチャンスを作ったのはチェルシー。アシュリーが中に入ってマイナスでバラックへ、これを叩かず前にいるランパードにダイレクトパス。ゴールを背にボールを受けたランパードは体を回転させて左足で狙うとこれもクロスバーに救われてノーゴール。バラックもランパードもここは見事なプレー、さすがです。それに対してチャンスがなかなか無かったユナイテッドも10分、エブラが得意のプレー、一気に縦に加速で抜け出てマイナスの折り返しにギグス。ツェフがエブラに釣り出されてマウスが空いていましたが、テリーがコースに入って頭でブロック。ともに決定機があったものの、それぞれ運にそして鉄壁のディフェンスに阻まれて得点できず。その後はスタミナ切れか、膠着状態で120分エンド。余計だったのは、終了間際にボールを相手に返したテベスの返し方が悪くて、両チームが揉め合ってしまい、ビディッチの頬を軽く叩いてしまったドログバがレッド。これでPK戦に1枚FWの選手を欠くことになってしまったチェルシー。

1-1で決着つかず迎えたPK戦のハイライトは次の通り。
・3人目のロナウドがツェフにセーブされてしまい、呆然。
・4人がしっかり決めて残る5人目はテリー。優勝目前のチェルシー。
 ユナイテッド万事休すもテリーがキックのときに足を滑らせてしまいボールはポスト。
 モスクワは大量の雨。天候とピッチに助けられたユナイテッド。
・そして7人目、アネルカをファン・デル・サールが止めて勝負あり。

前半の勢いなら「ユナイテッドいけるぞ!」という印象だった試合も、前半終了間際に追いつかれてからは、生きた心地のしない試合。よく守ったとは思いますが、ポストや雨にも助けられたし、首の皮一枚どころか、0.1枚といった感じ。優勝しなければ天と地の差、記録や記憶も準優勝チームは薄れてしまうものですが、イングランド対決のこの決勝を、そしてチェルシーの健闘は忘れることができない素晴らしいものでした。

そしてユナイテッド、これでリーグとの2冠を達成。ナニやテベス、アンデルソン、そしてハーグリーブスと新加入選手は期待通り、それ以上の活躍をしたし、ギグス、スコールズといったベテランがまだまだ元気で何度もチームを救ってくれまし、チームの精神的な柱としての存在の大きさを感じました。そしてクリスチアーノ・ロナウド。まさにモンスター級の活躍。とりわけ今シーズンは他の選手とは2段、3段違う次元でプレーしていました。昨年取れなかったものも含めて欧州の賞は総ナメでしょうね。

すでに移籍に関する話題も絶えないですが、それはこれだけのチームになれば当然のことで仕方のないこと。でも、さらにパワーアップして来シーズンは3冠を、そして黄金期を作り上げていく姿を思い描きながら、6月はEUROを楽しみたいと思います。

余談・・。フジテレビを録画しながら追っかけ再生で30分くらいズレながら見てたんですが、珍しく(というか初めてか?)番組延長をしっかりとキャッチできなかったようで、途中で録画が終了してしまい、延長前半の途中で切れてしまいました。もう唖然ですよ・・えぇ!!って感じ。仕方なく生の放送を見てみるとPK戦に。結局そのあとJSPORTSの再放送で延長後半も確認したワケですが、。いやー・・ホント久々にショックでしたよ。切れてしまったときには。普段なら番組が延びたら勝手に録画も延びてくれるんですけどね。まぁそんなことも記録しておこう。

さ、EUROだEURO!

posted by calcio001 |12:54 | サッカー(CL) | コメント(0) | トラックバック(0)
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