2008年09月29日

闇に浮かぶシンガポールの公道

シンガポールグランプリ、街の中心に作られた市街地コース。あまりにも中心にあるので、ちょっとビックリです。マーライオンやラッフルズを横に見ながら高層ビルやハイウェイの合間を駆け抜けるようなコース設計。F1史上初というナイトレースを可能にしている強力な照明。いやぁ・・・これはスゴい。「始まる前」がこんなに心躍らされるのは久しぶりな気がする。

ただ、市街地コースならではというか、やはりオーバーテイクポイントが少ないんじゃないか?というのが大方の見方。バレンシアは観てないんですけど、どんな感じなんですかね。ゆえに予選が大事なわけですが、予選も見ましたよ。かなり白熱した予選の結果はポールのマッサと3rdのライコネンでハミルトンを挟み込むという隊列。

スタートからコースとマシンとそのドライビングとの融合に非常に惹かれました。コース以外の背景が闇であるが故に集中して見てしまうのでしょうか。最初はマッサが早かった。2位のハミルトンをどんどんと放す展開。後続では10位に重い燃料を積んだトゥルーリのペースが上がらず詰まっている状態。これをロズベルグや中嶋一貴が抜いていく。そう、オーバーテイクはできるのだとこのときは思いましたよ。

シンガポールのレースはこの国の彩り鮮やかな文化を象徴するかのように色々な顔を見せる展開に。15週過ぎた頃、ピケJr.が単独クラッシュ。これによりセーフティカー。各車がこの間にピットストップを上手く活用しようと入っていきました。トップのマッサしかり。が、ここで最悪のハプニング。タイヤを替え、燃料を補給している最中、マシンにGoを知らせるランプが一瞬赤から青に(そのあと赤に戻りました)。これで当然マッサはスタートをするも給油ホースは突いたまま。引きずっていってしまい、ピットレーンの出口のところで止まりホースを抜く作業。マッサのシンガポールGPはここまで。最後尾にもどったマッサでしたが、その後はただただ周回をかさねるだけ。天国から地獄へ。

セーフティカーが退かれると、トップはロズベルグ、トゥルーリなどの面々。が、ロズベルグはセーフティカー導入時のピット進入がペナルティの対象となってしまい、ドライブスルーペナルティを課せられて後退。このピットストップで入れ替わってしまったもう1人はハミルトン。8位に後退しての再開。このとき上位につけたアロンソにチャンスが。他のマシンが2回ストップを想定しているのに対して、トゥルーリは1ストップ。すでに最初で最後のピットストップを終わらせたトゥルーリが虎視眈々と他のマシンの次のストップで前に出ることを狙ってましたが、トップに立ったアロンソがとにかく逃げる逃げる。これはすごいアグレッシブなドライビングを見せてもらいました。結局トゥルーリは残り10周前あたりにしてマシントラブルでダウン。

これで決まりかと思いましたが、その後にレースにもう1つのスパイスが。マッサがスピンして後続車を幻惑させてしまい、後ろからきたスーティルが壁に激突してクラッシュ。これで残り8周ほどを前にして2度目のセーフティカー。タイム差が関係なくなり一気につまる隊列。トップから、アロンソ、ロズベルグ、ハミルトン。

ハミルトンにとってはこれは大きなチャンスだと思いましたが結局ロズベルグに仕掛けることすら侭ならないままレース終了。いつの間にか5位に上がっていたライコネンも最後の最後に単独クラッシュ。最後尾についたマッサが順位を上げれなかったことを考えるとやはり、「オーバーテイクポイントは少なかった」というコース特性も大きいかと思うけど、ハミルトンといい、ライコネンといい。とくにライコネンはモナコといい・・チャンピオンとしてはどうかと思うんですよねぇ・・。

とにかく後半早かったアロンソ。予選のときから自信のある展開でしたが、それが形になった週末でした。金網と闇にかこまれたナイトレースでの戦い、これはなかなか面白かったですねぇ~。もっとドライバーの力量の差を見たかったですけどね。マシンやピットストップなどの戦術が大きなウェイトを占めてましたが、それはこのコースに限ったことじゃないのかな。

次はいよいよ富士。日本GPです。

posted by calcio001 |17:46 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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